マダイ不発も松輪サバでお土産一杯

6月4日(土)、三崎港の角田丸からマダイに行ってきた。
角田丸には5月に入ってからシロギス、カワハギとお世話になったが、今日はマダイで出撃することになった。まずは様子見ということで、あまり人数を増やさず、いつもの佐Tさん、岡Bさんにお付き合い頂くことにした。2週間前に予約の連絡を入れると、船長からOKを頂き、早速仕掛けなどについて指示があった。ハリスの号数と長さは統一、具体的にはシークレットとのことなので、この場では触れることはできない。指定の仕掛けを数セット事前に作成して本日に備えた。今日も佐Tさんに3時50分に迎えに来て頂き、三崎港へと向かった。途中、コンビニで食料と氷を調達し、4時40分には現地に到着、船長が船を岸壁に着け直し、準備を始めようとしているところだった。カッパを着て道具の準備を始めると岡Bさんも到着、これでメンバー全員集合である。

釣り座は右舷ミヨシに佐Tさん、左舷ミヨシに私、艫に岡Bさんの形で入ることにした。船に乗り込むと船長から釣り方のアドバイス。タナの指示は海面からビシまでの水深で出すので、ハリス長の半分くらい指示ダナより深く沈めたら数回に分けてコマセを振り出し、ビシを指示ダナまで上げて待つようにとのことである。5時25分、出船である。東側の緑ブイの周辺で規定の5時30分を待つことようやくエンジン全開、松輪瀬に急行である。航程約25分、既にマダイ船団が形成されている後から入り、少し離れ気味の場所で停止、開始のアナウンスとなった。タナの指示は僚船に聞こえないようマイクを使用せず、肉声でメンバー各自に伝達される。コマセは出し易さを考慮してMサイズのオキアミを使用、付け餌用のLサイズのオキアミは別途支給されるが、拘りのある方は持参しても良いだろう。


5時30分、松輪瀬に急行。現場のマダイ船団はイサキ解禁により若干少なめ?

北東の弱風、曇り、海上は凪だが南の海上に発生した台風4号の影響なのか、1〜2mのストロークの長〜いウネリが押し寄せてくるが釣りに支障は無い。潮色は真水っぽい白濁した濁りである。今日は大潮前の中潮で、干潮が9時過ぎの予報だから、現在下げ潮。釣っていると流れは殆ど感じないが、若干剣崎に向かって左舷突っ込み気味の動きがあるように思える。1投目、ハリスが馴染むのを待ち、少し間を取ってもアタリが出ないので、もう一度大きく残りのコマセを振り出す形でシャクって、付け餌の落とし込みを行うと、ゴン!と1回穂先を叩かれるが針掛かりせず。仕掛けを回収すると餌が3分の2くらい取られている。重みと鋭さがあって何となく本命ぽかったが、小型なのかもしれない。その後はまったくアタリが出ず、刻々と時間は経過。流しによって指示ダナは20mくらいの幅がある。

しばらくすると岡Bさんに良型のサバ、程なく私にも。何で俺には食わないんだ〜と言っていた佐Tさんにもサバが来た。釣れるサバはゴマサとマサバの混じりで、どれも35cm以上の良型だ。皆さん釣り上げるとゴマサバかマサバかで一喜一憂。誰かがマサバを上げると、クッソ〜何で俺はゴマしか食わないんだよ〜!マダイが食わないので、こんな部分で盛り上がっている我々であった。大きいものは優に40cmオーバーの幅広だから1Kgくらいあるかもしれない。水面での走りは凄まじい。その後も当たるのはサバばかり。でも食わない日は何も食わないから、サバが遊んでくれるだけ有り難いよね!と佐Tさん。本当にその通り、釣れるのは良型の松輪サバだから贅沢は言えないのだ。仕掛け落下中に止めるような食いは無く、毎回、コマセを振って仕掛けが馴染んでからのアタリだから、底の方まで水が濁っているのかもしれない。この潮じゃマダイは食わないのかな〜?


今日お付き合い頂いた岡Bさんと佐Tさん。

朝一のゴールデンタイムが不発に終わり、その後はサバと戯れていたのだが、たまにグッと押さえられるも針掛かりせず、餌が少し残ってくるアタリが数回あった。こういうのが怪しいんだよな〜。この手のアタリがあっても今日は針掛かりしないので何とも言えないが、もしかしたら本命なのかもしれない。後半に入り、船長は細かく移動してくれるが、しばらくコマセを打つとサバが登場するパターンの繰り返しで、船長も首を傾げながら苦笑。今日は僚船で玉網が入る場面を見かけないから何処も苦戦しているのかもしれない。湾奥の船が本船に近付いたと思うと、船長同士で手を振り合っている。きっと昔馴染みの戦友なのだろう。何だかいい雰囲気である。松輪瀬の船団は大きく2箇所に分かれているようで、沖目がマダイ、手前がイサキかと思ったら、同じ船団にマダイ船とイサキ船が混在しているようにも見える。一方のイサキの調子はどうなんだろう?

みなさんサバでツ抜けして、そろそろ飽和状態。これ以上持って帰ったら大変だ〜!と中途半端なゴマサバは放流し始めるレベルに達した。私も今週末はかみさんが留守なので、ほどほどにしないと後が大変なのを思い出した。昼から雨の予報は何処に言ったのか、風は止み薄日が差してくると急に気温が上がり、思わずカッパを脱いで半袖姿に。最後に一発本命を食わせたらカッコいいんだけどな〜と思いつつ、時既に12時20分。「12時半になったら上がっていきま〜す!後10分、頑張ってみてください!」と船長のアナウンス。最後の1投はコマセの放出口を広げて振り出さず、指示ダナで止めて置き竿にしたまま片付けに入る。そのまま皆さんも片付けに入り、定刻の12時30分、そのまま本日の釣りは終了となった。帰りはミヨシに集まってバカ話をしながら帰港である。

今日は本命は不発に終わったが、お土産沢山で重たいクーラーになった。サバの体温が暖かいのか氷が溶けるのが早いようなので、帰りに氷を足さなきゃダメかな。血抜きしてあるので持ちは良いけど、サバは元々痛み易いので、この季節は気を遣わないと美味しく食べられませんものね。船長は型が出せずに恐縮していたが、毎回釣れる釣りじゃないのは承知の上、こういう日はよくありますから!私はこういう日ばかりかな?(苦笑)佐Tさん、岡Bさん、今日はお付き合い頂きありがとうございました。本当にお疲れ様でした。何回かやっていれば、そのうち爆裂する日もあるでしょう。角田船長!また是非挑戦させてください、よろしくお願いしま〜す!さ〜て、今日はかみさん居ないし帰ってからが大変だな〜。(いつも私は下処理だけしかしないんです。)とりあえず今晩は一番デカイやつを〆サバにして、腹身は塩焼きにでもしてみようかな。


本日の釣果、マサバ 5本(35〜43cm)、ゴマサバ 6本(38〜42cm)。サバも乗っ込みか、お腹は真子や白子がパンパンでした。

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