LTアジで釣り納め、日中激渋も終盤ポツポツ

12月30日(木)、新山下の広島屋からLTアジに行ってきた。
先週末は土日とも南西シケのため釣行は見送り。で、27日(月)一日出勤して、ひと足お先に28日(火)から休みに入らせてもらいましたが、相変わらず飲み過ぎで朝起きられなかったり、お正月用の買出しに出かけたりで出撃できず、結局、本日30日(木)が釣り納めとなった。お正月と言えば鯛だけど、このところ鯛は模様が良くないみたいだし、船も混雑しそうなので敬遠。昨年は確かIさんと米元のビシアジ船が釣り納めだったけど、今年もやっぱり締めはアジかな。Iさんは定宿の米元丸に行かれるそうだが、今年は別行動させてもらうことにして、こちらこの時季未だ浅場で釣れ続けているLTアジで行きましょう。今年のLTアジはシーズン通して好調、水温がこれだけ冷え込んでも未だ浅場で釣れており、いつもだと秋が深まるに連れて脂っ気が抜けてしまうのだが、今年のアジはけっこう脂が残っていて品物的に上等なのもいい。なんとかノルマを果たして脂の乗った美味しいアジで年末年始を迎えられるように頑張りましょう。本日お世話になるのは一日船で出船の新山下広島屋、当店は本日でLTアジは閉幕、新年からシロギスで出船するそうである。模様良さそうだし新年早々一回やってみようかな?いつものように元町中華街駅を下車して6時30分、常連Nさんと同着。Nさんは指定席の左舷オモテに入られ、私も気分的に今日は右舷オモテに荷物を下ろしてみた。と言っても、その後、思ったほどお客が現れず、結局、右舷2名、左舷3名と最終日としては寂しい船上となった。連荘のNさん、昨日は31尾と苦戦したそうで、船長曰く反応ビッチリ出てても食わないって。


定刻8時、右舷2名、左舷3名と少々寂しく出船。今朝は空気が冷たいです。

南本牧の北東面でスローダウンすると位置取りが決まって8時25分、エンジン流しでスタート。ほぼ無風で薄曇り、水色は澄み。水深27mで着底したが、船が動くと+−2、3mくらいの幅で上下。タナは2m、ヘリをやってるのでマメにタナを取り直すようにとの指示。潮周りは長潮で満潮が11時20分頃の予報。上げ潮の時間帯だが特に潮っ気は無い。3回ほど入れ替えると誘いに反応してクッと穂先を抑えるアタリが出たが針掛かりせず。一昨日のデータでは当海域の海面水温は13.9度とこのところかなり冷え込んだようで、活性は相当に低いことが予想されるが、序盤戦、それを物語るかのように触りだけで終わるアタリが数回出たのみ。開始15分、やはり誘いに穂先を押さえ込まれ、ようやく針掛かりしたが、海面を割ったのはイシモチ君。直後、トモで1尾、左舷のNさんにも1尾、ようやくアジが顔を出し始め、こっちもそろそろ当たるかな?次の投入、やはり誘いから押さえ込みのパターンでアタリが出て、私もようやく初物をゲット。25cm級のまずまずサイズ。ところがこの後、活性は特に上がらず、間が空きつつポッツンポッツンといったペース。基本食いが悪いので針掛かりも甘く、巻き上げ中に居なくなったり、取り込みで落ちるのが多い。反転してドスッと胴まで絞って行くような食いどころか、コマセ振って待ってるだけじゃアタリすら出てくれません。誘って誘って何回かに一度ようやく反応するかしないか、掛けても引きが弱く海面に浮上したら思ったより良型だったり、さすが真冬のLTアジ。9時30分、釣果8尾となったところアタリは完全に止まってしまい生体反応皆無の世界へ。


南本牧の北東面、水深27m前後。風も無いのにここは海がグチャグチャします。

船を根の上に着けていると思われるが、無風状態のため、船がエンジンで前後動するのと同時に時計と反対周りにグルグル回転、よって道糸がなかなか立たず正確なタナ取りも困難。風が無きゃ無いでまた釣り辛いものである。10時25分、約1時間振りの生体反応はイシモチ君。これも誘いに反応。この時季、イシモチの食味は絶品、夏場では考えられないくらいに身が締まり、ほのかに脂も乗って超美味。アジだと思って巻いてて海面でイシモチが現れると拍子抜けするが、この時季は喜ぶべき高級外道である。次投で再びアタリが出て、これが久し振りのアジだったが水面で落っことし。1投空振りして次の投入、ようやくアジを取り込んで9尾目。ところがこれを最後に再び生体反応皆無の世界へ。本牧の三菱重工側の際に回って、水深23〜15m辺りで何箇所か入れてみたけど気配すら出さず。船の位置を微調整して反応に乗せていると思われるがピクリともせず。まったく困っちゃいましたね。12時、再び南本牧北東面に戻って水深26mで再開。何度めかの投入でアタリが出たが針掛かりせず。入れ替えるとすぐにアタリが出て今度こそ針掛かり。1時間45分振りに取り込んだアジは少々小振りの20cm級。12時15分、ようやくツ抜けを達成するもまたまた沈黙。イイ反応入りっ放しだから、竿振ってタナ取ってみてください!とアナウンスはあれども生体反応一切ありません。居るけど口使わないんでしょうね。

日中の最高気温は8度の予報、曇が掛かって北風がソヨソヨしてくると空気はかなり冷たく、フードを被って襟のジッパーを上げ。相変わらず船は前後動しながらグルグル回転して釣り難いことこの上無い。だいぶ間が空いてしまったが、13時、久し振りのアタリは11尾目。この時間、風は北東の弱風に定まり、流れもようやく下げ潮が効いてきて悪くはない感じ。すると次投でもアタリが出て12尾目。そろそろか?ややアタリが続くようになってきて、少々小振りが目立つもののポツンポツンと数になり始め・・・頼むよホント。間が合うと一荷で食ってくることもある反面、振っても振ってもアタリひとつ出なかったり、極めて不安定な食い方ではあるが、さっきまでの生体反応皆無の世界からすればアタリが出るだけマシってもの。14時、やっとのことで20尾に到達。スイッチONとは到底言い難い状況ではあるが、それでも今日イチの時合なのは確か。サイズは朝の方が一回り大きく、この時間は22、3cm級主体に20cm以下もたまに交じる感じ。14時40分、ようやく最低ノルマの30尾。その後、何投か間が空いて、終わったか?と思わせてまた食ってきたりと終始不安定ながら、少し延長の15時15分、最後の一投で1尾追加し、釣果は37尾。澄み潮&低水温で活性の低いアジ、簡単お手軽フィッシングのイメージとは一転、こんな神経質なLTアジも釣り的には乙なもの?ってことでお正月用のアジは辛うじて確保成功なり。


本日の釣果、マアジ 37尾(19〜30cm)、イシモチ 5尾(25〜29cm)。20cm以下は3匹くらいで、23、4cm級が主体でした。

【船宿HPコメント】
2010年12月30日(木)曇り時々晴れ
日中は北〜東風になったり風が定まりませんでした。夕方近くなると再び北風になり気温もぐっと下がり寒くなりました。今年の釣り納めでLTアジ乗合出船。潮色が澄んでしまい日中は喰い渋かったです。朝と帰り際に良型交じりに上がり、大釣りはなかったものの皆様平均に釣って頂く事が出来ました。交じりにイシモチ、サバも入りました。

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