LT根魚五目でウヒヒ〜!良型アジ連発

4月9日(日)、三崎港の角田丸からライトタックル根魚五目に行ってきた。
この一ヶ月、烏賊釣りばかりやっていたので、そろそろ魚の引きが恋しくなったし、おかずもゲットしたいと思い、今日は角田船長にお願いしてライトタックル根魚五目に出撃することにした。こういう日に限ってマルイカ様のご機嫌が絶好調だったらどうしようと一抹の不安もあり、今日のところはご機嫌斜めでいてくれますように!こんな勝手なことを考えている次第。(笑)朝5時、今日もS大さんが迎えに来て下さり、いざ三崎港へと向かった。この時期のLT五目は何がメインになるのかな?事前にこれと言ってターゲットを絞れないので、釣れる魚に合わせて仕掛けを換えられるようLTアジ、ビシアジ、イサキ、胴付きのカサゴ・メバル仕掛けなどをバッグに入れてきた。餌はオキアミを使うそうなので、冷凍庫に眠っていた昔の残りのオキアミや予備にサバタンも持参し準備は万端。6時ジャスト、港に到着すると船長にご挨拶をして荷物を下ろす。今日はお客さんは我々しか居ない様なので、左右オモテに分かれ、S大さんが右舷、私が左舷に釣り座を構えることにした。

6時15分、出船。三崎東口から沖に出ると、昨夜まで吹き荒れた西風の影響で1m前後のウネリが残る中、ゆっくり航行して城ヶ島白灯沖で反応を探す船長。そして6時35分、投入のアナウンスとなった。北東の風で晴れ。今日は若潮後の中潮初日で干潮が9時20分、その後、納竿まで上げ潮となる予報。潮色は薄濁りでコマセ系をやるには悪くなさそうな感じだが、さてどうだろうか。水深27mに30号のLT用ビシが素直に落ちるので、潮はあまり効いていない感じ。良い反応が出ているそうだが、レスポンスは無く、低水温のせいか魚の活性は鈍そうだ。船長によるとこの反応はイサキっぽいとのこと。この時期、まだ水温が低いので、コマセを振った途端に突っ込んで来るほどの活性は無いとみて、長めの仕掛けでゆっくり誘って様子を見ようと思い、最初は色々持参した仕掛けの中から一番長い2.4mのイサキ仕掛けを使用。ハリス1.75号の4本針、元から3本にはピンクのスキン巻き、先は金チヌ1号にオキアミを着けている。活性ある反応を探し、徐々にポイントを移動するも、なかなかアタリが出ず、この時点でアナハゼ1尾のみ。



7時50分、船長は幾らか水温が高いと思われる諸磯沖へ一気に船を回した。一流し目、水深30m強。仕掛けが底に着いてから最初のシャクリ後にアタリ。何だろう?引きが無いけど重さはある。上げると案の定のカサゴでおかず第1号をゲット。二流し目、オモリの位置で下から1mと2mで軽くコマセを振り、4、5mまで持ち上げた後、ゆっくり3m程度まで落としこんでは停止を繰り返す。下げて止めたところでチョコチョコっとしたアタリが出た次の瞬間、竿が胴まで曲がり込んだ。S大さん、何か来ましたよ〜!さて今度は何だろう。ドキドキしながら慎重にリールを巻く。時々良い突っ込みを見せるので、ちょっと魚が良さそうだ。ビシを回収して仕掛けを手繰るとナント嬉しいマアジ様のお姿が。抜き上げたのは28cmくらい、LT五目としては立派な部類。しかも幅広で色も薄く、ヨダレが出そうなアジである。この水深でこれが釣れたら最高だ。ヨッシャ!この後もアジ専門の誘いに集中するぞ!これまでイサキ釣りのように少し高めまでシャクって何が食ってくるか様子を見ていたが、食いダナ1〜2mを集中的に攻めてみよう。

8時を回って同じ誘い方で2本追加。1本は優に30cmを超え、丸々太ったナイスバディ。そして、これまた嬉しい40cm弱のマサバをゲット。今日は2.4mの浅場マルイカ竿を使用。これはマルイカよりこういったライトタックルの釣りに使いたいと思って昨年購入した竿だが、手元から曲がって実に良い仕事をしてくれるのだ。リールはミリオネアCVZ100SFにPE1.5号で、いつもカワハギなどに使っているリールである。これまで、元3本のスキンには生態反応がまったく無いので、スキンの針にイカタンを着けてみたが、これもからっきし駄目で、たまにウルメイワシやシコイワシが着いて来る程度。アジ・サバはすべて先針に着けたオキアミだけに反応する。サバで仕掛けが拠れたので、今度は持参したイサキ仕掛けの中でも一回り細いハリス1.5号、伊勢尼4号の4本針。元2本にイカタン、先2本にオキアミで開始。すると1投目でアジらしきがヒット。これはちょっと良さそうだ。ハリスを細くしたので慎重にやり取り。ところが後数メートルというところで突っ込まれて痛恨のバラシ。残念ながら口切れしてしまったようだ。

けっこう良さそうだったのにもったいなかったな〜。この後、S大さんにクッションゴムをお借りして装着した。次はひったくるようなアタリでサバがヒットしたが、取り込み間際、水面で突っ込まれてしまいハリス切れ。あ〜もったいない!旨そうなマサバだったのに〜。(泣)そろそろ潮止まりのせいか、このバラシを最後にアタリが遠のき、しばらく小康状態が続いたが、先程の30分でカサゴ1、アジ3、サバ1の釣果。これで潮が来たら食いそうだな〜と船長。すると10時を回った頃、少し潮が動き出したと思ったら、その言葉通り再びアジのアタリが戻ってきたではないか。これはいいぞ〜!しかもさっきより食い気があるようだ。とは言っても盛期と違って、コマセを振って待っているだけではなかなかアタリは出ない。ここで少ない引き出しから経験をひとつ引っ張り出し、以前、富岡沖のLTアジで覚えた釣り方。食いダナ周辺で50cm幅でゆっくり上下に動かし、コマセをポロポロ出しながら誘いを入れて、たまに止めたり落とし込んだり。この止めた瞬間にアタリが出ることが多く、かなり有効。アタリだけで食い逃げされることもあり、入れ食いとまでは行かないが、一荷もありポツポツと釣果が伸びる。しかも、細かいのが混ざらないのが嬉しい。

クッションゴムをお借りしたお陰で、途中でバラすことも無くなり、このサイズのアジになるとクッションゴムは効果絶大。水面で落としちゃったらショックが大きいので、玉網を使って一尾一尾を大事に取り込む。S大さんはなかなかアジのアタリが出ずに苦戦気味の様子だが、良型のサバを5、6本ゲットでお土産は獲れている模様。例によって仕掛けを落とし込んで止めているとクンというアタリ。これもアジっぽいぞ。少し待ったが持って行かないので、ゆっくり聞き上げると重みが乗ってヒット。重さも引きもあるので、これもけっこう良さそうだ。大事に巻き上げ仕掛けを手繰るとアレ?想像とまったく違う魚が浮いてきたぞ。なんだよコイツ!ウマヅラじゃん。(笑)おっかしいな〜アジだと思ったのに〜。すると先針にもう1尾何か着いているではないか。アシストに来てくれた船長に、下にアジが着いてます〜!と大声で言ってしまった私。ところがこっちもウマヅラだったから大赤面。この瞬間、頭の中でバイオボーズさんのお姿が浮かんだり消えたり。(失礼&苦笑)大人数の乗合船だったらドひんしゅく&冷たい視線だったかもしれない。入る穴は無いし海に飛び込むのは嫌だし。(これ分かる方はK's Fishing通ですね、笑)



1時間くらいすると潮も淀んでしまい、アタリの間が空き始めてしまったが、流し換えてアジを1尾追加。その後、いきなり竿を伸されたが、割と素直に上がってくるけど何だろう?あと10mくらいのところまで巻き上げると急に人(魚)が変わったように走り始め、オットット〜。とっさにドラグを調整しながら腕を伸ばし、竿を海中に突っ込んだりしながらやり取りするが、一気に20mくらい出されてしまった。イシダイかもよ!と船長。イシダイいいね〜!絶対にバラさないぞ〜。ハリスが1.5号なので出し入れしながら大事に浮かせ、ようやくビシを回収。期待一杯に仕掛けを手繰るとなんだよサバじゃん!(笑)やけに引きが強いと思ったら、ハリスがエラブタに回っていたので、こっちを向かなかったのだろう。こんな旨そうなマサバなら大歓迎だけどイシダイだったら良かったな〜。でも十分楽しめたし結果オーライ。8時頃から北東の風が強まって少々釣り難かったが、お昼近くになると風は止んで風向きも東を回って南に。海上はベタ凪だが、こうなると得てして潮が動かず上手く行かないものだ。たまに当たるのはサクライダイくらいで、アジ・サバの気配は無くなってしまった。

まだ時間があるので、ムツ針のアジ仕掛けに交換し、サバタンを着けてカサゴでも狙ってみることに。しかし、これがチョー裏目。1投目でガッシリ根掛かり。しかもビシごとガッシリ。マズイよコレ。船長にお借りしたビシじゃなくて良かったけど、S大さんにお借りしたクッションゴムが付いている。結局、道糸の先端から行っちゃった。やれやれ、ビシや仕掛けを付け直して投入すると時既に最後の一流し。せっかく道具入れたけど、釣れる気がしなくなってしまい、一足先に片付けることにした。そして13時30分、本日の釣りはこれで終了。アジを何匹釣ったか覚えていなかったので、数えてみたらちょうど10本でいつの間にかツ抜けてた。帰り際、船宿HP用の記念撮影をして港に向かった。S大さんがサバの船上干しを作られて、これが良い具合に干せていて旨そうなことこの上ない。流石、イイ仕事するな〜!(笑)今日はバラシこそあったけど、なかなかの成績で型も粒揃い。マサバも旨そうだし、カサゴやウマズラも釣れて、目論見通りにおかずゲット達成。最近、烏賊ばっかりで魚釣りを謹慎していた分、良い事があったかな。今日は久々のLT五目でお土産十分+魚との駆け引き&やり取りを十分楽しめた一日でした。


本日の釣果・・・幅広の極上マアジ 10本(26〜32cm)。


その他、マサバ 2本(37〜39cm)、ウマヅラハギ 2枚(27〜28cm)、カサゴ 2尾(21〜22cm)、サクラダイ、ウルメイワシ、シコイワシでした。


当日はアジを小さい方から選んで塩焼き、サバを1本酢で〆て賞味。アジもサバも脂が乗ってバカウマ!翌日は1日寝かしたアジ刺を堪能、それともう1本のサバを〆て酢飯に巻いて棒寿司(写真)で賞味。こりゃ止められません!

【船宿HPコメント】
釣果:アジ 26〜32cm 1〜10尾、カサゴ 18〜22cm 1〜2尾 他にサバ、ウマズラ。
ポイント・海況:城ケ島沖 35〜50m 水温:13.6度 潮色:うす濁り 波:0.5m
船長コメント:今日は希望出船(LT根魚五目)に行ってきました!朝は北風がやや強かったですが城ケ島周りは風影で海上は凪でしたよ、前半は水温が若干低く苦戦しちゃいましたが後半、西側のポイントに移動してから良型のアジ、サバが食い出してきてお客様皆さん引き味を楽しまれてましたね〜食べ味も美味しそうなアジでしたよ!

ホーム目次前のページ次のページ