最盛期のシロギス自己記録更新

7月5日(土)、久比里の巳之助丸からシロギスに行ってきました。
いつもの時間に船宿に到着すると、シロギス船は左大艫に先客がお一人。私は右のミヨシに荷物を下ろしました。この船、艫は物入れやトイレが設置されていて窮屈なので、ミヨシの方がゆったりできるんです。親父さんの船がエンジン交換から数週間振りに戻ってきたので、久しぶりに5杯の船が揃っています。女将さんは「請求書が恐い」と言ってましたが何だか嬉しそうです。今日は親父さんと浩喜船長は仕立船、乗合船はシロギス、カサゴ、アジのみ出船のようです。金田湾は良型のマゴチが出るので、置き竿を1本出そうか迷いましたが、今日はシロギスに集中して束釣り狙おうと思い、マゴチ竿は置いてきました。出船まで時間を持て余してボーっとしていると、船長がわざわざ座布団を持ってきてくれました。ありがとう。しばしゴロ寝で暇つぶし。


左:今日は仕立が2杯、和気あいあい賑やかな朝です。右:自作テンビンと12号オモリ。

さて準備万端、おばちゃん(失礼、お姉さま)から札と交換で餌のジャリメが渡され、定刻よりちょっと早い7時48分出船です。お客さんは左右5人づつ、何てちょうどいい人数なんだろう。配給されるジャリメはたっぷり入っています。餌を付ける時に爪で頭を落とす人が多いと思いますが、私は爪で切ると切り口が潰れて上手く切れないので、20匹くらいづつハサミで頭を落として準備します。様子を見て食いが良ければ頭は落とさずに使います。今日は前回好調だったハリス0.8号、全長70cmの2本針、金丸セイゴ7号、ビーズ類無しの仕掛けをセット。テンビンは自作の半遊動で、オモリは12号で始めようと思います。小型が多いと予想されるのでキッチリ合わせを入れて釣るつもりです。

久里浜港でスパンカーを張り、久里浜堤防の沖に出ると昨日の南西強風の影響でしょうか、まだウネリが残っていますので低速で推進します。航程約20分、下浦沖と言っても海岸のすぐ近くの7m立ちからスタートです。さすがに湾内、ここはウネリの影響はほとんどありません。天気は薄曇り、弱い南風、潮は薄濁りで青緑系の色です。

1投目からアタリが出ますが、「カツン、カカカン」という小型のアタリで針掛かりしません。潮は少し下げ潮が効き始めてますがまだ本潮ではありません。餌を2cmくらいの短めに付け、誘いを少しゆっくり目、叩きの後ポーズを少し長く取るように修正すると、4投目でようやく14cmくらいの初物。それからはほとんど入れアタリが続きますが、掛からないものもしばしば。最初の一流しはかなり順調、約1時間で34尾。14〜15cmがメインでたまに20cmクラスが混ざる感じで、やはり小型中心の釣りになりそうです。その後3回ほど潮回りを行い、少しペース落ちるも、お昼の時点で95尾。ここまで来れば目標の3桁は確実、後はどこまで伸ばせるか、今日は一人での釣行、集中して数釣りモードに専念です。隣のおじさんがしょっちゅう話し掛けてきます、反対側のおじさんもトイレの度に・・・応対も最低限に。

お昼を過ぎると雲が取れて夏の日差しが照り付けます。潮が淀んできたせいでしょうか、シロギスの食いはまた少し落ちて、代わりにこれまで当たらなかった外道が増えてきました。他のお客さんはフグにハリを全部取られたり、メゴチの一荷などで伸びないようです。私も場所に入るとヒイラギの一荷などで伸びが低迷気味です。気分転換に仕掛けを交換。赤スーパーキス7号、金ビーズ付きの仕掛けに換えますが、これは明らかに逆効果、一投で2本の針をフグに切断されてしまい、すぐに元に戻しました。

これまで食わなかったメゴチも出始めてきましたので、誘い方を変えて外道対策です。水深が浅いので、投入後仕掛けが着水したと同時にベールを返しテンション掛けたまま着底、そのまま仕掛けの着底を待たずに誘いまくりの浮かしまくり、仕掛けを一回も着底させないイメージで誘い続けると、これが割とフィットしたようで、シロギスの数がまた伸び始めました。午後2時、残すところ後一時間となったところで、少し南側に走り、金田湾の中ほど水深3mのポイントに移動。和竿の大会ってこの辺でやるのかなぁ。

今日は餌をちょっとしか付けないので消費量は少なめ、初めて餌をおかわりしに船長のところに。数を聞かれますが、この時点で128尾、あと一時間弱、150ラインが見えてきましたがどこまで行けるでしょうか。この最浅のポイントがヒットで、また午前中のような頻繁なアタリが戻ってきました。但し、誘いはさらにスピードアップ、底はメゴチの絨毯のようなので誘いでかわします。残り時間15分を切ると、場所なのか時合なのか今度は良型の連発、水深が浅いので手前で横走りしたり、船底に突っ込んで行くやつもいて、リールを巻く手が止まることも。やっと良型の割合が増えたところですが、定刻3時ジャスト納竿の合図となりました。最後のひと流し、36尾追加して164尾、目標の束釣り達成、自己記録と相成りました。(大塚さんぽい?)

今日は一荷が20回以上あったと思います。先日シロギスさんに教えてもらった釣り方をイメージしながら釣っていたのですが、それが良かったのだと思います。逆に1尾に餌2つ食われることも何回かありました、特に潮が淀んでから多かったかもしれません。そして船長の指標になっていたのか、私が3投くらいアタリが無いと、タイミング見計らったように流し変えてくれていたように感じました。ラッキーでした。後から思い出したのですが、巳之助丸の今年の船宿レコード165尾だったかもしれません。あと1尾?まったく忘れていました。今日は型は小振りが中心でしたが、梅雨明け前、最盛期のシロギス釣りを存分に楽しむことができました。


本日の釣果、シロギス10cm〜22cm、164尾。

【船宿HPコメント】
白ぎす・・下浦沖、潮:濁り、水温:23度
今日も相変わらず良く釣れました。下浦沖の根回り10m前後を中心にやった。潮が濁っていたせいか、外道のメゴチにあまり邪魔されず、一投目からポツポツと良型のキスが釣れました。トップは港北区の小峰さんが164匹、裾で51匹の大漁でした。(美佐男、浩喜)

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