マルイカ悪天強行、アタリ多くも凹んだ一日

5月10日(土)、大津港の小川丸からマルイカに行ってきた。
11日(日)は佐Tさんやkim君たちと仕立マダイの予定だったのだが、所用で参加できなくなってしまい、自動的に本日土曜日は単独マルイカに決定。前回は4月29日、乗り目悪く、思わぬ苦戦を強いられたが、情報によるとその前日はなかなかの好乗り、そして翌日は状況一転、久里浜沖の浅場で爆モード突入と聞いて地団駄を踏んだ。今週末は前線が北上し、西から低気圧も接近中で予報が良くない。北東の風がやや強そうだが久里浜沖なら何とかなりそう。雨は避けられそうにないが、どの程度の降り方になるかの問題。GW最後に引いた風邪も完治したわけではないが、本日はマルイカ日和と見込んで強行出撃である。5時過ぎに家を出ると早くもポツポツ来始め、木々もザワザワと予報より崩れるのが早そうな予感。いつもの時間に船宿に到着したが、駅からの道のりで折り畳み傘はビッショリである。早速、船形を見ると右舷4名、左舷2名の先客が居られたので、左舷トモ2番を抜いて受付を済ませた。店でカッパを着込み、リュックに防水カバーを被せて船に向かった。右舷大ドモにはいつものK名人、土日祝日は殆ど乗船されているようで、GW後半の連休、3連荘して200杯超は圧巻。さて、準備を終えてもこちら左舷はまだ私ひとり。しばらくすると早朝アジ船が帰港。なるほど、早朝船から乗り継ぎのお客さんだったようで、1名が大ドモに入られた。タフですね〜。ちなみにアジは超ご機嫌、トリプルトリプルの爆釣で良型含みの93尾、竿頭は束超えだった模様。釣りする前からクーラー満タンでマルイカ入れるスペースが無いそうだ。結局、左舷ミヨシは札が抜けていたが乗船されないようなので、私は操舵室の少し前まで大幅にスライド。7時8分、準備も整い乗客6名でいざ出船。大波食らいそうなので、早々にキャビンに非難する。案の定、北東風が強く港前から海が悪い。観音崎を回るまで低速で20分以上、その後、次第に進路を南に取ると追い風となり、巡航速度で久里浜沖へ向かう。


デイパックも今日は雨天装備/最初は久里浜港口の大塚根ブイの周辺。

7時40分、久里浜港の前、大塚根のブイ周りから探索開始。既に一郎丸が2隻並んで操業中、イカを取り込む姿が目に入るが、本船はなかなか反応に当たらないようで、周辺を何度も旋回。約15分経過した7時55分、ようやく第一投。北東の風やや強く雨。海上は大津の港前に比べればだいぶマシで、これなら普通に釣りができそう。水色は天気が暗いのでよく分からないが、薄濁りといったところだろうか。最初は水深24m、触りも無い?と船長に聞かれ首を縦に一回。また少し探索して二投目は水深18m。今度は着底と同時にアタリが出たが掛けられず。このアタリは、たぶん既にタイミングが遅いんだろうけど、それを見越して早めに合わせても逃げられる。今度は少し持ち上げ、激しく叩いて停止。ごくゆっくり誘い上げると、途中で穂先が一段深く沈んで、そのまま聞き合わせ。初物はムギイカだった。実は家を出る前から今日は直結でやろうと思っていたが、海が悪そうなので挫けて直ブラをセット。この時間、若干、風も雨も弱くなってきたようなので、直結7本角仕掛けに換えてみる。港前が思わしくないようで、8時30分、アシカ島へ移動。丹念に探索するが止まれない。だいぶ南に移動してアシカ島と久里浜堤防の中間を南に下がった辺りで久し振りの投入。着底して張らず緩めずしていると、穂先が叩かれるほどのアタリにそのままアワセ。回収するとムギとマルの一荷、他にも墨だらけのスッテが2、3本。掃除して再投入すると再びアタリ。最初グイグイ伸していたが、巻き上げ中にガクン!と軽くなってしまい、上がったのはムギ1杯とマルの足。再開早々はアタリも頻繁に取れたのだが、何やかんややっているうちに、なかなか引っ掛からないパターンが増えてきた。時間的には3、4回できそうな長めの流しもあるので、たぶん右舷では乗せてそうな気配。すると、最近は直結あまり乗らないみたいよ!と船長。マジですか?どうしようかな〜。もうちょっと様子見て考えようかと思ったが、それきり殆どアタリも取れなくなってしまい、止む無く直ブラにチェンジ。アタリ出せないのは仕掛けのせいじゃないと思うけど、ここは気分転換。


序盤はムギ率高く・・・/午前中はアシカ島南〜久里浜堤防南を探索。

その後、流しによって気配があったり無かったり。イカの群れがスレてるのは間違い無さそうで難易度は高い。ブッ込み着底は触りだけで終わるケースが多いのと、たまに乗っても殆ど途中でサヨナラ。着乗りが無ければ、次は叩いて停止して、出るか出ないかの気配を感じ、先手を取って引っ掛けたりと、ヒットポイントが極めて短くシビア。波も多少あるせいか、足に掛かると巻き上げ中に居なくなる率がかなり高い。5回アタリを出して1回乗せて、そのうち半分以上はバラシ?そんなペースでモヤモヤ感は徐々に↑。何かきっかけを掴めればよいのだが、なかなか即座に自己分析して修正できるものでもない。この状況でAM15杯は不合格。もう少し何とかなれば倍以上は取れる状況だったに違いない。アシカ島近辺は今日は反応が見られないようで、更に進んで朝やった大塚根のブイから再び探索。すぐに反応に当たって水深23m前後。ブッ込みでムギがヒット。これまで小降りだった雨だが、午後になると本降りとなり一気にカッパを濡らす。風も一段と強くなってきてやや釣り難い。12時30分、ブイから北上した鴨居沖のやや南で入れると、いきなり入れアタリとなり今日イチの反応。しかし、これが悲しいかな入れアタリであって入れ乗りではない。20分を超える長い流しで、自分にもアタリが出っ放しなのに船上にイカが上がってくれない。船団5隻が入れ代り立ち代りピッタリ群れを追尾、とにかくアタリの数だけは半端じゃない。途中、足切れ6連荘などもやらかし、何杯バラシたか数え切れない。この状況をモノにできない自分の下手クソ加減にだんだん腹が立ってくる。長かったフィーバーもついに終りか、14時半頃には反応が抜けてしまったようだ。船団バラけて本船はかやま根のブイまで北上したが、良い反応に当たらず14時55分に納竿。結果、PM10杯しか取れず25杯。今日の状況でこの結果は撃沈と言っていいでしょう。帰りはキャビンでずぶ濡れのまま呆然と立ち尽くす。竿頭はK名人の104杯でブッチギリ!最近、なかなか殻が脱げずにモヤモヤ・イライラ。この感覚はシロギスやカワハギで経験してきたソレと同じなのである。


本日の釣果、マルイカ 17杯(胴長11〜17cm)、ムギイカ 8杯で計25杯。

【船宿HPコメント】
日中マルイカ 今日は雨曇り陽気でマルちゃんノリノリでした!朝一はあしか島周辺で乗り目良く午後からは久里浜前で大きい反応で乗り目が良かったです!慣れないお客さんでもアタリはかなり有りました。釣り人6名で104・55・25・25・7・6杯でした。今期初の束越えに成りました! 貴光船長

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