KOBIさん主催フグ仕立は最高の釣り日和!?

6月12日(日)、品川の丸長からフグに行ってきた。
今年も恒例、KOBIさん主催のフグ仕立てに参加です。毎年、初夏の白子の時季になると、KOBIさんの釣り仲間、お仕事関係の方、ブログ繋がりの方々が募って開催されるこの仕立船、今回で4回目の催しである。2年前となる初回の出来が良かった割りに、その後が苦戦続きで、なかなか思ったように白子祭りとは行かないのが実情だが、今年は輪をかけてフグ様の釣れ具合は低調。たまにしかフグ釣りをやらない身としてはハードルは相当高そうだが、まっ、年に1、2度、みなさんの元気なお顔にお目にかかれるだけでも参加する価値があるってもの。一昨日イサキ釣りに行ったばかりで、おかずに飢えている訳でもあるまいし、ここはダメモトで楽しんで来ましょう!6時35分、品川駅港南口でKOBIさんに拾って頂き(いつもありがとうございます!)、船宿丸長へと向かった。5分程で到着すると、すでに皆さんお揃いで店先で談笑中。おはようございます!早速、仲間に入れて頂き、釣り座抽選くじの始まり始まり。過去3回、右舷ミヨシ、右舷大ドモ、左舷ミヨシと連続で四隅を引いたが、今回は惜しくも左舷トモ2番!参加メンバーは14名、右舷ミヨシから、すずきんさん、うぞっさん、花王名人劇場さん、みさきさん、fu-goo-logさん、マッチョシゲさんの6名。左舷ミヨシから、KOBIさん、ろさん、とめきちさん、マルッチPPさん&娘さん、たー坊さん、私、菖蒲さんの8名と賑やかな顔ぶれ。本船のデフォルトはアルゼンチン赤エビだが、皆さんお好みで甘エビを持参する人もちらほら。準備が整うや、少し早めの7時12分に出船である。


いざ出船。カットウ仕掛けはその場でハリス長を調整する形で作っています。

品川埠頭からの出船はまさに大都会東京のウォーターフロント、レインボーブリッジやお台場のテレビ局、船の科学館などを臨みながらの出港。場所まで航程1時間ちょっと、久々にお会いするメンバーの方々としばし談笑しながらのクルージングを楽しみましょう。ベタ凪の海上をカッ飛ばし、予定通り1時間と少しで大貫沖に到着。場所が決まると上乗りさんのお仕事でアンカーが投入され、8時25分、釣り開始である。北東の微風で薄曇り、海上は昨日の大シケがウソのようにまっ平ら、昨日20mを超える南西風をもたらした低気圧は移動が早く遥か東海上へ、これ以上は無い最高のフグ釣り日和になったと思ったのだが!?水深は約11mで水色はシケ後特有の緑掛かった明るい薄濁り、今のところ流れは特に無し。船首は東向きで安定。アタリを探しながら集中して釣りを続けるが、コレと言った生体反応も出ず、船中、たまに竿を絞るのはギンアナゴ?朝からこんな長物が食ってきちゃうってことは底荒れしてる証拠である。あれだけ吹いた直後だから無理も無いのだが、出だしの状況からして先行きは怪しそう。開始20分経過したが案の定、船中ゼロ。ここで10分程北寄りに徐行して場所を富津沖に移す。8時55分、水深8.5mで再開すると、ブッ込みで左舷3番のとめきちさんに船中初物。居るじゃん!ヨッシャ!フグの姿を目の当たりにして、俄然、周りのメンバーも気合いが入ったが、アレ〜ッ?仕掛け上げたら餌無いし!今のもしかしてアタリですか?一瞬、違和感みたいなものがあったけどアワセる間も無し。気合いもすっかり空回りのまま15分ほど経過したところ、右舷大ドモのマッチョシゲさんが重たそうにリールを巻く。いいなぁ、デップリ太った良型を取り込み、白子あるかな?


みなさん、真剣に釣りに集中するが・・・今日のフグ様は想像を超える激渋状態。

今日はオモリ10号のカットウオンリーでやっているけど、さっき1回餌取られた以外、視覚的に分かるアタリは未だゼロ、その後、餌もまったく取られない。潮周りは若潮で干潮が8時頃、満潮が15時前の予報。この時間、南から北に向けた素直な上げ潮で、船首は依然東向きのまま安定。セオリー通りだと左舷トモ寄りは有利なはずなのだが、アタリのアの字も無いから困ったもんだ。その後、忘れた頃に船中何処かしらで上がるものの、食いが続く場面は無く、いずれも単発食い。10時頃に船上一周回ってみたらマッチョシゲさん良型2尾、花王名人劇場さんも流石の2尾、とめきちさんは最初の1尾のまま、私の両隣、菖蒲さんとたー坊ささんが1尾づつで、あとは全員ゼロ。KOBI師匠もまったく釣れる気しないって船中徘徊してるし、ホント参りましたね。餌でも取られればまだやる気が出るってものだけど、この1時間余り同じ餌のまま、型崩れもしないんですからねぇ。頼みますよ、まったく。スーパーで安い時に買っておいたアルゼンチン赤エビ、今日は40尾持ってきたけど、もしかして殆どそのまま持ち帰りか?11時を回って再び大貫沖へ移動。水深11m前後で、何故かこっちに来たら明確な下げ潮。開始早々珍しく餌を取られたが、アワセられる程のアタリでは無く、このベタ凪でこの小さいアタリだもん。11時20分、そうだ、忘れてた。この船は途中でカップラーメンのサービスがあったんだ。自分の場合、間食すると血糖値が上がりっ放しになっちゃうので、前回は遠慮したのだが、席まで運んでくださり、ここでお断りするのもアレなので、今日は有り難く頂くことにしましょう。しばらくラーメンタイムで休憩〜!


菖蒲さんもマメにアタリを出すけど・・・。遠くに見えるのは第一カイホと富津岬です。

11時30分、再開早々、本日初めてはっきりアタリと分かるアタリが出たが、バカモン!空振りしたし!そのまま、ゆっくり刻みながら落として着底。すると瞬間、プルプルッ!再び認識できるアタリ。思わず竿を立てるとドスッ!っと来てゴンゴンゴン!やっと掛かったけど大きくないわ!そのまま抜き上げたのは23cm級のショウサイフグ。辛うじてボーズだけは脱出してフ〜ッ。ところがドッコイ、本日のフグ様は甘くないですよ。一発掛かったからと言って、すぐに次のアタリが出る訳も無く、再び生体反応皆無の世界が延々続くのである。中盤戦は比較的、右舷の方が賑やかで、みさきさんがポツポツ上げられ、マッチョシゲさんも3尾目。左舷はとめきちさんに2尾目が来たくらいかな?左舷は胴付きの食わせ針にサバが食ったりアジが食ったり。お隣、菖蒲さんもマメにアタリを出すのだが、上がってくるのはギンアナゴだったりサバフグだったりで、なかなか本命が上がりません。海上無風で蒸し暑さがムンムンしていたのだが、12時を回る頃には南西風がソヨソヨ始まって、これが涼しくて心地よいのであった。次は観音様のお膝元、水深8mのガラ場に移動。根掛かり注意とのアナウンス。ここは日が良ければアカメが顔出しそうな場所なのだが、30分ほど粘って船中型見ず、再び沖へ移動。周りはフグ船とマゴチ船が混在していて、宮地船長のだてまき丸も相変わらずの盛況振り。ふと、とめきちさんが竿を曲げると船長が玉網持って出動。掛かっていたのは50cm近いマゴチ。幅があって良い型だ。とめきちさん、今日はイイ仕事しましたね。ここのマゴチは美味しそうですよ。うらやましい!


本日の釣果、ショウサイフグ1匹(見た目23cmくらい)、観音様下のガラ場も今日はダメ。

こちらと言えば、その後、アタリ分からず餌取られたのが2、3回?餌取られない外道らしきアタリが2、3回?ただでも集中力が必要なフグ釣り、これだけアタリが無いと疲労困憊。14時、さっきまで上げ気味に流れていた潮が下げに変化、突き出しでは上乗りさんと船長が交代で竿出してお土産稼ぎをしてくれているが、上乗りさんにヒットしたかと思ったら、船長に交代して連発、流石〜!下げ潮流れてオモテっ側の時合いなのか、あれだけ釣れないとボヤいていたKOBIさんもポンポ〜ン!と2尾をゲット。時合いを逃さず連荘でヒットさせるあたりは流石である。短い間ではあったが、見た感じオモテっ側で5、6尾出たのかな?と言っても上乗りさんと船長とKOBIさんだけ?同じオモテっ側でも右舷は相変わらずのお葬式状態が続いていた。14時40分、あと10分、14時50分に上がって行きます!とのアナウンス。その後も一発を求めて最後まで竿を出してみたけどアタリは出ることなく終了〜!やれやれ、ホント疲れましたね。ここまでアタリの無い釣りは何時以来だろうか?スミマセンが帰港までの1時間ちょっと寝て帰ります〜!結果、竿頭3尾がマッチョシゲさん、みさきさん、花王名人劇場さん、とめきちさんの4名様、2尾がKOBIさん、1尾が菖蒲さん、たー坊さん、私と左舷トモ寄りの3名。で、顔見たのはここまで、残念ながら他のメンバーはお坊さんという結果。今年の釣況からして苦戦は覚悟していたものの、シケ後の底荒れもあってかフグ様の食いは輪を掛けて絶不調であった。下船後、たー坊さんからの7位賞を頂戴してしまって誠に恐縮です。豪華、高級調味料詰め合わせ&お魚の神経締めキット、有り難く使わせて頂きます。本日はみなさんお疲れさまでした。また機会がありましたらよろしくお願いします!


帰りに船宿前で集合写真。(船宿HPから拝借しました。)


早速当日、賞品のひとつ『クレイジーソルト』を使ってイサキのガーリックソテー。岩塩とハーブ、スパイスの調合が絶妙で、魚でも肉でも何にでも使えそうですね。塩分まろやかで香りも良く、コレはいいですね〜!たー坊さん、ありがとう!

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