梅雨明けて照り鯒本番

8月3日(日)、横浜新山下の渡辺釣船店からマゴチに行ってきました。
昨日、N西さんが釣行され、54cmの良型を上げたとのこと。私は今年すでに4回の釣行も、まともな型を上げていません。最近状況は上向き、梅雨明け宣言も出て「照り鯒」本番です。今日は何とかまともな型を1本上げたいところです。

今朝は始発に乗って5時30分に船宿到着。四隅は左の大艫が空いてましたが、これまでの実績から私は左のミヨシ3番に入りました。横浜〜羽田ラインは大潮でも上げ潮が効かない日が多く、宮地船長の操船は引っ張り気味、ミヨシから突っ込むので好釣果なことが多いと思います。また実際は分かりませんが、水深3m程のポイントを流すので、大艫だとエンジン音が与える影響が気になります。

常連さんは皆さん船着場でハゼを釣ったり、もしくは別の場所で釣って来られる方が多く、餌へのこだわりが感じられます。船でも希望すれば最初の3尾は頂けますが、その後の追加は1尾100円なので、アタリが多い日は経済的にたまりませんから、そのような理由もあると思います。ですが、釣りたてのハゼは食いが良いとおっしゃっています。


左:出船前に餌のハゼ釣り、右:別船のルアータチウオも大盛況。

さて、定刻ちょっと前の6時55分、午前船の出船です。左舷10人、右舷11人の21人のお客さんが集まりました。昨日の午前船は23人とのことで、お客さんの数を見てもシーズン最盛期をうかがわせます。横浜港を出ると、船は右折、本牧D突堤を越えた漁港の先、日産護岸の際でエンジンスロー、ここでは先客の黒川本家が一流し目に入っています。狭いポイントですので船長は船を一回りさせ「予定変更、ちょっと走るよ〜」、そのまま船を北上させます。

さらに15分、到着したのは扇島NKK護岸の際です。「ごめんね〜ここはやるからね〜」のアナウンスで7時25分、さあ釣り開始です。南の弱風、晴れ、今日は暑くなりそうです。水色は濃緑系の濁り。この時間はまだ風が爽やかです。今日は中潮の最後で満潮が午前7時50分、干潮が午後2時16分、この時間まだ上げ潮の残りのはずですが、ここでは既に下げ方向に気持ち動いており、右舷ミヨシが潮先のように見えます。まもなく船中型が出始めます。竿を絞り込んでいるのはやはり自前のハゼ餌の常連さんが多いような気がします。私の左側二人隣の常連さんの50cmオーバーを皮切りに、私の左隣の常連さんは、手バネ竿の見事な竿さばきで中型を2本取り込みました。私の右隣の常連さんも自前のハゼ餌で1本ゲット。やはりミヨシよりの方が優勢です。7時50分、私にも初めてのアタリ、私は船で頂いたハゼ餌ですが、食い込み悪く空振り。その後アタリ無し。


扇島NKK護岸の際、6m立ち。

船中10本くらい出たところで、8時20分、「ちょっと走るよ〜」とのことで20分ほど北上、次の場所は羽田空港の南東岸です。こちらでも、開始早々パラパラと中型中心に出ます。右のミヨシの常連さんが良型を上げました。「エビだよ〜、変な食い方だったよ、モタ〜として」、私も頂いたハゼが最後なので、今度はエビを試してみようかと思い仕掛けを用意。

10時、羽田北東岸に移動。潮色は茶系の強い濁りです。このタイミングでエビ餌にチェンジすると一投目で当たるも食い込まず、「魚小さいね〜」。次投ですぐさまアタリ、今度はフッキング成功。初物は37cmの中型。水深が3m程度なのでリールをほとんど巻かなくても浮いてしまいます。黒鯛用のストリンガーに魚を掛けて生簀にキープしました。10時20分、またもエビ餌にアタリ。オモリを底に付けてからタナを取り直そうとしたときにモタレを感じ、そのまま聞き合わせ気味にテンションを掛けると、「グー、グー、グィー」と入った〜!竿の溜めで浮かしたのは45cmの本命。船長がすっ飛んで来て玉網で救ってくれました、「だんだんサイズアップだね!」。この頃から南風が徐々に強まりますが、船中アタリが途絶えません。周りを拝見しても、理由は分かりませんがエビ餌優勢です。私も今日はエビ餌で通そう。続ければアタリがありそうな気配でしたが、11時ジャスト午前船の終了。私は4打数2安打の成績。帰りは南の強風のため、荷物を持ってキャビンに避難です。午前船は21人で33本の結果となりました。

半分以上のお客さんが午前で帰ってしまい、午後は左舷4人、右舷6人の10人と午前の半分程となりました。自動的に私は左のミヨシ1番に。水曜日の午後、トップが21本の時に乗っていらした常連さんのお話では、その時は入れアタリで船の餌が無くなっちゃったそうで、6人で船中49本とのこと。そんな日に当たってみたいな〜。船長が「ガラガラでサイコーじゃん!」、これで当たってくれればホントに最高なんだけどな〜。12時30分、午後船の出発。ところが南風は強まる一方で、移動中キャビンに入らず船首で手すりにつかまっていると、ジャットコースター状態でスリル満点でした。途中船長が携帯電話で神明丸情報、「まだ食ってるってよ〜、59cm出たってよ〜、エビだって!(笑)」。

航程40分、午前の続きで羽田の北東岸で釣り再開です。・・・が、船中なかなかアタリが出ません。潮は下げ潮の最後、トロトロですが少しは動いているようです。ここは北東岸の際なので、風の割には波がありません。右のミヨシよりのお客さんが中型を2本上げますが、その後アタリが無いまま、2時20分南東岸に移動。こちらはもろに風表、波が高いので仕掛けが跳ねないように体で対応します。私は一発アタリがありましたが、多分小型で食い込みに至らず。

3時、「ちょっと走るよ〜」のアナウンスで船長は羽田を断念、京浜運河を抜けて扇島の南西岸、鶴見つばさ橋を見ながらのポイントに到着。船長が「いい色してるね〜」、潮色は赤味がかった強い濁り。ここも波が1.5mほどはありますので、少しタナを低めにして、10秒に一回くらいの早いペースでタナ取りを行う方法で対応します。何回目かの流しで待ちに待ったアタリ到来も食い込まず、エビの半分まで潰されていました。その直後、私の左隣の常連さんが良型を上げます。続いてそのお隣さんも良型。最後の最後、私にももう一回アタリがありましたが無念のスッポ抜け。そのまま4時35分納竿の合図となりました。私は3打数ノーヒットの成績に終わりました。午後船は強風のため、できるポイントが限られてしまったことや、時間帯の真ん中に潮止まりが挟まってしまい潮流れず、全体に苦戦のまま終了、船中4本程度の結果となりました。


本日の釣果、マゴチ2本、37cmと45cm。

【渡辺釣船店の最近の状況】
■7月28日(月)
午前.25〜43cm  1〜4匹  羽田沖 船中14匹
午後.25〜47cm  0〜11匹 羽田沖 船中29匹
■7月29日(火)
午前.25〜48cm  1〜8匹  羽田沖 5m
午後.38〜53cm  0〜7匹  羽田沖 船中17匹
■7月30日(水)
午前.33〜51cm  6〜11匹 横浜沖 5m
午後.25〜52cm  3〜21匹 羽田沖 3m
■8月01日(金)
午前.28〜52cm  0〜2匹  横浜沖 6m 船中16匹
午後.25〜53cm  0〜2匹  横浜沖 船中14匹
■8月02日(土)
午前.25〜51cm  0〜6匹  横浜沖 船中34匹 アタリ多数活発
午後.25〜54cm  0〜6匹  羽田沖 船中24匹
■8月03日(日)
午前.33〜51cm  0〜5匹  横浜沖 船中33匹
午後.35〜54cm  0〜2匹  横浜沖 強風でポイント限られる

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