ワラサ、ビギナーズラックでゲット

10月11日(土)、小網代の丸十丸からワラサに行ってきました。
今日はkim君に誘われ、初めてのワラサ釣行です。朝3時50分に迎えに来てくれるはずのkim君でしたが、駐車場のトラブルで遅れること4時25分の出発となりました。出船時刻は6時ですので十分間に合うでしょう。横横道路から三浦縦貫道を順調に抜けて5時20分には船宿に到着。先着の佐Tさんが右のミヨシから3席を確保してくれています。いつも恐縮です。早速受付を済ますと船に乗り込み準備を開始します。今日もジャンケンで席決めの結果、右ミヨシ1番に佐Tさん、2番が私、3番がkim君となりました。ワラサ専用タックルは持ち合わせていないので、今日はリーディングXネライ−210Mに電動丸1000Hの組み合わせで、大型片テンビンにサニービシL80号、ロングライフクッション2.3mm×1m、ハリス8号6m、ハリはヒラマサ12号という仕掛けで臨みます。前日サンスイに立ち寄ったら、若い方の店員M君に2日前にワラサ行ったときの残りの仕掛けを頂きましたので、それをそのまま使用することにします。


日も明けやらぬ船上で淡々と準備を進める。

さて、5時52分、左舷8人、右舷7人の15人を乗せて第17丸十丸の出船です。小網代湾を出るとやはり北東風が強めですが、思ったほど海は悪くありません。さすが相模湾、この風向きには強いですね。北西方向に進むこと約15分、亀城根沖に到着です。すると噂では聞いていましたが、既にワラサ大船団ができているではありませんか。湘南はもちろん剣崎、松輪近辺からの船もたくさん見られます。しかも、どの船もそこそこの人数が乗っていますので、季節限定ワラサの人気の高さが伺えます。


左:コマセはオキアミとアミを混合、右:亀城根の70m立ちにできたワラサ大船団。

6時20分、「はいどーぞー」のアナウンスで第1投です。北東の風強めで曇り、波高は1〜1.5m、潮色は澄み、水深は65m前後。流れは下げっぱなでトロトロといった感じ、ラインは素直に立ちます。ハリス6mで8、9、10m辺りを探るよう指示が出ました、何やら魚探に反応が出始めているようです。コマセはオキアミブロックを流水で溶かしアミと混合して使用します。付け餌はオキアミブロックから選んで使います。サニービシの調節は上全開、下全閉、コマセは8分目くらいまで詰め、底立ちを取ったら、ビシの位置4mで一振り、7mで一振りして9mで待ちます。これを2回で1セットとし、コマセの詰め替えを行います。(これ経験無かったので適当です。)最初の20分は船中音沙汰が無くコマセの打ち返しを続けます。6時40分、最初に沈黙を破ったのは左隣の佐Tさん、「巻けないよ〜」と嬉しい悲鳴を上げながらヤリトリ、ドラグがズルズル、ラインが引き出されています。すると私の手持ち竿にも異変が。モゾッ、モゾッ、モゾッ、グィーっと「入った〜!」、すかさず竿を起こし応戦に入ります。左の佐Tさんはまだヤリトリ中、右のミヨシでダブルヒットです。ハリス8号を信じて強引に引き上げます。竿を脇に抱えているとポンピングできないので、竿尻を腹に当てて体制を整えます。ラインが出され過ぎないよう、途中でドラグをきつめに調整。何とか水面にビシが見えるまで巻き上げますが、2、3人の仕掛けが祭っているので、ハリスを手繰ることができません。すかさず船長が飛んできて魚だけ先に取り込んでくれ、無事初物ゲット。帰宅後の計測で67cm、3.6kgのワラサでした。少し遅れること佐Tさんも無事ゲット。これは大物です、丸々太って5kgオーバーは間違い無いでしょう。


左:本人早々のゲットで興奮、右:佐Tさんの初物は目測5.5kg級の良型。

船上は戦場、そう思ったのは私と佐Tさんだけかもしれませんが、獲物を捕った興奮と腕に溜まった乳酸。魚はズタバタ暴れるし、血抜きしようにも水を汲んでなかった。あれっバケツが見当たらない。ハリスが傷付いてるので交換しなきゃ。周りの手前、平静を装ってはいるものの内心興奮状態、とても冷静では居られませんでした。とにかく落ち着いてひとつづつ次の作業を進めます。そうこうするうちに佐Tさんが「入った〜!」、2本目のヤリトリを始めています。これも無事取り込み成功で早くも2本をゲット。そして佐Tさん「また入った〜!」で怒涛の3連続ヒット、ひとり入れ食いを演じます。凄過ぎます。

少し落ち着きを取り戻した7時10分、少し高めの10mに合わせたところ、またもモゾッ、モゾッ、グィーと私にも2本目がヒット。これは先程より明らかに大型です。きつく締めたドラグがジリジリ出されてしまいます。船下に走ってしまい、なかなか浮かすことができません。巻いたり出されたりを繰り返し、30mくらいまで浮かしたところで、突然ふっと重みが抜けてしまいました。やっちゃいました。仕掛けを回収するとハリスのクッションゴムに接続するサルカンの結び目から切れていました。もったいね〜。仕掛け換えたのが裏目に出たか〜。


左:佐Tさん怒涛の3連発、右:後半は魚信遠く半分置き竿。

8時過ぎ、高めのタナで反応が出始めたようで、船長から「コマセ撒いてみて〜」とアナウンス。上からカウントして45〜40mを攻めてみますが、私にはアタリがありません。ここでも佐Tさんはイナダを1本ゲット、絶好調です。しかし、これを最後に船中長〜い沈黙状態に突入。魚探の反応も良くないのか、潮回りの回数が増えます。水深はだいたい60m〜70mの間での移動が多いようですが、外道のアタリもありません。だんだん疲れるわ、飽きるわで置き竿にすることが多くなってしまいます。置き竿と言っても、サニービシの下を7mmくらい空けて、船の揺れでポロポロとコマセが出るように調整してコマセを振らずに待ってみたり、少し上のタナをやってみたりと、やり方は色々工夫してみますが、とにかく何も当たりません。11時半頃から上げ潮に入ったか、少し流れが良くなってきました。僚船で上がるのが確認されましたので、期待感が膨らみます。少し魚探にも反応が出ているようで、船長からも「やり替えてみて〜」とアナウンスが出ます。ところが船中不発のまま時は進み、定刻1時に納竿となりました。

今日の成績は船中15人で5本、佐Tさん3本、私1本、左大艫の方が1本とのことでした。外道に佐Tさんのイナダ、魚同じじゃん(笑)。周りの方はバラシで取れなかったのがいくつかあったようです。今日はワラサ初挑戦でしたが、何とかビギナーズラックで1本ゲットすることができました。船中5本の内、仲間内で4本とは好成績、佐Tさんの場所取りのおかげかな?そしてジャンケンでミヨシに入った佐Tさんの独壇場でした。kim君は先日、泳がせ釣りで船中唯一の釣果となった4kgのカンパチ釣ったからか、今日は運が回って来なかったようですね。次の機会に頑張りましょう。


本日の釣果、ワラサ67cm、3.6kg。

【参考情報】
ワラサ乗合料金は8,500円、オキアミブロック1,000円、オキアミブロックから付け餌を選んで、コマセはアミコマセで増量しながら使えば1日分足りると思います。私は今日は少し余りました。もちろん付け餌は持参しても構いません。
電動リールの電源は17号船には付いていますが、ミヨシ側は座席が物入れの蓋になっていて、これを空けた中に電源がありますので、バッテリーを持っている場合は持参した方がベターかもしれません。

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