久里浜沖のビシアジ良型主体で大満足

7月19日(土)、久比里の巳之助丸からビシアジに行ってきました。
前回のビシアジは6月21日、忠彦丸の午後船で小型6本と寂しい釣果でしたので、今日は約1ヶ月振りのリベンジです。目下湾内では中の瀬を中心に小型の数釣りで沸いていますが、今日は久里浜沖の型狙いです。朝家を出ると雨、風は無さそうなので天気はアジ日和です。いつもの時間に船宿に到着するとアジ船は先客が3名、左の艫に2名、右の艫には常連のH木さん。私はH木さんのお隣りにお邪魔することにしました。今日はたぶん東っ気で一日下げ潮なので右舷の方が良いかもしれません。早々に準備完了、しばらくH木さんとお話しして暇つぶしします。今日は付け餌に最初から赤タンと青イソメの両方が配られました。さすがサービスいいです。


左:アジ船の第二十巳之助丸、右:この黄色い竿けっこう使いやすいです。

定刻より少し早い7時25分、貴則船長の操舵で出発です。お客さんは左右7名づつの14人といつもより多目ですが、今日は3連休の初日、八景あたりの船宿に比べればこれでも余裕がある方だと思います。航程15分、久里浜港から真沖に直進、到着したのは久里浜と竹岡の中間地点の航路の脇です。何度も旋回しながら丹念に反応を見ています。曇天、北東〜東の弱風で凪。さて、合図とともに第一投です。水深は電動のカウンターで62m、棚は3mと指示が出ました。この時間まだ下げの本潮は効いていないようです。最初なので割と早めのインターバルで打ち返して行き、3投目でアタリ到来、この小刻みな引きは明らかにサバです。高速で巻き上げ、抜き上げたのは30cm弱のマサバ。その後何投目かで初めてアジのアタリ、これは30cmオーバーの良型、無事抜き上げ成功です。8時20分最初の潮回りで位置調整を行います。朝の一流しはアジ1本、サバ2本、ちょっとスロースタートになりました。


左:左側はご夫婦で釣行、右:大艫のH木さん。

さて二流し目、数投目からアタリが出だしました。潮が艫方向にかなり効いてきました。船はエンジンでポイントに止めているので、仕掛けが真横にかっ飛んで行きます。仕掛け着底後、2、3回ゆっくり大きく持ち上げながら、丁寧に底を取らないとラインが立ちません。魚の反応は上向きで、底を取っている最中に食ってしまうこともあります。

私の左隣では老夫婦のお客さんが釣りを楽しんでいます。うちも20年後にこんな風にできればいいなって、ちょっと羨ましく思いました。拝見していると奥様の方がやはり腕力が足りないので、きっちり底が取れていないようですし、置き竿のまま底の取り直しをあまりやらないので、船中オマツリ多発の一因になっている感がありますが、ここはお互い様、仕掛けを切って手返しを優先します。ご夫婦ともに天秤の上に2、3mmのクッションゴムを1ヒロくらい付けていますが、この速潮の中、これだけは正直外してもらった方が良かったので、アドバイスしようか迷いましたが、険悪になると嫌なので止めておきました。食い上げや横走りのサバのアタリが取れていないので、サバを掛けると周囲5、6人巻き込んでの大オマツリ大会になります。一点だけ、サバだと思ったら高速で巻いちゃって下さいっていうことだけお願いしました。

肝心の釣りの状況ですが、アジの入れ食い、サバの入れ食い、小康状態という時間帯毎の傾向はありますが、順調に魚が食う状況が続きます。付け餌は赤タン、青イソどちらでも食いますが、赤タンを続けてアタリが遠くなったら、青イソに変えてすぐアタリが出る、またはその反対と3本針に混ぜて付けるより、状況でローテーションした方が良いような気がしました。

アジは型が良いので玉網で確実に取り込んだ方が良いのかもしれませんが、針が網に絡んだり、手返しが悪くなるので、水面で掛かり所を見てなるべく抜き上げるようにすると、やはり水面でボチャンが増えてしまいます。あと、掛けて巻いている時に上手のラインが斜めに入っているので、どうしても巻き上げ中のオマツリでロストが多発してしまいます。税金だと思って諦めるしかありません。
11時頃から大型の群に当たったみたいで、ポツポツですが食えば大型という時間がありました。ミヨシの方でも40cmクラスが取り込まれています。私もいきなり竿を叩き込まれ、巻き上げ中これまでとは別格の引き込みを見せ、ようやく水面に現れたのが目測42cm〜45cmの大アジ。こんなの初めてだ!とドキドキして左手でテンビンを持ち、右手で玉網を手にしようとした瞬間、プツッ!やっちゃいました。残念無念。取り込めば自己記録確実だったのに。このサイズになるとハリス2号じゃキツイですね。もう一発同じクラスと思われる魚を掛けましたが、これは途中でクッションゴムが切れてバラシ。切れ方からして、たぶんオマツリほどいた時にハサミが当たったりして傷が入っていたと思われます。これも残念でした。

お昼過ぎ、船団に混ざってるプレジャーボートが潮に押されて下がってきて、こちらの船と一触即発に。船長がマイクで恫喝、「ホラッ!潮に流されてんだろ、危ねーぞ!」。迫力ありました。


久里浜沖のアジ船団。

長い二流し目でしたが、船中アタリが遠くなったところで、1時15分、移動の合図。今度は10分程走って久里浜と鴨居の間の観音崎灯台が見えるポイントに移動。こちらは既に大船団ができていますが、間を縫って反応を探します。水深50mジャスト。すぐにアタリが出始めます。先程より一回り小振りの25、6cmが主体ですが、たまに30cmクラスも登場。風は南東、潮がねじれてミヨシ側が潮先に。2時を回って最後の一時間は艫側は低調でポツポツ状態。このまま2時55分、納竿の合図となりました。船長曰く「さっきの場所が食わなくなっちゃったからね〜」とのことでした。

アジは30cm級主体で25cm〜35cmが34本、マサバとゴマサバ28cm〜39cmが11本、バラシ多数という結果でした。ボリューム満点で20リットルクーラー9分目、海水入れて簡単には持ち上がらない重さに。今日はキャリーで引っ張って帰りますので、水は抜かずに氷を追加。電車釣行は好漁だと帰りが辛いです。


本日の釣果、25cm〜35cmが34本、マサバとゴマサバ28cm〜39cmが11本。

【船宿HPコメント】
あじ・・久里浜沖、潮:濁り、水温:23度
あじは久里浜沖、水深40m前後を流し、今日は1日平均にポツポツと釣れました。型も良型で40cm級のジャンボも混じり、かなり良かったですよ。トップは川口市の○○さんが54匹の好釣果を揚げました。外道の真サバもジャンボでしたよ。♪♪(親父)

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