カツオ、走って走ってワンチャンスゲット

8月2日(土)、剣崎松輪港の成銀丸からカツオに行ってきた。
今日はkim君のお誘いでメジ・カツオ釣り。松輪港も7月一杯でマルイカ乗合を終了した船宿が多いようで、本日お世話になる成銀丸では代わってメジ・カツオ乗合の開幕となった。初日なので状況分からず、ギャンブル性が高いけど、一発行ってみましょうか!少し前から湘南方面でカツオ、キメジの模様があって、フカセ釣りや一本釣りで景気の良い情報が聞かれる中、松輪瀬のマダイ釣りでもメジやワラサが混じり始めたとの話、イサキ船でも泳がせでワラサやカンパチの模様があるそうなので、ここ松輪出船だと果たしてどちらを狙うのかが興味深いところだった。kim君のお迎えで4時前には船宿に到着。早速、釣り座札を確保しようとしたら、ナント先客は2名だけ。とりあえず左舷トモから3席を確保して佐Tさんの到着を待つ。毎度のことながら、店では社長を中心に早朝から釣り談義に花が咲く。情報が広まっていないせいかお客はポツポツ、マダイのお客さんも来店してから知ったようで、道具持ってるからと急遽こちらに乗り換える方も数名。

4時半を回りメンバー3名揃ったところでやおら準備に取り掛かる。乗船料は1万円で氷1個がサービス。自前で3Kgのオキアミブロック2枚と追加で氷をもう1個、予備にオキアミブロックをもう1枚購入して、足りなくなったら3人でシェアしましょうか。釣り座はジャンケンで勝った順番にトモから私、佐Tさん、kim君の順に決定。超大型の1号船に左舷5名、右舷3名のゆったり釣行だ。準備も整い5時25分、出船である。船長によると、やはり本命場所は相模湾だそうだが、早い時間から入れないそうなので、まず向かったのは航程約30分、城ヶ島西沖のパヤオ周り。6時、指示ダナ40〜30mで開始である。南南西の弱風で薄曇り、水色コバルトブルーで海上は超ベタ凪、このところ毎週末、海況に恵まれて嬉しい限り。道具は『リーディングX ネライ 210M』に『08電動丸3000XH』、片テンビンにサニービシL80号、ハリス12号4mに金龍ヒラマサ針13号。クッションは取り込みの際に針が外れると危険なので、着けない方が良いとの話だが、PE4号では道糸の強度が若干頼りないので、短めの50cmのクッションを接続した。


最初は城ヶ島西沖のパヤオから/その後、沖の瀬まで走って二流し不発、そして本命場所の大磯沖へ。

二流し約10分、船中音沙汰無し。回収すると、沖の瀬でカツオの跳ねが見られるから行ってみようとのこと、パヤオから20分チョイで沖の瀬まで行っちゃうからこの船やっぱり速い。音が静かなのであまり感じないが、海面を見るとけっこうスピード速いです。6時25分、同じタナで再開するとゴマサバ君のご挨拶、35cmくらいでキープしようか迷ったが、まだ時間が早いのでお帰り頂いた。その後、反応探しながら20分くらい徐行の後、一回道具を入れたが生体反応無し。7時、江ノ島沖まで30分くらい走るので、しばらくくつろいでいてくださいと笑いながら船長、ようやく本命場所へGoである。360度同じ景色なので、どこ走っているのかまったく分からないが、風も涼しく快適なクルージングである。30分、40分経ってもまったく止まる気配無し。1時間経ってようやく目に入ってきたのは50隻程の船団、見ると相模湾のカツオ船全船集結、本船も合流して位置取りが決まると、8時10分に再開。指示ダナは一緒。話によると大磯沖とのことで、そりゃ沖の瀬から1時間以上掛かる訳だ。

1投目、左舷前方でヒット、しばらくやって取り込まれたのは5Kg級のキメジ、ウヒャ〜!あんなの食っちゃったらどーしよう!と余計な心配をしつつ、乗り遅れまいとコマセ入れ替えてバンバン撒く。釣り方は、指示ダナ前後まで沈めたら、すかさず何度かシャクリ上げてコマセの帯を縦に作り、付け餌がその中を漂うイメージ。2、30秒アタリが無ければ、指示ダナの上限まで探るが、アタリが出たら次回からそのタナの前後を重点的に攻める。2投目、タナ35mでトンと竿先が叩かれモゾモゾ、次の瞬間、ドスンと竿が持ち込まれた。食ったよ〜!横を見ると佐Tさんと同時ヒットだ。電動レバー倒してゴリ巻き。ドラグをギチギチに締めていても水面間際で逆転、ビシがまた海中に引きずり込まれる。ハリスを一気に手繰り上げ、kim君に佐Tさんの魚と一緒に救って頂き無事ゲット。2Kg級のカツオだったが、このサイズでこの突っ込みは流石!海の弾丸。これが5Kg、8Kgになったらと想像すると恐怖心すら覚える。ハリのチモトに傷が付いたので結び直そうと思ったが、手が震えるわ、ヌルヌルで針が持てないやらで、14号4mの新しい仕掛けに交換して続行。


kim君、間に合って良かった!時合終盤でようやくヒット!

僚船もボルテージアップ、お客を煽る船長の声がこっちまで届く。どんどんコマセ撒いて!ほらあっちで食ったぞ!こっちでも食ったぞ!ずっと行動を共にしている瀬戸丸も続々とキメジやカツオが取り込まれる。しばらくするとまたアタリ、フワフワ食い上げているので、電動レバー思い切り倒して合わせちゃった。またも佐Tさんと同時ヒット、ガンガン巻き上げて、今度は船長に救って頂き2本目。ちょっと小降りで2Kg弱くらい。佐Tさんは竿が突っ込んだまま一向に戻らず。もしやキメジか!キメジは10Kg級も居るそうなので、満更でもない。しばらくやって、ようやく浮かせたその魚は?なんとカツオの尻っぽ掛け。そりゃ上がりませんわ!左舷はkim君、右舷は大ドモで未だノーヒット。前から食うか後ろから食うかでkimブラックホール状態。しばらくして右舷大ドモで初物が上がりボーズ脱出。その後、私に3度目のアタリが出たが竿まで入らず、クッソ〜!次の瞬間、佐Tさんの竿が絞られた。やっぱ来てたでしょ!速攻で入れ替えたが間に合わず、やられた〜。

その後、ちょっと間が空き始めてきて怪しい気配、佐Tさんに4本目が食ったけど右舷とマツってしまいバラシ。私はキーパーに掛けたまま空で回収しようと電動ONにしたら、何だかリールの音が変!振り向くと食ってるし!慌てて手持ちに替えた途端スッポ抜け。あ〜あ、何やってんだか!そんなこんなで、そろそろ1時間が経とうとした9時5分、右舷で久し振りのヒット。すると直後、待ってました〜!kim君に待望のアタリ。これを確実に取り込んで、船中全員ゲット達成!危ない危ない、その食いを最後に振れども待てども鳴かず飛ばず。10時半、船団自動解散となり、またまたひた走る。30分走って江ノ島沖?でスローダウン、道具入れてみたが不発。また30分走って城ヶ島西沖、ここはサバだけ。走って走ってついに12時15分、本日の釣りもこれにて万事休す。実質的には正味1時間、この時合で如何に回数当てるかの勝負であった。結果、佐Tさん3本、私2本、kim君1本と数は伸びなかったが、初日としては全員ゲットできて結果オーライ?時合に間に合ってホント良かったね!


本日の釣果、カツオ 2本(1.9Kg、2.2Kg)。

【お料理のご紹介】

当日はなんと言ってもお刺身と叩き。程好く脂が乗っていて、予想をはるかに上回る品物。
市販のモノとはまったく別格、別の魚です。これメッチャ旨いね!とまたひとつ毒の味を覚えた我が家でした。


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