メジマグロ初挑戦、皆好漁でバンザイ!

11月28日(月)、小網代の丸十丸からメジマグロに行ってきた。
今年は水温が高いせいか、もうすぐ12月だと言うのに依然メジマグロが好調。一ヶ月前にkim君が出撃して大漁、そして先週、佐Tさんが出撃してやはり大漁とのことで、今日は月曜日だが、その辺は何とかして(笑)お誘いに乗ることにした。5時20分、佐Tさんが迎えに来てくださり、まだ真っ暗な空の下、船宿へと向かった。行程順調に6時10分、船宿に到着。店には早くもkim君の姿が。おはよう!受付を済まし、しばし雑談で時間を潰す。7時前、そろそろ準備に取り掛かる。釣り座は先着順に座席札を取る形式で、左舷ミヨシから2席と右舷ミヨシを確保してくださっている。ジャンケンの順位で左舷ミヨシに佐Tさん、2番にkim君、私は一番負けたので右舷ミヨシになった。メジ乗合はテッチャン船長の17号船。最近はヤリイカの船長がお休みのようで、親父船長がヤリイカ、裕二船長がカワハギ乗合を出しているようだ。平日だと言うのにそれぞれ7、8名のお客さんが集まってのんびりムード。コマセはオキアミ(別売1ブロック500円)とアミ(無料)の混合。それと何やら質の良いオキアミが手に入ったそうで、付け餌用として船長から半解凍の塊を頂いた。


出船前はのんびりムード。いざ出船、城ヶ島沖へ直行。


今日の道具、リーディングXネライ210Mと1000H。コマセはオキアミとアミの混合。

準備も整い、左舷4名、右舷3名の7名を乗せて、定刻より少し早めの7時50分に出船となった。今日の道具はリーディングXネライ210Mと電動丸1000Hのコンビ。サニービシL80号に「夢の天秤」70cm、クッションは2mm径を1m。仕掛けはハリス10号4mに金龍の大ダイ・ヒラマサ11号の1本針である。船は港を出ると南西方向に快走。航程30分弱で城ヶ島西沖、パヤオ(浮き漁礁)周りの船団に合流。8時20分、早速投入のアナウンスとなった。北東の弱風、晴れ。季節が一ヶ月戻ったかのような暖かい朝。海上は凪だが沖から1m前後のウネリが入り船がローリング、これは腰に堪えるパターンかもしれない。潮色は極上のマリンブルーで海面下をシイラが泳ぐ。58mくらいからコマセを振って、待ちダナが50m前後と船長の指示。初めてだし、とにかく言われた通りにやってみる。潮の流れは良く分からないけど、道糸は素直に立つので、あまり動いていないようだ。3回目の入れ替え後、ゴツゴツン!と来てモワモワしたので、何かが食い上げたような感触。手巻きでテンションを掛けるとそこそこの引き。何だろう?ドラグが滑るほどでもないけど小物でも無い。するとコバルトブルーとイエローに輝く鮮やかな魚体が海面を滑走。70cm程のシイラを抜き上げた。こんなのキープしてたら後でメジが入れ食いになったときに大変なので放流!(笑)


パヤオ周りのメジ船団。70cm級のシイラ、フライなどで美味しいそうですが、今日は放流。

今日は若潮後の中潮初日。朝から上げ潮で14時30分頃が満潮の予報だが時合は何時訪れるか分からない。一時間ほどやったが、船中生体反応無く、9時30分、船長は南東方向に離れた小船団の方に船を回した。1投目、いきなり右舷大艫のお客さんにメジがヒット、すると左舷の佐Tさんにもヒット。来たぞ〜!船上は急に慌しくなり、早くも時合が訪れたようだ。続いて左舷ミヨシのkim君にもヒット。デッキをドタバタ、どれも3〜4Kg級の良型である。いいな〜!私も早く掛けてみた〜い!タナはちょっと浅めの48〜45mとの情報。待ちダナより5、6m余分に沈めて、コマセを振りながら誘い上げ、コマセが漂う中に付け餌を入れるようなイメージで釣る。次は佐Tさんとkim君のダブルヒット、続いて佐Tさん、そしてまたkim君と左舷の二人が怒涛の確変モードに突入。私も指を銜えて見ている訳には行かない。さ〜掛かって来なさいメジマグロ〜!どうやら気合だけ空回りしているようで、既に佐Tさん4本、kim君3本とトランク大将の底が埋まっていくというのに私はアタリゼロ。なんでだろ〜?かすりもしないぜ。佐Tさんに釣り方を確認しても特に変わったことは無さそう。ついに右舷胴の間のお隣さんにも初物がヒットし、軽くヤバイを通り越してかなりヤバイ気配。釣れなかったらどうしよう・・・。

サニービシの調節がシックリ来ない。上と下の開け具合でコマセがどういう出方をするのか、いつものことだが、今ひとつイメージが難しい。放出口の調整はコマセの大きさや詰め具合、潮の流れ、振り方も関係するのでいつも悩むところだが、これは経験を重ねて勘で覚えるしかないだろう。佐Tさんからは、待ちダナまでシャクり上げてコマセを出すので、上は絞って下を開けるようアドバイスを頂いたが、どうもコマセの無くなり方が気に入らない。試行錯誤の末、上は全開もしくは気持ち閉じる程度、下は3mmくらいに調整して、誘いと待ちを2セットやって無くなるか少し残る程度に調整して様子を見ることにした。11時20分、穂先がヘコヘコヘコと微動、これは前にワラサ釣りで経験があるアタリの出方。少し竿を上げて聞き上げ気味にテンションを掛けるとドス〜ン!いきなり竿が伸され、静から動へ別世界に引きずり込まれる。来たぞ〜!少しドラグが緩かったようでビュービューと糸が引き出される。ドラグを徐々に絞めながらゴリ巻きで浮かせようとすると、急にフッとテンションが無くなった。バレたか?周りから食い上げてるから巻け巻け!と激が飛ぶ。巻けども巻けども追いつかない。あと10mのところまで巻き上げた途端、物凄い突っ込みでまた10m出される。ドラグをまた少し絞めて強引に手前に寄せる。ビシを回収し、一気にハリスを手繰って佐Tさんが一発でタモ入れ。獲ったど〜!


パヤオの位置。やっと来たぜ!本命メジマグロ。

3Kg前半のメジマグロだった。いや〜メジは初めてやり取りしたけど、凄い勢いで突っ込んだり食い上げたり、緩急の激しいファイトで、流石、海の弾丸超特急の引き味だった。先程、佐Tさんにコミちゃんの分も釣れたからね!とお土産は保障されていたが(笑)、やっぱり釣りに来たからには自分で釣らないと面白くないもんね。とりあえず型を見てホッとしたのが正直な感想。まだ時間はあるので、頑張りますよ〜!そして11時40分、置き竿で写真撮影などしていたら竿がガクガク言ってるぞ!すぐに手持ちでやり取りを始めるが、さっきと比べて簡単に巻けてしまう。取り込んだのは1Kgちょっとのメジだった。本命は本命だけどちょっと可愛いな〜。小さいのは食べても美味しくないから逃がしてあげて!と船長に言われ、それもそうだ、もっと大きいのが食いますように願って放流することにした。そんなことをやっているうちに佐Tさんは5本目をゲット、kim君は3Kg弱の本ガツオもゲット。みんな慣れてしまってヒットしてもビックリしないし、騒ぎもしなくなったから現金なものである。これまで外道が少なく釣りやすかったのだが、お昼前から30cmくらいのゴマサバが湧いてきて、なかなか仕掛けが落ちない。ついに来てしまったか、海面下10〜50mまで何処でも食っちゃうから始末に負えない。

12時30分、サバが邪魔なので3時間振りの移動。移動後1投目はタナまで降りるけど、2投目以降は8割方サバに捕まってしまう。段々サバを避けての移動が頻繁になってきた。13時ジャスト、また穂先が変な動きで刻まれる。これは来ただろ。少し様子を見てからテンションを掛けるとドス〜ン!と竿が胴まで曲がり込む。来たぞ〜!ドラグは1本目を掛けた時、最後に絞めたままになっているが、それでもズル〜、ズル〜と引き出される。これはさっきよりデカイな。10号ハリスを信じてゴリゴリ巻き上げる。kim君に救ってもらったのは先程より一回り大きい3Kg半ば。ヨッシャ!2本上げて我が家の分は確保完了だ。続いて13時15分、またヒット!これは強い。今日一番の強さだ。それも船下に突っ込んでしまい、竿を下げたままで強引なやり取り。途中、何だか寄らないな〜と思ったら反対側のkim君の道糸を引っ掛けてしまったようだ。もう魚は浮いている距離まで巻き取ったが、船下に入り込んだまま見えない。テンビンに手が届かないので道糸を掴んで引っ張ったら突然突っ込まれ指を負傷。船長がアシストして仕掛けを手繰り寄せてくれたが、獲物は既に外れてしまっていた。上げていれば今日一のサイズだったと思う。残念!でもこの手の釣りは時合が短時間で終わることが多いけど、今日はポツポツずっと食っているので、まだチャンスはありそうだ。


kim君はホンガツオ交じりで絶好調!14時過ぎると船は少なくチャンスタイム!?

13時30分、朝一でやったパヤオ周りに移動。ここはサバが少なく釣り易い。しばらく音沙汰が無かったが、久し振りのアタリ。これは違うな〜。案の定、今日2本目のシイラで放流。他の船は出船時刻が早いので、この時間船団はすっかり薄くなり、チャンスタイムである。大艫のお客さんから聞いた話では、先日もずっとダメだったんだけど、14時過ぎて船団が居なくなってから入れ食いになり、7本ゲットしたらしい。そして14時50分、潮回り直後、トイレに行って帰ってきたら、右舷大艫のお客さんと左舷の佐Tさんのダブルヒット。これはいいぞ〜。移動後の第1投を時間差で投入すると何となく食いそうな予感。すると程なく穂先がモワモワモワ〜と来たからしめしめ。落ち着いて竿を起こすとドッシリした重量感を竿の胴で受け止め、これは本命だ。お隣のお客さんも同時ヒットだ。お祭りしないように早く取り込もう。かなりドラグを絞めているがズルズルと引き出される。かなり絞っても切れないから10号ハリスとは丈夫なものだ。無事、船長に救って頂いたのも先程と同じクラスのメジマグロ。これで3本目。クーラーがイイ感じで埋まってきたぞ。少し残業で最後の一頑張りだったが、15時15分、それじゃ上がった人から片付けちゃって!と納竿のアナウンスとなった。


太いメジでしょ、ヘヘヘ!最後はクーラーギリギリ。

すぐに上げないで30秒程待っていたら、怪しい気配。これは来たな?竿を起こすとズシ〜ン!左舷で佐Tさん、kim君、船長らが片付けながら話をしていたところ、食いました〜!と私。最後の最後に引き味を楽しませてくれたのは今日のアベレージ、3Kg前半のメジマグロ。船長に救って頂きゲッツ!これで今日4本目、放流を入れれば5本と何とか後半巻き返すことができ、大漁で納竿となった。出だしは釣れなくて少々焦ったが、お陰さまで初挑戦としては最高のフィニッシュを迎えることができました。27リットルクーラーはちょうど満タンで、あと1本釣れたらもう入らない状態。結果、私はメジ5本(1本放流)、ヒラソーダ1本。シイラ、マルソーダ、ゴマサバはすべて放流。佐Tさん、メジマグロ6本で竿頭。途中2回バラシがありましたが、サメの仕業だったらしい。kim君、メジマグロ5本、本ガツオ1本とみんなで大漁!船中7名で0〜6本、総数25本(私の放流1本とカツオも込み)とのことだった。今日は一日凪で魚も釣れてメデタシメデタシ。毎週釣りをしててもなかなかこんな日は無いから、平日参加した甲斐があったというもの。たまにはこういう日があってもいいでしょ!夜は食べる方もすごく楽しみです。佐Tさん、kim君、今日は誘ってくれてありがとう、お疲れ様でした!またよろしくお願いしま〜す!


本日の釣果、メジマグロ(マメジ : クロマグロの幼魚) 5本(3.2〜3.6Kg 4本、1Kg強の1本は放流)、ヒラソーダ 1本(800gくらい)。その他、シイラ2本、マルソーダ2本、ゴマサバ多数は放流しました。

【船宿HPコメント】
2005年11月28日(月)*北の風 2〜3m *天気 晴れ *天気良く良い凪で暖かかった!
8時メジマグロ船!一日ポツポツ好調!(・水温 22℃ ・水色 澄み ・潮の流れ 少し流れる)
★今日も城ケ島沖でメジマグロを狙いました!朝の内は潮が流れず当りが無く、何処かでポツンと当る船が見られる程度の食いでしたが、潮が流れ始めてからは、当れば2〜3人同時ヒットが有りました!大流しで船を流していて反応が出ると2〜3人ポツポツと食いました!日中はサバの反応が多くなって、サバを逃げながらの旋回が多くなりましたが、やはり当ると1〜2本と一日マアマア好調の食いでした!
◆今日は竿頭6本が2名!二番手5本、4本・・・と7人で25本と好調でした!残念ながらバラシで一人ボウズが出てしまいました!外道は4Kgのカツオと平ソウダが出ました!
◆ハリス・10〜12号、針・ヒラマサ13号クラスが必用です! 
★メジマグロ釣果!3〜4Kg 0〜6本!7人で25本でした!
★メジ竿頭 中野区佐Tさん6本と横浜市kim君6本でした。

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