マゴチ良型混じりで釣り味満喫

8月6日(水)、横浜新山下の渡辺釣船店からマゴチに行ってきました。
3日前の8月3日(日)に釣行したときは、途中から南の強風で海が荒れてしまい、満足な釣りができず終いでしたが、船中良型が何本も上がり、私自身もアタリが多かったので確かな手応えを得て帰りました。もちろん今日も良型狙いの釣行です。

朝船宿に到着すると私が一番乗り、平日とあってのどかな雰囲気、とりあえず左のミヨシに荷物を下ろしました。6時過ぎ宮地船長がバイクで出勤。お客さんが来ないので6時半頃まで雑談して暇を潰します。出船の7時ちょっと前にもう一人お客さんが見えて左の艫に入ります。「良かった」、客一人で船中0だったらシャレにならないところでしたから。昨日は午前船16人とのこと、今日はどうしたんでしょう。今日は餌を迷わないようにするために、船長にエビで通すことを宣言。もう一人のお客さんはハゼを使用するようです。さてどうなるでしょうか。

定刻7時、宮地船長の操舵で左舷2人のお客さんを乗せて午前船の出船です。船長が「こっち入んなよ、たまには雑談しながら行こうよ」ってことで、いつもは常連さんが操舵室に入るので私は遠慮してましたが、今日は誰もいないのでゆっくりお話しながら行くことに。船長も釣りキチ、休みにはプライベートでも釣りに行くほどで、自分が担当している釣り物は状況確認の意味でも必ず操舵室から竿を出します。また、大のシロギス&カワハギ好きで和竿ファンでもあります。話が通じてすごく楽しいです。マゴチは統計的に潮回りが大きいほうが実績が高いそうですが、長潮で爆釣したこともあるそうです。自分の操船でマゴチやカワハギを大釣りした話など、貴重な話をお伺いしながらベタ凪の海を突き進みます。

最初は様子見で扇島NKK護岸の際、水深6mからスタートします。東の微風、曇り。水温24.5度、潮色は濁り。昨日は21度台まで下がったそうですが、水温が回復しています(海面温度ですが)。今日は小潮で午前が上げ潮、午後が下げ潮。潮止まりはお昼休みの時間に掛かるのでラッキーです。釣りを始めると上げ潮のはずが下げ潮がトロトロ、悪くありません。食いそうな雰囲気なんですが、30分程やって船中アタリ無し。羽田に移動です。

8時15分、滑走路の北東岸に到着。こちらも濁り、潮はほとんど動いていません。風に対して横流しでポイントをトレースしていきます。開始まもなくもう一人のお客さんが50cm級をヒット。船長もアタリあるもスッポ抜け。もう一人のお客さんがまた掛けて2本目を取り込みます。私はまったく当たりません。「今日はハゼかな?」、でもエビで通します。8時半頃、私にもようやくアタリ。しかし魚が小さそうで食い込みまで至りません。次投でまたアタリ、これも食い込まず。さらに次投でようやく掛けますが、やはり30cm弱の小型でした。しばらくの小康状態の後、9時頃長い食わせでやっとヒットまで持ち込んだのが36cmの中型、これはキープします。

9時20分頃、タナを切り直すと同時に鈍く重たい引き込み、そのまま穂先の曲がり具合を保ち、一進一退で耐えながら完全に重みが乗って大アワセ。「ヨシッ!」竿が手元からひん曲がります。一気に沖に突っ走ってドラグが滑ります。一瞬エイかと思いましたが竿の溜めで浮いてくるので、これは本物。茶色く長い物が水面を滑るように上がってきました。バシャバシャッとエラ洗いをした瞬間、船長の差し出す玉網に収まったのは50.5cmの良型マゴチでした、「ヨッシャ!」

9時40分頃、タナを切った状態で穂先が若干もたれているような重みが。段を付けて引っ張るようなアタリはありませんが、何となく少しずつ入っていくような微妙なモタレに付いていきます。竿先が水面まで達したところで少し聞いてみると「グー、グーッ」と生体反応。すかさず大アワセ。「ヒット〜!」、竿で溜めた後、リール5巻きくらいで浮いてきたのが46cmのまたも良型。
10時を回ると空は明るくなり南東の風がそよそよ、船首に立って風を受けながら汗を乾かします。10時半頃、さらに小型を1本追加で計5本。10時45分、「じゃぁこれで上がりましょう」のアナウンスで午前船終了となりました。午前中は8打数5安打、上出来です。その他、もう一人のお客さんが2本、船長が3本で船中10本という成績でした。帰りも操舵室で船長と話しながら一旦横浜に戻ります。

午後はポツポツお客さんが見えて、右舷5人(含船長)、左舷5人の10人が集まりました。夏休みとあって遠方からご家族で釣行されている方もいらっしゃいます。私は「冷やしとろろそば」と「あさりご飯のおにぎり」を食べ、船首で昼寝です。12時27分、船長の「午後は6本釣ってお土産稼いでね〜、ヨロシクッ!」の声で午後船の出船です。昼休みにちょっと寝たら体がだるくなってしまったので、船首で寝転がりうとうとしながらの移動です。

航程35分、午前中と同じく羽田滑走路の北東岸に到着。「さあ、頑張るぞ!」、水深4mからリスタートです。相変わらず風は弱く流れもありません。私は1投目からアタリがありましたが、たぶん小型で掛かりません。しばらくすると胴の間から艫の方がアタリがあるようで盛り上がっています。ご家族連れも中型を取り込んだりバラシたりで楽しまれているようです。気が付くと私は1時間半で7打数ノーヒット、まずい・・・。船長が「食い込まない?潮が効けばね〜」。2時を過ぎると南のそよ風心地よく、船首を風上に立てての流しに変わります。船長に「そろそろ釣ってもいんだからね〜」ってからかわれる。小型が多いので小さめのエビに変えたら、まったく当たらなくなり逆効果。「いかん、こんなことをしていては・・・」、また巨大なエビに戻します。


左:午後船は夏休みとあってご家族での釣行も、右:羽田滑走路の南東岸4m立ち。

3時、滑走路の角に移動。そういえば、羽田に何回も来ていますが、ここの角ってやったこと無かったな〜と思いつつ、仕掛けが斜めに入るので、船が動いているようです。もしかしたらいいかも。何投目かで「ズン!」と穂先を引っ張るアタリ到来。内心「来た!」と良型気配にドキドキ。そのまま押したり引いたりで段々船下の方に入っていきます。すでに竿は真下に、穂先は海中に入っています。するとさらに強く「グー、グーッ」と完全に入り込んで大アワセ。その瞬間ズッポ〜ン!。周りから「アーッ」という声。船長が目を丸くして見ています。あれで抜けちゃうのか・・・。それにしてもスッポ抜けた後、思わず笑ってしまうのは何故でしょうね?

気を取り直して再投入。タナを切り直そうとして、底に着けたオモリを持ち上げようとしたら、すでに魚が引っ張っています。「また来た!」、そのまま強い引き込みを待つと、今度は先程より早くしかも強く船下方向に入り込んでくれました。ここで自信を持って大アワセ。「乗った〜!」、一気に沖に走り、竿を立てて対応します。無事船長に救ってもらったのは本日最大52cmの良型、「ヨッシャ!」

その後、一回当たるも食い込まず、4時、南東岸に移動。こちらで数回流し替えるも、イカにかじられただけで、本命からはノーシグナル。そのまま4時30分、納竿のアナウンスとなりました。午後の成績は10打数1安打。船長曰く「前の1本取りたかったね〜」とのことでしたが、アタリ多く、1本でも良型が取れたので大満足です。まさに照り鯒、暑さに耐えながらもマゴチとの駆け引きを満喫できた一日でした。


本日の釣果、マゴチ6本、52cm、50.5cm、46cm、36cm。その他30cm未満の2本は放流しました。


船宿でシゲ船長に撮ってもらいました。

【渡辺釣船店の最近の状況】
■8月04日(月)
午前.30〜48cm  0〜4匹  横浜沖 船中18匹
午後.35〜45cm  0〜2匹  風波ありで釣り辛い
■8月05日(火)
午前.30〜51cm  0〜2匹  横浜沖4m
午後.33〜52cm  0〜2匹
■8月06日(水)
午前.30〜52cm  2〜5匹  横浜沖6m 港北区の小峰様
午後.30〜52cm  0〜2匹  同所

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