イサキ、小型主体も一応リベンジ達成

8月1日(土)、金沢八景の一之瀬丸からイサキに行ってきた。
先週末は風向きが悪かったので、湾内でLTアジでもやろうかと思ったのだが、家の仕事が忙しくて、釣りのモチベーションはイマイチ上がらず仕舞い。結局、家事を優先して、バタバタとよく働いた週末だった。で、今週はあの渋々イサキ以来、2週間振りの釣行となるが、いったい何やろうかな・・・。剣崎沖はワラサの回遊が本格化して、これまでタイやイサキで出船していた船宿は一斉にワラサフィーバー?我がイサキの定宿としていた八景あさなぎ丸も、前回乗船した直後、ワラサに転向。八景一之瀬丸もまた、前回乗船したマダコ船がワラサ船に。横浜〜久里浜〜松輪のマダイ、イサキ船は殆どがワラサになってしまって、現在イサキの看板出しているのは一之瀬丸だけ?一方、スルメはまったくダメではないみたいだけど、地味乗りの日が多いようで、直結釣りには今ひとつの様子。今週は海が良さそうなので、半日アジに使うのももったいないし。タチウオもムラっ気が多くて、この時期、ルアー有利で型が小さめ主体となると食指が動かない。そう言えば、8月1日は剣崎沖のカワハギが解禁で、以前は平日休んでまで行ったこともあったけど、今となってはわざわざこの時期に混んでる船でカワハギって気分にもならず・・・。オニカサゴも夏場良くなるかと思って注目してたけど、一向にパッとしないまま、今年はどうしちゃったんだろう?結局、この時期、シロギス、アジ、ワラサを除いちゃうと意外とやるもの無かったりして。(笑)ちなみに前年同期の剣崎沖の水温が26度台だったのに対して、今年は22、3度台と3、4度も低い。外房の方では17度台とかなり冷たいようで、海水浴客が例年より大幅に少ないという話を聞いたりする。この低水温、たぶん例年より南西強風の吹く日が多かったためではないかと思うが、そんな海況も各釣り物の好不調に影響しているのかもしれない。さて、気持ち的にはアジかイサキってとこだが、そんなこんなであまり気合は入らないけど、素直にイサキのリベンジに出撃してみることにしよう。前夜、すっかり出来上がってから準備を始めると、仕掛けが足りないことに気付いて、あ〜めんどくさい!この細い糸で仕掛け作り、酔っ払ってやる仕事じゃありません。とりあえず4組だけ作り足して就寝。朝、いつもの電車に乗ると、あら!I澤さんじゃないですか!今日は八景B天屋で午前LTアジですか?私はご近所の一之瀬丸でイサキですよ。実はアジにしようかとも思ったんですけどねぇ。B天屋の店先でご健闘を祈りつつ、私はさらに100m先へ。船形を見るとイサキ船は右舷4名、左舷が前後に1名づつだったので、左舷ミヨシ2番を抜いて受付を済ませた。先日、9月一杯何回でも1割引で乗船できるDMを頂いたのでこれを持参。イサキ船は着け餌無しだと¥500引いてくれて¥9,500、その1割引だから¥8,550で乗船可能。これはかなりお得感ありですよ!概ね準備が終わって暇つぶしにウロウロしていると、イサキ船の船形に左舷ミヨシ1番の札が戻っていた。前日から取ってあったけど、釣りできなくなって返しに来たのかな?発見してラッキー!速攻で交換である。その後、ポツンポツンとお客が見えて右舷5名、左舷4名の9名で確定し、7時10分に出船となった。


いざ出船、八景沖は北東風でチャプチャプ/久し振りに見る大船団、イサキとワラサが同じ船団?

今日はいつも満船のスルメ乗合も空いていて、全体的にお客は少なめながら、午前LTアジだけは約30名と満船状態。やはり脂ノリノリのアジに大トロサバが混ざると聞けば誰が考えても魅力的ではある。だが、あの人数でのサバ釣りを想像すると、片舷4名のイサキ釣りは正解だろう。長い間、北に停滞していた前線がやっと東に抜けてくれて、今朝は久し振りの北東気流となり、大変に過ごし易い朝である。八景沖はこの風向きではチャプチャプ、しばし船首を叩きながらの航行である。航程約1時間、松輪瀬の船団に合流すると慎重に位置取りを調整し、8時13分、指示ダナ18〜13mで開始となった。北東の弱風で曇り、海上はややダボついた感じ。水色は濁りだが、前回と同様、深緑系のやや透明度のある色である。潮周りは若潮で実釣時間ずっと上げ潮の予報だが、道具を入れてみると下げ潮ぶっ飛び状態。投入と同時に仕掛けは遥かトモ寄りに飛ばされ、なかなか戻ってこない。しかも一面クラゲの大群で道糸にボコボコぶつかってくるから釣り難い。こりゃ凄いな。とりあえず、定石通りのシャクリ釣りで始めると、10分後、難なく20cmオーバーがヒット。続いてウリンボ級が食ってきて、今年過去3回よりは魚っ気あるかも。周りを見回すと殆どがワラサ船、イサキ狙ってるのは肉眼で見る限り、本船と仁助丸だけ?それにしてもイサキとワラサ、場所同じなんだねぇ。旋回中、あさなぎ丸の船長が私に気付いて手を振ってくれた。沖で気付いてくれるのも嬉しいですね。しかし、仁助丸と本船がぶつからんばかりの接近戦、船同士でオマツリしそうなほどである。良い場所がホント狭いんでしょうね。ビシはサニービシFL60号で始めたが、やや重量があって潮切れの良いアンドンビシ60号に交換。多少マシかもしれない。仁助丸の左舷大ドモの釣り人が軽快なシャクリで連発しているが、こっちはどうにもアタリが遠い。間合いの取り方など真似してみるけど全然ダメ。魚は居るみたいなので、自分なりの答えを探すしか無さそうだ。その後、低調に4尾ほどで足踏み状態。1尾目以外は全部ウリンボ級。潮がぶっ飛んでるので、待ちやや長めに意識していたが、コレ逆だったみたいで、1秒間にシャクリと巻きを行っちゃうくらいのショートピッチを試すとすぐにリアクションバイト。9時半頃からバタバタ釣れ始めて、あっという間にツ抜け達成。考えられることは色々試したけど、どうやらこの時間コレが正解みたいだ。半入れアタリ状態で、掛からないアタリ多数、潮が速いので巻き上げ中に抜けちゃうのも多いが、ダブル混じりで、ようやくバケツの中が黒く染まってきた。今日も同じ仕掛けで、ハリス1.7号、全長2.8mの4本針、枝素10cmで間隔は85、65、65、65cm。針は『一発グレ』の4号。夜光玉などは無し。餌も着けない。イサキ釣りもウィリーや餌釣りなど色々やり方があるけど、個人的にはどんな釣りも共通に、現場に来て仕掛けに迷うのが嫌いなタイプ。その点、この仕掛けは水色も問わず、釣れるイサキの型も小型ばかりとは限らず、本当に楽である。ウィリーは釣れる位置が偏ったりすると、それは位置の問題なのか、色の問題なのか?自分だけ釣れなかったりすると、仕掛けに疑心暗鬼。色々取っかえ引っかえ、これを楽しいと感じるか嫌だと感じるかは好みの問題だが、自分は仕掛けより誘い方に悩みたい。


小型主体もポツポツ食って、今年一番のペース/松輪船が帰港して船数減ったけど、周りみんなワラサ船だし。

釣りを続けると時間帯によってアタリが続いたり、間が空いたり、ややムラはあるけど、個人的には今年一番の食いには違い無い。ちょっと間が空いたりすると、他の誘い方を試したりするが、結局、ショートピッチに落ち着く。11時半を回った頃から、やや食い気が上がってきて、19mから誘い上げて15mで停止、3秒以内にアタリというパターン。今年あり得なかった同じ動作の繰り返しで同じタイミングでアタリが出る、いわゆるマシンのスイッチON。自分でやりながらそう思った。型は細かいがこの時間、集中してコレで取って行くしか無いでしょう。10尾単位でクーラーに仕舞って、お昼の時点で30尾+バケツに5、6尾。おかず的にはそろそろ十分なボリュームになってきたが、今日は前回の分も釣りますよ〜!(笑)午後に入ると風は東の微風で晴れ、かなり気温も上昇して、やっぱり夏だね〜!午後イチは更に好調、13時10分に初の潮回りとなったが、確かこの時点で60尾を超えていたと記憶。潮回り後、これまでと同じ誘いになかなか反応しなくなり、やや苦戦気味にポッツンポッツンと拾い釣り。右舷ミヨシで玉網級が出たそうで、私もあまり小型ばかり揃えても何なので(笑)、良型狙いの誘いを試したりするが、なかなか簡単に結果は出ないもの。右舷ミヨシ2番は、見た目小学校5年生くらい?の子供さんが一人で乗船して釣果を上げている。大したもんだな!この年齢で一人で船に乗ること自体凄いと思うけど、大人顔負けの釣りが出来るなんて、お父さんに相当仕込まれたのかな?(笑)14時、そこいら中の船でワラサがアタリ始め、あっちでもこっちでもやり取り中の姿が見られる。反応入ってきたよ!バンバンコマセ振って〜!マイクで煽る船長の声がこちらまで届く。遠目だから確かじゃないけど、ワラサにしちゃ小振りかも。しかし、イサキ釣れてる目と鼻の先でワラサがバタバタ食ってるなんてねぇ、海とは分からないものだ。14時10分、2回目の潮回り。こちらも最初はウリンボ級がポッツンだったのだが、指示ダナが16〜10mに変わった。もしや、反応上目に出てきたのかな?ちょっとシャクリ方変えてみよう。シャクリ1秒、待ち3秒、シャクリ幅リール1巻き分。シャクると言うより、抱えて優しく引き上げるような感じで、シャクって止めた時に穂先が跳ね返らないくらいのスピード。コレに変えたらいきなり良さそうなアタリが出たが針掛かりせず。良型いるなぁ。そして14時30分、17mから誘い上げて13mで停止。止めた瞬間アタリが出て、コレちょっといいかもよ!一気に抜き上げたのは本日最大の26.5cm。読みは外れてなかったようだ。このサイズが混ざるとだいぶ違うね。これを見て船長もニッコリ。続いてまた掛からないアタリ。ちょっとシャクリの間が早かったようで、乗り切らないうちに抜けちゃった。今のも良さ気だったな。そして14時50分、後10分で上がって行きますので、了解して置いてください!というアナウンスと同時にヒットしたのが23cm級。15時ジャスト、納竿のアナウンスと同時にヒットしたのが、またしても23cm級。最後の最後、ようやく良型?3尾を追加できて終了。後片付け中、船長が釣果を聞きに来られたので81尾と報告。全体成績は船中9名で8〜81尾との情報である。今季4回目にして、ようやく、ソレらしき釣りができて、ひとまず気持ちは落ち着きました。これでやっとアジに行けるぞ!(笑)


本日の釣果、イサキ 81尾(15〜26.5cm)、20cm超は4尾(22.5、23、23.5、26.5cm)。その他、ネンブツダイ、コスジイシモチ、キンギョハナダイ、ウミヒゴイなど放流。


当日はウリンボ大の刺身と20cm超級を塩焼きで賞味。相変わらず品物は抜群!季節限定の味覚ですね〜。

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