イワシメバル微妙にリベンジ

2月28日(土)、KOBIさん、OKAZUさんと3人でイワシメバルに出撃である。
前回、2月14日に同じメンバーで葉山の五エム丸からイワシメバルに挑戦したが状況振るわず、本日改めて佐島の海楽園からリベンジと相成った。朝6時10分、京急新逗子駅でOKAZUさんと私をKOBIさんに車で拾って頂き一路佐島を目指す。(KOBIさん、いつもありがとうございます。)6時30分頃船宿に到着すると、予想通り大勢の釣り人で賑わっていた。このところ週末となれば土日どちらか大荒れ、平日も南西強風で出船できない日が多い。イワシメバルは人気の釣り物、「メバルは凪を釣れ」の通り今日は好天凪予報だから、沢山の釣り人が押し寄せるのも無理は無く、概ね予想の範囲内であった。

今日はKOBIさんのお知り合いが先にご到着されており、釣り座を並んで4席確保してくれたので、あぶれる心配なく安心できたのであった。(お知り合いの方、ありがとうございます。)7時出船なので取り急ぎ受付を済ましカッパを着込む。船宿の前に桟橋は無く、艀(はしけ)で砂浜から沖に停泊する船に渡る。店長の指示で順番に艀に乗り込んで移動。これが何とも味があっていい雰囲気なのである。船に渡り、確保して下さった右舷胴の間で準備を始めると、左舷がガラガラなので我々4人は左舷に移るよう船長の指示である。左舷艫2番からOKAZUさん、私、KOBIさん、お知り合いの方の順で並んだ。2杯出しにしてくださったお陰で、思ったより余裕のある左右7名づつの14名にて7時52分、イワシメバル1号船は出船となった。


左:浜から艀(はしけ)で船まで移動、右:最初は右舷を確保したが・・・。

沖に直進すること10数分で船は停止、早速開始のアナウンスである。東北東の風やや強く晴れ。しかし雲は多めで風は非常に冷たく手がかじかむ。海上は多少風波が立つ程度の凪である。かなり陸地が遠くに見えるので水深があるかと思ったが、道具を入れてみると何と約5mの浅場で、竿を立てると先糸が見える状況である。根がきつく、1〜2mの起伏の中に背の高い海草が生えているようだ。潮色は薄濁り、流れという程の流れは無いが若干沖に出る潮で艫流しになっている。風があるので船がよく動き、底立ちを頻繁に取らないと起伏が凄いので釣りにならない。タナまで上げては底を取りの繰り返しで自然に誘い釣りとなる。


KOBIさん、OKAZUさんも釣りに集中。

開始10分後の2流し目、タナを1m弱切ったところで本日最初のアタリ。ゴツゴツとしたアタリの後、モタレたまま引き込まない。少し聞き気味にテンション掛けていくとグググ〜と針掛かりである。下針に掛かっていたのは18cm級であるが、背中が黒くお腹が金色に輝く美しい魚体である。これぞ金メバル、これを釣りたかったのだ!続けてKOBIさんに同級がヒット。そしてOKAZUさんにもヒットしたが、これはカサゴ。拍子が抜けて笑いを誘う。周りのみなさんもちらほら型が出始めたようである。ここで私は2尾を釣り上げた。

今日は高根の上には魚が居ない。落ち込んだ深みで50cm〜1mと少し低めでタナを取った方がアタリが多いように思える。1mタナを切ってもオモリと下針が海草に掛かるが、こんなところでアタリが出る。良いアタリが出て良型を掛けたが、竿で溜めているとすっぽ抜けた。根掛かりが多いので針先が甘くなっているのかもしれない。針は十分に結んできたので頻繁に取り替えることにしよう。8時、OKAZUさんに待望の第1号。頻繁な流し換えで船中ポツリポツリの拾い釣りである。

8時45分、いきなり豪快に竿が絞り込まれた。竿は満月に曲がるが、ハリスが細いので無理はできない。根ズレを心配して船長はリールを巻けと言うが、竿を立てる方が先と判断、溜めを効かせて徐々に引っ張り上げる。やっと浮いてきたのは28cmと18cmの一荷。走られてKOBIさんとオマツリしてしまったが、下針の大型をOKAZUさんにタモ取りして頂き無事キャッチ。このクラスになると頭が角ばっていて体形に貫禄がある。もちろんお腹が金色をした美しいメバルである。直後、KOBIさんが大きく竿を曲げた。これも良型の一荷である。さすが狙って追い食いさせての一荷であった。OKAZUさんもポツポツ数を伸ばしているようだ。

盛り上がったのは20分くらいだっただろうか、先程の喰いが一日続いたら嬉しいのだが、その後はすっかり小康状態に突入してしまった。気が付くと風は収まり海上はベタ凪のメバル日和。良い場所に入ると船中パラパラっと出てまた当たらなくなる。そんな感じでポツ〜ンポツ〜ンとアタリは訪れるのだが、喰いが浅いのか絞られても乗らなかったり、なかなか数を伸ばすのが難しい状況である。2週間前に葉山でやった時と比べると圧倒的にカサゴが少ないが、居ないわけでは無い。いきなり根に引きずり込むようなアタリは大概カサゴであるが、根掛かりしたり、針掛かりしなかったりで数は出ない。


左:2週間前にお世話になった五エム丸も今日は佐島沖で操業、右:常時配水されています。

10時、舳先が180度回って西南西を向いた。気温が上がって実に気持ちがいい。流れがほとんど無いので船の動きが極端に悪くなった。少し突っ込み気味にミヨシ流しにしているように感じられる。11時前、KOBIさんに数を聞かれるが、そう言えば数えるのを忘れていた。魚を樽からバケツに移して数えるとちょうど10尾いた。今日の目標はツ抜け、知らぬ間に目標達成である。直後の11時、久し振りのアタリで一尾追加して11尾。日差しが出てきたせいか、潮色が朝の青黒味のある濁りから緑がかったささ濁りに変ってきたように感じる。

アタリが無い。たまにカサゴが当たるがメバルは急にご機嫌斜めの様子。朝、型が出た周辺を筋を変えては小まめに流し換えるが、船中メバルの姿を見る頻度が極端に減ってしまった。居ないことは無いはずだが・・・。12時30分、少し灘よりに移動して長井北側の沖に移動。ここも水深7〜15mで海底は同様に起伏が激しい。一流し目で大艫のお客さんがメバルを上げた。私にも良いアタリがあったが、食い込みを待っていると根掛かりしてしまい失敗。南側から少し潮があるようで、横流し気味に我々左舷は払い出しになる。仕掛けを手前に引っ張ってしまうので、根掛かりが多くて非常に釣りにくい。


左:長井沖に移動も・・・、左:まったりムードの後半戦。

12時45分、二流し目。またアタリが出た。引き込まないので早めに聞き合わせると、これは上手く針掛かり。小型だが久し振りに嬉しい一尾であった。13時、OKAZUさんが何か大物をヒットさせた。竿を下にのされて溜めているが、巻上げに至る前にハリス切れであった。顔を見たかったが残念である。ちょっと太刀打ちできる相手では無かったようだ。竿の動きを見て直感的にクロダイが頭に浮んだが、クロダイも乗っ込みで浅場に突っ込んで来る時期だから可能性はあるだろう。(当日、やはり佐島の別の船宿でイワシメバルの外道で1kg級のクロダイが上がったという情報があった。)

13時30分、また午前中攻めた瀬に戻る。あと30分、14時で上がると船長のアナウンス。最後は一流し1投の頻繁な流し換えでの探り釣り。私も1投毎に新鮮な餌に交換して何とかあと1尾を狙ったが、そのままアタリが出ることは無く14時の沖上がりを迎えたのであった。道具の片付け中、船長がお客さん一人一人にメバルとカサゴの釣果を聞きメモを取っていた。帰りも船から艀に乗り移り、無事浜に辿り着いた。船宿では熱いお味噌汁がもてなされ、一日の疲れが体の中から癒されたのであった。

今日のイワシメバルは半日船でも釣果は同じというくらい前半に偏った喰いであったが、何とか目標のツ抜け達成、大型も1尾釣れたので全体の中でもまずまずだったのではないだろうか。小さな泳がせ釣り、チャンスがあれば是非また挑戦してみたい。別船アオリイカは0〜5杯で、竿頭の方は1kg級もゲットとのこと。こちらも大型シーズンで興味が尽きない。また、明後日の3月1日よりマルイカを開始するとのこと。まだまだ深場での釣りになろうが、今後こちらも是非挑戦してみたい種目である。美味しくて楽しい釣りサイコー!


本日の釣果、メバル 17cm〜28cm 12尾、カサゴ2尾。帰宅中にクーラーの中で氷がゴロゴロしたせいで、鱗が剥げ落ちてしまいました。金色のきれいな魚体がお見せできなかったのが残念です。

【船宿HPコメント】
またまた明日の日曜日がシケ気味からか?ある程度の予想はしていましたが、今日は少しお客様が多く朝から賑やかで、1隻でも乗れましたが奮発?して2隻での出船に。昨日は例外的釣果と言う事で考えれば、今日は人数の割りに良かったと思います。比較的型も揃い。外道のカサゴも良型揃いで1〜6交じってました。解禁当初からすれば安定してきました?3月中旬〜後半までは続けたいと思っていますので、是非ともお出掛けください!
2/28 土曜日 18〜28cm 3〜15尾/5〜14尾 外道 カサゴ17〜25cm 0〜6尾/1〜6尾。

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