船のアクシデント (2004/01/05〜2004/01/08)

KOBIさん
昨日のショウサイフグ釣りは悲惨な目に遭ってしまいました。最近は東京湾のフグ釣りしかやらないという大ベテラン2名との釣行(乗船者も我々3名のみ)だったのですが、昨日のフグはご機嫌ナナメのようで、ほとんど我々のエサには振り向いてもくれず、午前中はエサを齧られたのが3,4回だけ。12時40分の漸く30cm級が1尾釣れて、オデコ脱出。
「よーし、これからだ!」と思った直後のポイント移動の途中で、漂流していたロープが船のスクリューに絡まってしまって、何と!船は航行不能となってしまいました。適当な場所にアンカーを下ろし、後部船室下にある覗き窓から船長がロープ外しの作業を開始しましたが、かなりのボリュームのロープが絡まっており、予想以上に作業は難航。途中から、我々3名も作業に加わり、僚船から柄の長い鎌を借りたりして、延々とロープの切断作業を続けること2時間、漸く絡まったロープを全て取り除くことができました。
アクシデントに遭遇したのが、陸地に近い大貫沖でしたし、海も凪だったので、危険を感じるようなことはなかったのですが、これが外海で海が悪かったならばなどと考えると、ゾーっとしますね。こんなアクシデントに出合ったのは、これで3回目です。いずれも東京湾内でのことなので、身の危険を感じることはありませんでしたが、やはり乗合船でも100%安全ということはありませんね。今、流行の自動膨張式のライフベストでも備えておきましょうかねぇ。
そんなわけで、フグの釣果は1尾のみ。大ベテラン2名も不調で、船中、3,1,0尾という釣果に終ってしまいました。しかし、東京湾のフグ釣りは面白いです。魚が食わなくても、常に微妙な誘いをかけ、竿先を注視していなければいけない釣りなので、退屈することもありませんし、簡単には釣れないからこそ、ファイトをかき立ててくれるということもありますしね。近いうちに再挑戦ですね。今回も釣れなかったけど、いろいろと体験できて、貴重な釣行でしたよ。

管理人
KOBIさん、それはそれは本当にお疲れ様でした。大変でしたね〜。私も軽度なアクシデントは経験ありますが、そこまで重症というのはありません。こうなっちゃうと全員で作業、何とかすることが先決ですものね。本当に外海で波が高い時など、こんなになっちゃうと舳先を立てられなくなっちゃうから恐いですよね。アンカー打てなくて流されるかもしれないし。またの機会にリベンジですね!

シロギスさん
何年前かなぁ、葛西橋から夜メバルで横断橋の橋桁回りで釣ってて1時間ほどして、回り直す時になんか変な音がして船が動かなくなってしまいました。橋桁から船をなんとか離してアンカー打ったので、おかしいなと思って船長に聞いたら、プレジャーボート用のアンカーが付いたロープを巻き込んでしまったことのことでした。その日は回りには船いませんでした。船長汗だくで大作業が始まりましたが、容易には切れずでした。結局、船宿から別船を呼んで、親父さんと別の船長が2人できて、お客さんは船を乗り換え、船長達大丈夫かなと思いつつもご帰還となりました。親父さんと船長は2人で沖に残り、何時まで作業した分かりませんが無事帰還したようです。って何か合ったら大変でした。

OKAZUさん
皆様、私も乗合でありました。10年前くらい、子安のカレイ釣りのこと。やっぱり、プレジャーボートの係留ロープでした。彼等節約の為か、専用のロープ使用して無くて、浮力のあるロープを使っていた様子。半日ダメでそのプレジャーボートにけん引させて帰港した覚えあります。ヤッカイでしたね。船長曰く『まいったよ、今日の料金いらないよ』って言われましたが全員一致で半額払いました。結構、東京湾混んでますよね。
私、四級(今、違うのかな?)船舶の免許もってまして、昔、車載ボート+5馬力でよく三浦から出てました。乗合ではアクシデントってそんな不安ありませんが、一人のアクシデント恐いですよ。ドキドキもんです。意地悪船が近くで猛スピードで通り抜けたり・・・。一番困ったのは、スクリューにホンダワラ(海藻)が絡まった時に接近した20tクラスの釣船がスピードで通り抜けた時です。船外機のトモが固定されているのに、ミヨシがガンガン持ち上がった時です・・・。今、生きてますけれど、その時は・・・(死って、感じる事ありません?・・・)私、あの時の事今でも忘れません。庭にボートと船外機ありますが、もー船検とっていません。

管理人
みなさん色々アクシデントあったようですね。私も前に乗ってる船のスクリューにロープが絡んだというアクシデントがありましたが、そのときは逆転させてうまく引っこ抜けたので大事に至らずでした。共通なのはスクリューに異物を巻き込むってことでしょうか、けっこうロープによる被害が多いようで困りますね。
一人でアクシデントは恐いですね〜。一人で思い出しました。これはアクシデントではないのですが、昔、走水の貸しボートで一人釣りをしていたときのこと。その時はブイにボートを固定して釣っていたんですが、たまたまその日が大潮だったようで、帰りの時間、潮がぶっ飛んでいて(潮時なんて気にしてなかったから)、一生懸命漕いでいるのですが気が付くと景色が後退している。ヤバイと思い全力で漕ぐのですが焼け石に水。困ったな〜と思いながらもふと冷静になり、ボート逆に向けて流されながらやっと護岸近くまで寄せて、そこから流れの弱い岸に沿って無事帰還したということがありました。あの時初めて潮の流れる力を体感しましたね。

KOBIさん
OKAZUさん、そうそう、浮力のあるロープですね。これが危ないとのことでした。天然素材のロープなら、たとえ投棄したとしても、底に沈んで、そのうちに分解されてしまうから問題は少ないんだと、船長が言っていましたよ。
ついでに、私が過去2回遭遇したアクシデントを簡単に紹介しておきます。
まず最初は、もう10年以上も前のことですが、湾奥の船宿からシロギスで出船して、途中でエンジントラブルが発生して、やはり航行不能となってしまいました。場所は中の瀬あたりだったと思います。その後、無線連絡で駆けつけてくれた僚船に第二海堡(恐らく)近くまで曳航してもらい、そこでアンカーを入れて釣りをしながら(結構、良型のシロギスが釣れた)、船宿から別船の到着を待ってました。そして、船宿から2隻に船が到着し、1隻に我々が乗り移り、もう1隻がトラブル船を曳航していきました。
もう1回の出来事は、一昨年の9月にやはり湾奥から私が所属する釣り会の例会で大貫沖のフグ狙いで出船した時のことです。午後になって北東風が強くなり、早揚がりとなったのですが、大貫沖から第一海堡に出たら、強烈な風でシケ状態。かなり徐行して慎重に航行していたのですが、高波で船首が持ち上げられ、海水が入るべきラジエーターへの循環経路に空気が入ってしまい、やはり航行不能になってしまいました。この時も駆けつけてくれた僚船から冷却用の水の補給を受けながら、船長が必至に修復作業をしましたが、復旧に3時間くらい要し、その間、荒れた木更津沖の海で船はアンカーも入れられず、木の葉状態。船酔い者は続出するし、この時は、僚船が近くに待機してくれていたので、かなりの安心感はあったものの、さすがに多少は身の危険も感じました。結局、大貫沖から船宿まで5時間かかって何とか自力帰港しました。この時に比べれば、今回のアクシデントはまだ軽い方でしたね。
何だか、長いこと沖釣りやってると、いろいろなことがありますね。やっぱり、ライフジャケットは必要かもしれないですねぇ。

管理人
KOBIさん、いろいろご体験されてますね〜。特に二つ目のは凄いですね。大荒れの海で復旧に3時間、帰港に5時間ですか?想像したくないですけど、常に危険性はゼロではないですもんね。こういうこと考えると釣り場に近い船宿がいいですね。それと荒れてるときに無理して釣行しないってことでしょうか。でも途中から荒れることもありますし、東京湾の北東風はあっという間に海壊れますからね。いやはや恐ろしいお話です。貴重な体験談をありがとうございました。

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