中の瀬のシロギスそこそこ好調

6月6日(金)、金沢八景の忠彦丸からシロギス行ってきました。
先週末は荒天で釣行中止、今日は仕事休みを取って、気合の釣行です。忠彦丸は午前&午後の半日制ですが、今日は通しで一日やるつもりです。このところの釣況から目標は1束と自分としてはちょっと高めの設定ですが、仕掛けや道具など準備も万端、今日は意識して挑戦してみることに。朝の送迎車は社長のお出迎え。船宿に到着すると相変わらずのテンションで角田船長がお目見え、受付けを対応しています。釣り座は14番、左舷胴の間、船長の窓下前方です。忠彦丸に来たら船長と無駄話しながら釣りをしないと、雰囲気が盛り上がりませんから。


左:シロギス船担当の角田船長、右:自作和竿とステラのお気に入りコンビネーション

定刻7時30分、右舷3人、左舷3人の6人を乗せて出船です。他のお客さんは艫に集まってるので、私より前には誰もおらず、今日はゆったり釣りができそうです。航程20分、中の瀬のどの辺りだか詳細は確認できませんが、東京航路を渡った比較的南西側のポイントでエンジンスロー。北の微風薄曇り、ガスがかかって陸地がまったく見えません。

早速、水深17〜18mでスタートです。幸先よく1投目からポツポツ型が出てきましたが、下げ潮がまだ効いていないので、速め&高めに誘わないと、ハゼ系とメゴチ系にすぐやられてしまいます。シロギスの型はちょっと小振りで平均16〜17cmといったところ。巻き上げ中に赤クラゲが引っかかることも多く、手返しに影響を与えます。一日で1束狙うには、午前中7割が目安、船長と話しながらも、釣りには集中。朝の1時間は13匹と、潮も動かずやや低調でしたが、9時過ぎから、艫方向に本潮が効いてきてややペースアップ。仕掛け着底時のフォールで食うか、数10cmづつ手前に小突いて誘い、細かい叩きを入れて静止、1〜2秒後にアタリというパターンが好調。しかし、シロギスの群れは疎らなようで、流しによってムラがあります。遠目が薄い時は船下、またはその反対とアタリが良く出る位置を模索しながらの釣り。午前中は何とか最低限のペースを確保しつつ、沖上がりの11時5分。前半戦、51匹で終了。

昼休みは船宿の待合所で弁当を食べます。いつも自販機のビールの誘惑に負けてしまうのがパターンですが、予定通り今日もハマります、でも1本で止めときました。昼食後、出船まで40分程あるので、キャビンで昼寝。ウトウトしていたところ、船長が午後の餌を配り始めた気配で起き上がり、ボーッとしたまま青イソの頭落しを開始。

さて、12時25分、船長の「もう出よっか。」の声で、定刻より5分早く午後船の出発です。左舷は私を含めて午前からの通し組で3人、右舷はお客さんが入れ替わり4人、計7人で出船。ポイントは同じく中の瀬の18〜20m立ちからスタート。南風が強まり、潮色は茶色がかった濁りに一変。底潮はほとんど効いていないようで、午前中より状況悪化は確実。風波と航路から来る大型船の波でけっこう揺れがありますので、足腰が鍛えられます。目標達成には午前中と同じペースで釣らなければなりませんが、如何せん状況的に厳しい。魚は食い込み悪く、明らかに渋ってきています。ハリをワンサイズ小さく金丸セイゴの7号に、餌は細目を選んで少し長め、誘いもゆっくり目に。入れ食いには程遠い状況ですが、これで何とかポツポツ拾えるようにはなってきました。その代わり午後に入ってからは、20cm前後の良型が中心、水面近くで横っ走りするヤツもいて、掛ければ小気味良い引き味が楽しめます。仕掛けの動きをゆっくり目にした分、ハゼ系とメゴチ系の確立も上昇、本命の数は思うように伸びてくれません。流しによって連釣や一荷が何回かありましたが、2時半を回ると潮止まりに突入、ハゼ系とメゴチ系のオンパレード。終盤、本格的な上げ潮を期待しましたが、4時5分、願い叶わず納竿のアナウンス。後半戦、34匹にて終了となりました。

今日の釣果は合計85匹。力及ばず目標には届きませんでした。幾度となく状況変化に対応を迫られる局面もあり、シロギス釣りの深さをまたまた実感させられることになりましたが、久しぶりに東京湾のシロギス釣りを楽んだ一日でした。


シロギス85匹、その他メゴチ、アジなど。

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