ハナダイ、アタリ多くもバラシまくりの悔しさや

12月18日(日)、久里浜港の五郎丸からハナダイに行ってきた。
悪夢の釣行から一週間、今週は都合により日曜日出撃である。前回はシャクリで縞模様を狙ってみたがご承知のような結果、何故、前から2人目までしかアタリが無かったのか解明不能と書いたが、後から色々思い起こしてみると、なるほど・・・要因はまずコレに違い無い。ここで書ける話では無いのでご想像にお任せしますが、いずれにしても何から何まで個人レベルではダメ釣行だったことに変わりは無し。ってことで今週はどうしようかな・・・あまり負のスパイラルを気にしてもしょうがないし、自然体でやりたい釣りに行けばいいじゃん!で、自分の頭の中、Iさんと同じくもはやシャクリ一色。本当は先週のリベンジで縞模様を追い掛けたいところではあったが、今年は期待のI丸がまだやってくれないこともあって先送り。今週はちょっと間が空いてしまった久里浜港五郎丸のハナダイに出かけてみましょう・・・と言うのも、目下の漁場である久里浜沖水深55mを想定して、先日ついにシリーズ3本目となる『サソイ180』を購入してしまった次第。ホント好きだよね。金曜日にそんな話に決まってIさんから予約を入れてくださり有難うございます。ハナダイの模様は相変わらず日替わり状態で、大釣りしたかと思えば翌日激渋だったりで読める状態にあらず、今回は前日の土曜日が2〜15枚とやや渋めの結果だったので逆に期待できるかな?とにかく行ってきましょう。いつもの電車でIさんと合流し、いざ久里浜港へ。6時半を少し回る頃に到着するとアレッ?皆さん、まだ乗船されておらず並んで順番待ち。事情は知る由も無いが、心なしか船長もピリピリ?とりあえず列の後尾に並んで待つことに。程無く乗船が始まり五郎丸と勇丸に分乗。我々はいつもお世話になっている第五勇丸に乗船、先客がトモから入られた関係で私とIさんは左右ミヨシに別れて結果オーライ、本船は右舷4名、左舷3名の7名、別船五郎丸が8名で乗客は全15名。五郎丸の左舷胴の間にはいつものK名人。また来たのかよ!と相変わらずの毒舌振りだが、釣技のことなど気さくにお話してくださる素晴らしい常連さんだ。準備も整い7時頃に出船すると、やや南東方向に舵を取って目指すは久里浜沖。現場はマダイの船団が形成され、本船も合流すると何度か旋回を繰り返し場所を探る。一旦停止して風と潮の流れを見極め、最後にもう一度旋回して位置取りが決まると7時17分、スタート。


季節は12月、秋の下浦沖35mから場を変えて、目下の漁場は久里浜沖55mのマダイ場へ。

西の風ソヨソヨで晴れ、大島の方ではけっこう吹いているようで海上はダボンダボン。船の左前方から周波短めのウネリが入り込み、船はローリングと言うかシェイキング状態。沖で吹いてるのは知っていたので午前中は多少影響受けるかな?とは思っていたが予想より海は良くない。水色は薄濁り、第1投は水深55mで着底。ビシはFL80号統一で指示ダナ3〜10m。竿の柔らかいお客さんはシッカリシャクって仕掛け動かさないとハナダイ食わないから!とのアナウンス。私もワンランク強い竿を新調してきたが、80号ビシでこの水深だとこれでも幾分柔らかい印象が否めない。う〜ん。開始10分程経過したところ右舷トモ2番さんにハナダイ。Iさんもアタリは出したが掛からない様子。小潮の最終日で満潮が10時過ぎの予報。緩い上げ潮に風は西風、南からウネリも入って船が落ち着かず、船長も操船がやり難そう。前半は上げ潮なので食わなくて当然、後半の下げ潮勝負か?と考えていたが、周りで早々に気配が出始めシャクリにも力が入る。仕掛けはハリス2.5号、全長2.8mの4本針ウィリー仕掛け。ちなみに元から107、K−A、クリーム、383B。今日もなかなか簡単にはアタリが出てくれず、しばらくシャクった7時40分、ようやく初のアタリを捉えると23cm級の初物が浮上。K−Aだがホッペにスレ掛かり。直後、一回掛かり損ないがあったが、再び音沙汰無しの世界へ。左舷のIさんもアタリの数だけは出して居られるが、やはり掛かり損ないとバレに苦戦の様子。今日はいつもの旧サソイのリメイク版(先調子)に代わってセイバーZ171を使用して居られるが、横から見た感じ、バッド側は残るものの7:3に入り込んでしまって、逆にこの水深ではシャクリとアワセが効かないように推測される。8時10分、突然のアタリに上手く手が合って2枚目も同級。ここからまたしばらくアタリに見放され、上げ潮も止まりの時間かまったく気配も出さなくなり。試しにカラー針仕掛けで4、5投シャクってみたが、魚居ないのか何にもナッシングで元の仕掛けに戻す。こんだけアタリ出ないと潮変わりまでダメかな。沖だけならまだしも、現場も半端に南西風が入り込み、ウネリが余計に深くなってしまい釣り難いことこの上無い。まともに立っていられないほどのローリングとなり、釣り座に置いたバッグもドスン!と滑り落ちた。


前半はウネリ&ローリングとの戦い。後半、だいぶ釣り易くなったものの如何せんバラシが多く・・・。

9時10分、久し振りのアタリでやや良型、Iさんもここに来てようやく初物をゲット。この時合い、アタリ数はけっこう出したが尽く掛かり損ないと巻き始めのバレに泣き、辛うじて3枚だけ確保。周りでもパラパラっと型を見たがまた静かになり・・・。下浦沖の場合、大きな群れが船の下に着いて連続でアタリが出たり、もしくは1船の下に着いてしまって他船がパッとしないといった状況がよく見られたが、こちら久里浜沖の場合、また少し事情が違う感じで、少なくとも今日の印象では、群れが一箇所に固まらず出たり入ったり回遊しており、船の下に回って来たときにパタパタっと食ってまた抜けるというパターンの繰り返しと思われる。さて、10時を回って下げ潮を期待するも依然上げ潮のまま変わらず、掛かり損ないのアタリをメインにポッツンポッツンの針掛かりで2枚追加。時すでにお昼前。7m付近で良いアタリが出たが掛からず、すかさず底に下ろして再度シャクリ上げると上手いこと掛け直しに成功し1枚追加、そして次の投入でもヒット、そして今度は掛かり損ない。アタリは続いたが、う〜ん、バレるね。やっぱ3回に1回の法則かな。せっかく当てるとこまで行ってるので、もう少しココの精度を上げるのがキモだと思う。3回に1回が3回に2回になったら釣果倍増だもん。結局、9枚止まりでお昼を迎え、12時20分、風は南西微風のまま船首は北向きに変わり、そろそろ下げ潮に変わり始めたところ、俄かにアタリが続いて、まず1枚上げてツ抜け。この時、Iさん11枚ですか?私が連続でアタる時間とIさんだけ連続でアタる時間が極端で、群れがどっちから入ってくるかで違ったりするのだろう。その後、好転を期待するもイマイチ盛り上がりに欠ける展開のまま、地味に増やしはすれども大して数は伸びず。Iさんも7連続バラシだそうでご愁傷様。私も3回に1回の法則に地団駄を踏みながら、なんとか15枚まで辿りついたが、終盤、下げ潮が速くなってしまうとまったくアタリ呼び込めずアウト。少し延長してくださったが結果出せないまま14時10分に納竿。しっかし、今日はウネリでまともに立っていられない状況の中、先週の鬱憤を晴らすべく真剣にシャクリましたよ。ホント、毎回、難しくて終わってみれば課題や反省点だらけ、だからハマるんです。下船後、バラシた数の半分取れれば竿頭取れたのに!と船長に言われトホホ〜ッ。また頑張りま〜す。


本日の釣果、ハナダイ 15枚(23〜30cm)、外道は無し。食材的にはこれにイナダ1本とマルアジ2本くらい交ざれば完ペキなんですけど。


現場は大して吹いていないのですが沖では西南西が強め。ウネリと風の角度が違うとメッチャ釣り難い。

【船宿HPコメント】
久里浜沖55m前後、水温=15.5℃、水色=薄濁り 2隻 23〜32cm・3〜18枚
 23〜32cm・3〜18枚、8名・67枚 トップ・○○○○氏
 23〜31cm・5〜15枚、7名・76枚 トップ・小峰俊之氏
8名がツ抜けして計143枚、外道にイシダイ
本日のハナダイは7名・8名の2隻で出船でしたが、波と云うかウネリと云うか、海がブワブワして西よりの風がソヨソヨでやりにくい一日でした。お魚も全体的に喰いは渋チンで、早い時間帯はどうしようかなァ〜っと云う状況で、その後もポッツリ・ポッツリと云った感じで数を伸ばす事は出来ませんでしたが、皆さんに頑張ってシャクッて戴いたので両船共にそれなりに平均して釣れました。後半は反応バッチリでしたが、その割りにアタリが少ないなァ〜ッと云う状況でした。新しい年に向けて、明日以降も頑張りますッ!!


花鯛は今回も火を通さず生の皮付きでお刺身。皮が薄い小振りを選びましたが、やはり少々キビシイ感じ?この食べ方は皮岸の脂の旨みが一番感じられますが・・・好みで分かれるところでしょうね。定番塩焼きは必ずやらないと!!産卵後で脂抜けちゃったかとも思いましたが、そんなことありませんでした。手間は掛かりますが、塩窯焼きにしたら最高でしょうね・・・。


翌朝は恒例のヅケ丼。今回、お約束のマルアジが釣れなかったので花鯛を使用。ウマイに決まってます。

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