LTアジ、苦しい展開も何とかミッション達成

6月26日(日)、新山下の渡辺釣船店から午後LTアジに行ってきた。
先週末は土日両日とも穏やかな釣り日和となり、週末シケ率が高い今年としては記憶に無いほど久し振りのことであったが、そういう釣り日和の週末に限って所用で釣りはお預け、まったく運が悪いとしか言いようがない。で、先週釣行された方のお話を総合すると、生憎にも湾口部には冷たい底潮が入り込んだようで、海上は穏やかなれどもイサキもアジも活性が下がってしまって大苦戦された模様。釣りをするには好条件でも、魚の活性が良いかどうかは別問題、いつものことながら、その辺の条件の噛み合わせは読めないものである。週が明けて、如何せん気圧配置がよろしくない。まともに釣りができたのは月曜と水曜くらいで、あとは南西強風の大シケ。シトシト雨にベタ凪陽気の梅雨のイメージは何処かに吹っ飛び、降れば大雨、晴れれば強風、ここ数年の梅雨時期の気候はこのように極端な傾向が強いように思う。そして、待ちに待った今週末、この季節はイサキにムギイカに釣りのモチベーションは高いのだが、残念ながら土曜は沖の方で日中一杯南西強風が残るものと見られ、無理せず早々に日曜にスライド。先週苦戦されたIさんにイサキ打診のメールしてみたけど反応無いし(笑)、一方、夕方になって釣果情報チェックしてみたら、近場のLTアジが大爆釣してるじゃん!コレ見たら急にモチベーションがアジに傾いてしまって後に戻れず。毎度、前置きばかり長くて恐縮ですが、今週は月イチのお仕事、午後LTアジでサクッとおかず釣ってきましょう!ってことに決定。


いざ出船。本牧の海釣り桟橋は相変わらずの大賑わい。遠目にシコイワシ(かな?)がよく釣れてました。

11時25分、船宿に到着すると午前船はまだ帰港しておらず。桟橋で10分ほどボケ〜っと待っていると、ようやく帰ってきました。お客さんは左右5、6名づつで、釣れた人も居れば、イマイチだった人も居られたようで、船長に聞くと頭で40尾台とのこと。昨日の爆釣からするとウ〜ンという結果だが・・・午後からはもう少し食いが上がってくれることを期待しましょう。右舷大ドモは午前からの通しのお客さんが居られて入れず、左舷大ドモに一旦荷物を下ろしたが、そう言えば相変わらずの五十肩で左肩が思うように上がらず。取り込みで苦労しそうなので、右腕でできる右舷ミヨシに移動することに・・・この移動が後で微妙に結果を左右することになるのだが、この時点では知る由も無し。ポツポツお客さんが見えて、左舷7名、右舷は上乗りのお兄ちゃん入れて4名、総勢11名の乗客で12時23分に出船。航程15分、本牧漁港の真ん前で探索が始まり、旋回を繰り返す船長。ようやく場所が決まって上乗りさんによってアンカーが投入された。12時45分、ハイどうぞ!と開始のアナウンス。東の微風で曇り、海上ベタ凪で水色は真っ茶色。昨日は南西風の影響で澄んじゃったような話だったので意外である。水深12mで流れは何にも無し。開始早々、お隣さんに初物が上がったが、その後はシ〜ン。入れ替えども入れ替えども生体反応まったくナッシング。しばらくするとトモの方でポツポツ当たり始めたようだが・・・オモテっ側は一向に食い始めません。


上乗りのお兄ちゃん、アンカー投入!場所は本牧漁港の真ん前、水深12mの浅場。右端に見えるのが海釣り桟橋。

たま〜に誘いに反応して、クッと穂先を抑える生体反応を捕えるも針掛かりまで至らず、状況は激渋の様相を呈す。前回の釣行もそうだったけど、爆釣の翌日は得てしてこのパターンが多く、結果的に難しい釣りを強いられる。しばらくすると、ビギナーと思われるお隣さんに2尾目、3尾目が当たると、私にもようやく初物がヒットして巻き上げてみたが、なんか引きが違う?と思ったら正体はカサゴだし、ピンチ!アジがぜんぜん食いません!船中ポツポツ釣れている中、どういう訳か自分だけ釣れない状態は釣り座も影響か?潮周りは長潮で満潮が14時頃の予報、この時間、未だ流れも何にも無し。そうこうするとまたカサゴが釣れたんで、もしや、タナが低過ぎるのかな?潮が動かないこともあって、少し高めに取ってみたところ、13時20分、開始35分にしてようやく初アジがヒット、17cm級の小振りだった。まぁとりあえず型見てフ〜ッであったが、その後、どーあがいてもペースには乗りません。タナが取り難いので仕掛けを20cm詰め、序盤よりはアタリが出るようになったものの、アタリの間は長いし、食っても途中でバレるしで、14時の段階で未だツ抜けできず。お隣さんは15尾くらいは釣ってそうな感じ?序盤戦の1時間とちょっと、内心、汗かきまくりの釣りで計9尾。ところが14時を回ったところで状況は一変。未だ潮は動かないが、時刻は下げっ端に入り、いきなりスイッチON!と言っても、本当のバリ食いを100とすると70くらいの食いかな?ようやく連荘モードには突入。


途中から中山丸も合流。今日はカッちゃん船長の操舵でポキール船長はスカンポの下で竿出してましたよ。

下手に手持ちでやるより、コマセ振ってタナ切ってキーパーに掛けちゃった方が反応がいいみたい。釣った魚の血抜きをしてると、置き竿がガコンガコン!潮が無いので針掛かりもイマイチ、一荷で掛けると毎回1尾は水面でバレてしまって、あ〜もったい!23、4cmのコロコロサイズも入ってきたので、さっきまでと群れが違うのは歴然。釣れる時に釣っておかないと何時止まるか分からないので、ここは何も考えずマシーン化するのみ。15時までの1時間で42尾を確保し51尾としたが、今日はやはりバレが多く、実際には55尾/hほど食わせたのかもしれない。アジ釣りにバラシは付き物とは言え、2割はちょっと税金の払い過ぎであった。悪い予感は的中して、15時を回るといきなりの大失速。あれだけアタリが続いたパターンもこの時間まったく口使わなくなり音信不通、序盤戦と同じ状態に逆戻り。もしやと思って高めのタナを探るも、クッと押えるだけで針掛かりしないアタリばかり。いきなりスイッチが入ったり切れたり、いったいどう言うんでしょうね。15時以降の終盤戦は釣れるの後ろの方ばっか、オモテっ側はポツリポツリとアタリはお隣さん止まりで私まで回らず。典型的な潮ケツ空回りパターン。午後から南風の予報も東風のままで当ては外れ、霧雨が降り始めるオマケ付き。終盤は大苦戦、16時25分の納竿まで10尾集めるのがやっとで61尾という結果。中盤の1時間が無ければ危うく撃沈。相変わらずのハラハラ劇場、今回も辛うじてお仕事だけ達成という釣行であった。


本日の釣果、マアジ 61尾(16.5〜24.5cm)、カサゴ 5尾(16〜20cm)。アジは小振り主体で20cm以下が2/3ほど入りましたが、抱卵率ゼロでオールお腹ラードの極上品。前回より一層脂の乗りが良く、すでに最盛期の品物と言っていいです。

【船宿HPコメント】
<午前LTアジ船>18−28cm 6−44匹  本牧沖 食い好調
<午後LTアジ船>18−28cm 12−68匹 本牧沖 連日好調 平均40匹 
アジ船好調。午前船は大体平均20匹位でしたが、午後船はお客様多くなっても食いっぷりが良く平均数もグッと上がり大体40匹平均と絶好調でした。午後船の2番手は62匹でした。濁りも入ってきています。今後も楽しみです。

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