シロギス活性高い割に伸びず終い

7月11日(金)、金沢八景の荒川屋からシロギスに行ってきました。
荒川屋には去年の8月頃ライトタックルアジに乗って以来、約1年振りにお邪魔することになりました。今日はT澤さんとお連れさん2名、そして私と4人での釣行です。5時23分、T澤さんが車で迎えに来てくれました。途中でお連れさん1名を拾うので一般道で向かいます。6時15分頃、船宿到着。平日にも関わらず既に先客が5、6名いらっしゃいます。私たちは右舷ミヨシ2番から順に座席を確保しました。


左:T澤さんチーム、右:一日船は16名のお客さん、半日船はゼロ。

仕掛けの準備も整い、定刻8時、左右8人づつの16名を乗せて山下貞光船長の操船にて出発です。予想に反して朝から晴天。ただし南西風が強く、目下メインポイントである大貫沖まで行けるか危ぶまれます。船長のお話しでは大貫まで行きたいけど、海堡付近で様子をみるかもしれないとのことです。最初は穏やかに見えた海も野島堤防赤灯を過ぎる頃から波も高くなり、船上もしぶきをかぶり始め、キャビンに避難。南東方向にしばらく走って、第一海堡と第二海堡の間の南側(ここも大貫沖って言うのかな?微妙な位置です。)でエンジンスローとなり、スパンカーを上げます。南西強風なのでここは観音崎がギリギリ防波堤になるような位置関係かもしれません。

さて8時40分、水深6mから釣り開始です。潮は濁り、船はエンジン流し。さすがに強風、波がありますがウネリとまではいかず釣りは十分できそうです。第1投は空振り、第2投からアタリが出始め、開始6投で一荷も含め7尾、調子良いかも・・・。今日は8時50分ころ干潮なので、もう潮止まりのはず。朝の一流しは約30分で15尾とまあまあの出だし。波があるせいか周りの方も今日はメゴチが少なめ、当たればキスといった感じです。魚の活性は高く、早めに合わせても、針を飲んでいたり、1尾に2つの餌を食われてしまうこともあります。風波で最初のアタリが上手く取れていないのかもしれません。

上げ潮がトロトロ効き始めると完全な艫流しになってしまい、後ろのお客さんが釣った場所を後から拾う展開に。潮回りの度に最初はぽつぽつアタリがでますが、すぐにアタリが遠くなるパターンがだんだん顕著になってきて伸びが低迷気味です。型も小振りが中心、大貫で良型中心の束釣りなんて夢はすぐに幻想と化してしまいました。今日は魚の活性自体は高いので、当たれば乗せるのにあまり技術は必要ありませんが、魚の密度が疎らで、続く時と、間が開く時がはっきりした傾向として表れてしまいます。どう対応しようかな?潮も少し抱え込み気味なので、少し遠投して速い誘いで回数入れ替えることに専念。餌も頭を付けたまま小さ目で手返し優先、当たれば問題なく食い込みます。

11時前から少し風が穏やかになり、まったく気にならない程度に治まってきました。ちょうど12時、餌のおかわりをもらいに船長のところに。「けっこう釣ってるでしょ?」「そうでもないですよ。いま47、8匹です。」その後も第一海堡と第二海堡の南側を行ったり来たり、特に状況も変化無し。後半戦もフィーバータイムは訪れず、最後の一流しまでペースはどんどん尻すぼみ。結局77尾にて終了、フィーバータイムは朝の30分だけでした。T澤さんもいい勝負、お連れのお二人さんは20尾前後とのこと。帰り際、また風が強くなり、風裏になる胴の間に避難しながら帰港です。

隣にいたT澤さんのお連れさんに、釣り方のお話しをした後、私の釣りを見ていらしたので、ちょっと意識して誘ったら、ちょうどビビッと食わせることができたのが、唯一Good Jobだったかな。今日は魚の活性が高い割に、数も型も中途半端な一日に終りました。


本日の釣果、シロギス10cm〜19cm、77尾。ゲストにシログチ(イシモチ)。

ホーム目次前のページ次のページ