乗っ込みマダイ、今日も惨敗でトホホのホ〜!

4月23日(日)、剣崎間口港の尚二郎丸からマダイに行ってきた。
今日は店員M君主催の仕立船で久々の間口港から出船。2週連続で松輪瀬の乗っ込みマダイに挑戦である。前回は14日(金)、水温が下がったせいか、まったく活性無いままお約束の撃沈に終わったが、その後、週後半の木曜日、金曜日と大風で早上がりの中、状況一転、各船絶好調だった模様。ところが昨日がまた良くなかったようで、この時期はどんなお魚も気難しい様子で釣り人泣かせ。今日はどっちに出るかまったく読めないけど、釣りはやってみなければ分かりません、目標の3Kgオーバーの乗っ込み大ダイ目指して一日頑張りますよ〜!4時30分、今日も佐Tさんが迎えに来てくださり、現場へと向かった。今朝は珍しくまったくの無風、湾岸道路から臨む根岸湾の煙突はどっちから見ても煙が真上に伸びている。5時30分、港に到着すると早速準備開始。6時前にはメンバー6名が集まり、揃って船に乗り込んだ。釣り座はジャンケンで左舷ミヨシから岡Bさん、佐Tさん、私。右舷ミヨシからTAKIさん、Y子ちゃん、店員M君となった。6時25分、出船。港前で協定時刻の6時30分まで待機し、各船一斉にスタートダッシュ。何回乗ってもこの独特の雰囲気が大好きだ。


間口港にて、出船準備中。

6時45分、沖には既に船団ができていて、早い船はもう釣りを開始している。本船は船団の際で何度か旋回し、ポイントが決まると投入の合図である。南東の微風で曇り、海上は良い凪。最初は水深45mからの流しだが、案の定、潮が全然動いていない。今日は若潮で干潮が8時過ぎ、満潮が13時過ぎの予報。潮周りが小さい上に実釣時間に潮止まりが2回も挟まる。こちらの海は潮時表通りに動かないし、低気圧の接近が手伝って少し流れてくれることを願うばかり。仕掛けは4号8mから使用している。と言うのも魚探がベタ底反応で海面からタナを指示できるような状態ではないらしく、今日は船長のタナ指示は無く、最初から各々底からタナを取る方式となったのもある。期待の一投目だったが音沙汰無し。流し中に隣の船で連続ヒット。よく見回すとポツリポツリと僚船で玉網が入るようなので、まったくダメでもなさそうだ。タナはハリス+1〜3mの間で様子を見ている。7時ジャスト、ミヨシの岡Bさんのリーディングエッジ・パラボライト201が曲がった。ガリガリ巻いているので小さいのかと思ったら、なんと1Kg級のマダイが玉網に収まった。ご本人、マダイ連敗記録が続いていただけに満面の笑顔とガッツポーズで大喜びだ。しかし、道具が軽いせいか横で見ていて魚のサイズがまったく分からない。

そして次の瞬間、お隣の佐Tさんにヒット。あまり抵抗を見せずに上がってきたのはちょっと小振りの600g強のマダイだった。こうなると次は私の番だ!すると、すかさずゴン、ゴン、ズド〜ンとは来なかった。ここで1枚掛けるタイミングだったのにな〜イメージ通り事が進まないのは何時ものこと。7時30分、潮回り後の1投目、+3mにタナを取って、馴染むのを待っているとゴン!と重たいアタリに緊張が走った。入れ!と念じたが、それっきり。今のはそれっぽかったけど・・・。仕掛けを回収するとやはり餌が取られていた。気を取り直して入れ替えである。どうも潮がミヨシ突っ込み気味なので、ここでハリスを10mにチェンジ。大して変わらないか・・・。8時30分を回ると風は北東に回り、予報通り雨が降り出した。カッパのフードを被らないといけないが、風は穏やかで海上は凪である。そうこうしているとまたまた佐Tさんがやり取り中。これはなかなか良さそうだったが、大事に浮かし始めたところで痛恨のバラシ。回収すると針の結び目がブタの尻尾。佐Tさんともあろう人がこんなミスを犯す筈がない。推定2Kg級?針の結び目を歯で噛まれたのではないかとのことだった。しかし、前回といい今回といい、良型に限ってバラシが続いて、あれだけ続いた悪運もだいぶ使い果たしちゃったのかな。(笑)


海は凪だが、船数が多い。皆、狙っているものは同じ。

10時、また岡Bさんにヒット。短竿が巻き上げ中に何度も伸されている。さっきより良さそうだ。無事玉網に収まったのは後の計量で1.6Kg超のマダイだった。そしてまた岡Bさん、今度は40cmオーバーの大アジを抜き上げる。続いてまたまた大アジと来た。何だよ一人で楽しんじゃってさ〜!完全に乗り遅れた右舷の店員M君と私、アタリの無い者同士で慰め合うしかない。どれどれ、岡Bさんのバケツを見に行くと何このアジ!アジ船でもなかなか釣れないサイズだよ。余裕で40cmオーバー、しかも太っとい!いいな〜、最近ではどこでもこのサイズを特大と呼んでいるんですよ。しかし、こんな大アジを何の迷いも無くヒョイヒョイ抜き上げるからマダイ2枚上げた余裕なのか、それとも価値が分かってないのか。(笑)そそくさと釣り座に戻って釣りを再開したが、無意識のうちに体の動きがアジの誘いになってしまったではないか。いかん!こんな誘惑に負けちゃいかん!しかし、いくら潮尻とは言ってもまったく生体反応無しのままって言うのもだんだん辛くなってきたぞ。乗船前、今日はライトタックルやりたいから艫に入れて!と懇願した岡Bさんだったが、ジャンケンで希望と反対の釣り座になったのが良い方に転んでしまい(笑)、結果出し過ぎじゃないの?まったく遠慮ってものを知らないから困るよな〜。

10時45分、私は死角で見えなかったけど、船長が何やら落ち着かない様子。話によると右舷ミヨシのTAKIさんが一気に突っ込まれてハリス切れしたそうだ。船長によると今のはデカかったよ〜とのこと。船長がそう言うのだから説得力がある。しかも何度も言ってるから本当にデカそうだったのだろう。どれほどの大物だったかまったく推測できないけど、『モッタイナ〜』の一言。滅多に無い大ダイのチャンスだったかもしれないのに・・・。あれだけ(ドラグ)絞めちゃったら取れないよ〜!とご本人より船長の方がよっぽど興奮していたのが印象的で、潮が前に行ってるからオモテばっか当たっちゃうな〜だって。それにしてもいいよな〜私もバラシてみたいよ、シュン。(涙)だってさ〜そもそも生体反応が無いわけじゃん!バラすとかバラさないとかそういう次元の高い会話には付いて行けないし・・・フン。さっきからハリス12mにしたけど、もっと前から佐Tさんも12mにしてたしな〜。長けりゃいいってものでもないかもしれないけど、12mで当たったって言われると、それより短いと釣れる気がしなくなってくるのが『釣れない釣り人的心情』ってもの。やれやれ、このバラシを最後に船中丸ごと生体反応に見放されちゃったようで、まったりと時間がだけが過ぎて行くではないか。やること無いから昼飯もとっくに食べちゃったし暇じゃ〜。(笑)

13時を回った最後の流しで、ちょっと怪しい餌の盗られ方があったので、最後に気合を振り絞って一発逆転を狙ったが、我が『青龍竿』は鳴かず飛ばずでシ〜ンのまま。結局、そのまま何のイベントも無く、13時30分、定刻を向かえてしまったのであった。疲労感ドバ〜!(笑)結果は船中5打数3安打で0〜2枚。今日もダメだった松輪瀬の乗っ込みマダイ。両手で大ダイ持ち上げて高笑いしながら記念撮影できる日は果たしてやって来るのだろうか?まあこの釣りも回数通ってナンボだからね、2、3回やって満足な結果が出るほど甘くないと言われればその通りです、ハイ。しかし、時期が時期だけに、もうちょっといい日並に当たってみたいものである。今日はタナを変えようが、コマセの振り方を変えようが、ハリス長を変えようが、針を変えようが、誘おうが、置こうが何をやってもまったくノーレスポンス。状況に応じた攻め方などまったく分からず仕舞い、これが素人の釣りというものなのか・・・朝、ジャンケンで勝った時点で終わっていたのかもしれない。(笑)釣果は17cmのサクライダイ1匹のみ。でも前回の10cmのオニカサゴより格が上がったでしょ?さぁ来週も懲りずにマダイじゃ〜!低活性の地底狙いとはもうおさらばして、ハリス+10mくらいでドスーンと食う日に当たりたいよ〜。そう言えば、そろそろ三浦のヒラメも好シーズンだったよな〜。おっといけね〜!また釣れない釣りに嵌ってしまうではないか!(笑)


岡Bさん、ライトで仕留めた1.6Kg級と1Kg級。こっちはトホホのホ〜!

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