マゴチ本牧沖で小型主体に当たる

7月31日(土)、横浜新山下の渡辺釣船店からマゴチに行ってきた。
先週の日曜日、午後から今期初のマゴチに乗船したが、混雑と喰い渋りでアタリゼロ。今年も昨年同様ゼロスタートで俄然やる気上昇。新山下は自宅から近く手軽な点もあり、一度始めたら、納得の釣りができるまで通ってしまうのである。今年は早くから剣崎沖でワラサが大爆釣。今週はkim君からワラサのお誘いもあったが、外海は台風10号の影響と、爆釣中ゆえ週末は大混雑が懸念されるので、今回はお誘いを辞退してマゴチに単独出撃と相成った。

5時半過ぎに到着すると、マゴチ船は左右ミヨシから席が埋まり、大常連のN田さんやS田さんの姿が見られる。みなさん船着場で餌のハゼ釣りに余念が無い。私はとりあえず右の艫に荷物を下ろし、受付や買い物を済ます。私の顔を見るなり「エビ終わっちゃったよ!」と船長。今日はハゼ餌になるようだが、シマッタ!ハゼ釣り用のオモリと針を持ってくるのを忘れてしまった。仕方が無いので、出船まで暇な時間を過ごす。空は雲が多いが晴れ間も見える。明るい割りに雨が降ったり止んだりとはっきりしないお天気である。今日はハゼ餌なので針はチヌ5号、改良チヌ5号、丸貝専用5号など、昔、黒鯛で使っていた余りの針が活躍する。三日月10号オモリの下にハリス5号を1ヒロ弱とエビ餌より長めの仕掛けで臨む。

定刻7時に出船となり、午前は富岡沖に向かうようだ。乗客は左右6名づつの12名と土曜日にしては少なめである。今週の日曜日と火曜日に立て続けに60cmオーバーをゲットした常連K出さんが私の隣に入られ、雑談しながら現場に向かう。氏の餌を見せて頂くとこれが凄い。15cm以上あるヒネハゼを10尾以上用意しているではないか。この時期にこのサイズのハゼを用意するのは並大抵では無い。お伺いすると、半日頑張っても2〜3尾釣れればいいとこらしい。60cmオーバーを続けて釣ったと簡単に言っても、このような日々の努力が結果に繋がっていることは間違いないのである。


午前船、新山下を出船し富岡沖へ。

7時25分、午前の部のスタートである。南南東の弱風、雲は多め。波は0.5〜1m程度、水色は濁り。際を攻めることが多いマゴチ釣りだが、ここは富岡堤防のかなり沖目に位置し、水深10m弱で意外と遠浅である。多少の根と起伏が存在し、流しながら水深が徐々に変化するシロギス船もよく攻めるポイントであり、大型のマゴチが潜むポイントでもある。今日は大潮の2日目で干潮が10時40分頃の予報。現在は下げ潮が程好く、陸に向かって南下する右舷ミヨシ流しとなる。船がよく動き、一流し15分程で潮回りとなる。

序盤の流しはなかなか型を見せなかったものの、口火を切ったのは右舷ミヨシ2番のY口さんで、40cm強を上げる。この方も常連さんで、昨年同船したときに、午後船、富岡沖の第一投目で60cmをしとめたのが印象深い。これをきっかけにポツリポツリとアタリが出始めたようだが、期待外れの低調なペース。「昨日は午前中よく当たったんだけどね〜」と隣のK出さん。今のところY口さんだけよく当たって4本、その他はいい人で1本といったところ。最大はお隣のK出さんが上げた40cm台後半。私はまだアタリすら無い。

9時45分、移動のアナウンス。南本牧の水路を北上して本牧日産の際で再開。護岸沿いに外から中に入る流しで右舷抱え込みの潮先となる。富岡沖より潮色が赤味掛かっていて良い感じだ。しかも南風の裏に入り、穏やかである。最初の流しで今年初のアタリを捉えたがヒットせず。動きが妙に機敏で小型が銜えて走ったようなアタリだった。こういうのは掛からないのが多い。どちらかと言うとミヨシ側が活発なようで、N田さんが猛チャージで3、4本立て続けにヒットさせている。左舷大艫のS田さんも卒なく3本ほどヒットさせた。小型のアタリが多いようで皆さん空振りの場面がよく見られる。潮先のはずの私は音沙汰なし。その後、潮も止まり加減となり、11時ちょうど午前の部は終了となった。

私は1打数ノーヒット。午前竿頭は富岡沖で数を稼いだY口さんで5本。船中12名で16本という結果であった。釣れたら午前で帰ろうかと思っていたが、型見ずのままで引き下がるわけにはいかない。船宿で延長料金を支払って、コンビニに昼飯を買いに行くことにした。午前で帰られたお客さんも居たが、今日は午後からの人出が上回り、午後船は左右10名づつの20名が乗船である。午後は上げ潮だから本牧沖で左舷流しになりそうな予感がしたので、私は気分転換もあって左舷の艫から3番目に釣り座を移動した。この判断が後でどう出るか、期待と不安が半分づつである。


午後船は本牧沖。

定刻12時30分に出船。午前より南風が強くなったようで、大きく飛沫が上がり避難する。船は風上に向かってゆっくり進み、本牧の海釣り公園を過ぎるとスローダウン。午後は午前の最後にやった本牧日産の際から始めるようだ。12時50分、午後の部のスタートだ。読みが当たって護岸沿いに中から外に出る左舷潮先の流しとなった。トロトロ適度の流れで開始早々船中アタリが出ているようだ。私の左隣の方も小型だが早々にヒットさせた。私の右側、左舷胴の間は年配のご婦人2名様での釣行。私は毎週のように釣りをしているが、ご婦人2名様での釣行を見るのはもしかしたら初めてかもしれない。別船ルアータチウオは今日も大爆釣との情報が入る。船長が「マゴチ釣ったらタチウオのお土産付きだよ!」と冗談交じりの激を飛ばす。ご婦人達は大喜びだが、肝心のマゴチがまだ釣れない。アタリは出てもアワセが慣れないので、なかなか針掛かりしないようだ。

13時15分、ようやく私にもアタリ。2回ほどの引きこみに少し送り込みながら付いて行き、最後穂先に深く重みが乗りかけたところで、ビシッと思い切り合わせて今年初ヒット。ズシ〜ン!とは行かず40cm弱の中型だが、型を見られただけでだいぶ気分が変る。船長に「今シーズンの初物だね!」と祝福された。アタリは典型的なマゴチのアタリで、悩むこと無く合わせられるものだった。その後、タイミング合わず1回空振りしたものの、14時15分、続けて2本追加。いずれも小型である。14時30分を回って、ポツリポツリ2本追加して5本。船長の所に餌をもらいに行くと、「急に忙しくなったね!何か掴んだ?」と言われるが、普通にやっているだけである。15時50分、一回南本牧の水路の入り口付近に移動するもお隣で1本上がったのみ。10分でまた元の場所に戻る。今度は中に入る潮向きに変り、左舷は払い出しになる。すかさず右舷ミヨシのN田さんの猛チャージが始まったようだ。

16時過ぎ、「N田さんに追い付かれたよ!」と船長が煽る。N田さんも5本目を上げたようだ。私はマゴチ釣りで数を競うなんてことはやったことが無いが、そう言われたらもう1本釣りたくなる。ところがすぐにアタリが出て難なく6本目。午後は何だか運があるようだ。「抜き返したね!」と船長。その直後、隣の方が釣った大カサゴに玉網を出してあげたら、ちょうどよそ見してる時にアタリが出てしまい掛からず。シマッタ!そして隣の方がまた大カサゴを釣る。「いいですね〜、カサゴ乗合でも最大級ですよ!」なんて話をしていたら、16時30分、「じゃ〜これで上がっていきましょう!」と納竿のアナウンス。と竿を上げようとしたらまたアタリでしぶとく7本目。無事取り込んで終了となった。ダメな時は何やってもダメだけど、ついてる時はこんなものである。結局、午後の竿頭は私で7本。船中20名で36本という結果であった。

という具合に今年のマゴチは第2戦で型を見たので、去年より優秀かもしれない。(笑)午後は午前の分も炸裂して9打数7安打、小型主体だがアタリ多く楽しかった。これからお盆休み辺りが数釣りのピークで、終盤の9月に入ると数は減るが、また大型がドカンドカンと出るのが例年のパターン。今年は猛暑のお陰か、数も型も好調が続いているようだし、手付かずの羽田沖は遅れているようなので、これからしばらくは楽しめそうである。帰りにお土産のタチウオを6本頂いて帰り、今日はクーラー持って行かなかったのに大漁の一日であった。(防水のバックだったので、魚はその中に氷漬けにして帰りました。)ちなみにご婦人2名様は各々マゴチ2本と0本、たぶんお土産のタチウオを沢山もらって帰ったことでしょう。


本日の釣果、マゴチ 30〜39cm 7本(午前0本+午後7本)。小型中心になりましたが、午後はアタリ多く楽しめました。

【最近の状況】

7月31日(土)
午前.33〜47p   0〜5匹  横浜沖 計16匹
午後.33〜46p   0〜7匹  同所 港北区の小峰様 計36匹


タチウオ、トップ140本!トランク大将に入りきれず!

7月30日(金)
午前.38〜49p   0〜4匹  横浜沖 バラシ多かった
午後.35〜45p   0〜2匹  同所 南東風で釣り辛い

7月28日(水)
午前.33〜52p   0〜2匹  横浜沖6m 2匹は3名
午後.35〜38p   0〜1匹  同所 東風強風で早上がり
マゴチ船は、本日隔週情報誌『つり情報』の取材でした。が、しかし今日の東の強風でポイント限られ苦しい状況でした。午前船は何とか計11匹のマゴチが釣れましたが、午後船はポイント無く16時早上がりになってしまいしました。なお、取材の方は8月15日発売号に掲載されるそうです。

7月27日(火)
午前.38〜60.8p 1〜8匹  本牧沖 大型揃い 計27匹
午後.35〜45p   0〜5匹  同所 順調 計19匹
またまた川崎市のK出様が60.8pのマゴチを釣り上げました。ついこの間60pをGETしたばかりです。他の皆様もチャンスありですね…マゴチ船は、型・数共に最高潮を迎えています。


K出さん、7月25日の60cmと7月27日の60.8cm。

7月26日(月)
午前.30〜50p   0〜2匹  本牧沖5m バラシ多数
午後.33〜45p   0〜5匹  同所 好調

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