カワハギ釣り方分からず手も合わず

12月11日(日)、三崎港の角田丸からカワハギに行ってきた。
今日は会社のメンバー中心に以前から計画していたカワハギ釣行。私自身は11月19日以来、3週間振りのカワハギだが、あれから水温も2、3度下がって18度前後、そろそろ群れが固まってアタリの多い釣りを期待したいところだ。とは言うものの、海の方は昨日から西の強風で大シケ。シロギスさん、TAKEさんらがライトオニカサゴに出撃したそうだが、洲崎沖は二流しでアウト、城ヶ島沖に戻ったものの10時30分には止む無く早上がりとなったらしい。4時過ぎに起床して真っ先に風の情報を見ると、まだ西南西が10mほど吹いていてウヒャー!4時30分、船長に連絡。まだ吹いてるけど、どうですかね〜?相談の結果、東京・横浜方面は既に北風に変わってきたので、時間の問題でナライになるだろう。出船時刻まで3時間あるから集まって様子を見ようということになり、予定通り出発することにした。京急の一番の特急に乗り込み、三崎口の駅で集合。車で拾って頂き、メンバー5名は港へと向かった。空が曇ってるから風向き変わったかな?6時50分、集合場所に到着すると予想通り、風は北東に変わり、凪だよ!と船長。ヨッシャ行くぞ!早速、荷物を船に積み込み出船準備を始めた。


いざ出船。風は変わったが未だ3mのウネリの中。

釣り座は右舷ミヨシからT橋さん、T井さん。左舷ミヨシから私、N西さん、H田君の順。最初はまだ海が悪そうなので、敢えて私がミヨシに入ることにした。(優しいでしょ、笑)7時を回り、大方準備が整ったところで出船。三崎東口から船を出すとブイを超えた辺りから大きなウネリに見舞われ、ジェットコースター状態の中、徐々に沖に出る。7時15分、城ヶ島白灯沖で船首を回して開始のアナウンスとなった。北東の風やや強く曇り。海上は風とは逆に沖からメラメラと目線より高いウネリが押し寄せ、落差は3m以上ありそうだ。魚探の水深が4m上下したと後になって船長が言っていた。潮色は澄みだが、天気が暗いので海底も暗いかもしれない。水深36mからの流しだが、上下動が大きく釣り難い。これじゃ何もしなくても弛ませ→シャクリ→空中戦になっちゃうよ〜。(笑)それが良いのか悪いのか、開始早々、H田君がカワハギを上げて船中初物。続いてN西さん、T井さんとカワハギを釣り上げた。マジ?アタリ出ないよ〜!程無くT橋さんも初物を上げて、マズイ!気が付けば顔見てないのは私だけだし。(汗)これは早くもドツボパターンに嵌ったか?N西さんが順調に3枚目を上げた頃、ようやく私にも一発来たが、お約束の掛け損ない。

周りを見ている分には魚はけっこう居て、活性も悪くなさそうだが、アタリが取れない。今日は長潮で満潮が13時30分頃、朝からしばらく上げ潮の予報。潮は東から西にトロトロ動き、二枚潮も無く良い感じなのだが、とにかくウネリが邪魔で思い通りに仕掛けをコントロールできない。N西さんはゆっくり弛ませ、たまに叩きを入れながらの聞き合わせで、順調にカワハギを上げている。8時30分、既にN西さん5枚、H田君、T井さんらも2、3枚釣った時点で、ようやく私に初物。船長と目を合わせると額に腕をやり横に動かして冷や汗ポーズで笑い。次投で1枚、そしてまた1枚とよく分からないけど急に3連釣で3枚。何だよこれは。(笑)釣れてホッとしたけど、どうもシックリ来ないまま勝手に釣れちゃった感じ。食い込みは悪くなさそうだけど、前アタリが取れないし、弛ませから聞いて乗せるときのアタリの出方が軽く感じてしまい、下手すると外道との区別も付け難い。もしかしたら今までカワハギのアタリを振り払っていたのかもしれない。針掛かりすると引きはカワハギなんだけどね〜。半信半疑のまま30分程で5枚上げたけど、他の皆さんもポツポツ上げるので、出遅れの差が取り返せない。釣り方分からないよ〜!


この魚、何だか分かりますか〜?正解は末尾に記載。

9時を回ると何となく潮の流れが変わった気がする。釣っていると左舷が払い出し気味になるので、船長に聞いてみたら、潮が島にぶつけるようになったので、船を右に振りながら水深をキープして流しているらしい。北東風が強まり、ウネリも少し収まってきたので、1〜1.5mのタナを攻めてみる。仕掛けを持ち上げると一発でアタリが出たけどヒットせず。浮いてるぞ〜!と一人アドレナリンが噴出するが、次も掛け損ない。このヤロ〜!アタリは確実にカワハギだから熱いぜ〜。餌を一度放すといつものように執拗に追って来ないので、ウネリの影響で思った以上に仕掛けが動いてしまっているのかもしれない。3度目の正直でようやく掛けたのが20cm級のカワハギ。せっかく浮いてるのに、今日は掛けるのがいつもに増して難しい。潮回り後、また空中戦でアタリの連発。何だか魚が小さそうで餌ばかり取られる。意地になって上を攻め続けるとようやくヒット。これなんか違うぞ〜!案の定、上がってきたのはチョウチョウウオ科のシラコダイ。コイツか〜さっきからちょっかい出してたのは!必死になって釣り上げたのがチョウチョウウオだったものだから船長も操舵室で大笑い。今日はボケをかましながら自滅していくパターンなのかな?(笑)

11時、1時間半振りの1枚。長かった〜。これも半信半疑の弛ませ釣り。この釣り方嫌だな〜。(笑)その後、ポツンポツンと釣れてお昼の時点で8枚。この時、N西さんは既に13枚。N西さんは今回、良いアサリが手に入らなかったようで、○キューの『特上アサリ』を『カワハギ職人』で締めてきたそうだが、かなり具合が良いみたいだ。『特上アサリ』は以前一回だけ使ったことがあったが、粒が小さ過ぎるし、塩で締まらなかったのでダメだと思っていたが、今度、『カワハギ職人』使ってみようかな〜。右舷のT井さんは本日2枚目のウマヅラ。2枚目はサイズも良く、楽しめていいよな〜。私はトラギス、ベラ、キタマクラといった定番外道のオンパレード。着底すると同時に嫌でも当たってしまい、そんな中でカワハギのアタリを出すのが至難の業のように思えてくる。よくみんなカワハギのアタリ出るよね〜?私は相変わらず釣り方が分からないまま。ウケを狙っている訳では無いけど、トラギスのトリプルとかキタマクラのダブルとかそんなのばっかり、すっかり外道処理班になってしまった。12時35分、N西さんに1時間20分遅れてやっとツ抜け。今日は「手が合わない」感を脱しきれないので、状況がコロッと変化してくれて、良い方向に嵌る時間帯が欲しいところだが・・・。


終日、城ヶ島白灯沖35〜40mで粘る。竿頭はN西さんの16枚。

満潮時刻に近づくに連れて底潮が動かなくなってきた。これまでの食い気は衰え、普通に弛ませてもアタリが出ない。外道の引っ掛かりも悪くなってきた。N西さんはこれまでと同じパターンで釣っているように見えるが、掛け損ないや巻き上げ中のバラシが増えて、すっかり数が伸びなくなってしまったようだ。居るには居るけど食い込みが浅いのだ。私は少し前方に投げ込んで、仕掛けはベタ這わせ。久し振りに仕掛けを這わせる釣りをしたけど、これでポツンポツンと追加して12枚。一回アタリ分からず聞き上げたらズドドドドン!と良型を掛け損ない地団駄である。這わせていたのでアタリが出難いのもあるけど、朝と違ってこの時間は地底で居食いするようなそんな活性のようだ。13時30分を回り、少し潮が動き出したけど上っ面だけで底潮は止まったまま。船が動いて仕掛けが引っ張られる感触と中オモリの感じ方でそれが分かる。全然食いそうな気がしなくなった。もはやこれまでか・・・今日はいいとこ無しだったな〜。残り10分と船長からアナウンスが出たが、T井さんが9枚で、あと1枚、ツ抜けを目指して頑張っている。最後の最後、来たよ〜!と目標の10枚目かと注目を集めたが、くっついていたのはウサギ印の憎いヤツ。そのまま定刻の14時30分を迎え納竿となった。

結果はN西さんが16枚で竿頭、次いで私が12枚、T井さん9枚+ウマヅラ2枚、H田君とT橋さんが8枚とのこと。今日は午前中の上げ潮でそこそこ活性はあったようなので、あの時間、凪でもうちょっと釣り易かったら・・・そして、後半渋くなってからのバラシや掛け損ないがもう少し減らせれば、トップ20〜25枚コースの日だったのかもしれない。私は今日は釣り方が最後まで分からず、気持ちの良いアタリは一回も出せず仕舞い。タナで一発掛けたのが唯一決まった程度で、一日を通して典型的な「手が合わない」状態を抜けられなかった。カワハギ釣りって何回やっても本当に分からないものである。こういう日は何かが合っていないんだよね。だからこの釣りが面白いんだけど、ストレスは溜まる一方である。(笑)今日は西側がシケオモテで、ウネリも高く底荒れもありそうだったので、一日白灯沖で潮回りして我慢の釣り。条件悪い中、平均釣果は2桁超えたので、まあまあといったところだろうか。なかなか好条件に恵まれない今年のカワハギ釣りだが、次回は是非、晴天凪で澄み潮&上げ潮トロトロ、釣り座は潮先(笑)の絶好のコンディションでやってみたいものである。ご乗船の皆様、今日はタフな条件の中、お疲れ様でした。船酔いされた方も居たようですが、復活できて良かったです。また次回、頑張りましょう!


本日の釣果、カワハギ 12枚(17〜22.5cm)。その他、トラギス、ベラの類は多数放流。

(クイズの正解・・・写真左:コウライトラギス、写真右:サクラダイの雌)

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