アマダイ、終日活性上がらずも辛うじて型は出し

1月8日(日)、三崎港のえいあん丸からアマダイに行ってきた。
お正月三箇日は釣りにも行かず家でのんびり。年末27日に退院したうちのかみさん、おかげさまで経過は順調もさすがにアルコール抜きで年末年始を送るハメになり少々気の毒ではあったが、その分、私が余計に飲んであげて、結局、我が家のアルコール消費量は例年と同じか多いくらい!?元旦は昼から10時間耐久で飲みっ放し、2日、3日も夜にはしこたま注入し、散々胃が疲れた状態で4日が仕事始め。年の始めからこの調子だもんね。で、今年は9日(月)が成人の日となっていきなりの3連休。お天気は冬型の気圧配置で安定しそうなので何か初釣りに行って来ましょうかね〜。船宿HPを物色しているとコマセマダイが例年に無く好調で、小型交じりながらトップ2桁も珍しくない状況、他、ギャンブル性は高いが冬タチも食味的にはかなり魅力的、今シーズン未着手のスミイカも数より型の時期に入って釣り味も食味も楽しめそう。そんな中、アコウ、アカムツ、アマダイとサイクルで出船中の三崎港えいあん丸、連休中日にアマダイ乗合がスケジュールされているのを見つけ、予約状況をみたらナント、左右大ドモ以外はガラ空き状態。正月早々混雑船でストレス溜めるのもイヤなので、ここはのんびり志向で右舷ミヨシ1番に座席指定予約を入れてみた。送迎の時間に合わせ、いつもより遅い電車に乗り込み、横浜駅の昇りエスカレータでアレッ?少し前方に見慣れた釣り人のお姿が!?I澤さん!今日はどちらに?いつものとこだよ。EAMのアマダイですか?な〜んだ、同じじゃないですか!ってことで、ご一緒に京急へ乗り換え。今朝の送迎車はたっくんの運転で4名のお客を乗せて港へ向かった。アマダイ船は3名の予約のまま増えず、もう1名誰だろうと思ったら足立のおとうさんだって。蓋を開けてみれば打ち合わせでもしたかのような乗り合わせだもん、笑っちゃうよね。別船オニカサゴは左右4、5名の乗客で左舷ミヨシには最近HPをご覧くださりよくメールを頂くYASUGIさんご一行。初めまして!準備も整い8時少し前にオニカサゴ船、本船の順に河岸払い。船は三崎東口から沖に出る。海上思ったより風が強く、徐行にも関わらず容赦なく飛沫を被り始め、堪り兼ねて荷物を抱えて舳先へ避難。先日は城ヶ島沖で模様良かったような話だったが舵は東方向。せっかく三崎出船なので東京湾の船が来ない城ヶ島以西でやりたいのが本音だが、色々ありそうだし・・・。


私の他、右舷はトモにI澤さん、左舷は足立のおとうさん1名と大名釣り。後はお魚のご機嫌次第・・・。

船は毘沙門沖で停止し、何度か旋回を行って場所が決まると8時13分、開始のアナウンス。北北東の風やや強く曇り、海上多少の風波はあるが釣りに支障は無し。第1投目は水深82mで着底。序盤はいつもの釣り方でアタリの出方を様子見である。大潮の2日目で干潮が10時20分頃の予報。この時間、西から東への潮がトロトロで右舷ミヨシ突っ込み気味に見えるが、この人数では釣り座の優劣は関係無さそうだし、とりあえず自分の釣りをきちっとやって結果が着いて来てくることを願おう。外道がもうちょっと煩いのかと思ったが、意外にも海底は物静かで、こりゃ水温下がったかな?活性がまったく感じられないもん。このアタリの少なさ、数年前の初釣りアマダイを思い出すなぁ。当日、水温が前日比2、3度も急降下してしまい、やっててそんなこと知る由も無し。結果、外道も食わずの大撃沈を喰らったことがあった。あんなじゃなきゃいいけど、アレに近い雰囲気もあり・・・。8時30分、ようやく本日初の生体反応をキャッチ。ゆっくり誘い上げた穂先に明確なシグナル。何か着いたけど小さい。アカボラかな?回収するとアレッ?なんだよ、アマダイはアマダイだけど苦笑サイズ。後の計測で26.5cm。なんだかな〜、でもまぁ、今年の初アタリがアマダイってのは縁起がいいかも?放流できそうにないしもちろんキープ。その後、海底の様子は相変わらず低調で、やっとアタリが出たかと思えばトラギスでガッカリ。寒いのでフードガッチリ被って、風の入る隙間を無くしているせいで、これはこれで集中できるのだが、その分、周りの様子も目に入らず。たまにトモのI澤さんの透明の容器に目を配ると、徐々に賑やかになりつつ、いつの間にかしっかり本命も入っていた。30cmちょいかな?流石、早いうちに型出しましたね〜。アマダイは1尾目を早めに上げると上げないで後のプレッシャーが大きく変わるのである。私もアレじゃ釣ったうちに入らないので、何とか良型1本!あわよくば40cm台後半の目が離れててデップリ太っといヤツ!毎回コレが第一目標なのだが・・・。1流し約1時間サイクルで回り直し。水深は82〜86mくらいの間。ちなみに本船の場合、着け餌は自前で持ち込みが必須。支給餌はコマセ用のブロックを解凍して器に入れてくれるだけなので、使える粒を探す方が困難。乗船される方にはご参考まで。


場所は定番毘沙門沖、水深82〜95m。風が弱まらず一日寒〜い海上、底潮が冷えたかアタリ少なく・・・。

10時過ぎ、I澤さんの様子を見に行くとナント、2本目のアマダイは38cm?他、ホウボウ、レンコなどと賑やかなバケツの中。今日はよくアタリを出して居られますね〜。聞くとアマダイもアタリ小さく居食いだそうで、活性が低いのは間違い無さそうだ。席に戻って釣りを再開すると、程無くI澤さん、良型レンコダイやソコイトヨリまで上げられて、今日はおかず釣り名人!?いいなぁ、私も頑張ってもうちょっといい魚釣らねば・・・。潮が東から西への流れに変わって、風は次第に東っ気が入り始め形上はトモ流し。エンジンで引っ張り過ぎて道糸真横にぶっ飛んでも誰も居ないのでお構い無し。ホント空いてる船は楽である。で、その後、カナドがポツポツ、アカボラ、オニカナガシラなど辛うじておかずを追加するものの、本命からのシグナルは遠いままそろそろお昼。次第にプレッシャーが上昇する頃である。11時50分、状況振るわないので、ダメモトで深めに移動するとのこと。なんでもいいや、釣れれば・・・。水深95m前後からの流しで再開すると、最初静かだった海底も徐々にアタリが出始め、ご挨拶のレンコダイ。けっこう上の方までガタガタと引きがあるので分かり易い魚である。20cm前後のまとも級がポツポツ釣れたかと思ったら場所がズレてまた静かに。外道少なめでけっこう風波があるので置き竿も良さそう。トラギスを避けやや上目のタナで戦略的置き竿。穂先を見ながら手元はオキアミの尻尾切り。そして12時20分、波で持ち上がろうとする竿がドッスッと止まり、目を疑った次の瞬間、ダンダンダンッ!段を付けて竿が海面に刺さった。この画、先月某丸での光景とオーバーラップしてイヤ〜なイメージを抱きつつ、キーパーから外して手持ちでやると魚があの時よりデカくも無く、底を離してからは電動で通常巻き上げ。海面を割ったのは後の計測で40.5cmと辛うじて40cmオーバーのアマダイ。やっと食ったね、まともなのが!コレ1本釣れると釣れないじゃ大違いだし。ホッと胸を撫で下ろし、柳の下のどじょうをもう1匹狙うが今日は渋いの一言。何にもアタリ無くなっちゃった。最後、城ヶ島寄りのポイントにも回ってくれたが何にも無し。そのまま状況変わらず14時50分に納竿。遅ればせながらの初釣り、食い渋い中、顔見れたので結果オーライとしましょうか。さて、今年も一年間、どんな釣りができるか楽しみである。


本日の釣果、アマダイ 2本(40.5cm、26.5cm)、レンコダイ(キダイ)、ホウボウ、カナド、アカボラ(ヒメコダイ)、オニカナガシラの持ち帰り(ホウボウ、小レンコなどI澤さんからの頂き物交じり)。他、クラカケトラギス、オキトラギス、ヒメ、座布団級のエイなどが釣れましたが放流。


とりあえず当日夜の刺盛り、上段左からカナド、レンコダイ、下段左からアカボラ、アマダイ小。カナド以外は皮目の湯引きです。お魚屋さんでは手に入らないお刺身盛り合わせ、小物4匹でこんな一品できちゃうところがアマダイ釣りのもうひとつの魅力でもあります。

ホーム目次前のページ次のページ