カワハギ厳しい初釣り

1月4日(日)、久比里の巳之助丸からカワハギに行ってきました。
天気予報は穏やかな予報でしたが、朝起きてインターネットで風向風速を調べると、なんと北東の風が12mくらい吹いています。うわ〜、海悪そうだな〜、でも今日行かないと来週になっちゃうからな〜などと、新年早々ゴタゴタ考えながら出発。前日の情報によると潮動かず苦戦気味のようですが、まあ何とか楽しめるくらいアタリがあることを期待します。

いつもの時間に船宿に到着すると札は既に24番。21、23号船とも隅が埋まっていましたが、23号船左舷ミヨシのお客さんが前にどうぞと声を掛けてくださいました。お言葉に甘えてミヨシ1番に荷物を下ろしました。年末の塩漬けアサリが余ってますが、暇なので桶に軽く1杯剥くことに。1番の特急で到着した人は少なかったのですが、2番の特急の到着後ドドッとお客さんが現れ、2杯の船はほぼ満席。その後7時30分頃まで更に増え続け、2船とも30数名の乗客で埋まりました。私の右側の舳先にも2名入りました。今日は20号船のアマダイもお客さんが多く、17号船が急遽アマダイに出船のようです。もう1杯の16号船は仕立てのカワハギのようです。


左:やっぱり大盛況、右:札と引き換えにステッカー、貝剥き、潮時表のセットを頂く。

7時55分出港。久里浜港は凪だったのですが、東電の沖に出るとやっぱり風が強く海が悪い。横波を受けてグラインドしながらゆっくり進みます。船を南に向けると追い風ですが波は高く、左隣のお客さんはこんなはずじゃなかったのに!と酔い止めを飲んでいます。8時35分、剣崎南東側の城ヶ島大橋が遠くに見えるポイントで停止、船首を北東に向けるとやっぱりすごい風。早速開始のアナウンスが出ます。北東の風強く晴れ、雲が多く風冷たし。水色は濁り、波高2m前後。水深は30m前後でしょうか。条件最悪の中で初釣りのスタートとなりました。今日は日中ほぼ上げ潮のはずですが、始めてみると下げ潮がかなり速く、開始直後から周囲でオマツリの連発。私はオマツリを避けて遠投です。


左:久里浜港内は凪だったが・・・、右:舳先の段上にも2名。

1投目で16cm級がヒット。その後9時までにもう1枚。回収したオモリが冷たく、この潮色からも水温がだいふ下がったことが伺えます。ミヨシは風波で上下動が大きくまともな誘いができません。嫌でも弛ませ誘い上げになっちゃいます。細かいアタリなんて取れません。それでも忘れた頃にポツンポツンと当たり、10時で4枚、11で6枚、12時で8枚と見事なまでの低め安定ペース。ということで、お昼の時点で今日の目標を15枚に設定。舳先に乗った2名のお客さんはお一人は開始30分でダウン、もう一人は貸し道具で底立ちが取れず、オマツリを連発して戦意喪失、キャンビンで寝てしまいました。なんとカワハギ初挑戦とのことですがお気の毒です。

お昼を過ぎると幾分風は弱くなり、海も少しは平らになってきました。しかし、これに合わせるかのように潮も淀んでしまいアタリが全然出ません。風向きが変らないので相変らずの艫流し。上手く行かないものです。たまに当たるのはオキトラギスや小さなベラ、ネンブツダイ、コスジイシモチなど。良いアタリが出て一瞬ドキッとしましたが、引きが全然違うな〜。上がったのは28cmの良型カサゴでした。これはラッキー。きっと底潮も暗いのでしょう。波は高いしアタリが出ない、それに寒い。私にしては珍しく、これじゃ家でテレビでも見てた方が良かったな〜なんて。

1時30分、久しぶりのアタリで9枚目、続いて10枚目と連続2枚でツ抜け。これは時合到来かとちょっと奮起してみますが、アタリ出ず。今日はここまで掛け損ないが無いのが不思議ですが、アタリが分かっていないという可能性も・・・。しかし、餌もほとんど取られないので、やっぱり魚の活性が低いということは言えそうです。2時頃になると上っ潮も止まってしまい、完全な潮止まり。船は風で押されるだけ。時間とともに海も穏やかになっていきます。弛ませた状態からそ〜と聞き上げるとカワハギが銜えていて、ゴゴン!と外れてしまうのが2〜3回ありました。これは明らかに水温低下の渋りでしょう。慎重に聞き上げを行ってみますが、その後アタリが出ることはありませんでした。そのまま3時ジャスト、納竿のアナウンスとなりました。

今日は新年早々、寒い・喰わない・海悪いと三拍子揃った厳しい釣りとなりました。ポイント移動も無く、一日中同じ筋の潮回りで気分転換もできず。海が穏やかになるに連れて潮も淀んでしまい難易度が高く渋〜い状況。沖から澄んだ良い潮が入って来れば好転が期待できますが、今日の印象だと魚が潮に慣れてくれない限り厳しい状況が続いてしまうかもしれません。帰りにN田名人に状況をお伺いしたら「ダメだ!底潮が冷た過ぎる!」とのことでした。今日の水温は既に15度、カワハギはしばらく要経過観察かな〜、などと言ってるうちに本格的な激渋り期に突入かもしれませんね。今日は釣り人も魚も元気が出ない一日でした。


本日の釣果、カワハギ15cm〜23cm 10枚、カサゴ28cm、今日はこれが嬉しかった。

【船宿HPコメント】
皮はぎ・・剣崎沖、潮:薄濁り、水温:15度
今日も剣崎沖へ出船しました。水温が下がり、水色も濁ってしまい、皮はぎが嫌ってしまったのか、食いの渋い一日でした。おまけに朝から下げ潮が速く時間まで淀まず、アタリも取りづらく苦戦しました。今日はこれと言った場所が無く、型のでた場所を廻り直しながらの粘り釣りでした。今日は羽村市の○○さんが20枚でトップでした。^0^♪♪(浩喜、功一、美佐男)

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