マルイカ、反応あれども活性激渋で力及ばず

4月28日(土)、大津港の小川丸からマルイカに行ってきた。
桜も木もすっかり葉桜となってしまい早いもので今日からGWに突入。火曜日と水曜日休みを取られて最長9連休の方も多いのかもしれないが、今年は祝日の配置がイマイチ面白くもなく、GWは何処に行っても人が多いので、あえて自分はカレンダー通りの予定。そもそも2012年は建国記念日、こどもの日、秋分の日、文化の日が土曜日に食われてしまってカレンダー的にはツマラナイ一年である。意味の無いハッピーマンデーなんぞさっさと廃止して、祝日が土曜日と重なった場合、金曜日に振り替える法案を早く通して欲しいものである。(笑)さて、先週は仕立船に参加させて頂き、久し振りに相模湾側のマルイカ釣りを堪能するはずだったのだが、蓋を空けてみればシーズン終期の激渋マイクロマルイカ状態、しかもそれを大流しで拾い釣りという想像を絶する過酷な内容。疲れだけがドッと溜まって手応えもなんにも得られずのまま帰港となった。一方、東京湾側の情勢も今ひとつ盛り上がらないまま、むしろキビシイと言わざるを得ない状態が続いているが、う〜ん、今日からGWでしょ・・・どうしよっかな。食味的にはそろそろアジの禁断症状が出始めている我が家なのであるが、ここはもう1回マルイカにチャレンジかな。先週の荷物を電車用のバッグに移し換え、新しいタオルや血圧の薬など若干の補充だけで準備完了。いつもの時間に出発して、横浜駅で京急の1番特急に乗り換えると、なんとなくお会いしそうな予感がしてたのでビックリもしなかったのだが、いつもの位置にIさんのお姿が。おはようございます!今日は久里浜G丸からハナダイシャクリですか、昨夜予定が急に空いて2月のメバル五目以来の釣行だそうで、ご健闘をお祈りしてます!堀ノ内でお別れして私は京急大津駅で下車。船宿に到着すると何かがおかしいことにすぐ気付く。ナント、マルイカ船の札が1枚も抜けていないのである。えっ?もしかして船出ないのかな・・・受付はいつもの貴光船長。マルイカ、込み根さんだけだから札取らなくていいですから!出ますから大丈夫ですよ!っておいおい、今日はGW初日だろ、ホントかよ!?頼むよ、誰か来てくれ〜!(汗)店に居た梅ちゃんも一見して船に乗る格好じゃないのでもしや?と思ったら案の定、今日も○○○○の握手会っすか?若いっすね〜!アイドル追っかけてないで、こういう日は船乗らなきゃでしょ!(笑)


鴨居沖は香山根の上手側一帯水深30m前後が目下のメインフィールド。地元の船数隻で探索を繰り広げる。

・・・ってことで、ひとり寂しく右舷オモテっ側の魚探の真横に荷物を下して準備開始。仕掛けも先週使ったヤツをそのまま伸ばしただけで完了。朝飯食べながら暇なのでIさんの携帯に「現在客私1人(汗)」と送信。すると「1人ですか、頑張ってください!」と着信。ハナダイ多少でも釣れるといいですね。時既に7時、梅ちゃんが氷持ってきてくれて、さっき船長が1人電話あったって言ってたから来るの期待してたんだけど・・・この時間じゃもう来ないよ!と言い残し、私を見捨ててお隣アジ船のお手伝いへ。そろそろ定刻になろうとするが結局お客は誰も現れず、7時15分、第8小川丸は乗客1名を乗せて港を後にした。場所は鴨居の前か航路の赤ブイ周りが目下のメインフィールドとのことで、7時35分、まずは鴨居沖でスローダウン。北北東の弱風で薄曇り、海上は良い凪、GWは初日から絶好の釣り日和に恵まれ、おまけに客1人で船出してもらって、せめて良い情報のひとつでも出せるよう精一杯頑張りますので・・・。10分くらい探索が続いて7時45分、本日第1投は香山根のブイの沖、水深37m、ここはアタリ出ずにすぐに回収。ブイの上手中心に一郎丸、五郎丸、又エム丸、石川丸ら地元の船が操業中。きよし丸と吉明丸は今日はお休みかな?ところが、船止めている割にイカが上がる場面がほとんど見られず、なんだかヤバイ予感が・・・。そして2投目、水深32mもアタリ出ず。コレって居るけど乗らないパターンだな。遠くに見える久里浜沖のマダイ船団はさすがいつもに増して船数は多く、昨日まで爆食いしてトップ2桁ザラの釣果を出していたが、GW突入と同時に人数も船数もドッと増えて、おまけにこの晴天凪じゃ、まず食い渋り間違い無しだろう。さて、本船はマルイカの探索が続くがそう簡単に見つかるほど魚影が濃い訳でもなく、ようやく仕掛けを下しても生体反応まったく出ず。先週に引き続きこの激渋状態に我が引き出し持ち合わせずである。8時15分、見切りを付けた船長、船団を離れるとエンジンの回転数を上げて南東方向に走る。航路中央1番ブイ辺りから徐行しつつ竹岡沖2番赤ブイ周りを探索、ここもなかなか止まれず、水深35〜40mで何回か投入してみたがまったく何にも無い。カ〜ッ!9時、再び鴨居沖に戻るとすぐにブレーキ。どうやら今日イチのドデカイ反応を捉えたようだ。


竹岡沖は浦賀水道航路2番赤ブイの上手側一帯、こちらの方が多少濁り気味に見えるが活性は変わらず。

正直なものでブッ込みで着乗りしたがこれは敢え無くバラシ。そのまま巻き落としてみると、また乗った〜!これが本日初物となる胴長18cm。こうじゃなきゃね。良い反応出っ放しらしく、ソナーで被せ被せで15分ほど止まっていられたが、最初の1杯取ったあと、お触り程度が2回あっただけ。なんでだ〜!強いて言えば水色良過ぎか、急に水温上がったような感じもありで渋いのかな?回収の合図が出ると、そのまま下手に船を進め、浦賀、久里浜方面への探索の旅。アシカ島の下、本来この辺で船団出来て入れ替わり立ち代り投入するような状況にならなきゃウソなのである。途中、何回か入れたが生体反応まったくナッシング。この調子じゃこの先キビシイかもね・・・。10時半、再び鴨居沖、ここは1投目で持ち上げのアタリが出たが空振り、居るねぇ。オモリ底に着けたままの叩き〜ゼロテンで再び明確なアタリ。ドスッとアワセが決まって回収すると案の定のムギイカ。反応が消えたり入ったりだそうで、この流しはその後マルイカ2杯追加で計4杯。何度目かの投入で叩き後のビタ止めに1杯乗ったが、基本、着乗りは無し、誘って誘って掛からない触りが出るか出ないか。11時15分、久々の乗りはムギイカとマルイカの一荷だったが、取り込みで上のムギイカ落っことし下手クソ!お昼近くになると反応もより一層見つけ難くなりほとんどが旋回時間。たまに入れてもイカ様完全無視で好転の兆しは無し。もう上がりましょうか?何度も喉まで出かけたが、この反応の少ない中、一生懸命探して船を止めてくれるので、船長の仕事に応えるべく真剣に向き合う。が、如何せん乗り目悪過ぎてオレの力じゃどうにもならん!13時半、おいおい、今から走るか!?2番赤ブイまですっ飛ばす船長。又エム丸も並走してるから何か良い情報でも入ったか。到着すると吉久が1隻操業中だが、ブイの横に着けたまま釣れてる気配無し。いつしか又エム丸もその横に着けてフリーズ!?本船は止まらず赤ブイの上手側一帯をシラミ潰しに探索するが、14時10分の投入で辛うじて1杯だけ追加。14時20分、船長降りてきて、込み根さん、そろそろ行きますか?うん、行きましょう!乗客1名、最後の最後まで手を抜くことも無くきっちり仕事してくれた船長に感謝。せっかく反応捉えても、釣り手がヘボで申し訳無い!今度、10年モノのイイヤツ1本持って行きますから。(笑)


本日の釣果、マルイカ 6杯、ムギイカ 1杯(胴長10〜18cm)、先週に引き続き、東京湾側も情勢キビシイっす。

【船宿HPコメント】
日中マルイカ  今日は寂しく1名様でした・・。前半は鴨居沖で反応が出っ放しなんてシーンも有りましたが水色は澄んで水温17度で乗り気が無い感じでした・・。地味乗りで7杯でした。ps明日は配船の都合でマルイカ船はお休みします! 貴光船長

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