アオリイカ最後にようやく本調子

12月28日(日)、剣崎間口港の喜平冶丸からアオリイカに行ってきました。
今日はT澤さん、岡Bさん、TAKIさんら元黒鯛仲間と4人で釣行です。T澤さんの運転で5時に自宅を出発、横横道路の終点、佐原で岡Bさん&TAKIさんの車と待ち合わせ、そのまま剣崎間口港に向かいます。6時25分頃船宿に到着し、受付のため待合所のお座敷に上がります。女将さんから熱い味噌汁のおもてなし、冷え込んだ朝には最高のご馳走です。受付を済まし、駐車場で防寒を着込んで早速船に乗り込みます。船上が凍結しているから気を付けるよう鈴木船長が親切に出迎えてくれました。

乗船時に船長からオモリ10号、ハリス4mと指定がありました。前もってハリス4.5mで結んできたので50cm程切り落とし約4mに結び直しました。7時30分出船とのんびり構えていると、7時10分には早々に出港となりました。予約乗合なので人数が揃ったら出てしまうのでしょう。我々4人は右舷の艫2番にT澤さん、左舷の艫2番から岡Bさん、私、TAKIさんの順に並びます。全体では右舷5人、左舷6人の11人の乗船となりました。剣崎でアオリをやるのも喜平冶丸から乗るのも初めてなので、アオリのポイントや船長の操舵など色々興味が尽きません。


左:出船前の間口港、右:準備中のT澤さん。

7時20分、剣崎真沖のポイントに到着。北西の風弱く晴れ、海上は凪、水色はやや澄み。最初はピンク系の餌木を使用する人が多いと予想して、私はオレンジ系マーブルテープの餌木からスタートします。早速開始のアナウンスが出ますが、タナの指示が海面から中オモリまでの長さで出されます。最初は16mとのことですので、仕掛けを海底に付けずに道糸のマーカーでジャスト16mのタナでストップします。餌木が潮に馴染むのを待ってシャクリを開始します。今日は満潮9時2分、干潮14時21分(芝浦標準)、朝一は上げ潮残りのはずですが、潮方向は下げ方向にトロトロで我々左舷が潮先となります。開始早々に右舷ミヨシの方が良型を上げたようですが(オレンジ系の餌木)、それ以外には音沙汰が無く、ポイント移動と潮回りが繰り返されます。


左:自作の竿と退院直後のコンクエスト、右:使用済みのエギは別容器へ、これはクッキーの入れ物。

一流し毎に餌木を取り替えて試してみますが、アオリの反応は一向にありません。9時10分、航路寄りの指示ダナ34mの地点で、左舷ミヨシ2番の方が1kgオーバーの良型を取り込みます(ピンク系の餌木)。皆さん我もとシャクリに力が入りますが後が続かず。10時15分、船は大きく城ヶ島の南東側のポイントに移動となります。ここでも頻繁な流し換えが続きますが反応が思わしくありません。11時少し前、私に初のアタリ。シャクリ後の待ちで穂先にズンと来て、そのままグーグーと入り込む乗りがありましたが、これはアワセですっぽ抜け(モスグリーンの縦縞赤テープの餌木)。こういうアタリの出方はなかなか掛からないのが多いです。気を取り直してシャクリ続けますが、午前中は他に右舷大艫の方が1杯上げたのみ、船中3杯と思いの外低調の模様、厳しい釣りになってしまいました。

12時15分、剣崎に戻っての流しでお隣の岡Bさんに待望のヒット。600g級を取り込みます(黄緑の赤テープ)。直後大艫の方にヒット(ピンク系マーブルテープ)。風は徐々に北〜北東に回りこの時間は艫流しになります。やっぱり艫有利かな〜。後半戦に入りとにかく型を見たいので、私は定番ピンク系中心で赤テープ、マーブルテープの餌木をローテーションさせていきます。カワハギ船団の少し沖目に移動、根のてっぺんから下り坂を流します。最上部18mから刻々と2m毎に指示ダナが変化し、最後26mまで下るポイントです。1時、右隣のTAKIさんに初ヒット(ピンク系の餌木)。マズイ、私を抜けて右に行っちゃった。(汗)少し活性が上がったか周りでもポツリポツリとボーズ脱出組の方が増えていきます。残り時間は刻々と減少、焦りの色は隠せません。こうなったら何とか1杯、型を見ると見ないでは大違いです。シャクリ方は間違ってないはず、ひたすら念じてシャクるしかありません。


左:城ヶ島南東沖、右:剣崎沖は大半がカワハギ船、右の方に第23巳之助丸も。

2時少し前、TAKIさんに2杯目がヒット(ピンク系ゴールドテープ)。この時間風が東に回ったかと思えば船は南西向きになったり、コロコロ向きが変わり釣り座と潮の関係がまったく読めない状態に。風が殆ど無くなり、船長はスパンカーをたたんで船を横流しにします。全員に型を見せたいという配慮が伝わってきます。私もここは猿真似でピンク系ゴールドテープの餌木にチェンジ。2時ジャスト、指示ダナ22m、餌木チェンジ後の2シャクリ目でズン!やった〜!ボウズ脱出だぜ。危なかった〜。小さそうですがこの1杯は貴重、大事に巻き上げます。すると同時に左隣の岡Bさんも2杯目をヒット、ダブルヒットです。こちらは幾らか良型。その直後右舷のT澤さんにも待望の初ヒット(ピンク系ゴールドテープの餌木)。T澤さん一瞬取り残され冷汗モノでしたが、これで仲間全員ボーズ脱出成功。とりあえずめでたしめでたし。

一瞬の盛り上がりの後、大艫の方が4杯目を上げるも全体的には停滞ムードに逆戻り。ピンク系ゴールドテープもその後は反応無しです。私は午前中チップしたモスグリーンの縦縞赤テープの餌木が気になり、流しの途中でチェンジ。2時45分、指示ダナ24メートル。シャクリ始めて即ヒット。乗るときはこんなもんだよな〜。先程より気持ち大きそうですが、でも小型でしょう。大事に巻き上げ2杯目の取り込みに成功。さあ残り時間僅か、一発大物目指してシャクリます。2時55分、これが最後の流しと船長からアナウンス。3時ジャスト、TAKIさん小型ながらも本日3杯目をゲット。その直後納竿のアナウンスとなってしまいました。


左:岡Bさん墨噴射で掃除が大変、右:今日釣れた2本の餌木。

今日の成績はTAKIさん3杯、岡Bさん2杯、T澤さん1杯、私2杯。船中11人で0(お一人)〜4杯、合計21杯とのことでした。午前は船中3杯と低調だったのでどうなることかと思いましたが、後半少し活性が上がってくれたお陰で、私も小さいながら型を見ることが出来ました。このところアオリ釣行予定が荒天や仕事で3回続けて潰れたので今日は念願の釣行。日中眠気が襲うほどの穏やかな陽気に恵まれ、久し振りに餌木をシャクリ続けた一日でした。今日は初めて喜平冶丸さんにお邪魔しましたが、船長も女将さんもすごく親切で、雰囲気のいい船宿でした。帰りに宿でご馳走になったあっさり系醤油ラーメンも旨かったです。是非また行ってみたい船宿です。大型目指して再挑戦だ!


本日の釣果、アオリイカ 320〜360g 2杯。大型は次回に期待!

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