カワハギ濁り潮&二枚潮でまたまた苦戦

9月19日(月)、三崎港の角田丸からカワハギに行ってきた。
なかなか好条件に恵まれないカワハギ釣りだが、前回は濁り潮で苦戦の中、やっとのことで今年初のツ抜け。今度こそ青く澄んだ海でカワハギ釣りを満喫するぞ〜と気合を入れて、今日も角田丸から出撃である。5時35分、横浜駅でITAMASAさんと落ち合い、一番の特急電車に乗り込むと、予定通り6時33分、三崎口駅に到着。駅前でバイオボーズさんが待っていてくださり、車でいざ三崎港へ。現場に到着すると今日は助手のA子さんはお休みで、いつもの明るい声は聞かれないが、船着場で船長と地元のお客さんが待機中。おはようございます!早速、荷物を下ろし、船に乗り込むことにした。左舷ミヨシにITAMASAさん、胴の間にバイオボーズさん。右舷ミヨシに私、胴の間に地元のお客さんという配置でメンバー4名は準備に取り掛かる。6時55分、出船。三崎港西口から沖に出て、目下釣況が安定している諸磯〜油壺沖に直接向かうようだ。と、ここまでは予定通りスムーズに事が進んだのだが、恐る恐る潮色を見るとガチョ〜ン!濁ってるど〜!昨夜、船宿HPを覗いたら東京湾口は濁り潮と不穏な情報、一抹の不安はあったけど、まさかここまで酷いとは予想外。濁り星人(私?)は今日も朝からパワー炸裂なのであった。(笑)


三崎港西口から沖へ。潮濁ってるど〜!(笑)

7時10分、油壺沖で船は停止し、早速、投入のアナウンスとなった。南西の微風、晴れ。海上はすこぶる良い凪。潮色は先程触れた通り上等な濁りだ。水深31mからの流しだが、生体反応は無い。この潮色では開始前から苦戦を覚悟したが、それに加えて二枚潮がきつく釣り難い。こりゃマズイな〜、前回より条件悪化だぜ。今日は大潮3日目で干潮が11時40分頃の予報だが、今のところ上っ面だけ下げて、底は動いているのかいないのか分からないが、道糸を弛ませるとすぐに突っ張ってしまい、それに任せるといくらでも糸が出てしまう二枚潮。7時30分、二流し目で22cm級をゲット。これが船中初物。前回の食い方とほぼ同じで、学習効果バッチリ?怪しい触りを感じたら、張らず緩めず送り込んで本アタリに持ち込んだ。二枚潮を意識して大きめに竿を煽り、リールの巻き合わせで胴に重みを乗せた。その10分後、バイオボーズさん、ITAMASAさんと続いて初物をゲット。そして少し遅れて地元のお客さんも型を見て、1時間程で全員ボーズ脱出。私は2枚目を上げたところで早くもスランプ。触りがあっても本アタリに持ち込めなかったり、乗せてからのすっぽ抜けで調子が出ない。その間、ITAMASAさんが5枚と抜き出た。魚は居るよね〜、でもなかなか良いアタリが出ないし、掛けるのが難しい。

この潮じゃ叩いても無駄だよ!なんて言っていたのだが、ITAMASAさんは叩きからの弛ませで上手く拾っていた。パン食い競争みたいな状況には到底及ばないが、叩かないよりは叩いた方がアタリが多いような気もするし、叩きを入れると釣りのリズムを作れるので、私も強めの叩きを入れながら様子を見る。するとポツリポツリと一流し一枚程度のペースで、9時までに5枚が釣れた。サイズは20cm以上の良型揃いで、ITAMASAさんは27cmクラスもゲット。叩きに反応するのなら、二枚潮の下の方は意外と濁りが薄いのかもしれないね〜。しかし海面の潮色は更に悪化の一途。だんだん細かい塵のようなものまで浮遊し始め透明度が全然無い。その先1時間半、たまにそれらしき触りは感じるけど、二枚潮の上っ面が払い出して上手く仕掛けをコントロールできず、我慢の時間が続く。釣り難いぞ〜!(泣)10時30分、久々の1枚。そして連荘でもう1枚。どれも似たような食い方で勢いは感じられない。前アタリの後、仕掛けが突っ張らないように送り送りのアワセなので、半分以上の魚はハリスを3cmくらい飲み込んでいる。針を飲まれると引きが弱くなるので釣り味は半減するけど、こういう状況ではこれもひとつの釣り方だろう。理想の釣りではないが、とにかく状況に逆らわないことだ。大人になったね〜!(笑)

11時を回り、皆さんもポツリポツリでペースは上がらない。するとバイオボーズさんに会心のアタリ。「初めて来たよ!カワハギらしいアタリが!」ふと振り返ると極鋭1342が小気味良く叩かれ、「これカワハギじゃなかったら海に飛び込むよ〜!」と確信の笑顔。ここまでの前フリでいつも釣行記をご覧の皆様は結果が想像できるはず。(笑)抜き上げた魚は例の青くて長いヤツだったから船上大爆笑。操舵室で腹を抱えて笑う船長。バイオボーズさん瀕死の状態で再起不能か!どうぞ海に飛び込んでください!(笑)しっかし毎回よくやってくれますよね。わざとじゃないから笑えるこの究極のギャグ。青ベラもいい仕事するけど、バイオボーズさんはその上を行く役者なのであった。そんなこんなで悶絶しながら11時半を回り、そろそろ潮止まりを知らせるかのように二枚潮がだいぶ大人しくなってきた感じ。少し陸寄りの25m立ちは、気配はあれども私は掛け損ないのみ。上がるのは外道の笹野さん男女だけ。ここでは地元のお客さんが良型を1枚追加して3枚目。その後、私はお昼までにポツポツ2枚を追加して9枚。ITAMASAさんは7枚、バイオボーズさんが5枚と全員2枚差で縦並びの中間結果。9月も後半なのに今日は暑い。気温も30度以上ありそうだ。食いは悪いけど熱い船上。さて、上げ潮で少し状況が変わってくれることに期待しましょう!


バイオボーズさんとITAMASAさんも苦戦。

午後に入り状況の変化に期待したが、活性が上がるどころか皆さんダンマリ。風は真南に向いてそよそよと心地よい。潮向きは南西だから右舷ミヨシ突込みの潮先となる。潮はトロいし二枚潮も直ったので、空中戦を試してみるとすぐにアタリ。これはベラっぽいな〜。前回、濁り潮の中、空中戦はベラのアタリしか無かったので、このポイントはベラがけっこう浮く場所なのだろう。他の皆さんは底を釣っているが、当たっている気配が無いので、私はそのまま空中戦を続行することにした。そして待ってました12時40分。オモリを1.5m程度浮かした位置を基準に上下に誘っていたところ、一瞬ガッ!というアタリ。穂先に神経を集中すると何だかモジモジしているので、そのままゆっくり下げていくとガッ!ガッ!と着いてくる。そして次の瞬間ガココン!と針掛かりして道糸がポワ〜ンと弛んだ。もらった〜!そのまま竿を立てると機関銃のような激しい抵抗に竿が叩かれ手が止まる。やっぱりタナはいいね〜!慎重に取り込んだのは24cm級の良型。これでツ抜け。それを聞いたバイオボーズさんとITAMASAさんも空中戦でアタリが出たそうだが、ヒットに至らず。タナで当てて興奮度120%の私はその後も上狙いを続けるが、潮回り後はさっぱり。きっと場所だろうね〜。

しばらくアタリが無いので、上をやったり下をやったりしていたが、ちょっと根のきついポイントに入ったところで、また上で反応あり。やはり1.5m程度浮かしたところで穂先に微かな変化を捉えた。このうさん臭さは本物っぽいぞ!モタレたり放したりしているので、そのままゆっくり穂先を下げていくとガッ!ガッ!とはっきりしたアタリに変わり、オモリが底に着きそうなほど下げたところでガココン!とヒット。そのままガッシリ乗せて、もらった〜!これも良型。針が指では外せない程、唇の横にガッチリ掛かっていた。上げ潮が効き始めたせいか潮色が少し良くなり、茶色味が抜けてきたように見える。ただ、潮目が悪いようで、風が弱い割りに船がゴロンゴロンと揺れ始めた。体を使って竿をコントロールしなければならないが、腰の具合はほぼ完治だから問題なし。アタリは続かないが、上で我慢して誘っていると突然の生体反応。これも間違いなくカワハギのアタリ。竿先を下げていくと、合わせてくださいと言わんばかりの完璧なアタリが出たが、乗せた瞬間痛恨のすっぽ抜けでガックシ。そして13時30分、上で我慢したまま今度は上手く掛かって12枚目。その後、空中戦で2回、何で外れたのか分からないくらい自分では完璧のつもりで入れたアワセが抜けてしまい、納竿の14時30分まで最後の1時間は釣果伸びず仕舞い。

結果、私は12枚で前回タイ。バイオボーズさんとITAMASAさんは最後の流しで1枚づつゲットで結果は8枚と6枚。地元のお客さんは午後から追加無しで、苦戦の3枚止まり。いや〜今日も難しかったですね。午前9枚、午後3枚は前回とまったく同じ配分で進歩無しでしたが、午後の3枚は久しぶりにタナで掛けたので、その分面白かったかな。結局、午後の空中戦は6打数3安打。逃した3枚は完璧なアタリを出してのバラシだったので、悔いが残る結果となりました。これだからまたやりたくなっちゃいますよね。帰り際、すっかり潮色が良くなって、今頃澄んでも遅いんだよ〜!(笑)濁り星人が撤収すると、途端に潮色が良くなるから、まったく恨めしい限りである。今日も前回と同じで、魚はけっこう居ることが確信できたので、後は条件次第で20枚超の釣果も時間の問題って感じがします。まだ細かいヤツが出てきておらず、釣れるカワハギは殆どが20cmオーバー。このサイズが20枚以上揃ったら細かいの40枚釣るよりボリュームあるし、引きも強く楽しめそうです。今日はリベンジのつもりが返り討ち状態でしたが、そのうち好条件でやらせてくれる日が来ることを願うばかりです。濁り星人はカサゴ釣りの時だけでたくさん。早く汚名返上したいですよ〜。バイオボーズさん、ITAMASAさん、今日は潮濁らしちゃってゴメンナサイ!(笑)お疲れ様でした。是非またやりましょう!


本日の釣果、カワハギ 12枚(20〜24cm)、カサゴ 1尾(28cm)。

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