マルイカ今日も活性無し、修行は続くよどこまでも

2月23日(木)、三崎港の角田丸からマルイカに行ってきた。
前回は10日程前、963さんにお付き合い頂いて今季初のマルイカに挑戦したが、まったくトホホな結果に終わってしまった。そんな中で救いと言えば、朝の30分、海の悪い時間帯に殆どバラシに終わったけど、不慣れな直結仕掛けでけっこうアタリを出せたことくらいだろうか。昨日、おもむろに角田丸のHPを見ていたら、たまたま本日の出船予定がマルイカ乗合になっていたので、また悪い虫が騒ぎ始めたら最期、船長に連絡してみるとOKのお返事。(笑)前回、また是非やりましょう!と963さんとリベンジを約束したのだが、本日は急遽、私だけ参戦させて頂くことに相成った。963さんごめんなさい!京急の一番の特急に乗り込むこと6時33分、三崎口駅に到着。船長が車で迎えに来てくださっている。いつもありがとうございます!早速、荷物を積み込み港へと向かった。今日のメンバーは私を入れて7名。皆さん角田丸の常連さんで、HPでお顔を拝見した覚えのある方々ばかりである。

船長の指示で私は左舷ミヨシに釣り座を構え、準備に取り掛かる。今日も直結仕掛けの練習をしたいので、とりあえず自分でガス糸やウィリーを巻いた鉛角6本の直結仕掛けをセッティング。竿は昔カワハギで使っていたアルファタックルのKAMIWAZA175。バットジョイント式ワンピースでブランクがソリッドなので、オモリ80号をぶら下げても強度的には全然OK牧場だし、取り回しも良く、曲がりもちょうど良さそうな感じがする。まさかこの竿に電動リールをセットするなんて思ってもみなかったが、家であれこれ見ていて、たぶん直結仕掛けだとコレって行けてるんじゃない?と思い付いた次第。リールは久しぶりに電動丸1000Hの登場。このリールは最近使ってなかったけど、たまに使ってあげないと故障しそうなのと、楽釣モードがやっぱりこの釣りに向いていそうだったから。そんなこんなで7時22分、遅れて到着のお客さんも無事乗船したところ、左舷3名、右舷4名の態勢で出船となった。


皆さん準備中。今日は直結用に昔カワハギで使用していたワンピースソリッドと久々に1000H。

三崎西口から沖に出ると海上はまっ平ら。久しぶりだな〜こんな凪。気温も高めで春を感じる穏やかな陽気だ。日中は防寒を着たままだと暑いかもしれない。船長はそのまま西に船を進め、城ヶ島西沖でスローダウン。徐行で烏賊の反応探しに入った。7時40分、ビタッと船を止めると投入のアナウンス。行くぞ〜!北東の弱風で晴れ、海上はベタ凪。潮色は濁り。最初は水深60mからの流しとなった。オモリの指定は80号だが、今日は鉛角6本なので、下オモリは60号で開始する。メンバー7名の中で直結仕掛けは私だけみたいだが、周りの釣れ具合を見て、直結で分が悪そうならブランコに変更しようと思う。とりあえず少し底を切っての叩き&止めをメインに色々な誘い方を試してみるが、なかなか触りも出ない状況。反応に当てても消えるのが早いようで、船長は小まめに回収させては反応探しを繰り返す。序盤戦、烏賊の活性は低いようである。

今日は若潮で満潮が10時30分頃の予報。現在は上げの時間だけど全然潮が動かず。こんな凪の海でアタリが多ければ爆釣も夢ではないんだけど、周りの皆さんもアタリが無いようなので、たぶん、いや確実に厳しい展開である。今日も参ったな〜。本日初めての生体反応は開始1時間後、中層で誘ったり止めたりしていたところ、ゴン!この野郎、乗ってたな〜!これはきっと放した時のアタリだろう。こんなに凪なのに乗りが分からないなんて、ちょっと情け無いけど、まあ今日は烏賊に乗り気が無いからアタリも出難いのだ!ということで片付ける。最近の情報を見ると午後からの方が活性が上がるようなので、前半はこのまま我慢かもしれないな〜。船長は徐々に城ヶ島の南西面へと移動、朝方固まっていたマルイカ船団もこの時間はバラバラになって、どの船も見ればグルグル落ち着かない様子。きっと同じような状況なのだろう。

10時過ぎ、水深50mで潮は東から西にトロトロ。激しく叩いて停止すると穂先が何となくモワモワ。カワハギの空中戦でありがちなモタレをもっと微妙にしたようなアタリ。そのまま聞き上げたらサヨナラ。20mくらい巻き上げて、また落とし直す。次の誘い上げで一瞬乗りを感じたが、誘い上げる途中で居なくなる。こんな感じで、小さな触りや乗りを4、5回感じたけど、全然針に掛けられない。そんな状況を船長にジェスチャーで伝えていたのだが、操舵室まで話に行くと、流し替えてもう一回同じ反応に当ててくださるそうだ。鉛角に乗りが悪いのかもしれないから、ここで思い切って小型浮きスッテの直結仕掛けに変更を決断。そして再度の流し、速攻で仕掛けをぶち込んで、底を切って激しく叩いて止める。次の瞬間、クッと確かな手応え。そのまま竿で乗せて少し手巻きで様子見。ヨッシャ!これは乗ってるよ。電動低速に切り替え、ゆっくり巻き上げると6本角の上から3番目(チビイカ5のK12)をしっかり抱いて上がってきた。

いやいや長かったな〜。これはパターンかもしれない、反応が消えないうちに急いで再投入。しかし予想外の沈黙。うっそ〜も〜終わりかよ。期待とは裏腹にその後も生体反応が無いまま時間が過ぎる。11時半、船長は全速で城ヶ島東の白灯沖に船を走らせた。これは何か良い情報でも入ったかな?到着すると僚船が2隻操業中。期待の1投目だったがレスポンス無し。何回か反応に当て直すが、こっちも烏賊は全然やる気が無い様子。困ったな〜お昼で1杯だよ。13時、久々の生体反応で2杯目、そして14時前にもう1杯乗って3杯(チビイカ5のK3とP7)。何度かそれらしい触りが無くも無かったが、午後から乗ったマルイカは2杯共、がっちりスッテを抱いて上がってきた。潮回り後のぶっ込みですぐに乗ってくれれば楽なんだけど、今日はそうとも限らず、だいぶ船を流してからアタリが出たり、反応するタイミングもマチマチ。何時、乗り出すか分からないし、手を休めず、1、2分反応が無ければ2、30m巻き上げて落とし直しを繰り返す。


自分で巻いてきた鉛角仕掛け、良いのか悪いのか?判断付かず。今日は乗りませんね〜!皆さん大苦戦。

これまで水深45〜65mの範囲を攻めて来たが、終盤に入り船長は水深85mの今日一番の深みに船を回した。周りには小網代の丸十丸ややまはち丸など7、8隻の船が見えるが、やはり落ち着きが無い様子。そういえば、鉛角をチェンジしてからもずっと60号のままやっていたけど、お祭りは一回も発生しなかった。ここは深いので私のせいで祭ったらヤバイと思って、周りと同じ80号に揃えた途端、皮肉にもお祭りである。これってどういうこと?二枚潮っぽいのかな。その後、しばらく80号でやっていたら、気が付かないうちに2、3回やられていたではないか。回収のアナウンスで上げたときにスッテに墨が付いてきた。ちょっとこの竿だと80号背負わせて微妙な変化を取るのは厳しいのかな。この水深で何度か潮回りするうち、ブランコのお客さんにも乗りが出始めたようだ。もしかすると水深があるので、ブランコの方が乗りが取り易いか、もしくはバレ難いのか、何となくブランコ優勢の感が否めないが、もう時間が無いし、このまま直結で押し切っちゃおう。

そして私にも待望のアタリ。これはもらった!と思い、巻き上げに入った途端脱走でガックリ!この水深でこの渋い乗りでは重さの変化が微妙なことも多く、どうにも乗りが取り難い。直結の場合、半信半疑のまま仕掛けを下げちゃうと居なくなってしまうので、やっぱり60号のオモリに戻しちゃえ。時刻は定刻14時30分を回ったが、ラスト10分コールが出ないので、いよいよ残業タイムに突入。ここに来てから片目が開いたお客さんも居るので、船長の有り難い配慮である。オモリを軽くして1投目、すぐに反応は無かったが、回収の合図と同時に竿をゆっくりシャクるとヒット。ちょっと動きが良いので、手巻きで大事に上げる。この引きは足1本かもしれないな〜。皆さんをお待たせして申し訳無かったが、お陰様で無事に取り込んだのはムギイカだった(エロチビ5のピンク)。マルイカにしては動きが派手だと思ったけど、やっぱりムギイカは引きが強い。それに食味もマルイカに劣らず柔らかくて美味しいので大歓迎なのだ。何杯か釣れれば肝を集めて塩辛も作れるんだけど・・・。

お隣のお客さんも深場に来てからようやく2杯ゲットで、他、バラシだけで終わった人もいらしたようだ。船長のご厚意で30分延長して頂いたが、15時ジャスト、本日の釣りは納竿となった。しっかしま〜毎回厳しいです。2、3日前まで50杯、60杯という乗りだったそうだけど、私が出撃するとコレだもんな〜。ホント悪い日選んでやっているみたい。(笑)今日も烏賊のご機嫌はチョー最悪の一日だった。ここ数日、午後から活性が上がったような情報もあったが、今日は後半に入って塵が混ざったような変な濁りになってきたのも烏賊が嫌った原因なのかもしれない。それにこの潮で水温も低下してしまったようだ。まあ烏賊の気持ちは(も?)いつも分からないけど、もともとムラが激しい時期だし、諦めずにやっていればそのうち良い日にも当たることでしょう。今日は一日穏やかな凪で春を感じさせる最高の釣り日和、今年の釣行の中ではダントツの良い凪。一日真剣に誘いまくっても満足な結果は出なかったけど、和気あいあいの船上で気持ち良く敗退した釣行であった。


本日の釣果、マルイカ&ムギイカ 4杯(胴長11.5〜19cm)。

【船宿HPコメント】
2月23日(木) マルイカ乗合(希望出船)
釣果:マルイカ 22〜28cm 0〜4杯
ポイント・海況:城ケ島沖 45〜75m 水温:10.2度 潮色:濁り 波:0.5m
今日は風も無く暖かい一日でしたね〜、気温とは裏腹に海の中は水温も低下し冷たい水が差し込んでマルイカの活性も寒〜い状態でした!朝から反応はところどころあるのですがなかなか手を伸ばしてくれなくって大苦戦でした!お客様は最後の最後まで諦めず一生懸命やっていただいたんですが釣果はまったく伸びませんでしたね〜これから本格的なマルイカシーズンに突入しますので是非リベンジしましょうね!

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