マルイカ、反応少なく渋乗り、のち反応無くなり

5月5日(土)、鴨居港のきよし丸からマルイカに行ってきた。
GW後半戦はすずきんさんとご一緒にまずは小網代沖のリベンジ(私はGW初日の分も併せてですが、笑)でマルイカ、元気があればもう1回、先日の釣行で品物太鼓判のLTアジなんてどうでしょう?と思ったら、3日は前日からの大雨でNG、4日も低気圧通過後のウネリ残りと南西強風予報により無理せず中止。結局、2日流れて5日にようやく釣行実現となった。そもそもこの時期、お天気一週間持つはずがなく、前半が好天だっただけに後半はそんなところだろう。で、釣りモノは模様的にかなり微妙なところではあるが、当初の予定通り二人とも気持ちはマルイカ。GW初日、小川丸さんには乗客1名で船を出してくださり、その直後に大変恐縮とは思ったが、本日お邪魔するのはすずきんさんの定宿である鴨居港きよし丸。船長同士お友だちなのでここは多めに見てもらうことにしましょう。しかし、盛り上がりそうで盛り上がらない今シーズンの東京湾マルイカ情勢。前回釣行後も1日(火)に頭40〜50杯台の好釣果がちらほら見られた以外、基本的には反応少なめの渋乗りのまま推移。シケ後で好転を期待した昨日も蓋を開けてみれば模様イマ2、イマ3。1船ブッチギリの釣果を出していた以外、聞くと帰り際にチョロっと乗った程度だそうでナントもキビシイと言わざるを得ない。本日もリベンジどころか返り討ちに遭う可能性の方が高そうではあるが、まっ、苦戦覚悟で行くだけ行ってみましょう。朝5時、すずきんさんにお迎え頂きいざ現場へ急行。行程順調に5時40分過ぎに到着すると先客は1名のみ。船長も早くからいらしていて荷物を下すと早速乗船開始。先客は左舷トモに入られ、我々は右舷オモテにすずきんさん、私と並んで荷物を下した。程無く3人連れが乗船され、しばらくして常連さん1名が左舷ミヨシへ。それ以降、パッタリ客足が止まったので、やる気のお客は早い時間に来るけど、GWは半端な時間に来ても満船で乗れない心配があったり、案外もう来ないんじゃないの?な〜んて言ってたら、案の定、ホントにその後誰も現れず。先日と言い今日と言いGWとは思えない状況に拍子抜け。やっぱこのところの釣況が少なからず影響しているのは間違いないだろう。出船までの待ち時間も話し相手が居るってのは有り難いもので、いつものように退屈さを感じることもなくそろそろ出船時刻。右舷4名、左舷3名の7名の乗客で7時25分に出船となった。


晴天、澄み潮、ベタ凪、三拍子揃った激渋日和?まずは鴨居の港前から探索を開始したが・・・。

徐行しながら港を出るといきなり目の前で停止、7時30分、早くも第1投の合図。海上ほぼ無風で晴れ、スパンカ張らずに船首は西向きで安定。水深20mちょっとの浅場から入れてみたが生体反応無し。そのまま香山根のブイ周りに進めて、水深35mで1回入れるもアタリ出ず。回収して周辺を探索するもなかなか止まれず、次第に南下しながら反応探しの旅へ。予想通りと言えば予想通りだけど、晴天、澄み潮、ベタ凪と激渋条件三拍子揃って早くもヤバイ雰囲気に満ちているのであった。(笑)先日のLTアジ釣行の際、横浜方面ではイイ感じに濁りが入っていたが、湾口部方面はこの春あまり濁りが被らず未だ水色良過ぎの感があり、この潮にこの天気じゃマルイカも浅場でノリノリ気分にはならないだろう。途中、小川丸と並走しながら久里浜方面へ下って行ったが、先に反応を捉えたのは小川丸、急ブレーキと同時に投入の合図。いいなぁ。本船はそのまま笠島のブイからアシカ島の下手まで進めて旋回。8時5分、約30分振りの投入は水深37m前後。着乗りも無く、1回触りらしきを感じただけ。居るんだろうけどまともなアタリ出ないもんね。8時17分、誘って誘って本日初物を乗せたが、これが胴長10cmに満たないマイクロ級。同じ流しで同級をもう1杯上げて2杯としたが、すずきんさんもこのイカ見て、これじゃ無理って。反応が小さくて上手く船が着けられないと船長。マイクロ級の小さな反応じゃ釣るのも難易度AAAである。その後も探索に時間が掛かり、何をどう見ても状況は思わしくない。その後8時台後半は2、3回投入の機会はあったが、いずれも生体反応まったく出ず。はぁ〜。ちなみに今日は久し振りに自作和竿を持参、ミリオネア100CVZと合わせて使用。和竿のコーナーで記載した通り、胴と手元を接着し忘れていたのをいいことに手前一節詰めてみたのだが、これが良くて、40号背負わせてバランス良く『極鋭』を凌ぐ使用感!?マルイカ釣りで和竿使っている人も珍しいので今後メインで使ってみようかな。(目立ちたい訳ではないですが、笑)9時10分の投入は1投目でアタリが出たが、派手な持ち上げアタリにタイミング合わず空振り。巻き落としから叩きで再びアタリ。今度は上手いこと掛かって、これが案の定のムギイカ。この流しは15分ほど続いて、掛け損ないを挟みながらマルイカ2杯追加で計5杯。今日もまったく着乗りは無し、聞き誘いや叩きに反応。


今日は自作和竿。久し振りに使いましたが、我ながらけっこうイケてます。(自画自賛)

一旦、回収後、位置取りを微調整して、たぶん同じ反応に乗せ直したと思われるがカスリもせず。潮澄んじゃってるし見切られちゃってるのか。結局、2回反応に乗せ直したがダメ。更に30分ほど旋回し10時ジャスト。この流しは反応出っ放しのようで、ナント11時10分までの1時間10分、入れ替え無しの長期戦。大潮の2日目で干潮が9時40分頃の予報。船は南向き、だいぶ上げ潮が効いて来て道糸がトモ寄りに入るが、極力足元に仕掛けを立てるべくマメに再投入が必要。1投目、すぐにアタリは出たが掛からず、三度目の正直でようやくである。相変わらず乗りは渋く誘って誘って1回アタリを出せるかどうか。反応出っ放しとは言え、釣りながら手放しで喜べるような状況では無くむしろ息苦しい。約1時間、辛うじて単発9杯で計14杯。一応、ツ抜けはしたが、小さいのが多くボリューム感は無い。この流し、すずきんさんも同じく9杯確保とのことで、やっぱ難しいですよね?この活性に対応できる腕があれば、一流しで20杯、30杯釣っちゃう名人も居るのか居ないのか、それはナゾである。船長曰く、まだ反応出てるそうなのだが、時間とともにスレて触りも出なくなり止む無く回収。再度同じ反応に着け直してみても、やはり一度触らなくなった群れはダメなようだ。諦めて別の反応探しに走るも、そうしたらそうしたで今度は反応見つからずに止まれない。上げ潮ぶっ飛びのため、すずきんさんと同じタイミングでオモリ50号に変更。12時、30分走っての投入は少し北寄りの浦賀沖、水深40m前後。この流しは3杯確保して17杯。この反応も時間とともに触りも出なくなり回収。さっきと同じで一度ダメになった群れは船を乗せ直してもダメ。元から少ない反応が午後からはほとんど見つからなくなってしまったようで、次の投入はナント50分経過の13時15分、この投入はすずきんさんの1杯が船中唯一か?自分はカスリもせず回収。鴨居沖一帯〜浦賀沖、久里浜沖は笠島〜アシカ島の上手一帯をシラミ潰しに探索するがまったく反応ナッシング。しかもこの時間南風が強まってきて旋回中に飛沫を被りメガネが〜。(笑)次の投入は更に1時間5分経過の14時25分・・・が、ダメ〜!で、あろうことかオモリ握ったまま時計は15時。最後、一回入れない訳にも行かず、一か八か止まってぶっ込んだがスカで回収。カ〜ッ!如何せん、元から少ない反応が無くなってしまってはどうしようもない。


午後からは反応ほとんど見つからず走りっぱなし。こういう日は船長も胃が痛くなるんでしょうね。

結局、自分は12時の投入で3杯乗せたのが最後となりムギ込みで17杯。今季の東京湾マルイカ、相変わらずキビシイ状況が続いているが、いったいこの先どうなってしまうのだろうか?例年これからの時期、浅場で好乗りモードになるはず?なので今後の復調に期待したいところではあるが・・・。すずきんさんも前回よりは数釣れたとは言ってもなかなかストレスの溜まる内容でホントにお疲れさまでした。機会がありましたらもう一回リベンジ戦ですかね・・・。またよろしくお願いします。


本日の釣果、マルイカ 14杯、ムギイカ 3杯で計17杯(胴長9.5〜16cm)。

【船宿HPコメント】
マルイカ 小〜中 2〜17杯 東京湾 20〜70m
今日は午前中はなんとか反応見れましたが午後はまったくダメでした。朝もなかなか良い反応に遭遇しませんでしたが、普通の反応でちょっと釣れました。型が小ぶりサイズも居るような感じでしたので釣るのは更に難しかったです、潮も中盤から速くなりました。竿かしらは込み根様17杯、すずきん様13杯、○○さん11杯・・明日も出船します。

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