ついにやっちまった!LT激渋ダメダメアジ

10月16日(日)、新山下の黒川本家から午後LTアジに行ってきた。
前線の移動速度が遅く土日に渡って強風が吹き止まぬ今週末、端から釣りは諦めていたのだが、日曜日の朝、いつもより遅い時間に目が覚め外の様子を伺うと、少し収まってきたような?午後から特に予定も無く、仕掛け作りも飽きたことだし、横浜界隈のアジ釣りならなんとかなりそう?部屋でゴロゴロしているよりはフィールドに出向いて体動かしてきた方が健康的だし晩酌も旨そうだしね・・・ということで、フラっと近場の午後アジに出掛けてみることにしたのだが!?11時半頃、渡辺釣船店に到着するとなんだかいつもと様子が違うような。船長に挨拶して荷物担いだまま船に向かうとゲゲゲッ!すでに20名を超えてそうな先客で、両舷荷物を置くどころか足の踏み場も無い状態。なんじゃこりゃ!ってみんな考えてること同じか!船上一通り見回し、そのまま荷物も下ろさずUターン。荷物下ろす場所も無いからまた来るわ!と船長に言い残し店に背を向けようとしたところ、右のオモテ入れんじゃないかな、そう言ってミヨシ1番を空けてくださったが釣り座は段の上。一旦、荷物下ろしてバケツ取りに行くところまではしたが、う〜ん、強風で一段上の不安定な態勢でコマセ振りは腰痛爆弾を起爆させかねないし、そうこう考えているうちに後から4人連れ、3人連れも押し寄せ飽和状態を超えた船上、私の更に先っちょで店を広げようとし始めたので止〜めた!やっぱり無理、帰るわ!船長にそう言い残し店を出ようとすると、2杯出しにできるかも・・・と言ってくれたが、う〜ん、いいや、また来るわ!ゴメン!本当に帰ろうと思って大通りの信号のところまで歩いたのだが・・・そう言えば、並びの黒川本家でも半日アジ出してたっけ。船長が新人らしく割引やってたみたいだけど大丈夫かな。元々気合い入ってないし、このまま帰ってもいいんだけどダメモトで行ってみるか!再びUターンして店を覗いてみると2軒隣とは別世界の静けさに人影すら無い。誰も居ないので店の中ウロウロしてたら女将さんが出てきて、午後アジ出ます?出ますよ〜!ココに名前書いて札取って下さい!仕事はや。(笑)左右トモに1、2名の先客だったので、右舷トモ3番を抜いて受付完了。船に乗り込むと先客はホントに3名だけ、混みそうに無いので間合いを取って右舷胴の間ブリッジやや前方に荷物を下ろした。


富岡沖に到着。少し収まってきたかと思ったけど気のせい、スゲー風です。

本日の釣行記はこれにて終了!と言いたいところだが(笑)、一応沖に出ることは出たので、備忘録程度に書いておきましょうね・・・。新人船長に午前の結果を聞くと撃沈だそうで、風が強過ぎて思うように場所動けないし、強風のせいで潮澄んじゃってアジがぜんぜん口使わないとかなんとか・・・淡い期待をあっさり打ち砕く正直な船長、まっ、デタラメ言われるより全然いいけど。(笑)思ったより状況悪そうで、やっぱ帰ってテレビでも見てた方が無難だったかな・・・と思っても手遅れ。私の後から常連らしきお客1名と若者3人組が乗船し、右舷は3名のまま変わらず、左舷は5名で確定。準備も整い12時25分に出船。午前中苦戦したためか午後船はご主人が舵を握るようだ。そのまま釣り座に居たら全身ズブ濡れ間違い無し、荷物持ってさっさとキャビンに避難。南西だから大丈夫かと思いきや、この吹き続けでけっこう海は出来上がっており、これじゃ身動き取れないほどの満船でしかも先端の段の上じゃ最悪だっただろうと胸を撫で下ろした。最初、南本牧の北東面でスローダウンしたが止まれず、そのまま水路を抜けると根岸湾口を横断し到着したのは富岡沖。旋回中も容赦なく飛沫を被り、若者たちはズブ濡れだが時既に遅し、私は投入のアナウンスが出てからゆっくり釣り座に戻ることに。12時55分、はいやってみましょう!南西の強風で晴れ、少し収まったかと思ったが気のせい、体感で13mくらいはある。風裏のこの場所でも海はドッタンバッタン。水色は本牧沖よりは多少濁りが入っていて悪くなさそうだが・・・。水深25m前後、エンジン流しで1、2mはすぐに変わってしまうのでマメなタナ取りが必要。で、潮回りの度に荷物持ってキャビンに避難を繰り返し13時40分、4箇所目で本日初の生体反応を捉えたが、上がってきたのはシロギス。今日は数纏まりそうに無いので即放流。先にシロギス釣れる日は典型的なダメ日というジンクスは今日も当たりかもしれない。その後、何度か入れてみたが生体反応皆無、そのうち探索状態から止まれなくなってしまい、ついに南本牧の水路を抜けて北上。14時、水路を出て右側すぐ、南本牧北西面の角っこで再開。ここが案外水深があって25〜29mの間、底の起伏が激しくケーソンか瓦礫でも沈んでいるかのような感触。エンジン流しのため急な水深変化で根掛かり要注意。


南本牧北西面に移動して粘ってみるが・・・未だ船中型見ず。この時点ではボーズ覚悟。

それにしても風が強過ぎる。こんな強風の下で釣りするのは久し振りのこと。何回入れ替えてもアタリひとつ無いが、良い反応でも入っているのか、船長けっこう粘るなぁ、それとも動けないので我慢なのかな。今日はアジの気配がこれまで一度も無いが、せっかくの船上、諦めちゃっても面白くないし、一発でもアタリ出してやろうとあの手この手で釣りは続ける。ホント、前回の後半の食いをこういう日に少し回せれば良いのだがそんなことできる筈も無く。竿はいつもの『SS』から始めたが、今日は水深25m以深メインなので、早々に『S』に交換。この水深だと断然コマセの振り抜きがシャープで良い。14時50分、船の揺れで自然な誘いを掛けるべく戦略的置き竿で本日初のまともなアタリ。ちょっと怪しいと思ったら案の定、後の計測で25.5cmのイシモチ。コイツはかみさんの好物なので血抜きしてクーラーへ。15時ジャスト、お隣さんにもイシモチがヒットし、少し魚の気配が出て来たか?続く15時10分、またしても戦略的置き竿に異変、モタレから持ち込まないモヤモヤアタリにキーパー外してテンション掛けてやるとようやく乗った。これが船中初物となる26cmのアジ。いやはや、今日は完全にボーズ覚悟だったけど顔だけは見たね。水深が2、3mコロコロ変わるので、置き竿もなかなか難しいが、これが不思議と手で誘ってもまったく食わない。ポッツンポッツンと間は長いながらアタリは出始めたが、こともあろうか2連続水面バラシ。如何せん食いが悪過ぎ!船長がブリッジからもったいない!と言うが私も同感。この時間辺りから周りのお客さんも運が良い人にはアタリが出るような感じで、新人船長が玉網持って船上を走る。その後、私も3回アタリを出すのが精一杯。それも1回は巻き上げ中にサヨナラ。これを最後に16時25分納竿。結局、アジは15時以降の6打数3安打(23〜26cm)+イシモチ1匹で辛うじてお刺身1回分。見たところ船中8名で0〜3尾で3尾が2名(違ってたらゴメンナサイ)と渋めのワラサ船のような数字。吹き止まない南西強風の下、テコでも食わない激渋アジ、ついにハマったLTダメアジ釣行。ここ2週連続の貧果で、ようやく魚釣りたい!と純粋に思える正常な気持ちに戻れたかな?そういう意味では次に繋がる良い釣行と言えるのかもしれない、いやホントに。


長かった〜!15時10分、船中初物となる26cmを上げたが、その後も活性上がらず・・・沈〜!

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