マルイカ様の気持ち今日も分からず

6月10日(土)、三崎港の角田丸からマルイカに行ってきた。
釣れない釣りも数行きゃ当たるか!と言えばなかなかそういう訳にも行かず、毎回苦戦続きのマルイカだが、冷たくされると燃え上がる性格ゆえ(笑)、今日も愛しのマルさまを追っかけて城ヶ島沖にレッツ・ゴーなのである。最近は釣り雑誌などでもマルイカの攻略法が取り上げられる機会も多く、道具やテクニックなどゲームフィッシングとしての進化の激しさを物語っているわけだが、そんな記事を読んで俄かに真似してみても簡単に釣れるほどなま易しいものではない・・・と言うのが少なくとも私の実感。何故こんなに釣れないのか?釣り方が進化するのと同様にマルさまも進化しているようで、スッテが落ちてきたらメーカーと型番まで判別しているという噂もある。(笑)とりわけこの城ヶ島沖は数ある釣り場の中でもマルイカフリークがテクニックを競い合う激戦地区であり、そんな環境に生息しているマルイカは、毎日いじめられてばかりいるから釣り上げるのがことさら難しいという話も聞くが、実際はどんなもんだか・・・。

週末ともなれば狭いポイントを多数の船が攻め回し、イカから見れば乗り気があろうが無かろうが色んなスッテがお構いなしにヤレ乗れソレ乗れと落ちてくるわけだが、そんな中でもブッチギリの釣果を上げる達人がいらっしゃるから毎回釣行後に情報を見てビックリさせられる次第である。難しく考えれば切りが無いマルイカ釣りではあるけれど、仕掛けを海底に送り込みさえすればグイングインなんていう上機嫌なマルさまの一面を幸か不幸か体が覚えてしまっているので、何度かやっているうちにそんなノリノリ絶好調!っていう日に当たらないか?難しいことは置いといて、そんな妄想を抱いてしまうこと自体、今のマルさまには通用しないのだろうか・・・。今日は京急の2番の特急で三崎口へと向ったが、途中、電車でアクシデントがあり、15分程遅れて7時10分頃に到着。船長の送迎車に私ともう一人のお客さんが乗り込んでいざ港へ向った。今日のお客さんは3名で私が右舷に、あと2名が左舷に入られた。7時30分、出船。三崎東口から出るともう反応探しに入っているようで、低速で漁探を睨む船長。7時40分、水深21mから早速開始のアナウンスとなった。


最初は三崎東口を出たところからリサーチ。その後、城ヶ島沖へと繰り出すが今日は船が少ない。

北東の微風で晴れ。海上は昨日通過した低気圧の名残か南海上の前線の影響か2m近いウネリが入っている。潮色は濁りだが、先週の番茶+抹茶+牛乳少々よりはだいぶ良さ気である。10分ほどやってアタリ出ず、船長は城ヶ島沖に船を回した。今日は若干深みの30m前後が中心だが、船によって狙う水深はマチマチの様子。周波の大きいウネリがけっこうあるので、底が取り難く、誘いも思い通りには行かない。しばらくすると左舷のT井さんが船中初物をゲット。『マルイカ7』のブランコ仕掛けで、その後もポツポツアタリがあるようだ。私は前回好印象だった『おっぱいスッテ』のブランコで始めてみたが、T井さんと同じ時間帯に一回掛けて巻き上げ中にバラシてしまった。その後、乗りはなかなか捉えることができない。潮が逆で今日は西から東に向けている感じがする。この潮向きの日は何やっても良い思いをしたことがないんだよな〜。たまに海草が大量に流れてきて道糸やスッテに絡んでしまったり、イワシの群れが凄いようで、回収すると鱗がたくさん着いてくるし、イワシが2尾くらい掛かってくることもある。

気配が薄いよ。竿をもう1本用意して『チビイカ5』の直ブラ5本仕掛けをセットした。今度は叩きと聞き誘い中心の釣り方を試してみる。開始1時間後の8時40分、聞き上げ時に確かな生体反応。そのままクイッと乗せるとヒット。上がってきたのはムギイカだった。上から2番目の赤トラに乗ってきた。そろそろ6月も中旬だからムギ・スルメの季節でもある。去年はこの時期から爆乗りだった記憶があるが、今年は遅れているようで、このところやっと少し模様が出てきた感じ。今年は私も一回やってみようと思っているのだが・・・。ムギは身も旨いけど、塩辛作るにはコイツの肝が必需品ですからね。マルイカやっていても何杯か混ざると嬉しい外道である。今日は大潮の2日目で、干潮が10時頃の予報。今日も一日ポツポツ乗るような感じではないので、せめて潮変わり前後に期待したいところだ。今日は直ブラの方が生体反応が多いようで、アタリがイワシの場合もあるけどイカらしき触りで掛けられないこともある。しばらくは直ブラで通してみようと思う。

9時10分、やはり叩きからの聞き誘いでズン!とした乗りが伝わり、ようやく本命マルさまとご対面。1杯取ったら3連釣で10分間で3杯。この調子が続けば30杯は固いペースなんだけど、今日も後が続かないのであった。乗るときは意図したタイミングで乗ってくれるからな〜。何が悪いのか、乗らなくなるとまったく触りも出ないから困ったものである。仕掛けや誘いのパターンを変えてもまったく効果無し。釣り方の問題なのか何の問題なのか掴み所が無く、どういう時にどう対処するといった方法論がまったく組み立てられないし身に付かない。しかし、やっていて一日中アクセスがあるっていう日に本当に巡りあえないよな。今日もどこかでノリノリタイムでも来ない限り撃沈パターンは必至。それよりこのポカポカ陽気+寝不足+ウネリドンブラコ〜で睡魔が襲ってきた。腕は誘っていても目を明けていられない。今にも海に吸い込まれそうなほど病的に眠い。この際、竿置いて寝ちゃおうかな・・・。釣りをしていてこんなに眠いのも珍しいほど眠たいのであった。

話は変わりますが、私、生活習慣病の総合商社&腰痛持ちなのもあって、年末から少しずつ減量中なんです。1年で10Kg減が目標なんですが、只今約半年で6Kg落としたところ。無理せず少しづつ落として理想体重に近づけたら、そのまま一生ダイエットの覚悟。これは生活習慣病患者の宿命と諦めるしかないのかもしれません。体重減らした方が腰に掛かる負担も減りますしね・・・。それと7月からまた煙草が値上がりするでしょ。毎回、値上げされる度に頭に来るから止めようと思っても止められないんですが、今回は本当に頭に来たから止めてやろうと思って(笑)、只今禁煙中なんですよ。取り組み始めて2週間なんですが、減煙1週間の後、完全に吸うのを止めてちょうど1週間経ちました。禁断症状抑えるのにまだニコレットのお世話になってますが、このまま止められるかな・・・。2、3日我慢できれば止められそうな気がしてましたが、実際はそうでもないですね。何日経っても吸いたくなるから困ります。喫煙歴25年。1日セブンスター30本吸ってた人間がいきなり禁煙はやっぱり楽じゃないようです。

話が逸れちゃいましたが、病的に眠たいのは煙草吸えないのが関係してるのかな?なんて一瞬思ったんですよね。そう言えば、禁煙始めてから体調がやたら悪いんですよ。常にタンが絡んで喉がイガイガ引っ掛かる。これは肺が浄化されているせいらしいのですが、まさか煙草止めてタンが増えるとは夢にも思いませんでしたよ。それと辛いのが生まれて初めて便秘になったこと。吸わなくなったらいきなり便通ストップしちゃった。これまでは出過ぎる程だったのに考えられない現象です。先日、便秘薬をちょっと多めに飲んだら翌日は朝から大変なことになって(笑)、薬飲むのストップしたらまた出なくなるし・・・。バランス悪過ぎ、ホント困りました。そんな影響か体重も増え気味だし、まったく釣りも体調管理も上手く行かない今日この頃です。これまで禁煙された経験のある方々で同じような症状になった方はいらっしゃいませんかね?で、禁煙して体調悪くなったという理由でまた吸い始めちゃう人も居るらしいですよね。ホント、その気持ちよく解ります。


久し振りの1杯。烏賊飯作るほど数が釣れないっス!(笑)

さて実釣の方はと言うと潮変わり後も案の定潮向きは変わらず、良い流れにはなっているけど乗らないね〜。12時、西南西の弱風。もしかしたらウネリが朝より高くなった感じもするけど大差無し。風も吹いてないのに何だろうね〜このウネリは。12時5分、気分転換に『おっぱいスッテ』でオモリを底に着けた状態からシャクリを繰り返していたら久々のズン!で小型だけど1杯追加。そこからがまたまた長い沈黙。13時40分、喜平治丸も佐円丸も帰港した後、直ブラで叩き釣りをしていたら理想的なタイミングでジュワっと針掛かり。大きくは無いけど、これが今日イチかな?14時20分、船長のラスト10分コールの後、最後の最後に乗ったのがムギイカ。これは投入後、途中で沈まなくなったというムギイカらしい乗り方だった。ムギが2杯あればなんとか塩辛作れるかな?そんなこんなで14時30分、本日の釣りは終了である。しかし、マルイカってこんなに釣れないの?(笑)毎回リベンジと言いつつ乗らないの連続だもんね。来週は長井から仕立ての予定が入っているので、これで釣れなかったら今年はもう止めにするか・・・。今日も何が良いのか悪いのかまったく分からず仕舞いのトホホな釣行になってしまった。


本日の釣果、マルイカ 5杯(胴長12〜14cm)、ムギイカ(スルメイカの小型) 2杯(胴長16〜17cm)でした。

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