3年振りの夜メバルはちょ〜裏目

5月1日(日)、久比里の巳之助丸から夜メバルに行ってきた。
久比里の夜メバルが今日から開幕、釣況分からずちょっと冒険だけど、もしかして良い方に出たら良型がバリバリ?なんて淡い期待を抱いて出撃してみることにした。今日は釣ムーチョさんが日中シロギスからのハードリレー、いわゆるユンケルリレーとのことなので、適当に釣り座を確保して頂き、夜の部から私とH田君が加わり3人で挑戦となった。私は超二日酔いで、家を出る16時、まだ頭が痛いし体調すこぶる低迷。こういう時は釣りでもやって気分転換だ!とは言いつつ船に乗る前から船酔い気味の私、テンションは低〜いまま17時に現場に到着。キャビンで仮眠を取られていた釣ム−チョさんを叩き起こした。(笑)早速受付を済まし、準備に取り掛かる。しばらくするとH田君が現れ、左の艫から私、釣ムーチョさん、H田君の順に釣り座を構え、私はH田君に釣り方のショートレクチャー。こんな偉そうなこと言ってるとドツボに嵌るんだよな〜と思いながらも、3年振りの夜メバル出船を間近にして、少しはテンションが上がってきたようだ。



ちなみに去年の夜メバル開幕戦はボーズ続出の渋いスタートだった模様。今日はどっちに出るかな?駐車場のお姉さんが札と引き換えに青イソを配給。乗客は左舷6名、右舷5名の11名となり、定刻より早めの17時45分、浩喜船長の操舵で出船となった。日中から東京、横浜方面では南の風が少し強めに吹いていたようだが、こちらはさほどでもなく、沖に出ると期待を上回るベタ凪。潮色も澄んでおり、何だか釣れそうな気配濃厚である。今日はカワハギが復調気配でトップは久々の18枚、ツ抜け多数とのこと。なるほど、この潮色なら食いそうである。受付のとき、駐車場のお姉さんに「あんた、今日は帰れ!カワハギ釣れ出したから、明日出直して来い!」とからかわれたが、カワハギ看板の船宿だからこそ、待ちに待ったカワハギ復調に喜びが伝わってくるのであった。船は久里浜港を出ると取り舵方向、鴨居沖の手前のだいぶ沖合いでスローダウン。18時5分、「水深34、5m!まだ明るいので深場からやってみます!」と開始のアナウンスとなった。



今日は小潮で干潮が16時30分頃だから、実釣時間は上げ潮の予報。南の弱風で気持ち左舷突っ込み気味の艫流しとなった。1投目からアタリが出たが、針掛りせず。青イソの尻尾だけちぎられた。仕掛けは自作で、オモリ25号、幹糸1.5号の胴付き3本針、枝間は下から50cm、60cm、60cmで枝素接続は極小の接続金具を使用。ハリスは1.25号で30cmと40cmを用意したが、とりあえず30cmから試用。針はメバル専用の9号。夜はハリス交換の際、ヨリ取りビーズにハリスを通すのが厄介なので、枝素の接続にはあえて金具を使用している。先糸としてフロロカーボン3号を1ヒロ程度道糸に直結し、極小のスナップサルカンを取り付けたら、3本針の一番上の枝素接続部に先糸を繋ぐ形を採っている。青イソは切らずに1本を頭からチョン掛け、もしくは口から通しチョン掛けで良い。開始直後、釣ムーチョさんにアタリ多く、1投目で20cm級をゲット、そして次の流しでも追加したが、私とH田君には掛かりそうなアタリが出ない。

竿はサンスイオリジナルの浅場マルイカ240。サクラの夜メバル竿を持っているが、夜メバル竿をマルイカに使って、マルイカ竿を夜メバルに使用するひねくれ物の私である。船長は頻繁に小移動しながら様子を見るが、なかなか船上盛り上がる場面は訪れない。釣ムーチョさんは一荷含みで4、5尾上げたところ、ようやくH田君にアタリ、初物をゲットした。既に開始1時間近く経過してからのことだった。ヤバイ!先を越されてしまった。(笑)開始1投目で当たったきり生体反応がまったく無い。参ったな〜、3年振りの夜メバル、まさかの”ボ”の字が頭をよぎり始めた。19時を回るとミヨシ寄りでアタリが出始めた模様。ミヨシ1番のお客から順番にメバルを釣り上げ、H田君まで回って来た。「次は俺の番だな!」と言った途端、またミヨシに戻って行ってしまった。ウッソ〜!これはマジでヤバいパターンだわ。(汗)タナは最初上げ気味で狙っていたが、周りを見ているとほとんどベタ底。私も底立ちを取りながら、気持ちオモリを上げる程度の低めに集中することにした。

日がすっかり暮れて真っ暗な海上、船の照明に竿先を照らしながら地底付近をトレース。予報通り、雨が少しパラついてきて、カッパのフードを被る。けっこうキツイ根もあり、2、3mの起伏も点在する。そして19時15分、待ち焦がれたアタリの到来。ゴゴン!と来たかと思ったら次の瞬間、竿が胴まで絞り込まれた。ボーズ脱出となる21cm級のメバルを取り込み一安心。開始1時間10分経過、あ〜痺れる〜!こんなに当たらないメバル釣りって初めてかもしれない。10分後にもう1尾追加して2尾。開幕初日なので船長も手探り状態なのだろう、頻繁に移動を繰り返すが、まったくアタリが出ない流しも多く、群れが固まっているような場所が無い。1尾取り込んでもアタリが続くことは無く、船上、忘れた頃に誰かしらがポツ〜ンポツ〜ンと釣り上げる程度の厳しい展開だ。20時ジャスト、小さいけど3尾目をゲット。続いて久里浜堤防の先端から内側の15m立ちに移動するが、こちらは上げ潮が巻いているようで、トロトロのミヨシ流し。アタリの頻度はミヨシ寄りに偏っているように見える。



終盤戦、3人の中ではH田君が好調。普段なら好調とは言えないペースだが、アタリが出るだけよっぽどマシだ。釣ムーチョさんは私が1尾目を上げてからドツボに嵌って追加ゼロ。いや〜参りましたね。いざアタリが出ると食い方はそんなに渋いという感じではないから、やっぱり魚が少ないのだろう。誘って掛ける釣りではないので、できることと言っても、仕掛け交換、タナ取りくらいしか思い浮かばず、半分お手上げ状態のまま時間だけが経過。新しい餌の方が明らかに食いが良いのだが、アタリが無いと餌交換のインターバルが必然的に長くなるので悪循環に陥り易い。活きの良い餌を着けて底付近で動かさないこと、これしか無さそうだ。20時半頃、穂先にモタレが出てアタリを感知、そのまま様子を見ていると派手に本アタリが出る。この前アタリが取れると断然面白いのだが、あえなく水面でバラシ。この釣れない日にバラシているようじゃどうしようも無い。その後、やっぱりモタレからアタリをキャッチできてようやく5尾となったが、今日はこれが限界。最後の30分はノーアタリのまま、21時25分、「時間ですのでこれで上がりま〜す!」と納竿の時間を迎えたのであった。

今日は参りました!降参!夜メバル自己最低記録で終了である。結局、私は5尾。釣ムーチョさんは後半ドツボのまま生還できず5尾のまま。H田君は後半少し盛り返して6尾とカサゴ少々という結果になった。ミヨシ寄りでツ抜けされた方が1、2名いらしたようだが、その他ほとんどのお客は1桁釣果で開幕初日はこのような厳しい内容に終わった。今日はボーズの危機にさらされ、変な緊張感のせいで二日酔いはいつの間にか抜け切った。(笑)釣れない夜釣りにグッタリ疲れたけど、何だか寝つきが悪そうな夜になってしまった。初日は状況が分からないし、ギャンブル覚悟の釣行だったが、ちょ〜裏目に出てしまい残念。またリベンジ対象の釣りが一種目増えてしまったではないか!釣ムーチョさん、H田君、今日は本当にお疲れ様でした。こういう日があるから良い日があるってことで、是非またの機会に挑戦しようではありませんか。特に釣ムーチョさん、日中シロギスからのユンケルリレーお疲れ様でした。シロギスお裾分け頂きましてありがとうございました!お蔭さまでクーラーの中が少し賑やかになりましたよ。(笑)


本日の釣果、メバル 17〜21cm 5尾。(悲)

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