コマセ五目、自分で釣らずもおかずは大漁

11月8日(土)、剣崎松輪港の佑幸丸からコマセ五目仕立に行ってきた。
2週間ほど前、佐Tさんから仕立船のお誘いを頂き、二つ返事で参加させて頂くことにしたのだが、釣行4日前の11月4日(火)、朝目が覚めた瞬間、身動き取れず。マズイ!また腰来ちゃったよ。なんで寝ている間にギックリ腰みたいになるのか原因不明。(泣)いくら持病とは言っても、朝起きてコレじゃ予防もヘッタクリも無い。しかも前日のアオリ釣行の際には、まったく兆候も無かったのに。症状は思ったより重症、家の中を移動するのもおぼつかない。シャワーを浴びるのもトイレに座るのもやっとの状況、こんなじゃ会社になんて行けるはずもなく自宅で安静。まともに動けるまで一週間は掛かりそう?今週の釣りは無理っぽいな〜、早めにキャンセルした方がいいかな・・・・などと迷っていたら意外とすんなり回復してくれて、木曜日には自分で靴下が履けるくらいまで、金曜日には、ソーダガツオをデッキに落としたら自力で拾える自信は無いにしても(笑)、コマセは振れそうなくらいまで復調し、辛うじて参加だけはさせて頂くことにした。ところでコマセ五目って何やるのよ?佐Tさんにメールしてみたら『コマセ石鯛五目』って返ってきた。マジっすか?本当にそうだとしたら、ちょっと仕掛けの準備が要るし、竿も短めのを持っていかなきゃだなぁ。詳しくは主催者の元店員M君に聞いてみな!ってことなので、電話してみたところ・・・そうなんだけど、まだ時期が早いらしく、イシダイはあまり釣れていないようで、結局コマセ使った五目釣り?コレってもっとも苦手なパターン、ターゲットが曖昧で、いわゆるその場の状況で釣れるモノを釣るという形。何だかよく分からないけど、何かしらおかずは釣れるんでしょう。チャンスがあればシャクリをやってみたいので、一応イシダイを想定したハリス3号4.5mの3本針仕掛けを数組作成し、あとはイナダ、ワラサ、マダイに対応できるよう、いつもの道具や仕掛けを準備した。佐Tさんにお迎え頂き、現場には5時10分頃に到着。売店でオキアミブロック2枚と氷を購入して¥1,550也。今日のメンバーは、右舷ミヨシからO貫さん、S田さん、私、佐Tさん。左舷ミヨシから元店員M君、ヨシ子ちゃん、熊さん、岡Bさんの総勢8名。


夜明けが遅くなりましたね〜/いざ出船、今日は城ヶ島沖から・・・で狙いは何?(笑)

で、何メインに釣るの?船長に聞くと、風強いので、最初、島下からやって、後から松輪瀬に行くような話。イナダも出るし、ワラサも出るし、タイも出るし、シャクるとメジナが出るって。ハリス3、4号でやればタイやメジナが食うけど、ワラサが食ったら取れないよ!で、仕掛けどうすんのよ?(笑)出船前からどの仕掛け繋げばいいのかはっきりしない、ホントに釣れそうな気がしなくなる。結局、一番確率の高いイナダ仕様でワラサが食っても何とかなる仕掛けってとこに落ち着くのがパターン。とりあえずハリス5号6m、ヒラマサ針11号。バッグには電動リールが2台、1000番と3000番が入っていたので1000番を装着。電源コードを繋ごうと再びバッグを開けると・・・な、無い!コード無いじゃん!リール2台入れてコード入れてないし!夜、酔っ払って準備するからこの有様、最近ダメだねぇ。どなたか電源コード余ってませんか?たまたま熊さんが使わないコード持って居られてセーフ、事無きを得た。ありがとうございます!6時37分、城ヶ島東寄りからスタート。北東の風強く雨交じり、海上は風裏のため、コンディションは悪くない。予報より雨の降り始めは早く、今朝は今年一番の冷え込みかもしれない。水深は45m前後で水色は澄み。開始早々、お隣S田さんがイナダの入れ食い。やっぱりイナダかぁ。すると大ドモの佐Tさんにもイナダのアタリ、船中バタバタとイナダが上がるが、私の竿先はウンでも無ければスンでも無い。朝イチからあんまり釣れちゃうと困るしね、そのうち釣れるでしょ。(汗)上から25〜30mでいいよ!と船長。スケベ根性出して、ハリス分+2mの底狙いをしてみるが、餌取りの猛攻で何にも釣れやしない。既に皆さん4、5本はイナダを上げて居られ、私だけブラックホール状態。さすがに1本は釣っておかなきゃ!と思い、入れ食いのS田さんにタナを確認すると、上から27mとのこと。コマセ詰め替えて32mからシャクリ上げて27mでストップ。するとすかさずドン!と来てモワモワ、グォ〜ン。遅ればせながら1本確保。こんなことやっているうちに、だんだんイナダの食いも落ちてしまい、船中ポツンポツン状態。結局1本かよ!(笑)


お隣S田さん、イナダ&ワラサ爆釣!/シャクリ釣りではウリンボの入れ食い。もうちょっと大きくなってから釣れてね!

船上、ジギングを始める人、シャクリ釣りをする人、イナダ狙っている人、サビキで餌釣って泳がせやっている人、さすが仕立船、皆さん勝手なこと、否、お好みの釣りを展開。私も3本針仕掛けに換えて、ハリス分+2mくらいからシャクリ上げの釣りをしてみると、これがウリンボ(イサキの幼魚)の入れ食い。え〜!こんなのがこんなにいっぱい居るの?とビックリさせられるほど多い。サクラダイ、ネンブツダイ交じりで殆ど入れ掛かりでダブルも頻繁。しかしウリンボもウリンボ、サイズは13cm級の小型。いくら何でもこれじゃ持って帰れないし、泳がせの餌にしようか、少しだけバケツにキープ。これが大きくなって来年釣れるんでしょうね、それにしても凄い食いだ。探検丸で反応真っ赤っからしい。左舷の熊さんがシャクリで良型のメジナを4枚釣られたそうで、仕掛けやタナをお聞きすると4.5m仕掛けでタナは30mくらいとのこと。私も狙ってみたけど、遅かったかな?釣れるのは相変わらずウリンボばかりなり。ならばと、泳がせでもやってみようかと思ったけど、ミヨシのO貫さんもアタリ無いらしい。可哀想なのでバケツのウリンボは放流してあげよう。大ドモの佐Tさん、たまにヒラソーダを上げては要らないと見えて、こちらに放り投げるものだから、自分で何も釣らなくても徐々におかずゲット。有り難く頂戴致します!(笑)9時、元店員M君の呼び掛けで松輪瀬でタイ狙おう!ということに。タイの仕掛けに換えて!と船長からもアナウンス。15分程走って松輪瀬の水深46mから開始。竿は『リーディングXネライ』から『リーディングXマダイ』に変更。ハリスは3号8m、マダイ針8号仕掛け。開始2投目、お隣S田さんと左舷の元店員M君にワラサが同時ヒット。ハリス何号使って居られるのか知らないけど、上手いことやってお二人とも良型のワラサを取り込んだ。するとS田さんに2本目がヒット!S田さん、一瞬でワラサ2本を釣り上げて、さすが別名イナ田さんと呼ばれるだけあって釣りますねぇ。顔に黄色い線が出てきたぞ!とからかわれても笑顔。タナは上から32mで食わしたそうだ。これに惑わされず、私はタイ狙い一本。ハリスも太くしませんよ〜!


後半は松輪瀬でマダイ狙い。だんだん風は弱まりましたが、雨が本降りになってきました。

けっこう頻繁な流し換えで、水深40〜60mの間を攻めて行くが、なかなか赤い魚は顔を見せない。風も波もあって天気も暗く、釣れそうな雰囲気なんだけど、潮が上っかわだけ。船中これと言ったイベントも起きないまま、何時しか雨は本降りとなり、操舵室で雑談会が始まったりと、だんだんマッタリした雰囲気に。だいぶ諦め感も漂い始めた11時45分、急に潮が払い出しに変わって、ウン?若干、状況に変化が。確か潮周りは若潮で、満潮が12時40分くらいの予報だったけど、この海域は潮時表通りには動かないし、もしかして潮変わった?次の瞬間、手持ちで構えていた竿がトン!と沈んだかと思ったら段を付けて穂持ちまで動くアタリ。少し間を取ってからヨイショ!と竿を起こすと確かな生体反応。食いましたよ〜!引かないからタイっぽいですね。時折、下に突っ込む程度でドラグが滑ることも無く、ゆっくり手巻きでやり取り。様子を見に来た元店員M君に救って頂き無事ゲット。後の計量で820gの食べ頃サイズ。綺麗な魚体だ。水深57mでタナはハリス分(8m)+2m。するとミヨシのO貫さんにもヒット、ちょっと可愛い400g級?続いて大ドモの佐Tさんに。さすが最後には食わせますね〜。私と同級のマダイを上げられた。この流しで左舷でも2、3枚、小振りながら型が出た模様。派手な食いは無く、潮変わりで一瞬口を使った程度で落ち着いてしまったようだ。しばらくして、竿先を下に叩き込む良いアタリ。食いましたよ〜!粘っていれば良いことあるね〜。アタリはてっきりマダイだと思ったのだが、途中で食い上げてしまって魚違うじゃん!仕舞いには水面で右往左往してぜんぜんマダイじゃないし。取り込んだのは1.4Kg級のヒラソーダ、おかず的には最高の品物ゲット。12時半頃、左舷のヨシ子ちゃんがワラサを食わせ、時間を掛けて取り込み成功。おめでとう!これが船上最後のイベントとなり、13時20分に納竿。前半は歯車合わずダメダメモードでしたが、後半は狙い一本に絞って小振りながら本命ゲットで気分的には収まりが付きました。(笑)帰りに熊さんからイナダ2本のお裾分けを頂き、ありがとうございます!自分で釣れなくてもおかず大漁!お陰さまで腰の方も何とか持ちました。


マダイ(820g)、イナダ(1.21Kg〜1.34Kg)、ヒラソーダ(680g〜1.42Kg)、マアジ(22cm)。この内、イナダ2本、ヒラソーダ4本は頂き物。(笑)他、13cm級のウリンボ30尾超、サクラダイ、ネンブツダイ、マルソーダなどは放流。


1.4Kgのヒラソーダでお刺身、どーですコレ?箸が止まりません!/鯛の兜煮の煮汁で厚揚げ煮、最高です。


ヒラソーダはヅケておいて、翌朝はお楽しみの茶漬け。

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