釣り納めは横須賀沖の激渋ビシアジ

12月30日(水)、金沢八景の米元釣船店からビシアジに行ってきた。
一昨日の湘南アマダイ釣行は想定外の激渋&南西強風早上がりと大誤算、ホント良い事は二度続きませんよ。デカアマ1本釣れたら気分良く納めようと思ったけど、あんな内容じゃ納得行くはずも無く、本日、仕切り直しで釣り納めに再出撃である。東京湾側でアマダイリベンジっていう手もあったけど、あの手応えの無さには気分もグッタリしてしまい、連釣するほどのモチベーションが盛り上がらず。そう言えば、Iさんは年末どうするのかな?30日も時間の問題で南西強風になりそうなので、内湾で大人しくビシアジでもやっておかずゲットするか?それとも年末はやっぱりタイですかね?そんな話で、一応、米元丸のマダイ船に予約を入れてくださったが、混み具合が読めないので、アジの道具も持って行って、あまり多いようだったらビシアジ船に変更しましょう・・・ということになって、いつもより重たい荷物を背負って家を出発。京急に乗り換えると同じ車両にIさんのお姿もあり、車内を見回しても流石に今日は釣り客の多いこと、こりゃやっぱり混みそうだ。船宿に到着するとマダイ船は早くも前後から2、3本づつ竿が立っていて、この時間で片舷5、6名だから、こりゃダメでしょ、一瞬でビシアジ船に乗り換え決定である。同じ混むんならアジの方がぜんぜんいいモンね。左舷のトモ3番にIさん、4番に私。今日は混むから詰めておいて!とじゅんちゃん船長。やっぱり年末のこういう日に普通に八景辺りに来ちゃうとこんな状況なのは止むを得ないところだろう。こういう日は本当はEAMの事前座席指定が良いのだけど・・・今日はI澤さんがオニ船、スズキンさんがアコウ船とのことで、オニは先日やったばかりだし、アコウはレパートリー外なので仕方ない。皆さんのご健闘をお祈りすることにしましょう。結局、マダイ船は片舷9名で、たぶん我々入れて予約が片舷10名だったと思われ、一方の本船は右舷8名、左舷7名の15名で確定。アジ釣り的にはそんなに激混み状態でもなく、私は前から4番目、且つ、後から4番目のど真ん中。7時15分、一足早くマダイ船が出船した後、船長は時計を見て、7時30分キッカリに桟橋を離れた。こういうところ船長の性格が表れますね。最初は横須賀沖でやるので20分くらい走りますとのアナウンス。前回と同じく、朝イチは例の場所で大アジ狙って、その後、猿島沖に移動して中小アジ狙いというシナリオだろう。


別船マダイ乗合は案の定の満船状態/いざ出船!朝イチは例の大アジの場所に向かうが・・・。

7時50分、特に旋回を繰り返すことも無く、あっさり位置取りが決まってブレーキ。水深47mで第1投。北東の微風で晴れ、海上ベタ凪で水色は薄濁り。指示ダナは2m。コマセ振って道糸のマーカーでビシダナを2mに合わせてアタリを待つ。一度、底を取り直してコマセを振った直後、早くもアタリが出て25cm級のアジをゲット。ハイ、型は出ましたから!と船長。一投目で釣れるなんて珍しいね〜、今日は爆釣か?と思ったが、この後がまったく来ない。しばらくすると、ミヨシ寄りでお約束の40cm近い良型がボコンボコンと上がり始め玉網が入る。私のお隣さんが2連荘で38cm級を取り込んで、そろそろ順番かと思いきや、どういう訳か回って来ない。(汗)潮周りは大潮の2日目で、干潮が10時前、満潮が15時前の予報だが、この時間、潮が上げてる?のかミヨシ寄りでアタリが続いて、たまに大ドモでドスン!と食うような状況で、私とIさんの位置がブラックホール。参ったね〜、早いうちに1本取っておかないと、時間の問題で食わなくなるから!前回、この船で大アジだのクロダイだのが乱舞して、以前から使ってる黄色い竿じゃダメなことを悟って、急遽新調したアルファタックル『ショートブレード202』。ちなみに本日、マダイ船に乗ってたら、こちらもおニューの『ホワイトスピーダー300』の出番だった。最近、すっかりアルファタックル派になってしまい、『アルバトロスフラフラ』のバッド部のメッキがボロボロになったり同社製品で不具合はあったのだが、それを差し引いても魅力的な製品が多く、お値段もD社やS社に比べてリーズナブルなのも良い。で、『ALBセイバー202』と『ショートブレード202』で迷ったのだが、『ALBセイバー202』は現物を触った感じ、手前の張りが強過ぎる感が否めず、そういう意味では、昔の『ARセイバー』(白っぽい竿)、アレは良かったな〜と思い出すが、今となってはガイドスペックは古いし、そもそも欲しくても入手困難だろう。で結局、負荷を掛けた感じ『ショートブレード202』のアクションの方がシックリ気に入って、ネットでちょっと調べてみたところ、@ベリーネット(タックルベリーのネットショップ)で中古Aランクのものが定価の約半値で出ていたので即買い。届いてみると使用した形跡はまったく無く新品同様。コレはいい買い物したわ。そんな経緯で、今日は大アジでもタイでも何でも来い!のニューロッドを使っているのに1投目以来、生体反応まったく無いってのは何故だ〜!(笑)


常連さんはマダイ竿の方が多いです/新調『ショートブレード202』、今日は真価発揮できず・・・。

しかし、ここの常連さんは短めのマダイ竿を使って居られる方が多く、やはりこの場所の大アジや時に混ざってくるマダイやクロダイに備えているのだろう。オマツリしたときに仕掛けをふと見ると、枝素を編み付けしてあるから本当に感心してしまう。普通、アジの仕掛けでここまではやらないと思うけど、常連さんのこの釣りへの思い入れが窺い知れる。それはそうと、前回もそうだったように大アジの釣り方がまったくピンと来ない。それでも前回は遅れを取りながらも何本か型は見れたが、今日は完全無視だ。誘っても食わない、置いても食わない、タナ探っても食わない・・・どうすりゃいいのよ?久し振りに生体反応が出たと思ったら、なんだか動きが変だし。浮いて来たのはお呼びでない!イシモチ君でガッカリ。やっと食ったと思ったらコレだもん!今日は完全にアジ様に見放されてしまったようだ。良い人で2、3本良型が上がっただろうか?前回に比べて明らかに低調な食いに終わり、結局、私とIさん、良型1本も取れずのまま大アジタイムは終了。9時、思ったより早く回収指示となってしまった。あ〜あっと、時合に乗れませんでしたね〜。ここで一発も当たらなかったのは痛いです。道具など準備万端で臨むと得てしてこんなモンかもしれない。次回に期待することにしよう。少し南に走って猿島沖、水深58mで再開。何回か入れ替えるとポッツンポッツン型を出し始めたが、如何せんかったるい食い方で、誘って誘って10分に1匹出るか出ないかの渋ちんアジ。しかも17cmくらいのも居て魚が細か過ぎる。こんな釣りやってられん!(笑)10時を回った頃、お隣Iさんに強烈なアタリ。最初サバとか言ってたけど、横から見ていてサバの動きではないことはすぐに分かった。イナダじゃないですか?アジの仕掛けなので無理はできない。左舷3名をグルグル巻き込んで取り込まれたのは2Kgオーバーの良型イナダ。もしかして針掛かりしたアジに食いついたのかな?7月頃、ワラサフィーバーで釣れていたサイズに近い品物。ホント、タダでは転ばない人ですよね〜。本命がダメでもしっかりお土産釣っちゃうところが、いつものことながら魚運が強いと思う。その運、来年は少し分けてください!(笑)私はヒーヒー言いながら10時半頃までに細かいの8匹釣って、朝の1匹入れてもまだ9匹。食い気の無いアジ釣りは本当に疲れます。そこに輪を掛けるように潮っ気も何にも無くなってしまい、想像を絶する激渋状態にど真ん中の席でドツボ状態。


Iさん、アジ仕掛けで良型イナダ!/大ドモの常連さん、泳がせで6.5Kgのブリ!

11時前、更に南下して走水沖の水深70m。この時間、ついに舳先が南西向きに変わった。そろそろ吹いてくるかな?この場所だったら南西風どんなに吹いても関係無し!この際だからどんどん吹いちゃえ〜!(笑)船長にカップラーメンのお湯を入れてもらうと、右舷トモの方では食ってるんだけど、全体に回らないんだよね〜との話。潮が上げ潮で我が左舷は抱え込みで釣り難い。この潮はどう考えても右舷側優勢。そんな中お隣Iさん、いきなりトリプルで食わしたかと思ったら、次の投入は空振りしたりで、群れが出たり入ったり落ち着かない感じである。大苦戦真っ只中の12時20分、大ドモの常連さん、泳がせ道具に大きなアタリ。サメっぽいと言いながらやり取り中。サメだったら相当デカそうだけど・・・5分くらいのやり取りの末、船長の玉網に収まったのはナント!6.5Kgのブリ。間近で見たけどホントにデカイよ!このサイズならワラサとは言わないですね!しかし、こんな魚がこんな場所に居るんだもんね、海は繋がっているとは言ってもビックリである。アジの群れが落ち着かないのは、こんな影響もあるのだろうか?12時50分、今度はミヨシの常連さんの泳がせ道具にヒット!ハリスが太いので強引にリフトアップ。これはさっき程ではなさそうだが・・・。上がったのは3Kg級のワラサだった模様。でもいいよね!泳がせ道具で狙って、これだけの確率で当たるんだから、デカイ魚けっこう回遊しているんだろう。船上、そんなイベントが飽きない程度にはあるのだが、いったいアジ様は何処行っちゃったのよ!船長によると反応は入ってるようなのだが食い気が上がらない模様。そろそろスイッチ入ってくれないと、まさかの激貧納竿釣行に終わってしまうではないか!13時、再び猿島沖の60mに戻って再開。開始早々、船中型が出始めたが、私の竿はシ〜ン。おっ!もしかして今当たったでしょ!あ〜久し振り〜!巻き上げ終わって仕掛けを回収すると居なくなってるし!ナニよそれ!それだけ食い込みが浅いんだろうね。この後もたまにアタリが出るけど居なくなるのが多くてダメですねぇ。13時半、2時間振りにようやく1匹釣り上げてやっとのことでツ抜け。それにしても魚がちっちゃいよ。水深60m、130号ビシで17cmくらいのが1匹掛かって、いちいち巻き上げて、挙句の果てに逃げられたりして一喜一憂・・・こんなことやってられませんよ、まったくも〜!(笑)しかし、湾奥から久里浜までの船が同じ場所に集結してるってことは、他は何処もダメってこと?ここ一、二週間でグッと水温下がって、海底の様子も一気に冬に突入してしまったのかもしれない。


ミヨシの常連さんも3Kg級のワラサとファイト中/Iさん、何故かひとりでアジ連発!?

14時、予想通りの南西風ビュービュー。吹け吹けもっと吹け〜!(笑)小移動後、船中パラパラ出始めて、Iさんも一荷が2、3回、私も20cm超を連荘で取り込んで、もしやスイッチ入ったか?と思ったが、期待した途端、再び変な間が空いてしまってダメだこりゃ。おかしいな、今日のアジ様はご機嫌斜めもいいとこ、ちょっと続いたかと思ってもすぐに抜けちゃう。良くない日でも14時過ぎ頃から時間で食いが立ったりして、最後、帳尻が合ったりするものだが、今日に関しては群れの動きが落ち着きそうにない。そんな矢先、ゴマサバが回ってしまいオマツリ騒動。そろそろ終盤、本当だったらマシーン化して数釣りモードに入りたいところだが、こんな状況じゃ望み薄。時間も大詰めとなり、そろそろ諦めムードが濃厚になってきた中、お隣Iさん、見るとひとりアタリ出し始めてプチ入れ食いモードじゃないですか!流石、タダでは転びませんね!最後の最後、ひとりで追い上げモードに突入か!隣でやってて、こっちはウンともスンとも言わないから不思議である。何が違うのかまったく分からず、こういうのって手が合うとか合わないってことで片付けていいのかな?釣り方ぜんぜん分からずのまま、船長のあと10分コール。もーいいや!先に片付け開始だ!結局、私はアジ14尾で終了。Iさん、最後の追い上げもあって34尾はこの激渋状況の下、立派な成績である。終わってみればダブルスコア以上ですもんね。今日はマダイ船諦めてアジ釣りに変更、おかず大漁!ニコニコ顔で釣り納めの予定だったが甘かった。現実はまさかの激貧凹みまくりドツボ釣行!(笑)昨日けっこう食ったような情報だったので、ここまで食い渋るとは夢にも思わなかった。ホント、今日は完敗です。タイの頭もあったので、デカイ方のクーラー持って来ちゃって、サバでも居なければクーラーの底スカスカで帰るところだった。良い事は二度と続きませんが、良くないことは簡単に続きますよ。結果的には26日のオニカサゴで終わりにしとけばハッピーだったのに、最後の2釣行は余計もいいとこだった。だがしかし・・・今年は釣行回数伸び悩みと言いつつ、お陰さまでギリギリ年間50釣行に達することもできたし、一年間、大きな病気や怪我も無く、毎週のように釣りができたことに感謝しなければなりませんね。釣り仲間の皆さんも今年一年、それぞれの釣り、それぞれの思いがあったことと思いますが、お付き合い下さいまして本当にありがとうございました!来年はどんな年になるか分かりませんが、できれば同じようなペースで釣行したいと思っています。来年もよろしくお願い致します!


本日の釣果、マアジ 14尾(17〜25cm)、マサバ、ゴマサバ 3本、イシモチ。トホホ〜ッ!

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