カワハギ活性低く苦戦

8月5日(火)、久比里の巳之助丸からカワハギに行ってきました。
解禁初日の先週金曜日(8/1)は天候も潮も悪く7枚と出足つまづき気味。遅ればせながら梅雨明け宣言も出ましたし、潮も小潮回りに入りましたので、晴天の下、再度様子を見てみることにしました。朝船宿に到着すると艫側は先客がいらしたので、私は慣れている右のミヨシに陣取りました。受付けにお店に行くと、なんとHせさんとAKBさんがお揃いです。お二人とも9月のカワハギ大会に出られるようで、申し込みはがきの記入をなさっています。女将さんに「小峰さんも書いてね」って言われたけど、9月10日って水曜日でしょ、仕事休みにくい曜日なんですよね。事情を説明して、とりあえず用紙だけ頂いておきました。文京区のN田さんもいらっしゃいますが、どうやらタチウオに乗船されるようです。名人はカワハギの大会には出られるのでしょうか。

今日は先週の残りのアサリがあるので、桶に一杯だけ剥くことにしました。昨夜は熱帯夜?早朝から気温の上昇著しく、アサリを剥きながらTシャツは汗だくになります。左ミヨシのおじいちゃんと一緒にお話ししながら、7時30分ころ剥き終わり、道具のセッティングを開始。前回と同じ竿とリール、いつもの定番仕掛けです。平日とあって今日はのんびりムードのまま、左舷3人、右舷4人の7人を乗せて、7時53分、浩喜船長の操舵で第21巳之助丸の出船となりました。


左:左大艫はAKBさん、お隣りにHせさん、右:いつものように平作川を下る。

ここ数日の南風の影響でウネリを心配しましたが、沖に出るとまあまあの凪。晴天の下爽やかな風を受けながら、船は一路剣崎沖を目指します。20分程で到着したのは剣崎の南東側25m立ち、早速合図とともに釣り開始です。西南西の風5m、潮色は澄み、プールのように透き通っています。第1投はアタリが無いまま回収、第2投はトラギス・・・「あれ!今日はベラが当たんないな」。先週あれだけ元気良かったベラが鳴りを潜めています。これは良いかも・・・。開始30分後の8時55分、最初のアタリ到来。「トン!」と穂先を叩かれ、そのまま聞き合わせに乗ってきたのが今日の初物、23cm級のカワハギです。次投でまた本命のアタリ、しかし掛け損ない。さらに次投で、今度は前アタリが判別できず、聞き合わせ気味の誘いにもたれてそのまま掛かってきました。3連続アタリで2枚。

満潮は10時頃で、その後は下げ潮のはずですが、朝一からずっと潮方向は下げ潮で、南東方向に適度に流れています。先日のような強烈な二枚潮はありませんが、私の向きからは抱え込みになり、遠投した仕掛けが足元に着低する潮です。その後、バラシが2回程ありましたが、2時間余り本命の型を見ることができません。左の艫にいらっしゃるAKBさんとHせさんの状況は、私からちょうど死角になるので、まったく分かりませんが、敢えて偵察には行かないことにします。

10時55分、風向きが少し変わり南南西に若干強くなりましたが、この炎天下、無風よりはよっぽど楽です。下げの時間に入って先程より少し流れが速くなりましたが、寝かした仕掛けを立てる時に上手いこと乗ってきて3枚目、続けて4枚目。今日はトラギスが当たりますが、ベラはほとんど食いません、なぜだろう。11時30分ころ続けて5枚目、6枚目、続いてバラシ、お昼の時点でやっと6枚。食い方はかなり渋いです。夏カワハギの「ドン!」というアタリの後、「ゴンゴンゴン」というイメージとはかけ離れた微妙な食い方で、完璧に乗せたつもりでも巻き上げ中のバラシが出てしまいます。掛かり所もすべて上か横の唇で、送り込んでも飲まれるなんてことは全くありません。唇に掛かってる割に今日は引きも弱々しいように感じます。

午後に入ってからは、少し二枚潮がかって上潮が速くなってきました。前回よりは酷くありませんので、なんとか仕掛けのコントロールは可能ですが、やはり弛ませ這わせのテンションが思うようには取れません。30m立ちで午前よりはベラが出てきましたが、まだ許容範囲です。ポツリポツリと本命を追加するも、なかなか連釣モードにはなりません。朝からの傾向として、居る場所に入ると2、3回続けて当たりますが、最初の当たり方が小さくて、ヒットに至らないのがどうしても多くなってしまいます。また、最近の自分には珍しく、タナ(完全にオモリを浮かした状態)でせっかく掛けた魚も、巻いている途中で外れてしまいました。どうもしっくり行きません。

1時45分、やっとツ抜け。残り時間も1時間ちょっと、魚の食いも悪いので、どこまで行けるか分かりませんが、集中力を切らさずにアタリを出すことに専念します。2時過ぎ、やっと11枚目。その後、ヒットまで漕ぎ着けなかったアタリが数回。ジャスト3時、最後の1投で今日一の良型を掛けるも、またまた痛恨のバラシ。惜しくも本日はこれにて終了と相成りました。

今日は一日、剣崎の南東側の25m〜30m、この時期としては深めのポイントを筋を変えながら行ったり来たりという形になりました。潮色や流れは先週の解禁日より好条件かと思われましたが、やはり魚の活性が低かったと思います。アタリも前アタリが出ない(分からない)など微妙なものが多く、食い込みも浅いため、乗せてから巻き上げ中に外れてしまったものが4、5回ほどありました。一回の流しでも、通過する場所によって連続して当たったり、まったく当たらなかったりが顕著で、魚が散らばってるとは言え、小さい単位で疎らに居るような感じがしました。今年の夏カワハギ、出足早々厳しい状況ですが、今後、落ちに向かってどのような展開になっていきますでしょうか?

今日の皆さんの成績は?右のミヨシから私11枚、Aさん不明(取材拒否?)、Bさん5枚(カワハギ初挑戦)、Cさん10枚、左のミヨシからおじいちゃん8枚、Hせさん14枚、AKBさん9枚とのことでした。


本日の釣果、カワハギ、18cm〜24cm、11枚、外道のカナガシラ。

【船宿HPコメント】
皮はぎ・・剣崎沖、潮:澄み、水温:24度
今日も小潮廻りで午前中は穏やかな潮で、水色も良く条件は良かったです。皮はぎのあたりも活発で、餌も良く取られましたが、食いが浅いのか、バラシが多かったですね。トップは金沢区のHせさんが14枚で、皮はぎ釣り初めての方が5枚で裾でした。外道にかさご、真鯛(浩喜)

ホーム目次前のページ次のページ