荒川屋年末シロギス釣り大会

【大会要綱】
★日時12月14日
★募集人数60人(定員になり次第締め切り)
★料金 \8000−(エサ・氷付き) 
★競技方法 釣ったシロギスの総重量で競います。竿は一人1本、針は2本までとします。仕掛けの長さは1メ−トルまでとします。エサの持込みは自由です。(船宿支給は青イソメです。)
★表彰方法 総合優勝〜3位は各船のトップで横取り、4位以降は縦取りとし、総合10位までを表彰します。
★その他の賞 惜しくも入賞されなかった方にも、とび賞や、豪華賞品の当たるお楽しみ抽選会を行います。
★10尾早掛け賞 当日最も早くシロギス10尾釣り上げた方を表彰します。
★大物賞 当日最大全長のシロギスを釣り上げた方を表彰します。
★受付、出船時間 当日はAM6時30分から受付を行います(釣り座はくじ引きで決めます。出船はAM8時です。7時30分までに集合完了。

今日は久しぶりのシロギス釣り、しかも大会参加とあってワクワクします。この大会は一昨年に参加したときは船1になって総合3位。このときは5尾重量で競ったと思います。昨年は申し込んだのですが、当日風邪で熱出してキャンセル。そして今年は無事参加。今日は総重量で競うらしいので、とにかく数釣るしかありません。荒川屋の凄腕ベテラン勢に混ざっての釣り、あまり恥ずかしくない程度に釣果を上げたいところですが、果たしてどうなることでしょうか。竿は10月に完成した新作、丸節竹ワンピース竿の初使用でこちらも楽しみです。

5時45分、予定通りT澤さんが車で迎えに来てくれました。今日は奥様が車を使われることになったそうで我々は途中京急の駅で降ろしてもらい電車で向かうことになりました。6時30分頃船宿に到着。既に店は大会参加者の皆さんで賑わっています。シロギスさん、ぎんぎす大会委員長をはじめ、久しぶりにお会いする方々が沢山いらして話が弾みます。早速受付を済まして釣り座の抽選くじを引きます。私は2号船の左の艫2番を引きました。T澤さんは3号船の右の大艫、今日は二人ともくじ運が良かったようです。シロギスさんは私と同じ2号船の左ミヨシ、シロギスさん定位置ではなく珍しく隅を引き当てたようです。(笑)N西さんは3号船の右のミヨシを引きました、こちらも隅でラッキー?今日は船3杯出しで1号船は社長、2号船は池島さん、3号船はマコちゃんの操舵です。船頭賞も懸っているようですし、各船長の戦略や如何に。どういう展開になるか楽しみです。


左:乗船前の船着場、右:今日は新作和竿といつものステラ。


左:3号船の入港を待つN西さん、右:2号船ミヨシで準備中のシロギスさん。


左:ぎんぎす大会委員長から大会の説明、右:T澤さんとN西さん。(ボケちゃってすみません。)


左:1号船、右:久しぶりだが見慣れた風景の八景島シーパラダイス。

買い物や道具のセッティングも終わり、恒例の青イソメの首カットも完了。定刻8時、いざ出船です。平潟湾から野島橋をくぐり八景島の前でスパンカーを立てます。今日は最高の釣り日和、素晴らしい晴天に恵まれ、海上は北の微風で申し分の無い凪、澄んだ空気に富士山がクッキリ。こんな海で船に乗っているだけで幸せな気分になります。これで魚が当たってくれれば本当に言うこと無しです。少し走って八景の真沖で3杯の船は集合し、一斉に大会のスタートとなりました。まずは集合地点の35m程度のポイントから開始です。今日は満潮8時44分、干潮13時58分(芝浦標準)、今はちょうど上げ一杯、終了時にちょうど底りの時間で、一日下げ潮になると思われます。

新作の和竿を様子見で軽くキャスト。軽く叩いて聞き上げに入ると、ビビッ、グッグッグッ、ググググ〜といきなりヒット。オニューの竿で久しぶりのシロギスの感触を楽しみ、深場から最初の1尾を抜き上げます。1投目で18cm級をゲット。昨日のカワハギも1投目で食ったけど、今日も1投目、後が大丈夫かな〜と一抹の不安が。ところが2投目も少し持ち上げたままのドリフトでヒット、魚居るね〜。しかし3尾釣った時点で沈黙。8時57分、3号船で早掛け10尾達成と船長からアナウンス。もう10尾、凄いな〜。こりゃ優勝は3号船かな。早掛け賞が決まったところで9時ジャスト、移動となります。

次の場所は猿島の北側、横須賀沖の30m立ち(ここは何と呼べばいいのでしょうか?)。下げ潮が程好く効いており、北からの微風で船は艫流しとなります。移動直後からポツポツとアタリが出て地味な食いですが数は伸びていきます。細かい叩きから静止、誘い上げ、大きい小突き、フォール、ドリフトなど色々な誘い方でパターンを探ってみますが、決まった形も無いまま何となくポツポツと釣れ続き、両隣のベテランさんと楽しく会話をしながら、のんびりと真剣に釣りを楽しみます。9時30分頃やっとツ抜け。ミヨシのシロギスさんの様子が気になりますが、距離があるので状況がよく分りません。釣れてるのかな〜。

10時前から底潮が効きだしたのか、急に活性が良くなり入れアタリタイムの到来。右舷は見えませんが、私の並びの方々はどんどん数を伸ばしていきます。2人隣の高校生K立君は快調に一荷の連続、手返しも早いしよく釣ります。噂には聞いていましたが流石中学生時代から通っているだけあって上手いな〜と感心してしまいます。私も調子を上げて、しばしフィーバータイムです。仕掛け着底後、ラインを張るだけで食ってくる、こういう時合は底潮がいいんだろうな〜。最初の着底で食わなければ、細かく叩いてアピール、そして静止でビビビビッ。それで食わなければ手前に小突いて静止、大きい誘いでビビビビッ。狙って一荷も数回、1尾掛けて少し浮かして待ってるともう一度アタリ。一荷狙って1尾目が外れたりも何回かあって無駄なことしちゃいました。丸セイゴ8号仕掛けで巻き上げ中のスッポ抜けが頻発したので、某船宿仕掛け(川虫針使用)にチェンジ。すっぽ抜けは改善されたようです。久し振りのせいか手前祭りもあって時間をロスしましたが、こんな時合が20〜30分続いたでしょうか。

少し上っ潮が速くなってきた感じです。ペースは元に戻ってしまい、先程までの活発な食いは無くなりましたが、それでもポツリポツリ飽きない程度に。11時過ぎに猿島に近づいて、ちょうど三笠の堤防との中間辺りを攻めますが1尾だけ追加で低調。しばらくしてまた元の横須賀沖に戻ります。この頃から風が東に回った影響で、右舷からの横流しとなり、我々左舷は潮尻の払い出しになりました。けっこう潮が速いので難しい釣りです。キャストすると仕掛けを止めていられません。私はリールのクラッチをフリーにしたまま釣りをしますので、叩きながら逆転させてラインを送り出すような形になります。なかなかアタリが出ない状況、周りの皆さんも苦労しているようです。


左:2号船の左舷、右:猿島近くに移動。

近所の皆さんは遠投してますが、潮が速いのでお祭りを避ける意味もあって、私は船下中心の釣りに切り替えてみます。仕掛けを絡まないように真下に落とし、オモリを50cmくらい浮かしたり沈めたり叩いたり、餌が流れに乗ってフワフワする状態をイメージした誘いをやってみると、これが割とフィットしたようで、ポツポツアタリが出るようになりました。食いは渋め、ビビッと1回来てそのまま離してしまうのが多く、なかなか釣果に結びつきませんが、アタリが出るので小さ目の餌にして続けてみます。同じパターンが続かず試行錯誤で釣っていく、これもシロギス釣りの楽しさです。12時の時点で34尾。

午後からも横須賀沖周辺での潮回りが続き、少しアタリが続く時間、まったく当たらない時間の繰り返しです。小さい魚の群れが点在しているような感じで、大規模な固まりは無さそうです。船の動きも速いので群れの近くを通過してしまうと音沙汰無しになってしまいます。底潮が淀んだのか時間によってイトヒキハゼやその類の猛攻に遭ったり、イシモチの群れに遭遇したり。私もイシモチと良型のカサゴを追加しました。1時30分、移動のアナウンス。時間が無いので近場で最後までやるとのことです。この時点でジャスト50尾。移動中シロギスさんが様子を見にいらっしゃいました。シロギスさんはミヨシでなかなか調子が上がらないようで、この時間30尾台後半とのこと。もしかして私、釣れてる方なのかも、ちょっと期待しちゃおうかな〜。


左:最後のポイントは野島堤防沖、右:見慣れた風景は住友ドック。

さて、船を北に走らせ到着したのは野島堤防青灯の南側の駆け上がり。我々左舷は堤防側に向いているので遠投すると浅くなってしまいます。ここは大艫の方が有利で、船尾から後ろに投げると良い場所に入るようで、ポツポツ上がっています。こちらは船と垂直に投げると当たりません。少し左斜めに投げさせて頂き3尾追加。その後一発大物狙いで、デカ餌で堤防側に投げ、そのまま動かさない釣りを試みますが音沙汰無し。そのまま2時ジャスト、大会終了のアナウンスとなりました。私は結局53尾にて納竿です。さていよいよ帰港して検量、皆さんの釣果はどうでしょうか?道具の片付け中にシロギスさんが成績記入表を持って皆さんの釣り座を回っています。噂によると私が船1らしい、マジ〜、チョ〜嬉しい。座席番号と名前が記入されたビニール袋に魚を入れて、皆さんの釣果が船上で一つの箱に回収されました。

帰港後、早速1号船から順番に検量に入ります。魚をザルに移して水をよく切り、デジタル重量計に乗せます。検量結果をぎんぎす委員長が表に記入していきます。さて私の番です。1回で量れないので2つに分けて量るようですが、分けて量った人見なかったので、もしかしていい線行ってるかも〜。結果2,233gとのことでした。皆さんの検量が終わり情報が噂で流れ始めます。しばらく雑談して時間を潰してると、私がトップという噂が入ってきましたが、ガセネタだと後でショックなので、とりあえずは話半分で聞いておくことに。でも内心はもちろん期待。


左:3号船参加者の下船中はT澤さん、右:シビアな検量風景、左からぎんぎす大会委員長、A元さん、シロギスさん。

3時半、いよいよ表彰式です。結果、やりました!優勝でした。ガセネタではありませんでしたね。失礼しました。常連の皆さん、久しぶりに行ったのにすみません。賞状、スピニングリール、高級ワイン2本、乗合船招待券、ロイヤルウイング乗船券2名分、汐よし5千円商品券、竿やすめU、PE1号100m、帽子など超豪華賞品を頂いてしまい、重たい荷物を背負って帰ることになりました。表彰式と記念撮影も終わり、中ジョッキ1杯T澤さんからプレゼント、ありがとうございました。このまま飲んでしまうと根が生えてしまいそうです。今晩は来客があるので、適当なところでお先に失礼、T澤さん、N西さんと3人で京急に乗って帰宅です。


左:豪華賞品の数々、右:表彰式を待つ参加者の皆さん。


左:表彰状を読む社長、右:シロギスさん。


左:社長の閉会の挨拶、右:司会進行の大会委員長。

今日は最高の釣り日和に恵まれ、午前中入れアタリタイムもあり、同じパターンが続かず考えさせられるなど、存分にシロギス釣りを楽しむことができました。最近カワハギばかりやっていますが、やっぱりシロギスも面白いな〜と思いながら新鮮な気持ちで釣りをさせてもらいました。今年はどうもツキがあるようですね。先日のサンスイカワハギバトルも運良く優勝、そして今回も。来年どん底にならないか心配になっちゃうくらい運がいいです。今日は本当に楽しませてもらいました。大会委員長、そして船宿、スタッフ、参加者の皆様、今日は本当にお疲れ様でした。 そしてありがとうございました。また来年もよろしくお願いします。


記念撮影、下段左から本人、佐野さん、中段左から社長、池島船長、大塩さん、上段左からN西さん、シロギスさん、W辺さん。

【大会結果(敬称略)】

優 勝 小峰俊之 2233g 53尾
準優勝 佐野明男 2150g 52尾
3  位 金子正剛 1202g 31尾
4  位 川口 浩 1984g 48尾
5  位 近藤 崇 1944g 47尾
6  位 鎌田 朗 1850g 44尾
7  位 國立和樹 1587g 40尾
8  位 杉本末吉 1523g 38尾
9  位 出口栄二 1469g 34尾
1 0位 戸嶋浩明 1468g 38尾
大 物 賞 佐野明男 27.5cm  
早掛け賞 佐野明男 8時57分  
レディ−ス賞 大塩富美恵 1046g 25尾


本日の釣果、シロギス11cm〜22.5cm53尾、イシモチ(シログチ)、カサゴ24cm。


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