マルイカ、反応あれどもミニの渋乗りで苦戦

5月12日(土)、大津港の小川丸からマルイカに行ってきた。
低調のまま推移してきた今シーズンの東京湾マルイカだったが、湾口部にもようやく濁り潮が入ってくれたようで、木曜、金曜と出船した船はいずれも頭40〜50杯と一転して好模様。こりゃいよいよ浅場で本格化か!?ここ数週間、神経擦り減るような渋乗りばかりだったので、そろそろ食味と癒しを求めてアジでも釣りに行こうかと週の前半くらいまでは思っていたのだが、後半になるとマルイカの釣果情報見ながら連日会社でウズウズ状態。ホント好きだよね〜。ところがよくあるパターンで、平日ノリノリだったマルイカも土曜は人数も船数も激増してしまって模様一気に急降下。いわゆる「土曜はダメよの法則」ってヤツに嵌りそうな気がしなくも無いが、釣れなくてもいつもと一緒だし、ここは素直に行って来ることにしましょう。話は変わって、貴光船長に今度10年物のいいヤツ持って来ますから!な〜んて言っていた経緯もあって、我が家にすでに入荷済みの琉球泡盛10年古酒。こういうことは仕事早いっすよ。で早速、ひと足お先に自分が飲み過ぎちゃって、朝目が覚めたら二日酔いと言うより、まだギンギンに酔っ払ってる状態だし、こんなんでちゃんと釣りできるのかな。まだ相当酒臭いものと想像されるが(自分では分かりませんので)、とりあえず行かなきゃってことで、顔洗って着替えて出発。いつもの時間に船宿に到着すると、あれ〜?昨日、一昨日の好乗り情報でマルイカファンでどっと賑わっているのかと思いきや、釣り座札の掛かってる船形を見るとナント左舷トモが1枚抜けているだけ。マジっすか?前回は1人で船出してもらって、今日は2人かよ〜っ、私ゃ小川丸の疫病神か!?(笑)で、とりあえず船長に例のブツをお渡しして本日の任務は完了。今日は梅ちゃんも船に乗ってくれるそうなので、この後誰も来なきゃ3人か〜。しかし、このまったくアルコールの抜けてない状態でマルイカ釣りできるかどうかが最大の問題なのだが、ひとまず船に乗り込んで準備に取り掛かろう。右舷オモテっ側に荷物を下しセッティング。今日も前回使った仕掛けを伸ばしてスッテを接続、これで同じ仕掛け4回目だよ、ちょっとバカにし過ぎかな!?だって数釣ってないからぜんぜん傷まないんですもん。(笑)結局、私の後から誰も来ず、梅ちゃんが左舷オモテに入って右舷は私ひとり。これで乗り目良ければウハウハなんだけど、世の中そう甘くないだろうな。定刻7時15分、いざ出船。


場所はぐっと浅場に移行して鴨居の港前。水深12〜23mくらい。

場所は観音崎を回ってすぐ面舵、鴨居港の真ん前でスローダウン。すでに数隻が探索を繰り広げているところに本船も参戦すると、7時30分、船首を返したところで早くも投入合図が出た。北北東の弱風で曇り、海上はベタ凪で水色は思ったほどの濁り具合でもなく薄濁り程度。1投目は水深20m前後で着底し、案の定、着乗りはせず誘い釣りに移行。程無くブツッという小型のマルイカがスッテを放す時のアタリを感知したが、肝心の乗りアタリが取れず。こりゃイカ相当小さいぞ。何度か巻き落とした後、叩きから止め、その後の空アワセで微かな重さが乗った。回収の合図と同時に取り込んだのは胴長8cmの今季最小記録。うひゃ〜このサイズですか?偶然掛かったけど乗りアタリが取れていない。反応はいたるところに見つかるようで、その後、続けざまに3回ほど投入したが自分は触りも感知できず。そのまま下手に船を進めること久里浜の港口まで下って大塚根の赤ブイ周り。水深23m前後で何度か入れてみたがアタリ出せず。パッとしないようで徐行しながら再び北上、やはり鴨居の港前に戻るとすぐ反応が見つかるようで、8時10分、ブッ込みでアタリ捉えたが、これは巻き上げ中にサヨナラ。反応出っ放しらしく、すぐに仕掛け入れ替えるとまたアタリ。結局、この流しはアタリ4、5回出したがマイクロ級2杯だけ追加。楽じゃないっすよ〜っ!とにかくこのサイズのイカだと着乗りしないので、誘って誘って僅かなモタレを出して上手いことカンナに掛けないと始まらない。その後も入れる度に何がしかの生体反応は出るので居るのは間違いないんだけど、少なからず二日酔い効果もあってか、その僅かなモタレ=乗りアタリが上手く出せない。一流し15分くらい続くが1杯取れるか取れないかのペース。前回、自作和竿が好感触だったので今日も使っているのだが、このサイズがメインとなると、もっと柔らかい竿でそれこそ目感度で僅かなモタレを大きく出さないと掛けるのキビシイ。ポッツンポッツン2杯追加してミニサイズ5杯がバケツで元気に泳ぐ。増えないね〜!今日は本船の他、一郎丸2杯、五郎丸2杯、又エム丸、やまてん丸、吉明丸、先週お世話になったきよし丸と地元のマルイカ船は総出状態。混んでる船と空いてる船で客の入りはまちまちだが、昨日は周りが定休日だったはずなので、もしかして小川丸1隻だったのかな?やっぱ、多かれ少なかれ、ある意味「土曜は何とかの法則」傾向にあるようだ。


けっこう人数乗ってる船も居るけど、この乗り目じゃキビシイでしょう・・・。

9時の流しは比較的明確にアタリが出てくれて、タイミングずれて空振りもあれど4杯確保してツ抜けにリーチ。この反応はイカのサイズがまずまず良くて胴長15cm前後、やっぱりこれくらいの大きさだとアワセられるようなアタリがちゃんと出てくれるもんね。これまでの経験からしても乗り目良くて数釣れるような日にはそこそこサイズが多くて、乗らない日は得てしてマイクロばかり。それでも9時25分の流しは2杯取れて、2週連続のツ抜けまでは割と早い時間に到達。小潮の初日で満潮が7時過ぎ、干潮が14時40分頃の予報なので、実釣時間ずっと下げ潮のようだが、この時間、特に速い潮も無く、気持ち下げ潮があるかな?程度か。コンディションは最高に釣り易いが、肝心のイカが〜!時間とともに渋さに拍車が掛かり、11時、やっとアルコール抜けた感じ?(笑)船長反応出っ放しって言うんだけど、まったくアタリ出せず気分は汗だく。12時ジャストに15杯目、しばらくして16杯目を取り込んだがその後がドツボ。13時、久々に乗せたと思ったら水面近くで足切れ。この流しは珍しく4、5回生体反応出たが追加無し。カ〜ッ!裏側の梅ちゃんは、前半私と一緒になって苦戦模様だったが、この時間、だいぶ手が合ってきたようでポツポツヒットさせているのが気配で分かる。船長が様子見に来てくれて、込み根さん20杯行きました?いやいやまだです〜。(汗)結局、13時20分、1時間振りに顔見て17杯目。先週と同数だが圧倒的にボリュームは足りない。その先、またしても30分顔見れず。いよいよ13時50分、下手に船を進めて朝一回見に来た久里浜の港口。まず大塚根の赤ブイの際で入れたがアタリらしきが1回だけ。なんだか鴨居沖より濁りがキツイので、今日これまでダメだった黄緑系のハダカを入れてみる。すると14時10分、ブッ込みで着乗りしたが不意を衝かれてアワセ切れ。ちょっと型良さ気だったな。回収すると今入れたスッテに肉片。入れ直すとすぐコレに乗って1杯。コレか?結局同じスッテで4杯乗せたが、その後がパッタリ。14時半、船長わざわざ降りて来てくれて、込み根さん、ボチボチ上がりますか?上がりましょう!ってことで、竿頭は梅ちゃんの30杯。流石、私のドツボタイムに上手く乗せてたもんね。それにしても毎週毎週キビシイ釣りの連続。如何せんイカがもうちょっと大きくないと苦しいのである。


本日の釣果、マルイカ 21杯(胴長8〜16cm)。反応多い割りにマイクロ級が多く苦戦でした。梅ちゃんがスッテでホウボウ釣ったのでお土産に頂き、帰りに船長からも塩蔵天然ワカメを沢山頂戴してしまい、かえってスミマセンでした。

【船宿HPコメント】
日中マルイカ  今日もなんとか釣れました!釣れる人数で腕の良い3名だったので釣れた感じでしたが反応は多数有りました!マイクロサイズも居ましてかなりのテクも必要です。竿頭30杯は梅ちゃんで遠ちゃんと小峰さんが21杯で同率でした。ps小峰さんから泡盛の極上品を頂きましてありがとうございました!夜釣りの後に美味しく頂きたいと思います! 貴光船長


定番、ゲソのサッと茹で、お土産に頂いたワカメを添えて・・・。お隣はニンニク醤油バター炒め。こりゃヤバイ。あれだけ二日酔いだったのに今宵もまた酒が進む進む。(笑)

ミニサイズは丸焼きでガブッ!ホウボウはさすがにこの時期身が柔らかいですが、そこそこ脂乗ってて旨かったですよ。マルイカはあと小型の丸煮とお刺身1回分で終わりだな・・・。

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