PEラインの先端の処理方法(2) (2003/10/26〜2003/10/29)

管理人
PEラインの先端の処理で困ったことありませんか?私がやってる方法をTopicsにアップしてみました。(特に変ったものではありません。)みなさん工夫されていることはありますか?もし良い方法をご存知の方は是非教えてください。

KOBIさん
「PEラインの先端の処理」を早速拝見しました。 私の処理方法について、ちょっと書かさせてもらいます。基本的には、PEラインの先端はチチワを作っています。現在、2号以下のラインではチチワはビミニツイストで作っています。実は、以前はずっと8の字結びでチチワを作り、管理人さんと同様に10回程編み込んで処理していたんですが、昨年秋のフグ釣行の際、カットウ針が根掛かりした時に、PEラインがチチワの結び目で切れてしまったんです。それも2回も。
それで、次回のフグ釣行の時からビミニツイストでチチワを作っていったところ、根掛かり時にブレイクしたのは、ラインではなく、スナップでした。それ以来、2号以下のPEラインの先端のチチワはすべてビミニツイストで結び直しました。ビミニツイストは、糸を相当数巻いて絡ませるという結びなんで、8の字結びという1箇所の結びよりも負荷が分散して、より強い強度を得られるということではないかと考えています。ちなみに、3号以上のラインについては、未だ8の字結び&編み込みのままで、結び直していません。近いうちに太いラインでのビミニツイストも試してみたいと思っています。
それと、ケプラーを使った管理人発案の結びは参考になりました。ただ、ちょっと気になるのは、ケプラーの強度の持続性のことです。丸橋英三著「フィッシング・ノット事典」によりますと、ケプラー繊維はすさまじい強度があるが、その強度が長続きしにくいという欠点があると書かれてあります。これは、ケプラー独特のほつれによるものなのか、あるいは塩分等による劣化(PE出現前のテトロンは塩分による強度劣化が著しかったですよね)によるものなのか、あるいは他の理由によるものなのか、私にはわかりません。PEラインよりも太いケプラーであれば、実使用上、ほとんど問題は出てこないような気もします。一応、参考までにケプラーについての丸橋氏の見解を書かしてもらいました。

管理人
早速ありがとうございます。大変参考になります。ビミニツイストですか、細仕掛けの先糸接続などで用いられる方法ですね。この場合、PEの先端を無駄にしなくてもできるのでしょうか?ケブラーの特性もなるほどですね。本当は太いPEで試したかったのですが、1mとかで売ってないのでケブラーを使ってみました。もう少し研究してみたいと思います。ありがとうございました。

KOBIさん
PEラインの先端をチチワにした場合に、先端を無駄にしない方法なんですが、私の場合、シロギスやカワハギでは、主として巻き取りの目印のためフロロカーボン等の先糸を付けるんですが、先糸とPEラインをチチワとチチワで連結しているんで、竿を仕舞う時は、先糸のチチワをカットすれば、PEラインのチチワはそのままに仕舞うことができますので、結果、PEラインの先端は無駄にならずに済みます。
先糸を使わないことが多い太目のPEラインの場合は、PE先端のチチワとサルカンとを連結しますが、太めのPEの場合は先端のチチワを切断することなく、連結を外すことが比較的容易ですので、問題ないと思っています。
ところで、今日のワラサ釣行でPE6号を使用したんですが、昨晩、急遽、先端をビミニツイストで結んでみました。結果、イイ結びができましたよ。どうやら、ビミニツイストは細めのPEラインだけではなく、太めのPEでもOKのようです。

管理人
なるほど、先糸で調整ですか。太糸でビミニツイストも良好とのご報告ありがとうございます、私も今度試してみます。

KATOさん
いつも楽しく拝見しています。M助丸で何度かご一緒したKATOといいます。カワハギにスピニングリールを使っている変なやつです、といえばあるいは覚えてらっしゃるかもしれません。HPを持っておられるとは最近まで存じ上げず失礼しました。今度お目にかかったらご挨拶します。いつも参考にさせ頂いてばかりでは申し訳ないので書き込みします。PEと仕掛けの結節方法ですが、こう言うとみもふたもないですが、毎回先端を切り捨てるのが唯一最善の方法だと思います。ビミニツイストや三つ編みでループを作っても、結節強力は50%ぐらいで、例えば1.5号16lbのPEなら結び目は0.8号、8lb程度の強度しかないはずです。SFノットやFGノットで先糸をつければ強度的にはまあまあですが、しょせんガイドと結び目がすれるうちに強度低下するので、問題ありだと思います。ただ仕掛け全体を見た場合、例えばカワハギ仕掛けにマダイが掛かったとすれば針の方が持たないので、PE部分の強度を云々しても仕方ない、ならば簡便な方法が一番ということはあるかもしれません。いかがなものでしょうか。ちなみに私はファイヤーライン16lbを釣行のたび、ダブルクリンチノットで結んでいます。1回につき30センチ短くなってしまいますが、もともとマーカーもないし20回の釣行でも6メートルのロス、大体はそれ以前に交換してしまうので苦になりません。船釣り超初心者の私ですが、畏れ多くも意見がましいことを書きます。でもたぶん本当です。

管理人
KATOさん、始めまして。PEの結節方法についてご意見を頂きましてありがとうございます。おっしゃる通りだと思います。私も結局は単色のラインの場合はそうすることが多いです。そして出し入れが激しい2、30mくらいは痛みが激しいので、たまに思い切ってその分切り落としてしまったり、逆から巻き直したりして延命措置を行っております。で、何メートル切ったか忘れてしまい、釣行前に不安になったり、間抜けなことをしてます。(笑)強度面は全体のバランスが重要で、PEの結節だけ突出して強度を持たせるより、簡便的な方法でもバランスが保てれば良いということですね。問題は電動や中型両軸リールに巻くマーカー付きのPEの場合です。毎回切り落としていくと上からタナを取りたい場合などにいつも頭の中で計算しなくてはならず大変面倒です。このため切り落とさずに何回もの釣行に耐える強度が欲しくなります。
話は変わりますが、カワハギでスピニングは私が試してみたいことの一つです。私の場合、シロギスをやりますが、スピニングはクラッチフリーのまま使用しているので、一般に言われるのと違ってタナ取りはかなりやりやすいです。そして竿をペンシルホールドしますので、叩きや誘いも思うがままにできます。もちろん遠投もしやすいですね。問題はこの釣り方に合った竿が無いのと、リールの番手がシロギス用では力不足ということがあり、未だ試すに至っていません。KATOさんはスピニングとのことですが、その理由などございましたら是非お聞かせください。

KATOさん
PE先端を毎回切り落とさないですむよう、PE本線より寿命の長いループをつくる方法はないか、という問題ですが…。より太いPEやケプラー系で先糸やループをつくって本線と結ぶのは簡単ですが、やはり「結ぶ」という点に問題というか限界があると思います。結ばないでできないか、を考えましたが、要は結び目に力が集中しない結び方で接続すればいいということで、ひとつ提案します。ルアータックルでPEにショックリーダーを接続する方法を応用したものです。
まずチチワ用のケプラー系の糸を適当な長さで用意し折り返して端をそろえ輪を作ります。2本のケプラーをFGノットで編みこんでゆき、12回ぐらい編み込んだら、ハーフヒッチをやはり10〜15回ぐらいで止めます。ハーフヒッチはケプラーに巻きつける部分より長く、PE単線にも施したほうが強度劣化を防げると思います。FGノット以外の方法でMIDノットやSFノットなど各種の結び方がありますが、結びこぶが出来ないという点で、FGノットが優れています。これらの手順は文章で説明するのが非常に難しいので、ご存知ない方は各種HPで検索すれば図示されています。ただ、船釣りの場合は繰り返しの使用に耐えることが必要なので、FGノット部分に熱収縮パイプをかぶせておけば、ガイド通過による痛みが避けられ、より安心だと思います。
あ、それと私がスピニングを使うのは単に速く落としたいためです。深い考えはありません。管理様から何か戦略があってのことだと思っていただいたとしたら、光栄というより恥ずかしいです。ただ、ラインをつまんでアタリを取ろうとする場合はありますが。

管理人
またまたアイディアをご披露して頂きありがとうございます。ご説明通りできるか、印刷して、見ながら実験してみたいと思います。いろいろな方法があるものですね。 みなさんが実際に行われている方法や、色々なアイディアを頂戴しましたので、そのうち時間があるときに実際にやってみて纏めてみたいと考えてます。

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