カワハギ久々の剣崎沖

12月13日(土)、久比里の巳之助丸からカワハギに行ってきました。
明日は荒川屋でシロギスの大会に参加する予定ですが、今週は何だか連荘したい気分。家族からはアジの声が、私はアマダイがそろそろ気になるところ。天気予報は曇りのち晴れ、しかし昨夜から沖の方で西っ気の風が吹いたので、ウネリがありそうな予感。ウネリでアマダイは嫌なので今週もカワハギにしとくか。ということで、前夜のうちにカワハギ用の荷物を詰め込みます。いつものパターンだと低気圧が北東に抜けて発達すると高気圧が南側から入るので南西強風でシケ。ところが今週は東北地方に弱い低気圧が残ったお陰で、気圧配置が緩やかな冬型となり、朝起きてインターネットで風向風速を調べても、東京湾は北東の弱風。こりゃもしかしたらベタ凪かもしれないぞ。

いつもの時間に船宿に到着。今日も21号船、23号船の2杯出し体制ですが、どちらも艫からお客さんが埋まっており、ミヨシは空いています。前回は23号船が剣崎に行ったので、読みからすると、剣崎でやりたい私にとっては23号船かな〜。でも、個人的には今年、竹岡航路のイメージが良くないので、このままリベンジしないのも何だな〜と、敢えて21号船の右舷ミヨシに座ってみました。でもやっぱり迷うな〜。すると23号船からK山さんがいらしてご挨拶。「あれ!今日はそっちですか?」、ますます迷っちゃうな〜。でもK山さんの隣も空いてないし、いいやここでやることにしよう。受付を済ますと札は既に24番、今日もお客さんいっぱい来そうです。しばしアサリ剥きに精を出していると、SS木さんが現る。そうか今日は土曜日か。21号船の左舷ミヨシが空いていたのでSS木さんはそちらに入りました。例によって親父さんが交通整理してますが、今日はどんどん釣り座が埋まっていきます。仕立船2杯、乗合船2杯のカワハギ4杯出しです。乗合2船も7時50分にはそれぞれ30人程のお客さんで埋まりました。


左:今日も盛況、右:SS木さんVサイン。

定刻8時、ようやく出船となりました。久里浜港を出ると、我々21号船は直進して竹岡方面。23号船は右折、いきなり剣崎に向かうようです。やっぱし・・・、でも今日はこれで良し、竹岡で釣ってやるぞ〜。港を出て約15分、今日は少し手前でエンジンをスローダウン、航路の際で停止、「はいどうぞ〜水深37mですよ〜」、ちょっと深いな〜と思いつつ、8時25分第1投。仕掛けが着低し、軽く叩きを入れて聞いてみると、コン、コン、ゴゴゴーンと18cm級がヒット。1投目からヒットするなんて幸先がいいけど、こういう日ってろくなことがないんだよな〜。

海上は北東の弱風、晴れ。やっぱり多少ウネリがありますが良い凪です。潮は南方向に下げ潮がトロトロ、水色は澄み、船は艫流しとなります。1枚目以降ポツポツと当り9時で4枚、まあまあの出だしですが、その後が・・・。潮の状態はあまり変ったとは思えないのですが、縦の誘いで全然当らなくなってしまいました。手を変え品を変え色々やってみますが、当るのは這わせた釣り方だけになってしまいました。けっこう水深があるので、できれば縦で行きたいな〜。

その後、同じ筋を流し換えていきますが、特に変化は表れず、忘れた頃ポツン、ポツンとアタリが出ます。当たり方も渋い感じで勢いが感じられません。今日も難しい釣りになっちゃったな〜。本当に今年は竹岡航路で良い釣りができません。10時30分頃、大型を掛けるも巻き上げ中にバラシ。引き方が唇の皮一枚の気がしたので慎重に巻き上げましたがやっぱりでした。少し熱くなりましたが後が続かず11時30分、やっとのことで8枚。11時45分、「後半は剣崎でやりますから、15分くらい走ります。」というアナウンス。思わずガッツポーズ。朝から剣崎に向けた23号船の状況が良いのかもしれません。


左:竹岡沖から久里浜を臨む、右:久しぶりの剣崎沖。

12時、剣崎の北東側(大浦沖)に到着。移動中に昼飯と仕掛けの交換を済まし、さて後半戦のスタートです。水深は20mくらいとだいぶ浅め、水色は極澄み、すばらしい透明度です。海中に落ちていくオモリがしばらく見えているほど澄んでいます。1投目、根の状態を確認しようと、少し持ち上げ気味に海底の様子を探っていると、ココココン!と明確なカワハギのアタリ。しかしこれは掛けられず。餌を付け直して再投入。立てて静かに誘うとゴ、ゴ、カカカン!今度はヒット。15cm級でしたが、魚の勢いが竹岡より良い感じがします。根がけっこうきついポイントなので、緊張感も生まれます。ヨシ!行くぞ〜。

下げ潮が少し速めに流れており、同じ筋を北から南に何度も流し換えていきます。場所によってムラがあるようで、カワハギが連続する場所、ベラが凄い場所と色々です。魚の活性は高く、当ると比較的高い確率で針掛かりさせることができ、ポツポツ数も伸びるようになってきました。1時で16枚。1時間で午前中の数釣れちゃった。途中ペースダウンがあるものの2時で22枚と難なく20枚超えができました。終盤、潮が少し淀んでくるとベラの猛攻が始まり、なかなか本命のアタリを出すのが難しくなってしまいました。食い込みもちょっと怪しくなり、ベラが多いためアワセがちょっと雑になった感もあり、本命らしきのバラシが増えてしまいました。最後の1時間頑張って30枚を目標にしましたが、定刻3時タイムアップ。結局最後の一時間はあまり伸ばせず26枚という結果に終わりました。

今日はちょっとウネリがあったものの晴天で良い凪。午前中は竹岡、午後は剣崎と2つのメニューを楽しむことができました。午前・午後の違いはありますが、二つの場所を釣り比べた感触では、竹岡は下げ潮で水温低下したのか、魚の活性は渋く難しい釣りで8枚。剣崎は水色良く水温が高いのか、浅場で元気なカワハギのアタリ、そして良型の強い引きを味わいながら18枚。合計26枚でした。午後の分を×2すると36枚。なかなか良い数字になります。やっぱり朝から剣崎を攻めた23号船ではトップ37枚、2番手36枚とのこと。これを考えるとまんざらでも無かったんだな〜なんて、妙に納得。個人的に久しぶりの剣崎でしたが、やっぱり根も程好く緊張感があり、魚の平均サイズも良しで、コンディションの良い日に一日じっくり攻めてみたいな〜と思いました。今後が楽しみです。


本日の釣果、カワハギ 14cm〜24cm 26枚。

【船宿HPコメント】
皮はぎ・・剣崎沖、潮:薄濁り、水温:16.9度
今日は全船剣崎沖を流しました。朝のうちは上げ潮トロリで、ポツポツと良型主体に顔が出ました。お昼近くになって下げ潮が流れだしやり辛くなりましたが、食いの方は変わらずポツポツと一日食いました。久し振りの剣崎沖は型が良く、良いお土産になりました。竿頭は地元の○○さんで37枚、続いて2番手は東村山市の○○さんで36枚でした。

ホーム目次前のページ次のページ