５月１２日（金）、剣崎間口港の尚二郎丸からマダイに行ってきた。
今日は横浜サンスイの店員Ｍ君と店のお客さんで仕立船。ＧＷ半ばからシケ日が多いが、出船すれば大型交じりで好調の松輪瀬の乗っ込みマダイ。今週は定宿の角田丸でも７．５Ｋｇ、５．９Ｋｇなどの大鯛が上がり、反応も浮いてアタリ良く、まさに乗っ込み本番といったところ。昨日も前線接近南西シケ模様の中、各船良い釣果が上がっているから、まず今日も間違いないだろう！型なら３、４Ｋｇ級、数なら３、４枚、（個人的に）釣れない乗っ込みマダイ、気分良く締めて心置きなく他の釣りに戻りたいところでもある。（笑）３時４５分、今日も佐Ｔさんが迎えに来てくださり、間口港へと向かった。前線の通過とともに昨日の南西風は北東風へと変わり、雨の心配も無さそうだ。４時４５分、港の駐車場には他のお客さんを乗せた店員Ｍ君が到着しており、挨拶をして準備に取り掛かる。今日のメンバーは６名。我々はジャンケンで左舷ミヨシから店員Ｍ君、私、佐Ｔさんの順に乗船することになった。５時２５分、出船。北東の風が強めで港口で待機するときも波が寄せて揺れが激しい。そして協定時刻の５時３０分、各船一斉に松輪瀬へと向かった。
出船準備中。第２金曜だから船数は少ない。
５時４５分、現場に到着するが、第２金曜日は三浦方面の殆どの船宿が定休日のため、大型の乗合船は定休日をずらしている瀬戸丸くらいで、中小型の仕立船をメインに船団ができ始めている。本船は船団の東側に回り、ポイントが決まると同時に投入のアナウンスとなった。北東の風やや強く曇り。潮色は澄みで１ｍ前後の波があるが特に問題は無い。３０ｍ！と船長の指示。オッ！今日は上から出るのか、いいぞ〜！と言うのも、活性があれば魚探に映っていない上の方にも魚は居て、特に大鯛は反応より上で食うことが多いらしい。乗っ込みのスタンダードのタナがハリス分＋５〜７ｍ。良い時は＋１０ｍくらい上で食うから、この時期、底から取ってハリス分とか言われると、その時点で魚の活性が低いってことになってしまい、上から指示を出してくれないと釣れる気がしなくなってしまった。一流し約１５分、何もアタリ無し。良い反応が出ているらしいが・・・もしかして今日もヤバイパターンか？最初の流しを終えて船長の顔色もいささか冴えない滑り出し。頼むぞ〜！（汗）
今日は大潮の最終日で、朝から下げて１１時頃が干潮の予報。この時間、潮が北東方向でミヨシ突込み気味。これ逆潮だな〜。良い時は殆ど西へ向かう潮で食うから、潮が変わってくれることを願いたい。やっていると底潮が全然動いていないようで、釣り座に関係なく変な形でお祭りするから多少二枚潮っぽいのかもしれない。指示ダナは２７ｍ〜３５ｍの間で出されるが、生体反応は皆無。マズイなこれは・・・。６時４０分、ミヨシの店員Ｍ君がトイレに行っている間、置き竿がガタガタ言ってるので、なんか食ってるよ！トイレから戻り、やおら竿を起こすと、これタイでしょ。竿の動きを見ていると間違い無さそう。船長から玉網を受け取って横で待機。無事、玉網に収まったのは１Ｋｇちょっとの綺麗なマダイだった。そろそろ食いだすかな？船長によると昨日も朝一はあまりアタリが良くなかったらしい。しかし、今日は何か海底の雰囲気がおかしいぞ。近くを流していた角田船長が潮回りのときに本船に近づいて下さって、大きく手を振る。操舵室から大ダイ出たよ！か２枚上がったよ！の船長のＶサインが見えた。
角田丸も頑張ってるかな〜。師匠も竿は曲がらず。
私は不参加だったが、ＧＷ最終日の７日（日）に本船から出撃した佐Ｔさんご一行は５名様で８、４、４、４、２枚と爆釣、３Ｋｇオーバーも数枚出たとのこと。この時は、船長が反応入ってきたよ！と言うと誰か彼かにヒットしたらしく、マダイ釣りって簡単？と思えるような好食いだったらしいが、とてもじゃないけど、今日はそんな日とは程遠い状況。昨日まで食ってたのに俺が来るとこうだもんな〜。悪い日選ぶのホント得意だよな〜etc。佐Ｔさんも今日は序盤戦からボヤキ節。師匠が当たらないんだもん、私に釣れる訳ないよね。しかし左舷の３人、このメンバー揃ってまともに釣れた例が無いのは事実。前から勘付いてはいたが、もしかするとこの３人、最悪の撃沈コンビなのかもしれない。（苦笑）北東風が強まったり収まったりで、なかなか海が落ち着かない。海上は思ったより気温が低く、この時期、晴れると暑い日が多いが、こういう日にちょっと油断をすると寒い思いをしてしまいそうで、着るものが難しい季節でもある。刻々と時間は経過し、９時、右舷ミヨシでメジナが上がった。メジナは釣果としては嬉しいけど、日中にメジナがポツンと単発で出るのはタイの食いが芳しくないときの典型的なパターンでもあるようだ。
ドラグを使う釣りは１０００Ｈの出番。店員Ｍ君、この３人が揃うとろくなことが無い？
風向きも変わらないし、潮向きもなかなか変わらない。潮が変われば食いそうだけどな〜と船長。いつ食い出すか分からないので、真面目に入れ替えを続けるが、たまに餌を盗られる程度。ところが１０時４０分、指示ダナ３０ｍ、突如、私の竿に異変。ズン、ズン、ズド〜ン！入った〜！一気にドラグが滑る。粘っていれば良い事もあるもんだぜ、ウホホ〜！ちょっとサイズいいかもよ！ドラグを少し締めないと巻き上げられない。デカそうじゃん！店員Ｍ君が大きい方の玉網を持ってきてスタンバイ。あと１０ｍ。『絶対バラさないぞオーラ』を全身に漲らせ、慎重に浮かせることようやくビシを回収。ハリスを手繰っているときに変な引きがあったので、一瞬アレ？と微かな疑念を抱くが、頭の中はまだ９０％タイだと信じてた。しか〜し！浮いてきたのは１８０度違う青くて長いヤツでした〜！しかも点々が陽性反応。（爆）ガクッ〜！サバもデカイのが底の方で食うとガタガタ小刻みな引きをしないし、海面間際で回らなかったので、完全に騙された！青ベラ並みの仕事っぷりにまったくも〜！である。この瞬間ボギーさん（旧バイオボーズさん）の姿が頭の中で消えたり浮かんだりしながら目の前真っ暗。（失礼！笑）この野郎！酢〆の刑にしてやる！
１１時２０分、右舷胴の間でまたメジナが上がった。佐Ｔさん曰く、こういう時は時合は時合なんだけど、タイが好む潮じゃないそうだ。しかし良くない日でも、昼前頃にパタパタっと食うこともあるらしいし、時間的にはこれから上げに入るので、少しの潮の変化でまだ一寸の期待は残っていそう。合言葉は「西に流れろ！」しかし期待とは裏腹にそのままイベントは何も起こらず、時既に１２時２０分。風はすっかり止んで海上はベタ凪でお魚もベタ凪じゃ〜！そろそろ片付けますか！ということで撃沈マダイ釣行第？段は１２時３０分、撤収と相成ったのである。それにしても毎日あれだけ食ってて、何で行くとこうなるのか！？（これ最近の決まり文句、笑）船中６名で１枚。他にメジナ２枚、アジ１本。私はゴマサバ１本という結果。今日は一日中、潮が逆潮で、しかも底潮が全然動かなかった。反応はいたるところにあったようだし、一時浮いたこともあったそうだが、何かが気に入らない様子でテコでも口を使わないマダイ様。今日は船数は少なかったけどお魚も完全休業日。また厄か悪霊に取り付かれたかな〜やれやれ・・・。２８日（日）にリベンジマッチを予約して帰った懲りない面々なのであった。（笑）
本日の釣果、ゴマサバ １本（４４ｃｍ）。ゴマサバとしては特上だったので、半身は土佐作り（写真）、もう半身は〆鯖にしました。マイウ〜！
