LTアジ大漁で今日も満タン

10月11日(月)、横浜本牧の濱生丸からライトタックルアジに行ってきた。
今日はOKAZUさん、烏賊飯さんと予てから予定していたLTアジ、それに963さんも参戦してくださることになり、4人での釣行になった。気が付けば前回のLTアジから早一ヶ月が過ぎてしまった。濱生丸ではLTアジが来週終了予定との事なので、これはマズイ、ここいら辺で来シーズンまでの釣りダメをしとかなきゃ!(笑)冬〜春の低水温期の辛〜いビシアジを想像すると、やっぱりLTアジの釣趣と釣果はアジ中毒の我が家にとっては何ものにも代え難い有り難味があるのである。

おとといは台風22号が関東を直撃した。この台風、滞在時間は短かかったが、暴風雨に加えて秋雨前線の活発化による累積雨量が多かったせいか、私の住む横浜市内でも浸水や崖崩れなどの被害を多数もたらした。通過後は予想された南西風の吹き返しが無かったので、昨日は凪の出船となった模様。今日お世話になる濱生丸のLTアジ、昨日は午前・午後ともトップで120尾を超え、通しで240尾オーバーともの凄い釣果を記録した。とかくシケ後の釣行は敬遠しがちだが、アジに関しては今回のシケは良い方に出た様子。その翌日となる本日、無論期待は脹らむが、気分やのアジのことだから、やってみないことには分からないのである。

5時半にOKAZUさん、烏賊飯さんが車で迎えに来てくださった。前回の釣行はサバの猛攻でクーラー満タン、それに昨日の爆釣情報もあるので、2個のクーラーを持参していざ出発である。途中コンビニで買い物をしていると963さんから連絡が入った。先に到着されて右舷ミヨシから4席を確保してくださったとのこと。いつもありがたいことで感謝である。シーウルフで淡々と受付を済まし船着場へと向かう。今日も雨の中、カッパを着込んで乗船、荷物を積み終わると4人でジャンケンして席決めだ。ミヨシ1番に私、2番に烏賊飯さん、3番に963さん。左舷が空いていたので、OKAZUさんは左舷ミヨシに入った。他にお客さんが3名いらっしゃり、午前船は計7名。コマセや付け餌が行き渡り、準備が整ったところで定刻6時50分、帯金船長の操舵で出船となった。


左:雨の中出船準備。右:沖は明らかに真水っぽい薄濁り、魚釣れるのかな?

約30分でいつもの中の瀬に到着。徐行して反応を探すこと数分、7時30分、アンカーが打たれて午前の部が開始となった。北の弱風、雨。海上は凪、水色は真水濁りだが、たぶん表層だけだと思われる。今日は中潮で干潮が9時過ぎ、その後は夕方まで上げ潮の予報。水深は約18m、今のところ下げ潮が速いが、底の取り直しで糸が立つので、速いのは上っ潮だけだろう。船長の情報では昨日は1.5〜2mと今年の傾向からすると高めのタナで食ったそうなので、ビシダナ1mで振って2mで待つと、直後豪快なアタリで竿が突っ込んだ。サバじゃないけどアジでもない、でも走り過ぎるな〜。何だろうと思ったら、いきなり32cmの良型アオアジのお出ましだ。青でちょっとガッカリだけど、一応キープ。その後、早々にマアジが出始めたが、今日はサバのご機嫌もよろしいようで、誰かしら竿が絞り込まれているような状況だ。今のところアジの方は昨日の爆釣を思うと、ちょっと物足りない食い方で、サイズもイマイチである。

しばらくして、仕掛けを回収すると針が無いことがしばしば。どうやらフグが寄ってしまったようだ。仕掛けの消耗が激しくこれには閉口である。酷いときは3本の針が全部無いなんてことも。はなはだ手返しが悪いが、途中から針だけ結び直したり、やられた仕掛けを2個繋いで再生したりの節約モードである。このフグ、サバフグと呼んでいたが、釣れたフグをよく見ると、模様が普通のサバフグじゃないようだ。手がヌルヌルだったので写真は撮らなかったが、何ていう種類のフグなんだろう?しばらくはフグの猛攻が続き、OKAZUさんはフグの一荷も。タナを上げるとサバとアオアジ、下げるとフグ、そして時折シコイワシやサッパの鈴なり。こうなると何処を攻めて良いのか分からない。今日は空で回収することは少ないが、外道が多くてアジを釣り分けるのが難しい。う〜ん、この調子じゃ半日で束なんて到底不可能だ。昨日の状況が何とも想像できない。


左:前半戦の烏賊飯さんと963さん。右:OKAZUさんついにフグの一荷。

9時を回り、潮止まりの時間になると船長は移動を告げた。この時点でアジ17尾と無難な釣果。丹念に反応を探し旋回を繰り返すこと9時40分、ようやく再開。移動後、数回打ち返すとアジのアタリが出始めた。タナは地底から振って1m前後の低め。高めにするとやはりサバの確立が高いようだが、地底でも食うときは食うのでどの道避けられない。サバもあまりに多いとクーラーの容量を食うし、後が大変なので嬉しいやら悲しいやらである。ちなみに今日はマサバとゴマサバがだいたい半々で、〆鯖用の良型のマサバをこの時点で簡単に確保できてしまった。フグ避けには赤タンの方が良いと船長からアドバイスを頂いたので、試しに赤タンに替えると、なるほどフグにやられる率は確かに低いようだ。しばらく赤タンで様子を見ると、アジが当りだしたので、そのまま続けてみる。上げ潮が少し効き始めると、タナは相変わらず低めながらアタリの間隔は短かくなり、忙しくない程度の準入れ食いモードとなる。

自作ウィリーを試すほどの余裕が出てきて実験開始だ。1投目で白(先針)にアジがヒット。「ウィリー釣れるね〜!」しかし、釣れたのは最初だけで、その後はシコイワシ、サッパ、サバに捕まってしまい、なかなかウィリーにアジが当らない。確かフグも当らなかったがアジが食わなきゃ話にならない。擬似餌ゆえ食いを誘発するには何かしらの動きを与えてやるなど、プラスアルファが必要なのかもしれない。その間、お隣の烏賊飯さんが赤タンで好調だったので、元の赤タン仕掛けに替えるとあっさりアジがヒット。「やっぱり餌の方が食うね〜!」う〜ん、ウィリーの実験も1回じゃ何の結論も出ないけど、今回に関してはこの差は歴然なのであった。徐々に潮が速くなり、仕掛けが舳先方向に流される。潮の速さに合わせて低めのタナで地道に稼ぎ、40尾超えたかな〜と思った11時10分、午前の部が終了となった。数え直すとアジ44尾、サバ11本、アオアジ4本、シロギス3尾、シコイワシは少しだけキープ。

帰港中もしつこく雨がポツポツと止まないが、幾分空が明るくなってきたような気がする。船着場が見えると、既にKOBIさんとお連れのマッチョシゲさんが待機。久しぶりのご対面に手を振り合う。実はKOBIさん、今日のご予定が雨天でキャンセルになり、急遽午後から参戦する旨、事前に963さんに連絡が入っていたのである。さあ午後はお二人が加わって6人で出撃だ。我々以外の3名のお客さんは帰られて、新たに10名来られたので、午後船は都合14名の乗船となった。右舷の我々は移動せず。左舷ミヨシからOKAZUさん、KOBIさん、マッチョシゲさんの順で並んだ。気が付くと雨は止み空には薄日が差してきた。少々蒸し暑くなってきたのでカッパの上着を脱ぐ。私は船を下りずに釣り座で昼食を済まし、出船時刻を待つ。この間、皆さんで記念撮影したり、しばし笑談である。船長にコマセや付け餌を配って頂き、少し遅れること12時30分に出船となった。


左:午後から参戦のKOBIさんとマッチョシゲさん。右:午後船は天気も回復し盛況となった。


記念撮影(写真提供KOBIさん)

航程30分強で中の瀬に到着するが、なかなか良い反応が見つからないらしく、徐行しながらの探索が続く。しばらく周辺を旋回すること13時25分、いよいよアンカーが打たれて午後の部が開始となった。タナは1.5〜2mの指示である。始めてみると午前に増して上げ潮が速い。仕掛けが浮き上がりアタリが出ないので、定石通りベタ底でコマセを振って、ビシがトントン海底に着くくらいの位置をキープするとようやくアジのアタリが出始めた。餌は午前に引き続き赤タンでもアタリが出る。タナが低いのでアタリが出ても掛からない場合が多いが、ポツポツと追加。左舷もサバ混じりでまあまあのペース、午後から参戦のKOBIさん、マッチョシゲさんも着実にお土産が増えている様子だ。

午後は赤タンのせいか、フグ自体が減ったのか、ハリスを切られることは殆ど無くなり、仕掛けの消費は落ち着いてきた。20組程度の仕掛けを作ってきたが、午前だけで10組も消費してしまった。アオアジは姿を消したようだが、依然サッパ、シコイワシ、サバは多く、なかなかアタリをアジに絞り込むことができない。後半に入り速潮が落ち着いてくると、若干高めの1.5m前後でもアジのアタリが出始めた。やはり高めで食い出せばバラシも減るし、一荷釣りも出てくるから数は伸ばし易い。その後、徐々に赤タンではアタリが遠くなったような気がしたので青イソにチェンジすると、すぐに活発なアタリが出始めた。どうやらこの時間帯は青イソに分があるようだ。満潮の16時に近づくと難なく糸が立ち、今日一番の入れ食いモードに突入。型も一回り大きくなったようだ。底から少し上で2回振って、1.3mくらいで待つと、5秒以内にアタリが出る。周りの皆さんも同じように順調に数を伸ばしている。

16時20分、釣果は大満足だし、コマセも無くなったので少し早めに仕舞おうと思ったところ、少し延長すると船長。20リットルクーラーは午前の釣果と午後のサバを数本入れて満タン。12リットルクーラーの方も既に9分目、アジを仕舞うと中でパタパタと蓋を叩かれるほどの位置に達してしまった。そろそろ容量が限界なので、入れ食いながらも余りガツガツ釣るというよりは、ゆったり落ち着いたペースで釣り続ける。逆にこれが良かったのかバラシも少なくすこぶる順調。そして16時40分、納竿のアナウンス。同時に大サバがヒットしたが、もう入らないのでドラグをギチギチに締めて2号ハリスの限界に挑戦。しばらくやりとりしたが最後船下に突進されてハリス切れ。結局午後は62尾と午前中を上回る釣果となり、一日通しで106尾と今年初の束釣りで幕を閉じることができたのであった。


左:皆さん満足して帰港。右:夕方はまた厚い曇り空、陽が短くなったよ〜。

いや〜疲れましたね、ホントに!963さん、OKAZUさん、烏賊飯さん、KOBIさん、マッチョシゲさん、今日はお疲れ様でした。皆さんお土産十分で良かった良かった。しばらくは鯵鯖三昧で賑やかな食卓を楽しみましょう。KOBIさんとは今期2回LTをご一緒させて頂きましたが、2回ともサバが大当たりの日に遭遇しちゃいましたね!(笑)私は今期最後になると思いますが、また来年もご一緒にLTアジを楽しみましょうね。皆様よろしくお願いします!さあ次回美味しいアジを食べられるのは何時になるのだろうか・・・。年内はビシアジもそうそう苦戦は無いかもしれないが、低水温期の1桁釣果を思い出すと何とも幸せな釣果。やっぱりこの釣りの釣趣と釣果、止められませんわ。


本日の釣果、マアジ 17〜24cm 106尾(午前44尾+午後62尾)、マサバ 31〜40cm 10本、ゴマサバ 29〜37cm 9本、アオアジ(マルアジ) 27〜32cm 4本、その他 シロギス 18cm級 4尾、シコイワシ唐揚げ1回分のお持ち帰りで、クーラー2個共に満タンでした。

【船宿HPコメント】
10月11日(月) ライトタックル鯵乗合船釣果
午前 17cm〜25cm 9〜44尾
午後 17cm〜25cm 5〜62尾



午前・午後ともに余計な食いではありませんでしたが、ポツポツ釣れました。今日は、鯖が多かったですね。鯖も、とっても美味しいですよ。〆鯖にしたら、最高ですよ。写真左より小峰さん、963さん、烏賊飯さん、KOBIさん、マッチョシゲさん、OKAZUさん。ご乗船有難うございました。

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