カワハギアタリ悪く伸び悩み

12月6日(土)、久比里の巳之助丸からカワハギに行ってきました。
明日、小網代からマダイ船に乗る予定でしたが、如何せん天気予報が悪い。土曜日から日曜日にかけて低気圧の通過で、南西強風が吹く予報。このところ週末は天気に恵まれません。明日のマダイはたぶん中止なので、今日のうちにカワハギでも行っておくかということで、久しぶりに久比里の巳之助丸に向かいます。今日の天気予報は雨、午後は強く降るところも。次第に南西風が強くなり海は大荒れとのことです。朝起きると空は曇ってますが、北の風がそよそよ、まったく問題なし。後は南西風が吹き始めるのが何時頃か、早上がりにならなければ良いのですが。

いつもの時間に到着すると、カワハギ船は21号船と23号船の2杯出し体制で、両船とも艫から釣り座が埋まっていますが、ミヨシ寄りはガラガラ。いつも空いてれば右舷に入るのですが、今日は21号船の左舷ミヨシに陣取りました。左舷大艫にはI東さんがお見えになってます。O幡さん(寿水さん)に作ってもらったという和竿を2本、丸節竹の並継ぎと孟宗竹のインロー継ぎ(セミ鯨)を拝見、しばし竿談義です。I東さんのお話ですが、O幡さん、ご無沙汰しておりますが私のこと覚えていてくれているらしく嬉しいです。右舷にはKATOさんがお見えになりご挨拶です。お顔とお名前が一致しました。親父さんから「竿立ての穴、1個おきに座っててね〜」と指示がありましたが、予報が悪いせいでしょう、お客さんはいつもの週末ほどは押し寄せず、7時30分を回ってもまだ余裕があります。

親父さんの交通整理で23号船はガラガラ。しばらくして21号船右舷のお客さんに23号船に移動するよう促していますが、皆さん腰が重たくあまり移動する人が居ません。話によると21号船は竹岡、23号船は剣崎に行くとのこと。それを聞いてこれ幸いと23号船に移ろうとしましたが、「もういいから」と親父さんに引き止められる。なんでだろ〜、私、今年は剣崎でカワハギやらせてもらえない運命なのかも・・・。I東さんも23号船に移ろうと、代わりに私に大艫に入らないか声を掛けてくださいましたが、結局移動を断念。しょうがないので竹岡で心中しましょう。前置きが長くなりましたが、定刻8時、21号船、23号船続けて出船となりました。我々21号船は結局左舷10人、右舷11人の21人、23号船はガラガラのままです。久里浜港の外に出ると、我々21号船は直進、23号船は右折、後ろ髪引かれる思いでそれぞれ目的地に向かいます。


左:朝から薄日が射して釣り日和、右:何故かこのアングル好きなんです。

8時25分、竹岡沖の航路の脇に到着。早速開始のアナウンスが出ました。北北東の微風、薄曇りで日が射す。雨なんか降る気配はありません。水深29m、水色は澄み、海上はベタ凪、流れは下げ潮が良い感じに動いて船は艫流しです。1投目からアタリがあるも掛からず、その後2、3回空針で帰ってきたので、これはと思い空中戦に切り替える。海底から1mくらい上で本日の初物がヒット、18cm級を取り込み一安心。その後、9時までにタナで4枚、うち1枚は25cm級の大型。タナで大型のアタリが出ると楽しい、しげき針の5号が上顎を貫通していました。やっぱり私にはこの針が合ってるかも。

塩漬けアサリのストックも、使えない大粒を選り分けて処分したら在庫薄。今日はあんまり気合入れて剥く気がしなかったので剥き身を購入し、後は桶に3分の2程自分で剥きました。今日の剥き身は適度な小粒が多くて最高です。9時を回るとオモリを底に着けていないとアタリが出なくなり、叩いて張ったり弛ませたりの誘い方にポツリポツリ反応がでます。10時で8枚。このペースだとどこかで連釣しないと30枚は行かないな〜。

10時を回るとアタリがますます悪くなる。今日は周りの釣り人を見ても一定のペースで釣果を伸ばしている方は居ないようです。魚ぜんぜん固まってないな〜。船はマメな潮回りで狭い範囲を流し換えているようですが、反応は低迷する一方。しばらく型を見ない時間を過ごしますが、11時前に遠投ベタ這わせで3連釣し11枚。船下の弛ませで道糸がヘコヘコいってるので、そのまま思い切りアワセをくれたらズドン!引き込みから先程より大型。最近水面でボッチャンが多いので、針掛かりをよく確認して、慎重にヨイショと抜き上げたのが27cm。今日は20cm〜23cmの中型が来ないな〜、釣れる魚は大か小といった感じです。ポツリポツリ12時の時点で14枚。


左:バケツの中で貫禄を見せる1枚、右:たまに釣れるカワハギに似た魚、名前はヨソギ。

潮が止まってしまった+何をやってもアタリが出ない+餌も取られない=なす術が無い。12時20分頃15枚目を上げてから長い沈黙タイムに突入。これじゃ数は伸びないな〜、目標20枚にしよっと。1時20分頃、本日初めての移動で少し千葉県側の20m強のポイントに移動。1投目で大型のアタリ。上手く乗せたつもりが巻き始めでスッポ抜け、魚居るぞ〜!集中して打ち返すこと1時45分、久々に待望の1枚。小型ですが約1時間半振りに型を見て16枚。この時間、潮は上げ潮に変りましたが、流れてるのは上っ面だけ、底が全然動いていません。活性が上がる潮じゃないです。しかも風向きが南寄りに変り、またも艫流し。ミヨシは今日は一日裏目のようです。

上っ潮だけ速いので仕掛けを立てるのに遠投しなければなりません。船の動きが速すぎて忙しい釣りになってきました。着底した仕掛けを叩くにもリールを巻きながら叩かないと糸がふけてしまいます。着底後すかさず叩きを入れて、巻き込んでからでないと聞き上げができませんが、これが自然に這わせ釣りのようになります。前アタリが取れませんでしたが、既に大型が針を銜えていました。そのままゆっくり乗せてリーリング、途中激しい突っ込みを竹の弾力でかわし、海面で魚体を確認後、船下に突っ込まれヒヤッとしましたが、無事取り込んだのが27cmの大型。その後2時までに小型を2枚追加して19枚。

また潮が止まってしまった。アタリが出ない。たまにトラギスが食ってきますが、カワハギらしきアタリが遠のいてしまいました。今日はこれまでかな〜。以降このポイントでは不発のまま最後の10分、また午前中の30m立ちに移動します。定刻3時ジャスト、お情けで小型がヒット、ぎりぎりセーフで20枚達成。直後納竿のアナウンスとなりました。

今日は良かったんだか悪かったんだか。激渋り期に20枚釣るのは至難の技でも、この時期はもっと数が出る意識があるし、ミヨシは一日中潮尻で裏目、まったくアタリがない時間帯が一日に何回もあると、釣り終わった後に残る印象が良くない。まぁ途中で立てた目標は辛うじてクリアしたし、大型も混ざったから良しとしますか。天気予報はどうなっちゃたんだか分かりませんが、雨なんて一滴も降らずに一日晴れて良い凪。それは良かったのですが、やっぱり釣りが終わった頃から南西風が強くなってきたようです。このまま吹いたら明日のマダイはやっぱり中止かな〜。いろいろな釣りを計画している割に、天気に恵まれずカワハギばかりやっている今日この頃です。


本日の釣果、カワハギ14cm〜27cm20枚、27cmが2枚と25cmが入りました。

【船宿HPコメント】
皮はぎ・・竹岡沖、潮:薄濁り、水温:17度
■今日も剣崎沖を流しました。朝のうちは下げ潮が速く苦戦しましたが、次第に速い潮にも馴れてきて、ポツポツと船中で型が揚がり始めました。お昼頃には潮も淀み一荷混じり良い食いになりましたが、上げ潮が流れはじめると、これまた速くぺ‐スが落ちてしまいました。でも、皮はぎの食いは活発でした。トップは行田市の○○さんで29枚でした。(功一)
■今日は竹岡沖の30m前後を流しました。が、潮が速くなかなかあたりが取れずに苦戦しました。それでも上手くアタリをあわせると、良型サイズを交えてポツポツと揚がりました。型は大中小混じりでしたが、最大30.5cmも出ましたよ。トップは船橋市のI東さんで26枚でした。(浩喜)

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