凪倒れイシダイ五目、船は満船、魚は休業日

12月10日(土)、腰越港の政美丸からイシダイ五目に行ってきた。
今年は水温の低下が1ヶ月くらい遅れているとのことで、なかなか始まらなかった相模湾のイシダイ五目。12月に入ってからポツポツ型が出始めたようで注目していたところ、先週から今週にかけてようやくウィリーシャクリでもアタリが出るようになってきたとの朗報。まだ餌釣り有利との情報ではあったが、木曜日が頭40枚超、金曜日が頭20枚と爆釣が続き、さて土曜日は!?ここ数日の釣果情報&晴天凪予報でなんだか地雷を踏みそうな気はしたものの、先週の大雨の中出撃されたIさん、今週も連荘とのことなので、お付き合いさせて頂くことにした。始発電車から東海道線に乗り換え、藤沢駅でIさんと待ち合わせ。6時20分頃、薄暗い港に到着すると、早速受け付けを済まして船へと向かった。右舷ミヨシ2番、3番を確保してくださっており、ありがとうございます。船は右舷8名、左舷7名と案の定の満船状態、別船と分乗で2杯出しの大盛況。飛び込みであと2人乗るとか乗らないとかで少しゴタゴタして、なかなかキーパーの位置が決まらなかったが、結局人数変わらずセーフ。釣り座には桶、水汲みバケツ、タオル、コマセセット一式に付け餌用のオキアミブロックが最初から配備されていてさすがのサービス。釣り座の外縁に温水パイプが通っていて、これがまた寒い朝には有り難い。念のため上乗りさんに餌釣り有利なのかウィリーでも食うのか確認するとここ数日数出しているお客さんはやはり餌釣りだそうで少しガッカリ。ウィリーシャクリで食わせたいんだけどどうですかね?との問いに、食わないことは無いので是非挑戦してください!とのこと。う〜ん迷うな。Iさんは先針だけ付け餌のウィリー仕掛けを使うようなので、ヨシ!ここは潔くオールウィリーの4本針仕掛けを出しましょう。確か定刻は6時30分のはずだと思ったが、仕度に少々時間が掛かって7時少し前にようやく出船。船は港を出ると取り舵方向に。10分程で到着したのは鎌倉寄りの定置網の際、イシダイ五目の定番ポイントである。船長は反応を探しているようで、何度も何度も旋回し位置の微調整が行われ、7時15分、場所が決まると開始のアナウンス。北北東の風で晴れ、海上は穏やかそのもの。水深29mで着底、水色は極澄み。タナは底から5mとの指示、あまり上まで上げないようにとのことなので、慣れないお客さんが多いのを見て、色んなタナで別々なことをやらないようにとの意図が窺われる。


予想はしていたが、連日の好釣果に満船2杯出し。右舷ミヨシ2、3番を確保しておいてくださり感謝。

着底後、速やかに底を切ってハナダイの時よりややソフトに、シャクリ幅は少し抑え気味にして待ちは2秒程度。ビシダナで底から8mくらいまでを探る。開始早々、右舷大ドモと左舷ミヨシのお客さんに何やらヒットしたが、動きからしてイシダイでは無さそう。上乗りさんの玉網に納まったのは40cm級のイナダ。そして10分経過の7時25分、今度はお隣Iさんにヒット。これが船中初となる本命イシダイ(30cm弱くらい?)、しかし仕事早いなぁ。ウィリーに食ったそうなので期待は高まるが・・・。ブッ込みでイナダが2、3本上がったきりモーニングサービスは終了してしまい、一部の人を除き、私を含めて船上お葬式状態。貸し竿のお客さんも多く、見渡したところちゃんとシャクれてる人は1/3も居ないから余計にキビシイ。Iさんはチップしたりアワセ損なったりと頻繁にアタリを出して居られるが、こちらどういう訳かまったく何もナッシング。活性は低いようでシャクリはゆっくり目が良いとのアドバイスを戴き、それではと少し釣り方を修正したみたところ、次の投入でいきなりアタリ。シャクリ上げて止めたところで一瞬カクッと引っ掛かるような違和感を感じ、すぐさま竿に乗せると、おっとデカイかも!グング〜ン!2回目の伸しで重さが消えた。バッカヤロ〜!ハズレやがった。操舵室から見ていた船長も悔しそう。間違い無くイシダイだったが、このアタリの無い日に痛過ぎる。まぁ、悔しがっていてもしょうがない、次を食わせるべく黙々とシャクリと入れ替えを繰り返すが、たま〜にカスる程度でアワセを入れるようなアタリがなかなか出てくれない。8時、再びIさんにヒット、無事取り込んだのはさっきより少し小振りだがイシダイ。先針のオキアミに食わせたようで、ムカツく〜っ!もう釣れなくてもいいから死んでも餌付けないことにした。(笑)大潮の3日目で干潮が10時半頃の予報、今のところ東への極緩い流れはあるものの、晴天ベタ凪でビシが10mくらいまで見える状況、しかもこの人数でバカバカコマセ撒いて活性上がる要素ゼロ。左舷ミヨシの常連さんにIさんと同級のイシダイが食った他、右舷ミヨシ1番の常連さんもウマヅラや小振りのイシダイを釣り上げ、この時間、本命の顔見ているのは前から2人様まで。こちら本命どころか、スズメダイ1匹引っ掛からない死のシャクリ。毎週毎週、釣れない釣りの連続、ここまでヒドイと笑いも出ない。


開始早々、予想を超える活性の低さ。結局、本命見たのは左右ミヨシ2番さんまでとは如何とも・・・。

で、浅い所では水深24mくらいまでを小移動しつつ点々と攻めて行くも、相次ぐ生体反応皆無の流しにお手上げ状態。何か他の釣りやろうという声も出始めたが、船長も諦めきれないようで、10時15分、もう一回朝イチのポイントに船を回した。ブッ込みでパタパタっとイシダイのアタリが出て、やっと始まったか?と思ったが、またしても食うのはミヨシ2番までの限定会員のみ。色々聞くとハリスの太さとかそういう問題じゃ無く解明不能。結局、それもすぐに止んでしまってまたまた沈黙タイム。11時、イナダも一瞬で終わっちゃったとの他船の情報からアマダイ狙いに変更。少し走って腰越沖の80m前後。上乗りさんから80号のオモリをお借りし、Iさんからは仕掛けを頂戴しありがとうございます。潮も何にも無いので1.3mくらいタナ切って置き竿。頭が朦朧とウトウトし始めた12時25分、ウン!竿がダンダンッ!て叩かれた?と思ったら、バッドからひん曲がって竿が海面に突き刺さった。一瞬、目を疑ったが夢じゃ無さそうだ。竿を手持ちでやり取りを開始すると、これが間違い無くアマダイの引き、しかも推定45cm級の良型。やったね〜!最初、慎重に手巻きで10mくらい浮かして、そろそろ大丈夫だろう。レバーを倒して電動巻きに移ろうとしたところ、アレッ!?重さ無くなった?バッカヤロ〜!ハズレやがった。横で玉網スタンバっていた上乗りさんも落胆。周りの皆さん一様に、何やってんの!という冷たい視線が突き刺さる。(笑)私だってバラしたくてバラしてるんじゃないんですけど・・・。今日はシャクリがダメ過ぎてアマダイ釣りたい気分でもなかったし、置き竿で最初に引っ張りっこさせ過ぎて口が開いちゃったんだろう。なんだか悔しくもないよ。で、その後、まったく調子上がらず、13時10分、最後は65m立ちに移動して再びコマセシャクリ。程無く良型のマルアジが食い始め、入れ食いモードに突入した途端、ミヨシ3人で重度のオマツリとなり、お隣さんの連釣を横目に見ながら復旧待ち。14時くらいまで延長してくださったが、復帰した頃にはマルアジの群れも抜けてしまってジ・エンド。何やってもまったくダメ、やることなすこと全否定、こういうの厄日って言うのだろう。

本日の釣果、マルアジ 2本(23〜30cm)、アカボラ 2尾はIさんのクーラーへ。ガンゾウビラメ2枚は放流。氷もIさんのクーラーへ移動し空っぽで帰宅。結果、船中イシダイ0〜3枚、たぶん3枚3名(左舷ミヨシ1番、右舷ミヨシ1、2番)、1枚が1、2名(左舷ミヨシ2番?)、他は全員ゼロ。(間違ってたらスミマセン。)こういう日は食ってくるイシダイも型が小さいと船長。別船はイナダメインに狙って1〜9本と全員ゲットの模様。気になる久里浜五郎丸はハナダイ絶好調で裏目もイイトコ。まったく何やってんでしょうね。(泣)

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