マダイ条件悪くまた大苦戦

4月29日(木)、剣崎松輪港の瀬戸丸からマダイに行ってきた。
今日はOKAZUさんのご結婚記念日とのこと。じゃ何かおめでたい魚釣りに行きますか・・・KOBIさんの提案でOKAZUさん、烏賊飯さん、963さん、そして私の5人でマダイ釣りに挑戦することになった。マダイは1月31日に成銀丸から出船し、条件悪く大苦戦。3ヶ月経った現在、そろそろ乗っ込みの季節で良い情報がちらほらと聞かれるようになってきた。今日は是非とも型を見たいとモチベーションはアップするのだが、ここ2日間剣崎では最大風速34mを記録する程の大シケ。そして今日も前回同様、何かと良い思いをしたことがない長潮なのだ。大シケの影響、そして長潮周りと不安材料は多いが、行って見ないと分からない、期待を込めて出撃である。

4時、OKAZUさんと烏賊飯さんが迎えに来てくださり、3人は一路剣崎松輪港を目指す。順調に5時過ぎには到着し、KOBIさん、963さんと現場で合流だ。組合の売店でオキアミブロック7個を解凍してもらうようにお願いし、船宿に向かう。KOBIさんの予約で、我々は18号船の右大艫から5席の割り当てだ。受付を済まし座席のくじ引きをすると、私が大艫を引き当ててしまった。今日の運、これで終わりでなきゃ良いのだが。18号船は岸壁から4杯目に着けられている。くじ引き通り、右大艫から私、KOBIさん、OKAZUさん、963さん、烏賊飯さんの順で並び、早速準備を開始する。隣の船の親父船長に一発目のアタリをバラすと1時間喰わないからね、大艫には上手な人が入った方がいいよ、とプレッシャーを掛けられる。KOBIさんが大丈夫だから、とフォローしてくれるが、何とも人が悪い船長である。(笑)


左:皆さん準備中。右:ワクワク気分で出港。

定刻より少し早い6時20分、第18瀬戸丸は右舷8名、左舷9名の17名を乗せて出港だ。一斉に松輪港を出る船団はいつものことながら壮観である。港を出ると南からのウネリがまだ残っており、やや強い北東風による逆波が立って海は良くない。グラインドしながら剣崎灯台真東の沖合いに進むこと約10分、どうやらポイントに到着したようだ。ここが目下の本命場所らしく、他の船も続々集結し早くも船団が形成されている。開始の合図とともに第1投だ。北東の風やや強く晴れ、波ウネリは1.5m前後、水色はやや濁り。水深は40m程度と釣りやすい。乗っ込みは大型が多いし、朝一は一発の確立が高いので、ハリスは4号8mから開始した。タナはハリス分+2mと指示が出た。

いきなり外道のアタリ、20cmのヒメを取り込んだが放流。開始直後は潮に関わらずチャンス大、その後も早めの手返しでコマセを入れ替える。開始早々右のミヨシで1枚上がったようだ。ウネリがあるので手持ちでかわしながら、ビシが跳ねないように気をつける。指示ダナを中心に+1mくらいの高め、そして時折誘いを入れる程度で待ち時間長めの釣りを続けるが、餌も取られず生体反応は訪れない。7時50分、艫から後向きに釣りをしていたが、声で振り返ると963さんが竿を曲げ巻き上げ中だ。無事玉網に収まったのは1.4kgの本命マダイ。色も体系も綺麗なナイスワンである。指示ダナの置き竿で喰ったらしい。船中2枚目だ、よ〜し私も頑張るぞ!


963さん、1.4kgのマダイをゲット、おめでとうございます!

潮がほとんど動かない。そして昨日の大シケのせいで海草の固まりが次から次へと流れてきて道糸に引っ掛かる。かなり底荒れしてしまったようだ。魚探の反応は出たり消えたりしているとのこと。潮が動いてないので、マメに入れ替えて誘ってやるように船長からの指示である。

8時50分、またも声で振り返るとKOBIさんがやりとり中だ。なかなかの手応えらしく、ドラグを滑らし慎重に巻き上げている。私はオマツリを防ぐため仕掛けを回収しカメラを待機。ようやくビシを回収、船長が降りてきてハリスを手繰る。サメか?何か重いな〜、タイなら浮いちゃうんだけどな〜と言ったその瞬間、イシダイだ!デカイ!無事玉網に収まったのは2.2kgの良型のイシダイである。縞が消えてクチグロとなった貫禄の1枚だ。マダイ釣りでイシダイはよく混ざるが、このサイズはなかなかお目にかかれるものではない。タナは何とハリス分−2mとのこと。ベタ底か〜、指示ダナより4m下とはコリャやられました、お見事!駆け上がりを下っていたので、そんなに下じゃ無いかもと船長談であった。


KOBIさん、手持ちヒラメV265が絞り込まれ、見事2.2kgのイシダイでニンマリ。

10時過ぎると風が西に回って、船団は一斉に舳先を西に向ける。南からのウネリがまだ少し残っているため、横波となり釣り難い。10時30分、さらに風は回って南西。そして相変らず潮がとろい。左舷で1枚上がったようだが確認できず。我が竿に生体反応は訪れない。


OKAZUさんと烏賊飯さんも尾頭付き目指して奮闘。

12時、だいぶ海が平になってきた。ポカポカと暖かく、昼飯を食べて置き竿にしたら睡魔が襲ってきた。回収するとオキアミの頭が喰われていたり、全体が潰されていたり、それらしい喰われ方は何回かあったが、針掛りに至るアタリはこれまで一度も無い。マッタリとした時間だけが過ぎていく。KOBIさんはお昼寝タイムだ。いいな〜私は釣果無しだから真面目にやんなきゃと手持ちで待っていると、やはり眠気が襲ってきて危うく竿を落としそうになる。こういう時は誰かが釣るとか、いきなり竿が絞り込まれるとか、何かイベントが欲しいところである。とにかく眠いのだ〜。

13時、潮回り後に指示ダナがハリス分+3〜4mと変った。水深は今日最深の60m弱である。残り時間も少ないので気合を入れ直して投入だ。ビシが着底するや否やビリビリというアタリが出たが、タナを切る前なので合わせも利かずにすっぽ抜けた。これはサバだな〜と思うや否や、OKAZUさんがゴマサバを釣り上げた。おかずゲットだ!空では絶対に帰らないという執念の1本である。(笑)13時20分、ダメなので上がりましょうと船長のアナウンス。帰路、またもデカイ氷はそのまま海にドボン、今日も出番無しとなってしまった。獲物無しは寂しいな〜疲労感も倍増である。今年2回のマダイ釣りはいずれもクーラー空っぽで外道も無し。いつか1枚釣れたときはきっと喜びが大きいことでしょう。

帰港後、荷物を車に積み込んで、売店見学。朝は餌と氷を売っている店が、帰りには魚屋さんに変身。よく出来たもんだ。生簀で泳ぐタイやヒラメ、イシダイ、イカを見ると、ボの身としては思わず買いたい衝動に駆られる。タイは300円/100gと一般の魚屋さんよりは断然安いがやっぱり手が出ない。ここは我慢して、次回は自分で釣ったマダイを誇らしげに持ち帰りたいものである。烏賊飯さんはさすが軟体系お好きですね〜ここで活きマダコをゲットしてお土産確保でした。船宿に戻ると、みなさん釣果を持って記念撮影、そして今日も美味しいお蕎麦を頂いて、いざ解散。私は妻に携帯で連絡、獲物無いから魚屋で何か買ってきてくれ〜と指示。(笑)みなさん今日は早朝からお疲れ様でした。もうちょっと状況が良いときに再挑戦したいですね。またよろしくお願いします!


船宿HP用の記念撮影、本日笑顔の皆様です。

【船宿HPコメント】
マダイ船、今日は前日まで吹いていた強風が凪たのですが、朝のうちはウネリが残り釣りづらかった。底荒れしたせいか全体的に食いも渋く真鯛はやっと顔を見ただけでした。外道に石鯛、メジナが上がりました。

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