夜の横浜クロアナゴゲーム

6月8日(日)、横浜新山下の渡辺釣船店からクロアナゴ行ってきました。
今日は横浜サンスイ海釣り館主催の仕立船です。夕方6時20分頃船宿に到着。黒鈴会の高澤さん、松田君(海釣り館)は黒鈴会のクロダイ例会とのダブルヘッダーで、既に宿でスタンバイ。高澤さんと私は左舷の前から荷物を下ろし、早速準備にかかります。今日は初の釣り物で、タックルに迷いましたが、カワハギでも使用したアルファタックルのKAMIWAZA175、この竿はハイブリッド素材の無垢構造、微妙なアタリの判別と5kgオーバーでも十分耐えらるパワーを兼ね備えていると考え、カルカッタ小船400との組み合わせで持参。メンバーは同海釣り館の店長を始め、店員の皆さん、そして常連のお客さんなど総勢11人が集まり、和気あいあい賑やかな釣りになりそうです。


左:当日の仕掛け、右:餌のサバの切り身

さて、全員集合したところで夕方6時50分、田中船長操舵の高速大型船、第七神功丸で出船です。ベイブリッジを潜り本牧D突堤を右に、本牧海釣り桟橋を通過、航程約20分で南本牧の埋め立て地沖側の防波堤付近でエンジンスロー。



新山下から航程約20分、南本牧の堤防周りが今日のポイント。

最初のポイントはアンカーを打ってのカカリ釣り、水深26mからスタートです。風は南の弱風、潮は濁り。「夜釣りは濁ってると良くないんだよな〜」と思いつつ、未体験のターゲットに心を膨らませます。船長から「ゆっくり大き目に誘ってね〜」というアドバイスも、なかなか反応がありません。ところが開始約20分後、船中最初のアタリが私に・・・。「クロアナゴもアナゴの仲間だよなぁ。小突き釣りで乗って来ないかなぁ。」、それに餌取り上手と聞いていたので、鯖の切り身は3切れを縫い刺しで団子状に・・・。そんな勝手な考えで、タックルがカワハギ用なだけに、片手で小突き釣りをしていたところ、「ゴゴッ」っという確かなアタリ、モタレを感じたので、少し送り込んで、余分なラインを巻き取り、重みを感じてから大アワセ。「乗った!」。底を切るまでかなりの重量感と引き込みを見せます。ポンピングで底を離すと、途中食い上げで軽くなるも、水面間際でまた抵抗を見せます。リーダーを掴み、船長が抜き上げてくれた初物は2kg級と小振りでしたが、初めて間近にするクロアナゴ。「なるほど、こういう感じか・・」。記念撮影後リリース。最初のポイントはその後ポツリポツリ船中5本ほど上がりましたが低調。8時5分、第2のポイントへ移動の合図。


初のクロアナゴにご対面で喜ぶ本人。

こちらのポイントは急斜面でエンジン流し。到着早々、私も掛けますが、これはヤリトリ中にすっぽ抜け。しかし再投入後すぐに2本目をゲット。高澤さんも初物を上げています。このポイントでもう1本上げましたが、これは良型、検量してませんが、たぶん4kgオーバー、ファイトが違いました。この時点で私は3本、他の方々もポツポツ上げていますが、アタリが左舷に偏っていますし、まだまだ本格的な食いではないようです。8時40分、船長は第3のポイントへ移動の合図。


左:超バックラッシュの高澤さん、右:指2本噛まれたままフリーズする本人。

高澤さん&本人、連続ヒット。

場所に到着するや否や、高澤さんがすでに掛けています。すると船中あちこちで賑わい始めました。ようやく食いが立ってきたようです。すかさず私にもアタリ、4本目を取り込みます。このポイントは、たぶん堤防のゴロタの際、根がきつく仕掛けを2組失いましたが、船中アタリが続き、私も間にバラシがあったものの2本追釣したところでタイムアップ、9時30分沖上りの時間となりました。


左:本人今日一の4kgオーバー、右:船中最大の5.7kgを上げた海釣り館の松田君。

今日の釣果はクロアナゴ6本(4kg前後のが2本、2kg前後のが4本)、外道は無しでした。すべて小突きと聞き合わせでの釣果です。潮が濁っていたのであまり大きく誘うより、場所を動かさないで細かい動きでアピールしたのが功を奏したのかもしれません。初めてのクロアナゴ釣り、噂には聞いていましたが、近場で大物のファイトを味わえるというのは確かに魅力です。掛けてから何故かまったく緊張感がないので、思い切り竿を絞れますし、強引なヤリトリができます。短時間の釣りですし、釣果を持って帰る気もないので、荷物は竿、リール、タオル、仕掛け、小物とお手軽なのも良いですね。今夜は本当にゲームフィッシングな夜でした。

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