カワハギ強風二枚潮で苦戦

11月24日(月)、剣崎松輪港の瀬戸丸からカワハギに行ってきました。
今日はKOBIさんと二人で釣行。KOBIさんとは8月にシロギスをご一緒して以来3ヶ月ぶり、今日は本当に楽しみです。6時29分、予定通り三浦海岸の駅に到着。ここでKOBIさんに拾って頂き一路剣崎松輪港へ。宿で受付を済まし港に向かうと、予想通りすごい北風、これじゃ剣崎沖はやっぱり無理かなぁ。松輪港はかなり昔、棒面丸からマダイ船に乗って以来です。話には聞いていましたが、随分変ったような気がします。その頃は売店なんか無かったような。港は沢山の釣り人で賑わい活気に満ちています。ワラサフィーバーの時期にはこんなもんじゃないと言うからすごいです。

売店で氷を購入し、防寒を着て、護岸に横付けされた船に早速乗り込みます。釣り座は右舷胴の間、KOBIさんと並んで荷物を下ろします。乗客は右舷8人、左舷7人の15人。ご主人の操船で7時20分いよいよ出船となりました。船長のお話によると、最初は城ヶ島をやるとのこと、剣崎に期待していたのでちょっと残念ですが、この強風では止むを得ません。航程15分で到着したのは城ヶ島の南西沖、37mのポイントで、昨日のヒラメでもこの近辺をやりました。北北東の風強く曇り、ここは風影になりますので強風の割には波はさほどありません。潮はやや澄み?曇っているので気持ち濁り気味に見えます。潮はおとなしくトロトロ程度に下げ潮があります。船長からオモリ30号統一の指示が出ました。今日は船宿の剥き身を購入したのですが、これが誤算。前日に剥いてくださったそうで大変申し訳ないのですが、如何せん粒がデカ過ぎる。困ったな〜。そうじゃなくても城ヶ島なんで小型中心が予想されるのに・・・。前回の残りの塩付けを予備で持参してきたので、とりあえず無くなるまではこちらを使うことにします。


左:40人乗りの大型船、右:城ヶ島西沖。

釣りを開始しますがなかなかアタリが出ません。餌もほとんどそのまま残ってきます。もしかして今日はヤバイかも、早くも不安がよぎります。本命からの最初のシグナルは8時ちょうど、無事20cmのカワハギを上げ、まずは一安心。続けてもう1枚、17cm級を取り込みますが、その後がパッタリ。9時までに3枚を上げますが、とにかくアタリが少ない。最初はいつもの和竿を使いましたが、風がますます強くなり、竿が振られてアタリが取れなくなったのでカーボンロッドにチェンジ。それが良かったのか、その時に飲んだリポDが効いたのか立て続けに3枚追釣。何とか形になってきたかな〜。船中、この頃にはポツポツとだいぶ型が行き渡ってきた感じです。KOBIさんは今日のパターンが読めたかのように、一荷を含めペースを上げて来られました。さすがだな〜。


左:サンスイカワハギバトル賞品のリールを早速使用、右:たまに釣れるけど名前を調べてみたらシラコダイ(チョウチョウウオ科)。

10時頃、城ヶ島の南東沖に移動。船長によるとここは今年始めた新場所らしく、大型がよく出るとのこと。しかしこちらは波が一層高く、上下動が激しいのでロッドコントロールが難しい状態です。しかし外道も比較的元気良く、生体反応があります。一瞬穂先がトンと叩かれ良型のアタリを感知しましたが、波で舷が跳ね上がって掛けられず。そのまま送り込んで追い食いを待つと、運良くもう一度乗ってきて今度はフッキング。途中、大型を思わせる激しい叩き込みにリールを巻く手が止まり、ヒヤヒヤ。円を描きながら水面に浮いてきたのは28cm級の大型。そのまま一気にヨイショッと抜き上げるつもりがボッチャン!やってしまった。しばらく浮いていたので玉網で救おうかと思いましたが、見回すと玉網ははるか遠くに・・・。そんなこんなでフリーズしている内に意識を取り戻して元気に海底へさようなら。「デカかったのにもったいない・・・」と船長。何だか今日の運まで全部落っことした気分。このポイントでは周りのお客さんも大型中心にポツポツですが上がっているようです。気を取り直して釣りを続けますが、私は小型を追加したのみ。もうちょっとこのポイントで粘りたかったのですが、移動となってしまいした、残念。

今度は城ヶ島西沖の深場、水深はだいたい45m前後。剣崎の船や小網代あたりの船も近くで操業中。私は全然当らない時間を過ごしますが、KOBIさんは着々と確実にカワハギを上げていきます。魚居るじゃん。私も真似してケミホタル付けちゃおうかな〜なんて思いましたが止めときました。実はバッグにケミホタル入っていたんですが・・・。KOBIさんのペースには全然追い付きませんが、ポツポツ小型が釣れてお昼過ぎにやっとツ抜け。何だか風がさらに強くなってきたような、これは弱まりそうにないな〜。

午後になると上げ潮が効いてきたようですが、これが上っ面だけの完璧な二枚潮。船は右舷に流されるのですが、底が全然動いていません。水深があるので正面に遠投しても着底する頃には船の下です。1、2回誘うと限界の角度まで入り込んでしまい、強風のため船のエンジン流しが大きく前後するので、仕掛けが船下に入って右に行ったり左に行ったり、波で上がったり下がったり。時間が経つに連れてだんだん酷くなり、前後左右予測できない人とオマツリの連発となります。船下に大きく入り込んだ仕掛けを我慢していると、久しぶりにドン!と重みのあるアタリ。送り込めないのでそのまま張った状態で食い込みを待ち、聞き合わせで何とか針掛かりしたのは、引き込みからして大型の気配。今度こそと慎重且つ速めに巻き上げますが、途中でスッと軽くなってしまう。デカイのまたバレた!このような状況下、私が釣れる気がしなくなっているのを横目にKOBIさんは悪条件をものともせず着実に本命を掛けて行きます。さすがだな〜。

二枚潮だと中オモリを外すか、逆に重くするかの対応がありますが、今日は仕掛け立てて誘っていてもあまりアタリは期待できませんので、思い切って中オモリを追加して重たくしてみることに。そして上っ面の速潮に引っ張られて送り込み過ぎないように気をつけながら何とか弛ませた誘いになるように調整すると、少しずつアタリが戻ってきました。この状態を毎回同じように作るのは極めて微妙なテクニックを要し、なかなか思い通りには行きませんが、1時半を回って少しづつですが枚数を重ねることができました。定刻の2時30分、そろそろ片付けようかと思いきや終了の気配無く再び潮回り、これは残業かな?餌を付け直して再投入、3時まで粘りますがアタリ無しのまま納竿のアナウンスとなりました。


左:城ヶ島大橋をくぐって帰港、右:堂々23枚で竿頭のKOBIさん。

私は結局16枚で大型は無し。KOBIさんは23枚を釣り上げ堂々の竿頭でした。今度は是非ともコンディションの良いときにやりたいですね。またよろしくお願いします。帰りに船宿で出して頂いたおそばが冷えた体を暖めてくれて最高でした。


本日の釣果、カワハギ15.5cm〜23.5cm16枚、ゴマサバ1本(オマツリ解いてるときに中層に浮いてる仕掛けに食いついた)。

【船宿HPコメント】
11月24日(月)マダイもカワハギもポッポッと・・・
天気は曇り・・水温21℃・・風は北東12−15m・・潮は薄にごり潮 カワハギ船今日は北風が強かったので、剣崎沖を狙わずに城ヶ島沖のポイントへ・・・朝のうちは食いが悪く、大型狙いで水深46mのポイントに仕掛を下ろした、いきなりヒットしたが30cm級の大型をばらしてしまった。もったいない!(^^)!、今日は全体的にバラシが多かった。

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