ライトタックルアジ澄み潮でも絶好調

10月4日(土)、横浜新山下の黒川本家から午前ライトタックルアジに行ってきました。
先週は鶴見川の河口(フレーユ)に黒鯛狙いに行きましたが不発。船は2週間振りになりますが、今日は前回に続いて黒川本家からのLTアジです。明日はカワハギの予定なので、今日は軽く午前でできる釣りを選びました。こういうときは半日船が便利です。

朝起きると例によって風向・風速をインターネットで調べます。横浜沖は北東風が吹いているようですが、弱風なので今日は大丈夫そうです。前回が酷い海だったのでとにかく凪であることを願います。5時45分、船宿に到着すると私が一番乗り、北東風の上げ潮なので、とりあえず右舷のミヨシに陣取りました。私は竿を左手で持ちますので、コマセ釣りの時は右舷が釣りやすくなります。今日はスミイカ船の初日とのことで、既に10人以上のスミイカファンで賑わっていますが、LTアジのお客さんは出足が遅いようです。それでもポツリポツリ右舷には4人組が入り私を入れて5人、左舷はミヨシにお客さんが見えて、船長と2人となりました。実は昨日、会社の全体会議の流れで不覚にも飲みに行ってしまい、抑えたつもりが十分に二日酔い状態、何だか出船前から気分が冴えません、腹の調子も・・・。


左:LTアジ船一番乗り、右:アミコマセ、元々ビシアジやってる宿なのでホルダーも完備。

定刻7時ジャスト、帯金(おびかね)船長の操舵で出船です。やっぱり風向きが悪いようで横浜港の外に出ると多少チャプチャプした海で少し波っ気があります。風は弱いのでキャビンに非難するほどではありません。木更津方面に直進すること約25分、中の瀬航路を渡りエンジンはスローダウン。そこから10分程掛けて反応を探し、ここぞという場所でアンカーが下ろされます。

7時35分、アナウンスとともに第1投です。北北東の風4m、薄曇、多少の波有り、潮色は澄んで完全に秋の潮という感じです。水深は18m程度。アジには好ましくない潮色で少し不安です。タナは1mくらいとの指示が出ました。第1投でタナを取るや否やすぐにブルブルッというアタリで何やら掛かりました。船長に「アジ?」って聞かれますが、この引きはアジではありません。取り込んだのは22cmの良型のシロギス。その後コマセだけ打ち返すこと約20分、ようやく本日のファーストシグナルの到来です。大事に取り込んだのは20cm級のマアジ。その後3、4本に達する頃まではポツーンポツーンと3投に1本くらいの遠慮した食い方が続きます。ですが型が出始めると船長もホッとするようで「最初から反応出てたからねっ」とひとまず安堵の様子。船長も釣りを開始します。

8時15分頃、少し上げ潮がトロトロ効き始めたかと思うと、待ってましたの入れ当たりモードに突入です。周りのお客さんもようやく型が出始めたようです。竿先を海面に付けた状態から1mリールを巻き上げ、その位置から2回鋭くコマセを振り出し、そのまま仕掛けの長さ分(約1m)竿を上げて水平姿勢で待つ釣り方で食ってきます。5秒くらい待ってアタリが出なければ、今度は少しずつゆっくりと竿先を下げて落とし込みの誘いを行い、最初の1mの位置まで戻します。沈下するコマセに仕掛けを同調させるイメージです。コマセの詰め方は6分目と少なめにし、この動作を3回やってアタリが無ければ打ち返しを行います。ちなみにコマセは素手で詰めます。これが一番速く確実です。(もし、LTアジ釣行のご参考にされる方は前回の9月20日分の釣行記と合わせてご覧ください。)

バリバリの食いではありませんが、空で上げるのは4、5回に1回くらいの安定した食いが続きます。すぐに食わなくても落とし込みの誘いで食ったり、3回目のコマセ振りの後に食ったり、タイミングはまちまちですが、この澄み潮の中、かなり順調なペースです。1尾々々大事に引きを楽しみながら取り込みます。潮が澄んでいるため今日はサバもよく混ざるようで、船中大騒ぎの場面もしばしば。私もマサバとゴマサバをゲット、良いお土産になります。どうやらマアジはひとつの群れがずっと居付いているわけではなく、入れ替わり立ち代りで違う群れが入って来ているように思えます。良型が続く時間帯、小型が続く時間帯、コマセを振った後高めのタナですぐに食ってくる時間帯など、順調な中にもちょっとした傾向の変化が見られます。但し釣り方は先ほど述べたワンパターンで概ね対応できるので、苦労することはありません。

バケツにある程度溜まる度に血抜きと数のカウントを行います。14本、29本、39本、46本と積み重ねること終了間近の11時、57本に達しました。最後マサバを釣って仕掛けがダメになったので、沖上がりのアナウンスが出る前に納竿、一足お先に荷物の片付けに入りました。その直後の11時10分、アンカーを上げて帰港となりました。


左:沖上がりのアナウンスの後アンカーを上げる船長、右:大漁12リットルクーラーほぼ満タン。

帰り際、船長に「タナどれくらいでやってたの?」って逆に質問されたので、「1mからコマセを振って、仕掛け分上げて待つ」と答えました。「って言うことは2mねっ」と船長。午後船のための参考情報でしょうか。それにしても前回に続き今回も魚探の反応見て一発でアタリ場所を決めたのは流石だなって思いました。昼飯前から夕食のアジとサバの刺身が楽しみです。明日はカワハギの予定なので飲み過ぎないように気をつけよっと。


本日の釣果、マアジ15cm〜23cmが57本(竿頭)、マサバ2本(37cm)、ゴマサバ2本、マルアジ(アオアジ)1本、シロギス(22cm)1尾。

ホーム目次前のページ次のページ