やめときゃいいのに、またカワハギかよ

4月16日(水)、久比里の巳之助丸からカワハギ行ってきました。
先日、後半金谷沖で復調気配が感じられたので、目標ツ抜けで再挑戦です。朝到着すると、どうやらカワハギの客は私が最初のようです。いつもは艫に入れないので、たまには後ろでやってみるかってことで、左の大艫に構えました。今日は平日ということもあり、お客さんは3人、盛期では考えられない人数です。いつもこうだと楽なんだけどな、船宿は儲かりませんけど…。

8時30分ポイントに到着、剣崎沖の20m立ちでスタートです。予報より天気の回復が遅いみたいで、曇空から細かい雨が落ちてきますが、気になる程ではありません。船を風上に立てると北風がやや強いですが、海上は凪です。水色は薄濁りといったところでしょうか。釣りを開始しますが、相変わらずアタリが遠く、時間だけが過ぎていきます。下げ潮の最後で一発本命がアタリましたが、アワセと同時に根掛かり、今日もツキがありません。その後、たまに餌を取られますが、本命らしきアタリは出ません。12時までにチビオニ3匹、チビトラ2匹。今日はかなりマズイ予感が…。

1時10分、会社のN西さんから携帯が鳴る。金曜日、忠彦丸からシロギス行く計画を立てる。この間も左手は誘いを続けています。状況が好転しないので、今日もいつものパターンで金谷に行くかと思いましたが、船長によると金谷の潮が随分悪いようで、他船も引き返してきます。無線で情報が入っているのでしょう。今日は剣崎で心中だなと覚悟を決めて粘ることにします。いつもに増して厳しい状況になってしまいました。


覚悟を決めた剣崎沖、前方にかすかに剣崎灯台が見えるでしょ。

すでに上げ潮が効き始めていますが、まずいことに完全な二枚潮です。上は左、下は右、底潮がけっこう速いので、仕掛けのコントロールがままなりません。風はすっかり弱まり、日が射してポカポカしてきましたが、海中の様子は依然好転しないまま時が過ぎていきます。船長の判断で、ポイントを剣崎灯台よりの浅場に移動したところ、カサゴとトゴットメバルが続けて喰ってきました。少し生態反応が出てきた感じです。時計を見ると2時を回っています。後一時間、ヤバイ、さすがに今日は自己最低どころかボーズ覚悟か…。

2時15分、更に剣崎の北東側の20m弱に移動してすぐ、二枚潮が直ったかなと思ったその時、待望のアタリ到来、見事フッキング成功です。ちょっと魚が良さそうなので、貴重な引き味を堪能しながら大事に巻き上げます。27cmの良型でした。固まってるかもしれないので、すかさず仕掛けを投入します。大き目に叩いて、ふかしたラインの動きに違和感があったので、聞き合わせに入ると、すでに魚が掛かっている状態です。リールを素早く巻いてテンションを掛けると、これもまあまあ良さそう。大事に巻き上げ、慎重に抜き上げます。これまた25cmの良型でした。

その後、周辺の浅場のポイントを流し換えてくれましたが、潮の濁りが茶系になってしまったせいか、3時のタイムアップまで外道のアタリのみ。本命はこの2枚にて終了となりました。今日は8時30分から3時まで休まずに頑張って、釣れたのは2時20分と2時23分の一瞬の時合だけ。ここまで渋いと打率もへったくりもなく、反省点もありません。強いて言えば今日のアサリは粒が大きくて扱いにくかったこと、釣座は終日右のミヨシが有利であったことくらいでしょうか?でも湾内と違って、なかなか出船前に釣座の優劣は読めませんけどね。
良い天気の中、良型を2枚取れたので、まあまあ良しとしましょう。


一日やって3分で2枚、27cmと25cm、一瞬の時合だけでした。その他お持ち帰りはカサゴとトゴットメバル。

【船宿HPコメント】
皮はぎ・・剣崎沖、潮:濁り、水温:14度
今日は潮が悪くアタリが渋かったです。潮も濁っていたので、浅い所をやってみました。今まで、アタリも無かった場所で型が出たので、明日はもう少し上向きになりそうですね。浅場中心なので、型は大型が中心でした。浅場になりつつあるので重りは25号で良いですね。(浩喜)
肝がまだまだ、たっぷりと、入っているので、旨いっすよ!!。
★大分暖かくなりましたが、上着は1枚多めが良いですね。★

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