シロギスまたまたシケ後で渋々

4月18日(日)、久比里の巳之助丸からシロギスに行ってきた。
下浦沖のシロギス、昨年同時期に72尾とまずまずの釣果が上がったのを思い出した。それに比べると今年は遅れ気味の感があるが、そろそろ喰いが上向いても良い時期になってきた。今日は偵察のため1ヶ月ぶりのシロギス釣行である。昨日は南西強風で大荒れ、早上がりの船が続出する始末。カワハギ船に乗船されたKOBIさん、OKAZUさん、963さんも苦戦されたようだ。夜半から風向きは北東に変り、今日は一転して凪が期待できるのだが、先月も同じパターンがあったように、シケ後の渋りが懸念されるところである。

いつもの時間に船宿に到着すると、シロギス船は左舷の大艫に1名の先客があるのみ。私は右舷大艫かミヨシか迷ったが、そんなに混まないだろうと、慣れているミヨシに釣り座を構えた。早々に準備も整い暇である。今日は知り合いも居ないので、うろうろしたりゴロゴロしたり出船時間を待つ。先週に続きマルイカ船が出るようで、7、8名のお客を乗せている。ビシアジ船は予想に反して7名と比較的空いている。やっぱり今日はアジだったかな〜などとブツブツ。カワハギ船は20名弱だろうか。こちらシロギス船もポツポツお客さんが集まり、左舷3名、我が右舷は4名と7名となる。定刻より少し早い7時52分、ようやく出船となった。


左:自作テンビン、前から作っているものですが、オモリ着脱可能にしました。右:今日のアジ船、何故かお客さん少な目。こっちにすればよかったかな〜。

久里浜港を出ると、ものの30秒で停止、東電の青い壁の前で開始の合図だ。水深15m、いつものように無難な誘いから始め、1投目で触ったが掛からない。その後アタリ無しのまま、ひと流し約5分で移動だ。8時25分、三浦海岸の北側くらいだろうか、いつもの定置網より少し北側で再開だ。北東の弱風で晴れ、海上は凪、水色はやや濁り。さて1投目だ。こちらも水深15m前後だろうか。今日は大潮の初日で干潮が10時30分頃である。潮は東から西へ陸に向かって程良く動いており左舷艫流し。私の釣り座は払い出しで潮のどん尻となるが、お客さん少なめだから気にはならない。


左:右舷は私を入れて4名。右:東電前で一流ししてから下浦沖に移動。

しばらくアタリが出ずに色々試行錯誤だ。5投目くらいでやっとアタリが出て17cm級をゲット。その後もアタリは続かずポツ〜ンポツ〜ンと9時30分、5尾になったところで野比沖に移動である。こちらも喰いは同様、型は前回より小さめで平均17cm。ウ〜ン!活性が低いのか魚が居ないのか、半分予想してはいたが今日も難しい展開に嵌ってしまったようである。誘いはゆっくり目、タナは高め。遠投してもアタリは出ない。周りの皆さんがシロギスを上げる姿をほとんど見ない。苦戦しているようだ。やっぱり底荒れしてるようで、払い出しに船が動くとオレンジや透明の軟体系の物体がすぐに引っ掛かり非常に釣り難い状況だ。

10時15分、やっとツ抜け。ヒットするのはほとんど船下である。かと言って、投げても無駄だからと船下に直接落とすとなかなかアタリが出ない。遠めから追っかけて来て、船下で縦の誘いになったときに当たるのかどうか定かではないが、少し投げて手前で勝負というパターンが多い。風は無風で海面は鏡のように平らになる。日が昇ると気温が上昇し上着を2枚脱ぐ。春だな〜。これでもうちょっと当たれば最高なんだけどな〜。

10時30分、潮が淀んできてシロギスのアタリはさらに遠くなってきた。一方、キュウセンやトラギスの活性が急上昇。ちょっと根回りに入るともの凄いアタックである。胴の間のお二人さんは仲良くカワハギを1枚づつ上げた。カワハギも乗っ込みの気配である。ほとんどが外道のアタリだが、たまにシロギスっぽいアタリが混ざって、アッ!というのがある。ペースダウンしたまま外道と戯れ、12時で15尾。

アタリが無いのでゆっくり昼飯でも食うかと、置き竿にしておにぎりを頬張る。オモリを50cmくらい浮かして置き竿にすると、オッとアタリだ!手に取ると離してしまいそうなので、そのまま食い込みを待つと針掛かり。食べかけのおにぎりを横に置いてリールを巻き上げる。そしてまた同じように置き竿。するとまたヒット。何と飯を食いながら置き竿で3尾釣れてしまった。船下でタナを切ってユラユラ、もしかしてこれが今日のヒットパターンかもしれない。いつものことだが飯を食べるとアタリが出るのは何故だろう。

舳先が南を向いてそろそろ上げ潮に期待である。置き竿じゃつまらないので、飯を食べ終わって今度は遠投。10回くらい叩いたらテンション抜き気味に停止、3秒くらいでゆっくりラインを張ると待望のアタリである。次も同じパターンでヒット。待ってましたコレだよコレ!爆釣タイムに突入か。途中掛け損ないもあったが、そのまま手前で喰わせたりで絶好調。置き竿で釣った3尾を含め9連釣でやっと24尾だ。ところが今日は甘くない。次の潮回りでまたアタリがなくなる。たまたま群れを捉えただけだったのか、一瞬の入れ食いタイムはあえなく終了。上げ潮が効き出して、また艫流しとなる。潮回りの回数も増えてきた。

遠めはまったく当たらない。ほとんどが手前だ。アタリは確かに増えている。アタリは増えたが、掛け損ないやすっぽ抜けが多い。ウ〜ン!伸びない!喰い方は午前中のように渋く、お触りだけとか食い込まないのも多い。やっぱり活性が著しく低いと言うしかない。同じ舷の皆さんはチョイ投げでゆっくり誘ってポツリポツリと釣れているようだ。潮尻だからと言って遠投すると裏目で、やっぱり今日は船下に分がある。手持ちで船下をユラユラ、これでたま〜にヒット。じれったい釣りである。そのまま状況は一向に好転せず、定刻15時、36尾で納竿となった。

今日は1ヶ月振りのシロギス、時期的にもそろそろ活性の上昇を期待したが、前々回と同じくシケ後はやっぱり厳しかった。底荒れのせいかタナが高めで群れも固まっていない。アタリが続かず、オモリが底に着いた状態ではほとんどアタリ無し。釣果のほとんどが船下でユラユラでポツーンポツーンであった。上げっぱなに短い連釣タイムがあったが、あれが続いてくれないとね〜。今日は新作の自作テンビンを使用したが、トラブルゼロ。テンビンの存在感を感じることが無かったので、試作は成功と言えよう。次回は5月にリベンジだ!このところ続いていた30尾台の壁をそろそろ破らないとな〜。バリバリとストレス解消みたいな釣りが恋しくなってきた今日この頃であります。


本日の釣果、シロギス 12〜21.5cm 36尾(竿頭)。

【船宿HPコメント】
白ぎす・・下浦沖、潮:薄濁り、水温:15度
今日も下浦沖15m前後の根周りから始めました。昨日の南西の強風で底荒れを起こしてしまい、食い渋り状態での釣りとなってしまいました。1日入れ食いは無く、ポツリポツリと言った食いでした。それでも揚がってくるシロギスは型が揃っていましたよ。トップは横浜市の小峰さんで36匹でした♪^0^♪(美佐男)

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