シロギス活性低く伸び悩み

6月5日(土)、久比里の巳之助丸からシロギスに行ってきた。
今日は同じ会社のN西さんと2人で釣行。N西さんはなんと昨年12月の荒川屋の年末シロギス釣り大会以来、半年振りの釣りらしい。朝、横浜駅で京急に乗り込むといつもより釣り人の数が多い。それもそのはず、明日、日曜日は朝から雨の予報で、今日が入梅前の最後の晴天になりそうだからである。しばらくお日様の下で釣りができないかもしれないから、私もこのチャンスに存分に太陽の光を浴びておきたいと思う。京急久里浜駅でN西さんと合流、船宿に向かう。いつもの時間に到着すると、シロギス船は既に左右の艫に先客がいらしたので、右舷ミヨシに荷物を下ろした。N西さんにミヨシを進めたが、遠慮されて私がミヨシ1番に、N西さんが2番に入った。


K山さんと写真の撮りっこ。シロギス船も今日は盛況。

カワハギ船には963さん、そしてK山さんと相棒のT中さんのお姿が。ちょっとお邪魔して雑談。カワハギ、カサゴ船もそこそこの人数が集まっている。今日はビシアジ船が大変だ。お客さんが乗り切れなくなったらしい。マルイカ船に移れば500円引きとか。そのマルイカ船もけっこうの人数でA名人の姿も見られる。そうこうするうちに我がシロギス船もポツポツとお客さんが乗り込み左右7名づつの14人となった。朝の電車でもそうだったが、いつもより釣り客は多めのようだ。シロギスの準備などものの3分で終わり、相当暇を持て余したが、N西さんと雑談してるうちにようやく7時53分、出船となった。


カワハギ船のT中さんとK山さん、そして963さん。

東風に押されて東電前あたりは少しチャプチャプした海だったが、久里浜堤防を右に回ると徐々に海は平になっていく。10分ちょっと走って三浦海岸の北側が本日最初のポイントだ。8時20分早速開始の合図である。最初は活性を見るために軽く投げて速め&派手めに誘ってみる。南の微風、快晴。潮色は澄み、水深は約7m。昨日のHPコメントに潮が澄んで、浅場は底が見えるくらいとあったが、やはりかなり澄んでいて、白いオモリが4、5m程は視認できる。1投目、速めの誘い上げにいきなりヒット、17cm級を取り込む。そのまま派手めの誘いを続けて、最初の1流しは約30分で9尾、微妙なところである。というのは今日は最初から束狙いだからだ。(笑)このままアタリが落ちないか、少し盛り上がってくれれば無理な数字ではないのだが・・・。


現場に向かう。快晴ベタ凪の下浦沖。

今日は大潮後の中潮初日。この時間は下げ潮で底りが12時20分頃の予定。干満の差が激しい潮だが、予想に反して潮が効かない。幾分海岸に向かって動きがあるが、この程度では流れているうちに入らない。予報通り南東の風で潮が南に流れてくれれば右舷が潮先になりそうだが上手いこと行かない。2流し目、まずい、アタリがいきなり落ちてしまった。(汗)前回釣行時も朝一だけの活性で、その後はベタ底スローに終始したが、何だか今日も雲行きが怪しい。否応にも誘いのスピードを落とさざるを得ない状況になってきた。一方、N西さんは市販の形状記憶テンビンの遊動式のもので試釣しているようだが、手前祭りもあって調子が上がらない様子だ。(その後、普通の形状記憶に交換したようだ。)

9時過ぎ、船長は見切りを付けて早速移動。次は野比沖のやはり7m前後。ここは久比里三店が勢揃いだが、山下丸はもっと浅場か本船に近い筋、やまてん丸はもう少し沖目を中心に攻めているように見える。ここでも最初は派手めな誘いを試すがNG。すかさずベタ底スローな誘いに切り替えると単発でアタリが出る。型は朝一のポイントより良型混じりで20cm級も時たま顔を見せるようになってきた。仕掛けを7号から8号に替えてみる。外道の活性はと言うと、メゴチは猛攻とまでは行かないが、誘いを遅くしているのでシロギスと同数程度は掛かってしまう状況。そして今日はいつもよりイトヒキハゼが多いが何故だろう。その他様々な幼魚が釣れたり、場所によってヒイラギの連釣があるような状況である。


N西さんのミニガンゾウとミニタコ、あまりにカワイイので写真撮影。その他ミニサビハゼ、ミニカマスなども釣れました。

潮が効いていないから船の動きも悪く、潮回り後、最初にアタリが少し出て、時間が経つと音沙汰が無くなる感じである。型が出なくなると少しづつポイントをずらして攻めていく。午前中は活性が上がらないままポツポツと拾い釣りだ。11時30分を回り腹が減ったので少し早めの昼飯にするが、今日は余裕で飯を食う暇があるから困ったもんだ。飯の最中に置き竿で3回当たって2尾取り込む。今日のベストヒットパターンは置き竿かもしれない。シロギス釣りではこんなことが良くあるが、これは分かっててもやらないのである。12時で39尾、12時少し回ってやっと40尾となった。午後に入り私とN西さん、少し続いてアタリが出るようになったが、すぐさま終息。もう終わり?場所か?と顔を見合わせる。

潮が上げ潮に変ったのが分かる。それと共に少し風が出てきて実に気持ちが良い。Tシャツ1枚で汗をかかずにちょうど良い気候である。今年初釣りのN西さんは顔も腕も真っ赤に焼けて後が大変そうだけど、入梅前の貴重な太陽を満喫だ。南もしくは少し南西気味の風で上げ潮だから、完全な艫流しになっている。私の釣り座から正面に投入すると水深が浅く、この時間はアタリが全然出ない。どうしようも無いので作戦変更。舳先方向に投げたら、たまに叩きを入れる程度であまり動かさないようにし、船が引っ張るに任せて地底をトレースするとポツポツとアタリが戻ってきた。N西さんもアタリが遠いようだったので、この方法を教えると少しアタリが出たようだ。これは手持ちでも置き竿といっしょかな?


前半戦、野比沖で潮回り。後半戦、少し波っ気が出てきました。

13時30分頃、餌のお代わりをしに船長のところへ行くと数を聞かれた。このときちょうど60尾であった。船は依然艫流し、後の状況はよく分からないが、少なくとも右舷はパッとしない様子だ。手持ち置き竿釣法?もしばらくすると通用しなくなり、また正面主体の釣りに戻す。アタリはちょくちょく出るようになったが、食い込みが悪く型が細かいせいもあって掛けるのが難しい。仕掛けを8号から7号に戻してみるが大して変らない。なかなか針掛かりしないのである。ジャリメの頭に近い部分をカットして細めのものを選んで着けたり、色々やってみるが、3回当たっても1尾取れるかどうかの厳しい食いである。N西さんに聞いてもやっぱり掛けられないアタリが多いとのことだ。私はこの難しいアタリを全部掛ける程の腕は持ち合わせていない。この辺が取れるようになると数行くんだけどね〜。

そうこうしているうちに終盤戦だが、依然食いが悪い状況のまま伸び悩みを脱することができない。最後の10分、後1尾がどうしても当たらず、メゴチの入れ食いのまま時間切れで69尾、15時に納竿の合図となってしまった。N西さんは前半戦ペースに乗り切れずも後半戦の追い込みが効いてジャスト50尾まで持ってきた。対角線で全く見えなかったが、今日は左舷大艫の方が75尾を釣り上げて竿頭だったようである。

シーズン当初のアタリが少ない時期から考えると、数はそこそこ安定して行くようになってきたけど、今日は最盛期のバリバリした食い方には程遠いシビアな釣りであった。最初に束狙いと書いてしまったが、今日はそんな食いだったし、群れが纏まっている感じもなく、ポツポツとした拾い釣りだから、なかなか甘いものではない。別船カワハギも今日は下浦、久里浜、竹岡と広範囲に攻めたものの、渋い食いに終始して10枚台の釣果だったようである。最近色々な釣りに手を出し過ぎているが、良い日に当るためには、同じ釣り物で通い続けるのが一番確実かもしれないし、実際にそうだろう。でも色々な釣りをやりたいし、色々美味しい魚を食べたいから困ったもんです。でもシロギスとカワハギは私のベースとなる釣りだし、近いうちに再挑戦したいと思う。


本日の釣果、シロギス 10〜21.5cm 69尾。今日はメゴチやヒイラギなどの外道は放流してきました。

【船宿HPコメント】
白ぎす・・下浦沖、潮:澄み、水温:20度
今日は朝から食いが活発でトップは75匹の絶好調の数をキープしました。外道のメゴチも入れ食い状態で、皮はぎ、ジャンボトラギスなど外道もかなり釣れて、お土産になりました。(美佐男)

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